ゲリラ・ガールズとは?#MeTooで注目されるゴリラマスクの女性集団!

アート

ゴリラのマスクをかぶったなんとも奇妙な集団“ゲリラガールズ”をご存知ですか?

すべて女性アーティストで構成された、神出鬼没なアクティビスト達。

そんな“ゲリラガールズ”の作品や活動に注目したいと思います。

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ゲリラ・ガールズとは?なぜゴリラのマスク?

ゲリラ・ガールズとは?

ゲリラガールズとは、アートを中心に政治、ポップカルチャーの中に潜む、不公平、

性差別や人種差別、そしてバイアスを暴き出し、糾弾する女性アーティスト集団。

1980年代にMOMAが行った展覧会での出来事が発端で、169人のアーティストのうち、

女性はたった13人だったことや白人以外の作品が少なかったことに問題提起を行った。

その活動は、ポスター作成、ストリートアートなど多種多様で神出鬼没。

最近では、「#MeToo」ムーブメントと美術館の関係に切り込んでいます。

なぜゴリラのマスク?

ゲリラ・ガールズの女性がかぶるゴリラは、女性らしさとは程遠い

毛むくじゃらで大きな鼻の穴に、鋭いキバの怖いくらいの野生のゴリラ。

なぜゴリラかというと、スタート当時にゲリラ・ガールズは、

ゲリラのスぺルをゴリラと間違えてしまったから。

しかし、その単純なミスがビジュアルの想像力を掻き立て、

ジェンダー差別撤廃などの活動に注目が集まるようになります。

メンバーの素性や人数も謎に包まれたままであるので、

彼女たちが誰かということではなく、発してるメッセージが何であるのか?

ということがシンプルに伝わるところも、マスクの効果かもしれません。

また、匿名性も保たれるので、閉鎖的な美術界でも消されずに活動を続けられているのです。

ゲリラ・ガールズのアート作品と活動

ゲリラ・ガールズが美術界を中心に社会にはびこる不公平を暴くために

行っているアート活動をご紹介します。

メトロポリタン美術館に女性が入るには、裸じゃないといけないのか? 


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黄色いバックに、強く大きな黒いフォントで書かれた言葉は、

「メトロポリタン美術館に女性が入るには、裸じゃないといけないのか? 女性作家は近代美術部門の4%以下だが、裸体画の76%以上は女性だ」

裸の女性がかぶっているのは、毛むくじゃらのゴリラ。

女性の裸体は、ルーブル美術館にある超有名な「横たわる女性(グランド・オダリスク)」です。

女性の曲線美と美しい肌が絶賛される作品ですが、顔はゴリラというなんともショッキングなヴィジュアルです。

この派手なポスターは、ニューヨークの路線バスに貼られ人々の度肝を抜きました。

美術界の巨匠のセクハラを糾弾

2018年に、彼女たちゲリラ・ガールズは現代美術界の巨匠である

チャック・クロースのセクハラに注目し、「#MeToo」に関するポスターを発表します。

チャッククロースは巨大なポートレートを描くことが有名ですが、

複数の女性に対するセクシャル・ハラスメントを行っていたことが明らかにされ、

社会的モラルに著しく反する行為が問題になっています。

ゲリラ・ガールズが作成したポスターが以下のものです。

「アーティストが加害者になったとき、美術館が作品の概要にかくべき3通りの作品解説」として

コレクターや富裕層に配慮したい場合:とくに加筆・修正の必要はなし。
問題を隠蔽したい場合:他の芸術家と同じく、彼はスタッフに不満を持たれていた。
ゲリラ・ガールズ推奨の解説:アートはすべてを超越し、“天才”白人アーティストにはどんなルールも適用されない。彼はセクハラをしたが容認される。こんなことは間違っている!

1980年から活動している彼女達が、まだ存在し問題提起しなければならないほど

現在もまだまだ女性蔑視などの不公平は、なくなってはいないことが悲しいですね。

白人男性の作品ばかりを評価して、芸術や美術史がグローバルな文化とはとても言えず、

アート界にも富と権力が溢れていることを、ゲリラ・ガールズは教えてくれます。

まとめ

#MeTooムーブメントを受け、再び注目されているゲリラ・ガールズ。

ゴリラのマスクは、ただのミスでしたが、そのヴィジュアルのおかげで、彼女達のメッセージが

新しい時代のムーブメントの力になっています。

これからも、男性や白人アーティストが持っている特権や権力をより優遇する

美術館の対応も注目していきたいと思います。

それにしても・・・彼女たちが活動を休止する時代は本当に来るのでしょうか。

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