『暗殺コンサル』結末ネタバレ!コンサルタント―死を執筆する男―原作
WOWOWで伊藤健太郎さん主演ドラマ「コンサルタント―死を執筆する男―」が配信されることになりました。そこで今回はドラマの原作本であるイム・ソンスンさんの『暗殺コンサル』のあらすじと結末をご紹介いたします。
『暗殺コンサル』あらすじと登場人物
主人公「僕」の仕事は暗殺コンサルタント。
暗殺といっても顧客(ターゲット)の死への過程をいかに自然にみせるシナリオを書くだけで、直接 手を下すことはない。
そんななか元恋人・ヒョンギュンの暗殺依頼が舞い込み、僕は「死」をも商品化してしまう圧倒的な巨悪に巻き込まれ追い詰められていく。
◆登場人物
◆僕・・・主人公。殺人のシナリオを執筆する暗殺コンサルタント。
◆マネージャー・・・僕を担当する会社の人間。僕好みの女性。
◆ヒョンギュン・・・僕の会社の経理の女性。
◆イェリン・・・ヒョンギュンの後に交際した僕の恋人。イラストレーター。
『暗殺コンサル』結末のネタバレと感想
主人公の僕は暗殺者だが銃やナイフを振り回すことはない。
僕はいかにターゲットが事故などで自然に亡くなったかのようにシナリオを執筆して会社に納品する机上の暗殺者。
僕が作成した精巧なシナリオ通りに会社は手を下し、不倫行為を行った牧師、政治家、はたまた元恋人などを消していく。
僕は顧客が「死ななければならない理由」を見つけることで自分自身を納得させ、高額な報酬を得て、理想の女性と交際する。
しかし自分好みの女性と過ごすうちに、この女性も会社が自分の好みをリサーチしてあてがったものではなかと疑問を持ち始める。
「会社」という巨大な構造は、見えない手で個人を操り支配していくが、私たちはそれに抗うこともできず、ただ無力に受け入れるしかない。
そして昔の恋人は自分のシナリオで亡くなると、僕は彼女と動物園でみたゴリラを見るためコンゴに向かうが、コンゴは内戦中だった。
コンゴは私たちが毎日使う携帯電話のチップの原材料を巡って争いが起きており、遠くの国の見ず知らずの人間を不幸にしていることを知る。
コンゴから帰ってきた僕は結局 自分の好みに合わせて作られた会社のマネージャーと結婚するのだった。
この物語を読み終えると、私たちの享受している安価な資源、豊かな食生活、便利なサービスは発展途上国の多くの人々の犠牲になりたっていることが分かる。
しかし本を閉じたあと、大半の人はそんなことなどすぐ忘れてしまう。
この当事者意識の無さは、主人公の「僕」と同じだ。
本作は、自分の恋愛は誰かの書いたシナリオかもしれない、不幸の連鎖を細工され知らぬうちに命を奪われるかもしれないと思わせるような怖さがある。
一方で自分が資本主義の歯車であることが分かっていても、一個人では何かできるわけでもなく受け入れるしかないという諦めのような虚しさも感じる一風変わったテイストの小説だった。
なお本作を原作にしたドラマ、WOWOWで2026年6月7日(日)より配信されることが決定しています。
WOWOWの登録方法は以下のリンクに詳しく記載していますので、ご覧ください。

この情報は2025年9月16日時点のものです。配信が変更、終了している場合もありますので詳しくは公式サイトをご覧ください。
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