『牡丹と薔薇』最終回までのあらすじを登場人物&相関図付きで解説
『牡丹と薔薇』は、数奇な運命に翻弄される姉妹の愛憎をこってりと描いた伝説的な昼ドラです。今回はとんでもない展開で「ボタバラ旋風」を巻き起こした『牡丹と薔薇』を相関図付きで振り返ります。
『牡丹と薔薇』あらすじ
看護師の上村鏡子は8年間同棲をして支えてきた恋人・ 是沢豊樹から一方的に別れを告げられる。
鏡子は、建設会社社長令嬢・野島富貴子と結婚した豊樹を許すことが出来ず、復讐のため二人の間に生まれた赤ん坊(真世)を誘拐し、ぼたんと名付け実の娘として育てた。
悲しみに暮れる豊樹と富貴子だったが、その後 ぼたん(真世)の妹にあたる香世を授かる。
中学生になり成長したぼたんと香世は偶然出会い友人となるが、ぼたんは母親・鏡子の浮気相手が香世の父親・豊樹と知り香世と絶交をする。
それから七年の月日が流れ成人したぼたんは、弟の学費を稼ぐためデートクラブで働いていたところ実父の豊樹と再会する。
豊樹は自堕落な生活を送る香世の世話をしてほしいと、ぼたんを住み込みの家政婦として雇うことになった。
しかし香世は絶交を言い渡された悔しさが忘れられず、主従関係を利用してぼたんをこき使い酷い仕打ちを行う。
そんななか余命1ヶ月と宣告された鏡子は、ぼたんと香世が姉妹であることを皆の前で明かし…。
『牡丹と薔薇』登場人物&相関図
◆登場人物
◆ぼたん/真世(大河内奈々子)・・・豊樹と富貴子の長女だが、誕生するがすぐ鏡子から誘拐され「ぼたん」ち名付けられる。中学のときに香世と出会い仲良くなるが、母親の浮気相手が香世の父親と知り彼女と絶交する。
◆香世(小沢真珠)・・・世の誘拐事件から1年後に産まれた豊樹と富貴子の次女。中学生のときぼたんから一方的に絶交を言い渡され恨みを抱く。成人し家政婦として目の前に現れたぼたんへ執拗ないじめを繰り返す。
◆上村鏡子(川上麻衣子)・・・豊樹と同棲していたが破局し、子供を欲しがっていたことと嫉妬から豊樹と富貴子の長女・真世を誘拐し「ぼたん」と名付け育てる。その後 豊樹と再会し不倫関係になり、そのことが原因でぼたんと真世は絶交する。
◆是沢豊樹(神保悟志)・・・若手の将来有望な建築家で設計事務所の代表を務める。鏡子と同棲していたが、彼女を捨て富貴子と結婚し婿養子に入る。ぼたんと香世の父。ぼたんが実の娘だと知り香世の面倒をみてもらおうと家政婦として雇う。
◆野島富貴子(北原佐和子)・・・豊樹の妻、ぼたん・香世の実母。建設会社社長令嬢。豊樹とパーティーで出会い旅行先で結ばれ真世(ぼたん)を妊娠する。鏡子から豊樹を返して欲しいと言われるがきっぱり断った。家政婦としてやって来たぼたんを毛嫌いするが、実の娘だと知り徐々に愛情を抱くようになる。
◆清原由岐雄(西村和彦)・・・野島家の遠縁。ぼたんと婚約するがある事件がきっかけでとん挫する。その後 ぼたんが浅間象造の妾になり破局。ぼたんの希望で香世と結婚するが、麗香が自分とぼたんの娘だと知り愛が再燃する。
◆内田美晴(新藤恵美)・・・泰造の愛人で富貴子の実母。小料理店『みはる』を営む。富貴子と豊樹の仲を応援し、ぼたんも含め温かく見守る。
◆野島泰造(佐藤仁哉)・・・富貴子の父。アルマ建設社長。富貴子を溺愛している。婿養子の豊樹とは会社の経営等をめぐり対立する。脳梗塞で倒れ…。
◆野島冬子(一柳みる)・・・泰造の妻。穏やかな性格で愛人の娘・富貴子を我が子のように可愛がる。
◆三上友重(吉満寛人)・・・豊樹とわかれた後に鏡子が結婚した相手。腕のいい板前だったが酒浸りの日々をおくる。鏡子との間に息子・和人をもうける。
◆三上和人(萬雅之)・・・鏡子と友重の息子。姉思いの青年。香世がぼたんにした非道な行為を知り激怒する。
◆柏木雅也(白川裕二郎)・・・ぼたんが働くブティックのデザイナー。ぼたんと交際するが、香世の策略により別れる。自己嫌悪に陥り、香世の言葉で追い詰められ道路に飛び出し、車にはねられ亡くなる。
◆牧 賢太郎(井田國彦)・・・由岐雄の友人、医師。香世のことが好きで、香世が由岐雄をあきらめるために付き合うことになる。その後 香世に捨てられる。
◆野島麗香(小池彩夢)・・・浅間の子と思われているが、実はぼたんと由岐雄の娘。由岐雄になつく。
◆浅間象造(峰岸徹)・・・野島夫妻が事故で亡くなったあと、アルマ建設社長に就任。ぼたんが由岐雄と婚約していると知っていながら強引に愛人にする。麗香がなつく由岐雄に嫉妬し、由岐雄に上海への長期出向を命じる。
◆せい子(藤江リカ)・・・浅間の本妻。象造からの愛はない。
◆葵 笛子(竹井みどり)・・・ぼたんと雅也が働くブティック『ビーナス』のオーナー。一生懸命働くぼたんを気にかけ温かく見守る。
◆相関図
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『牡丹と薔薇』結末をネタバレ
豊樹と富貴子を飛行機事故で亡くした ぼたんと香世。
ぼたんは香世が貧しい生活に耐えられないと思い、 浅間象造の愛人となることを決意するが、お腹のなかにはの子どもが宿っていた。
一方、ぼたんに説得された由岐雄は香世にプロポーズし、二人は結婚。
香世は象造の子と偽り娘の麗香を出産するが、麗香は由岐雄になついた。
麗香が自分の子どもだと知った由岐雄は、たびたび麗香に会いに来るようになり、ぼたんとの愛が再燃。
香世は、二人が密会していること、麗香が由岐雄とぼたんとの子と知ると、精神が不安定となり狂気的な行動に走り始める。
麗香を奪い危害を加える香世にぼたんは心を痛め、なんとか麗香を救い出すが、腎不全で倒れ余命半年だと宣告される。
ぼたんは自分がいなくなれば香世も平穏を取り戻すと考え、自分の置かれた状況を冷静に受け止めていたが、香世は半狂乱となる。
そして香世は腎移植のドナーになることを決め、ぼたんへの移植手術は成功する。
しかし少し前に由岐雄との揉み合いのせいで外傷性網膜剥離の症状があった香世は、視力を失ってしまう。
ぼたんは失明した香世と、信州の別荘で二人きりで暮らし始める。
象造は、ぼたんと香世に自分と由岐雄と麗香5人で暮らそうと提案する。
ようやく穏やかな日々が過ごせるかと思った矢先、ぼたんも失明していることが判明する。
ぼたんはこの身体だと麗香を育てることはできないと牡丹と薔薇の刺繍入りのネクタイとピンを由岐雄に託し、麗香をお願いしますと頼んだ。
帰ってきた由岐雄からすべてを聞いた美晴は、香世の腎臓が牡丹に移植されたとき一心同体となった。二人はやはり姉妹だったと言った。
しかし由岐雄は、ぼたんはきっと自分の目を針で突き同じ運命を背負ったと考え、姉妹の間には誰も入り込むことはできないと思うのだった。
『牡丹と薔薇』感想
たわしコロッケに財布ステーキ、「役立たずのブタ!」などとんでもシーンで、今なお語り継がれる昼ドラの迷作『牡丹と薔薇』。
10分に1回はツッコミをいれたくなったり、最終回に向けて狂気のギアをあげていく展開は、いっき見間違いなしです。
私的に一番度肝を抜かれたのが、豊樹にすてられた鏡子が婚約者の富貴子から贈られたダイアのネクタイピンを飲み込み、翌日 排泄物として出てきたそれをハンカチに包み富貴子に返しにいくシーンです。
飲み込むまでは理解できても、その先は本当に意味不明すぎるwww
決して狙っていない文学的な演出や、役者さんの真摯な演技が余計に狂気性を感じさせてくれます。
結末は二人とも失明するというカルトでしたが、意外にも恐怖、憐れみ、悲しみを飲み込み浄化してくれるようなスッキリとしたラストでした。
よくもまぁ2004年に放送できたなというレベルなんですが、根底には姉妹の逃れることができない宿命というテーマがあって惹きつけられるものがありました。
フジの昼ドラ史に残る超ドロドロの愛憎劇が見たい方はぜひ視聴してみてくださいね。※ちなみに財布ステーキは56話に出てきます。
ジェットコースター愛憎劇『もう誰も愛さない』最終回までのあらすと相関図は⇒こちら


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