『真珠夫人』最終回までのあらすじを相関図付きでネタバレ

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昼ドラの代名詞ともいえるドロドロの愛憎劇『真珠夫人』は、2002年に横山めぐみさん主演で放送された社会現象を巻き起こした作品です。そこで今回はドラマ『真珠夫人』の最終回までのあらすじを登場人物・相関図と合わせて振り返ります。

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『真珠夫人』あらすじ

元華族の娘・唐澤瑠璃子は、造船会社社長の息子である杉野直也との結婚を控え幸せの絶頂にいた。

ある日 荘田総合商事の社長荘田勝平はパーティーで、直也と瑠璃子が吉原で女郎屋を経営し、朝鮮特需で成り上がったと自分への言葉を偶然聞き、侮辱されたと感じる。

そんななか 瑠璃子の父で貴族議員の徳光が造船界と政界との癒着を糾弾し、東海船舶工業の社長の直也の父・直輔は結婚に反対をし始めた。

そこで勝平は唐澤家に莫大な借金があることに目をつけ、全額肩代わりするかわりに瑠璃子を知的障害の息子・種彦の嫁に迎えたいと打診する。

その後勝平は、高貴で美しい瑠璃子を妻にしたいと思うようになり、種彦ではなく自分の妻にしようと思いを巡らせる。

卑劣な勝平の申し出に徳光は怒りに震え、瑠璃子はそのおぞましさ嫌悪感を抱くが、徳光は勝平の仕掛けた巧妙な罠にはまり猟銃で自殺を図る。

幸い一命をとりとめた徳光だったが、瑠璃子は父と家の名誉を守るため荘田家に嫁ぐことを決意。

直也には、この結婚は勝平への復讐であること、二年後、奇麗な躰のまま直也のもとに戻ってくることを誓った。

そして迎えた結婚式の日、瑠璃子は直也から贈られた真珠の首飾りを純潔を守る証として身につけた。

過酷な環境に放り込まれた瑠璃子は、自分を辱めた社会と男たちへの復讐を開始し、妖婦へと変貌していく…

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『真珠夫人』登場人物&相関図

登場人物

荘田瑠璃子(横山めぐみ)・・・元華族・唐澤家の美しい娘。造船会社の子息・直也と婚約していたが、荘田勝平の陰謀により陥れられ自殺未遂を起こした父を救うため荘田と結婚をすることを決意する。その際、直也に貞操を守り2年で戻ってくると誓う。
杉野直也(葛山信吾)・・・瑠璃子の婚約者。父が経営する造船会社・東海船舶工業の資材部長。瑠璃子の父・唐澤が国会で造船に関する贈収賄を追及したことで父から瑠璃子との結婚を反対される。その後父の言いつけで玲子と交際するが、瑠璃子への思いが立ちきれず別れを切り出し、激怒した父からシンガポールへの赴任を言い渡される。
荘田勝平(大和田伸也)・・・荘田総合商事の社長。瑠璃子の父を騙し瑠璃子を息子の種彦と結婚させようとするが、気が変わり自分の後妻に迎えいれる。貞操を守り自分を軽蔑する瑠璃子に腹を立てる。
荘田種彦(松尾敏伸)・・・勝平の息子。知的障害があり無邪気な子供のようなふるまいをする。心優しく、瑠璃子を母親のように慕う。、瑠璃子を守る騎士となることを決意し、勝平に無理やり体を奪われそうになる瑠璃子を救うため…。
荘田美奈子(増田未亜)・・・勝平とむら枝の娘。直也に一目ぼれし、アプローチする。
山田むら枝(奈美悦子)・・・勝平の元愛人。娼婦をしているときに美奈子を出産するが籍は入れていない。勝平に嫁いだ瑠璃子に冷たい態度を取る。
唐澤徳光(浜田晃)・・・元貴族院議員で瑠璃子の父。理想を追い求めるあまり、金にうとく多額の借金を作り、それが原因で庄田に弱みを握られる。
杉野直輔(河原さぶ)・・・直也の父で造船会社・東海船舶工業の社長。
根岸はま子(内田あかり)・・・直也の母で、水商売に反対だった直輔と離婚され、小料理屋「すずめ」を営んでいる。瑠璃子と直也の結婚を楽しみにしていた。
杉野登美子(森下涼子)・・・直也の妻。直也が瑠璃子と別れた後、赴任先のシンガポールで出会う。直也と瑠璃子が再会し、惹かれ合っていることを知り嫉妬のあまりある行動に出る。
佐久間頼子(川嶋朋子)・・・直輔の知り合いの体育教師。

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相関図

※無断転載ご遠慮ください。

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『真珠夫人』最終回までのあらすじと結末

瑠璃子を守ろうとした種彦により刺され勝平が亡くなって5年後。

瑠璃子は父に反対されながらも、荘田の子どもを育てるため勝平が遺した「振鈴館」を引き継ぎ、、美奈子は新人女優としてデビューしていた。

一方、直也は赴任先のシンガポールで結婚した杉野登美子と共に帰国し、瑠璃子と再会するが娼館を営み男たちをはべらせる姿に驚きを隠せない。

そんななか瑠璃子は、女衒に連れられて来た17歳の少女を夕子と名付け、その不幸な境遇に自分を重ね合わせ温かく見守り、夕子の水揚げの相手に直也を選ぶ。

直也は夕子との初めての夜に彼女の胸元にあの真珠のネックレスを見つけ、瑠璃子の名を呼びながら結ばれた。

一方、登美子は、夫・直也に瑠璃子の関係を知り嫉妬心を募らせ、復讐のために素性を隠して瑠璃子の店で働き始める。

種彦は刑期を終えて出所し、家具職人になりたいという夢を見つける。

亡くなる間際の瑠璃子の父・徳光から瑠璃子が純潔を守っていると知った直也は、それ以来 夕子と関係を持つことはなかったが、登美子は瑠璃子との関係を魂の愛だと語る直也に逆上する。

そんななか登美子は、直也が会社の同僚から自分が娼婦をしていることをバラされ、自ら命を絶つ。

打ちのめされた瑠璃子と直也は、登美子が亡くなったことをきっかけにきっぱりと別れるが、夕子が直也との子どもを身ごもっていることが判明する。

瑠璃子は夕子に一緒に育てるから産んで欲しいと励まし、夕子は男の子を出産し「」と名付けられた。

そんな優が小学三年生となった頃、売春防止法の制定により「振鈴館」が閉館し、瑠璃子は六本木で小さなバー「瑠璃子の部屋」を開店させる。

美奈子は人気女優となったが、ある日ドラマのスポンサーとして東海船舶工業の社長となった直也が挨拶にやって来る。

直也は知り合いにつれられ「瑠璃子の部屋」に来店し瑠璃子と再会するが、瑠璃子は優を死別した夫の子どもといい、女手ひとつで子どもを育てているふりをする。

直也は興信所を使って夕子が男児出産後亡くなったこと、父親は自分であり、瑠璃子がその子をひきとったのだと知る。

直也の父の直輔は突然の孫の存在に喜び、優は杉野家に引き取られることになったが、瑠璃子は息子のように育てた優と離れることが辛かった。

優は、直弼の知り合いの体育教師・ 頼子に母親ぶって世話をされることにうんざりし、直也に瑠璃子と結婚してほしいとお願いする。

美奈子も瑠璃子と直也が結婚することを応援し、直也はついに瑠璃子にプロポーズし、瑠璃子が承諾の返事をしようとした矢先…

瑠璃子が進行性の胃癌になっていることが分かり、医師から余命三ヵ月と告げられる。

瑠璃子は優に父親は直也だと明かし、直也には病気のことを隠し結婚は出来ないと答えた。

あきらめきれない直也は瑠璃子ともう一度話し合うと、瑠璃子は十三年前、駆け落ちをするために落ち合った修善寺の旅館へ一緒に行きたいと話した。

思い出の修善寺で、瑠璃子はあのときのまま綺麗な躰でいることを明かし直也と結ばれ、翌朝 真珠のネックレスが入った包みを直也に渡した。

直也が真珠のネックレスを返した理由を尋ねると、瑠璃子は直也とは一緒にならず宮畑と生きていくこと、直也は美奈子と結婚して欲しいと話した。

直也はそれが本心でないことを見抜き、瑠璃子の病気のことを知る。

そして瑠璃子の三十八歳の誕生日の日、優とダンスを踊っていた瑠璃子は倒れ、病院に運ばれる。

直也は病室で瑠璃子に改めて結婚を申し込み、瑠璃子は承諾。

教会で二人は結婚式を挙げ、永遠の愛を誓った。

『真珠夫人』感想

元華族の令嬢が愛する婚約者に貞操を誓い、金のために年の離れた強欲じじいと結婚するという衝撃的なエピソードから始まる『真珠夫人』。

しかし早々に好色じじいは亡くなりちょっと物足りなさを感るかと思いきや、そこから娼館を切り盛りし妖婦へと変貌していく主人公・瑠璃子の変わりようが凄い。

修羅場を潜り抜け、血は繋がらないとはいえ母親となった瑠璃子は、男を虜にしながらも愛する人のために純潔を守り続ける恐ろしいまでの執念。

嫉妬に狂った登美子は、夫・直也への嫌がらせとして亀の子たわしにキャベツを添えて夕食に出した「たわしコロッケ(第34話)」は伝説回。やりすぎくらいが昼ドラは良いんです。

それまで横山めぐみさんって脇役のイメージがあったのですが、主役にふさわしい美しさ。

そして大和田伸也さんのおぞましいという言葉がぴったりなニヤリ顔と勝平の愛人・むら枝を演じた奈美悦子さんのやさぐれ感もクセになります。

他にも息子・種彦の無邪気さゆえの暴力性、頭を抱える優柔不断・直也など、登場人物が常にエンジン全開で毎回が見せ場となっています。

菊池寛による原作は、男女の愛憎劇ではありますが、もう少しシリアスで貞操を守りながら男たちを弄ぶ瑠璃子の内面の複雑さを深く描いていており、ドラマほどのエンタメ感はありません。

もちろん たわしコロッケの入る余地もなし。

とはいえ美しき女性が自らの運命に抗い、初恋相手のために魂の愛を貫くという作品の根底に流れるものは同じですので、ドラマと原作 両方を見ると相乗効果でより楽しめると思います。

牡丹と薔薇』最終回までのあらすじと登場人物&相関図は⇒こちら
新・牡丹と薔薇』最終回までのあらすじと相関図は⇒こちら

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