『金の国 水の国』ネタバレ!あらすじ~結末を相関図付きで

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国で一番美しい娘と一番賢い青年を送りあいをすることになった敵対するA国とB国。そして、その約束で偶然にも出会った姫と若者の恋を描いた『金の国水の国』のあらすじから結末を相関図を交えながらご紹介いたします。

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『金の国 水の国』登場人物

登場人物

サーラ・・・A国の100人ほどいるお姫様のひとりで国王の妾の末娘。おっとりとした性格で育ちの良さ、心の美しさが垣間見える女性。
ナランバヤル・・・B国の図書館長の息子で設計技師。お調子者で口が達者。2つの国に水路を引き共存していく未来を思い描く。
ムーンライト=サラディーン・・・A国の左大臣。歌って踊れてトークもできるイケメン俳優として女性から大人気。自分のことを「お飾りの大臣」と言うが、ナランバヤルの想いに打たれ、水路建設に協力する。
レオポルディーネ・・・A国第一王女。サーラが最も緊張する人物。ムーンライトは愛人。A国を心から愛している。
ピリパッパ・・・A国の祈祷師で右大臣を務める。前にB国に勝利したのは彼の祈祷のおかげだと国王は思い込んでいる。横暴で民からは嫌われている。
ライララ・・・黒い布で全身を包み、目だけをのぞかせる正体不明の存在。暗殺者でもあるが、ナランバヤルに協力的な姿勢をみせる。
ジャウハラ・・・A国の知識階級の学者。ピリパッパに抵抗したため投獄されるが、ナランバヤルの要請により解放される。学者らしからぬ強面でナランバヤルの護衛役も務める。
アジーズ・・・A国でNO.1の建築家。自分の設計した建物に1000年先まで民が住み続けることを望んでいるため開国には反対している。
ラスタバン3世・・・A国の国王でサーラとレオポルディーネの父親。「腰ぬけ王」と呼ばれる先代の名を与えられ憤っている。
サンチャル・・・ナランバヤルの父親。B国で図書館長をしている。穏やかな性格。
オドゥニ・オルドゥ・・・B国を統治する族長。サーラの容姿を侮辱し、それに腹を立てたサーラとワインの飲み比べの勝負をする。
ばあや・・・サーラの面倒を見ている。
ルクマン・・・サーラのもとに送られた子犬。
オドンチメグ・・・ナランバヤルのもとに送られた子猫。名前の由来は「星の輝き」という意味でナランバヤルが命名。

相関図


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『金の国 水の国』あらすじ

隣り合うA国とB国は、はるか昔から争ってきました。

A国・・・貿易の中継地点として栄え、24時間欲しいものを手に入れることができる近代国家。しかし国土のほとんどが岩と砂のため天然資源が乏しく、特に水が不足している。

B国・・・自然豊かで天然資源に恵まれているが、A国との戦争で商業ルートが絶たれているため、職量や物資の備蓄がなく民は貧しい生活をしている。

ついに戦争となった両国を仲裁しようと神様は、A国は国で一番美しい娘をB国に嫁がせ、B国は国で一番賢い若者をA国に婿にやるように命じました。

しかし、和解する気のないA国の国王・ ラスタバン3世は、妾の末娘であるサーラを指名しながらもB国にを送りました。

一方、B国の族長・オドゥニ・オルドゥは名ばかりの花婿としてA国の境の町に住む青年・ナランバヤルを指名しながらも、A国にを送りたけました。

何も知らないA国の第93王女のサーラは、B国から送られてきた犬をルクマンと名付け可愛がり、B国の青年・ナランバヤルはA国から送られてきた猫をオドンチメグと名付け可愛がりました。

そんななか、偶然にも国境近くで出会ったサーラとナランバヤル。

異母姉である第一王女・ レオポルディーネに、B国からやって来た夫を紹介しろと命じられ困っていたていたサーラは、ナランバヤルに夫のふりをしてもらいピンチを切り抜けます。

それをきっかけに、ナランバヤルはサーラの家に居候することになり、次第に二人は互いの魅力に気づき惹かれあっていきますが、気持ちを伝えられないままでいました。

それから、設計技師でもあるナランバヤルは、水が枯渇しかけているA国に、水の豊富なB国から水路を引こうと計画します。

しかし、敵対するA国とB国。

2つの国を結びつけるため、サーラとナランバヤルをはじめ、二人に協力しようとする人々は、国を動かすことができるのでしょうか。

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『金の国 水の国』結末ネタバレ

サーラの夫として、第一王女・レオポルディーネと対面したナランバヤルは、そこで彼女の愛人で左大臣のムーンライトに「B国からA国に水路をひく」という計画を提案します。

ナランバヤルとムーンライトが水路をひくために奮闘するなか、サーラは猫のオドンチメグを追ってB国に入ってしまいます。

偶然にもナランバヤルの実家に辿りついたサーラは、彼の父・サンチャルからナランバヤルには婚約者がおり、この度、B国の族長・オドゥニ・オルドゥが嫁の顔を見にくることを聞きます。

何も知らないサーラは、ナランバヤルに婚約者がいることにショックを受けますが、サンチャルからA国の嫁のフリをして欲しいと頼まれ承諾します。

B国の族長・オドゥニ・オルドゥは、A国一美しい娘が嫁いで来ていると思い込んでいたので、少しふくよかなサーラを見て「美しくない」と皆の前で侮辱しました。

さらに、ナランバヤルを馬鹿にするオドゥニ・オルドゥにサーラは憤慨し、ワインの飲み比べの勝負をすることになりますが、見事勝利。

その帰り道、水路の設計図を取りに来たナランバヤルとバッタリ会ったサーラは「私はみっともない」と涙を流します。

そんなサーラを抱きしめたナランバヤルは、「お嬢さんが生きている間にA国を水に困らない国にしたい」と宣言。

サーラはその言葉に嬉しさを感じつつも、失恋の痛みを抱えながら別れました。

そんななか、右大臣で祈祷師のピリパッパは、国交が開かれることを反対しているためナランバヤルを暗殺計画をたてます。

ナランバヤルは安全を確保するため、すぐに王女のいる宮殿に向かいますが、追っ手がやってきます。

ナランバヤルは仲間の護衛に助けられながら、なんとかピリパッパの手下をかわし、隠し通路に辿り着きます。

そこで、助けにきたサーラと再会したナランバヤルは、建物に渡された通路を渡ろうとしますが、それはとても脆く、細いものでした。

体重の重いサーラは「私と一緒だと落ちてしまう。1人で行ってください。」と言いますが、ナランバヤルは「置いていかない。落ちるなら一緒に落ちよう。」と話しました。

すると、そこへ国王でサーラの父でもあるラスタバン3世がやって来てナランバヤルを殺そうとしました。

そこでナランバヤルは、機転をきかし得意の話術で「B国との交渉の場を設け国交を復活させれば、あなたは偉大な王として名を残せる」と提案します。

その言葉で、ラスタバン3世は思い留まり、国交への道に進むことにしました。

さらに、ナランバヤルの妻が猫だと知り誤解が解けたサーラは、ついにナランバヤルと結ばれることとなりました。-END-

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『金の国 水の国』見どころ

A国とB国にはモデルがあった

A国とB国の置かれている状況は、どこか私たちの世界と似た部分を感じますよね。

実は、A国はモデルは中東(イラク、イラン)、B国は中央アイジアや中国をモデルに描かれています。

作者の岩本ナオさんは、学生時代に西洋史を学んだ経験があり、本作の執筆には壁一面に資料を貼って異国情緒溢れる世界観を生み出しました。

緑豊かな森や砂漠の風景や、きらびやかな宮殿、エキゾチックな衣装なども見どころの一つとなっています。

また、名前をA国、B国とすることで、特定の国ではなく自分たちの身近な国に置き換えて読めるのも親近感がわく演出ですね。

美男美女ではないけれど

おとぎ話のなかのお姫さまや王子さまは、ため息をつくような美しさで描かれますが、本作の主人公たちは少しその枠から外れています。

サーラは、0.1トンもありそうなふくよかな体型をしており、絶世の美女とはお世辞にも言えません。

お相手のナヤンバルも、身分が低く、無精ひげを生やしたお調子者。

しかし、読み進めるうちに、サーラはどうしようないほど愛らしい女性に見え、ナヤンバルのピュアなカッコよさに、どっぷハマっていきます。

そして、サーラとナヤンバルの内面からあふれ出る魅力に気付いた読者は、二人の恋を応援せざる負えなくなっていくのです。

ナヤンバルに初めて会ったときのサーラが、

「家族(猫)にオドンチメグ(星の輝き)なんて名前を付ける方に悪い人はいませんわ」

と言った言葉に、心を撃ち抜かれた方も多いのではないでしょうか。

また、ナヤンバルが第一王女から「結婚相手をどのように選べば良いか」と質問され、

「結婚して他人と家族になるということは夢物語ではない。だからそのときの美しさよりも、一瞬の楽しさよりも自分の親兄弟と同じか、それ以上に自分を大切にしてくれる人(を選ぶ)」

とキッパリ答える姿は、本質を見抜く確かな審美眼を感じさせ、カッコ良かったですね~。

柔らかな空気感

『金の国水の国』は、国の対立、戦争、貧困などを扱う作品ながら きな臭さはなく、終始 柔らかい空気感に包まれるような雰囲気が魅力でもあります。

男女の恋愛のお話でもあるのですが、直接的なラブシーンはなく、心に情熱を秘めて真摯に相手と接するサーラとナヤンバルの姿は、男女の一つの理想形でもあります。

ともすれば、引っ張りに引っ張って長編にもできる内容ですが、キッチリ1巻で納めれれている潔さも良かったです。

そしてラストは大円団ともいえるハッピーエンド!読後も大満足間違いなしの作品です。

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