『ザ・ロイヤルファミリー』あらすじから結末を相関図付きでネタバレ

●記事内にPRを含む

競馬に熱狂する馬主一族とその家族を支えたマネージャーの20年間を描いた『ザ・ロイヤルファミリー』は、俗っぽい競馬の話ではなく、親から子への継承、そしてレースに賭ける人々の情熱が真摯に描かれた作品です。今回はドラマ化でも注目される『ザ・ロイヤルファミリー』のあらすじと結末を簡単にご紹介いたします。

-Sponsored Link-

『ザ・ロイヤルファミリー』あらすじ

税理士の栗須栄治は、ひょんなことからビギナーズラックで当てた馬券が縁で、大学時代の友人の叔父山王耕造を紹介される。

人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」のワンマン社長であり馬主である山王の専属マネージャーになった栗須は、彼と共に競馬に熱中し、勝利を求める山王と共に有馬記念を目指すが、そう簡単には勝たせてくれない。

馬主として注目される山王は、違法派遣の糾弾され私生活のスキャンダルも報じられ、栗須はその度に山王に寄り添う。

そしてついに山王と栗須が見出した「ロイヤル」の名を冠した馬が、有馬記念で引退戦を迎えることになった。

沢山の人の夢を乗せてレースに臨む馬、親から子へと続く馬への熱い想い、そして彼らを支えたマネージャーの20年の物語。

-Sponsored Link-

『ザ・ロイヤルファミリー』登場人物&相関図

登場人物

栗須栄治・・・大手税理士法人で働く税理士。ビギナーズラックで当てた馬券が縁で山王耕造の専属マネージャーとなる。
【山王家】
山王耕造・・・人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」のワンマン社長。馬主で競馬に熱中。ロイヤルホープのオーナー。馬を見る力はないかもしれないが、人を見る目に長けている。
山王京子・・・耕造の妻。
山王優太郎・・・長男。
山王百合子・・・長女。
【山王家の親戚】
大竹・・・京子の兄で耕造の義兄。かつて「ロイヤルヒューマン」で税理士をしていたが裏切る。
大竹雄一郎・・・耕造の甥。栄治と大学時代同じサークルだった友人。
【中条家】
中条美紀子・・・元銀座のホステス。耕造の愛人で馬を見る目があった。
中条耕一・・・耕造と美紀子の間に生まれた隠し子。馬の血統マニア。
【野崎家】
野崎加奈子・・・栄治が大学時代に交際していた女性。北海道にある実家の馬の生産牧場・野崎ファームで働く。ロイヤルホープを山王に紹介したいと栗須に連絡をする。
野崎翔平・・・加奈子の息子。ジョッキーを目指す。
【競馬関係者】
広中博・・・若手の馬の調教師。山王が持つ馬を担当する。
佐木隆二郎・・・若手の人気ジョッキー。耕造の馬・ロイヤルホープに乗る。
椎名善広・・・人材派遣業界の最王手「株式会社ユアーズ」の創業経営者。イマジンドラゴン、ヴァルシャーレのオーナーで日本競馬会有数の馬主。
椎名展之・・・善広の息子。

-Sponsored Link-

相関図

※無断転載ご遠慮ください。※訂正 相関図にある野崎翔平は、×→馬の調教師 〇→ジョッキーを目指す若者 です 申し訳ございません。

-Sponsored Link-

『ザ・ロイヤルファミリー』結末

北海道の小さな牧場であるノザキファームの一人娘で、栗須の元恋人の野崎加奈子から「ロイヤルホープ」を託された山王耕造。

ロイヤルホープは、日本有数の馬主・椎名善広オーナーが所有するイマジンドラゴン、ヴァルシャーレという怪物のような馬と戦いますが、引退を前にGIタイトルを手にすることはできませんでした。

山王耕造は亡くなりましたが、馬を見る力に長けていた愛人中条美紀子との間に出来た息子・中条耕一が3頭の馬を引き継ぎます。

そしてロイヤルホープは種馬となり、亡き美紀子が見立てたロイヤルハピネスの子との間にロイヤルファミリーが誕生。

耕一は、ロイヤルファミリーのジョッキーに父の遺志を引き継ぎ、加奈子の息子・野崎翔平を指名しました。

山王耕造の夢を背負ってチームを率いる耕一を、栗須はサポートしていきます。

“ファミリー”はデビュー戦であるG1「宝塚記念」を迎え、新馬戦を圧勝で飾りましたが、全治1年の骨折をしてしまいます。

3歳になったファミリーのケガは癒えたもののレースをするたびに覇気を失っていき、思ったような活躍を見せれずにいました。

ちょうどその頃、耕一と栗須の関係も少しぎくしゃくしたものに変わっていきます。

一方、栗須加奈子は順調に交際を続け、ついに結婚にこぎつけました。

そんななか耕一は、椎名善広の息子の展之と飲み歩き警察沙汰になってしまいます。

耕一の元恋人である薫子から彼の弱さを聞いた栗須は、耕一と改めて腹を割って話し、信頼を得ます。

こうして迎えた有馬記念。

耕一のロイヤルファミリーと展之のソーパーフェクトをはじめとする名馬16頭が戦うことになりました。

レース終盤ロイヤルファミリーとソーパーフェクトの一騎打ちとなり、ファミリーが半馬身差をつけそのままゴールするかと思いきや、椎名善広が所有し、佐木隆二郎が乗ったビッグホープがものすごいスピードで追いついてきました。

ファミリーとビッグホープはそのままゴールへとなだれ込み、写真判定に。

結果は1位はビッグホープ、2位ロイヤルファミリー、3位ソーパーフェクトという結果となりました。

レースを制したビッグホープは山王が所有していたロイヤルホープの血を受け継ぐ馬ということもあり、椎名善広は天国の山王の手を組んで、息子たちに勝利したのでした。

そんななか耕一はレース直前のパドックで「まだ辞めるべきではない」という父の声を聞いたような気がして、引退を撤回します。

翌年…ロイヤルファミリーは次々とG1で1位を獲得。有馬記念を制するなど、輝かしい成績をおさめたのでした。

『ザ・ロイヤルファミリー』感想

馬主とその家族、それを支えるマネージャーの20年間を描いた本作は、競馬を扱ってはいますがギャンブルとしてではなく、サラブレッドの血の継承に重きを置いた作品です。

私は競馬の世界に全く興味がなかったのですが、馬の血筋から、維持費用、レースに出るまでのプロセスが事細かに描かれ、一瞬の勝負に賭ける熱い想いや臨場感あふれる描写を見ていると、競馬場に足を運びたくなりました。

数億円をかけて育てても、結果が出るとは限らない馬主の世界。

それでも栄光を信じて、多額の投資を行っていく山王や椎名。それを支える多くの人々。これぞまさに人馬一体。

一頭の馬の後ろには、生産者、馬主、調教師、騎手、競馬ファン…多くの人々の想いと情熱があることを知りました。

そんな光のは影もあり、その裏には役目を終えた馬たちの犠牲があるのも事実です。

そして競馬の世界に絡め、父を越えようとする息子、亡くなったあとに分かる偉大な父、一族の血の宿命が彼らに仕えるマネージャーによって語られます。

『ザ・ロイヤルファミリー』は、スキャンダラスでもお涙頂戴でもなく、馬が繋いだ絆、親と子の継承について丁寧に描いた作品です。

今回の記事では、簡単に結末までのあらすじをまとめましたが、ここでは書ききれない素敵なドラマやエピソードが、まだまだたくさんありますので、ぜひ小説をじっくり読んでみて下さいね

-Sponsored Link-
  1. この記事へのコメントはありません。