『リッチマンプアウーマン』最終回までのあらすじネタバレ!結末は?
億万長者の社長と就活中の女子大生の恋愛と企業ドラマを描いたオフィス・ラブ・コメディ『リッチマンプアウーマン』。今回は、現代版「プリティーウーマン」とも言われたドラマ『リッチマンプアウーマン』の第1話~最終回までのあらすじと結末、キャストをご紹介いたします。
『リッチマンプアウーマン』第1話~最終回までのあらすじネタバレ
第1話◆「資産250億の男と就職難民女の最低最悪の出会い」
日向徹(小栗旬)は、29歳にして時価総額3000億円とも言われるIT企業「NEXT INNOVATION」を率いる注目の若手社長。日向に可能性を感じた朝比奈恒介(井浦新)が会社設立を持ちかけて、8年前に大学が開放した古い学生会館の一室から会社をスタート。瞬く間に成功を収めた。一方、澤木千尋(石原さとみ)は、東京大学理学部という学歴ながら就職が決まらず面接に奔走する日々を送っていた。そんなある日、面接に向かう途中で、「NEXT INNOVATION」が入る高層ビルが目に止まった。ハイセンスな職場と、そこで働くオシャレな人々。就活用のスーツに履き古しのローヒール姿の自分とは何かが違う、とため息をもらす。そのころ、日向は朝比奈と取締役の山上芳行(佐野史郎)を前に、戸籍をインターネット上で管理するシステムを作る計画を明かした。日向は、国が着手する前に自分たちがやるんだと意気込むが、山上は、初期投資だけで会社の金が吹き飛んでしまうと難色を示す。数日後、千尋は「NEXTINNOVATION」の会社説明会にやってくる。学生で埋め尽くされた会場の最前列に千尋が座ると、ステージに日向が現れた。そんな日向を舞台袖から朝比奈が見守っていると、朝比奈の妹の燿子(相武紗季)も様子を見に来る。日向は、自分の話を終えると、学生に質問を始めた。最前列の端から指名する中、ついに千尋の番になった。いきなり内定数を聞かれた千尋は、正直にゼロだと明かした。すると日向は、東大卒でも内定がもらえない時代なのか、それとも千尋によっぽどの欠陥があるのかと、千尋を値踏みするように見て・・・。
第2話◆「動き始めた運命 嘘つきは恋の始まり」
日向徹(小栗旬)は、澤木千尋(石原さとみ)を「NEXT INNOVATION」に来させると、総務省の藤川事務次官(大地真央)から呼び出しがあったと告げる。昨日の今日で連絡があったのは、藤川がよほど千尋を気に入ったからだ、と徹は言うが、千尋は自分の都合などお構いなしの徹に不満をこぼす。徹は意に介さず、日当と成功報酬を払う、と事務的に言い放つ。その後、藤川との面会が無事終わった帰りのタクシーの中で、徹は大量の資料を千尋に渡し来週までに覚えて来い、と命じる。そして、車を停めると自分は用事があるからと言って、千尋を降ろした。そのとき千尋は、昨夜、徹の車中に靴を忘れた事を思い出し、返してほしいと頼む。徹は、財布から1万円札数枚を取ると、あれは捨てたから新しいものを買え、と差し出す。悔しい千尋は、「お金があると人は変わるんですね」と言い捨てると、金を受け取らずに立ち去った。同じ頃、朝比奈恒介(井浦新)は、バーで山上芳行(佐野史郎)のグチを聞いていた。酒に酔った山上は、代表取締役である徹の解任決議を出そう、などと言う。そんなところへ、レストランの仕事を終えた朝比奈燿子(相武紗季)が入ってきて、徹はいないのか、と聞く。一方千尋は、就職試験を受けていた部品メーカーから最終面接の通知を受け取って喜ぶ。その頃、徹はなじみの禅寺にいた。僧侶の笛木匡正(中原丈雄)に、自分の母親と同姓同名の人物が現れたと明かしていた。他人とわかりながらも、母と同じように失うのが惜しくて、口実をつけて引き留めているのだ、と言い・・・。
第3話◆「明かされた過去…。恋が壊れるとき」
日向徹(小栗旬)は、バイクの後ろに朝比奈燿子(相武紗季)を乗せてNEXT INNOVATIONに戻ってくる。バイクから降りた燿子は、それを目撃した澤木千尋(石原さとみ)に、偶然だと声をかけた。そんな折、日向は千尋に名刺が入った箱を差し出す。社員でもないのに、と戸惑いながらも、自分のアバターが印刷された名刺を日向が作ってくれたことが嬉しい。しかし、印字された名前を見た千尋は、「澤木千尋」が偽名だとはますます言い出しにくくなる。千尋からそう聞いた親友の小野遙香(野村麻純)は、以前から日向を知っていたのか、と聞く。千尋は、自分が高校生の頃、日向と出会った話を始め・・・。翌日、千尋が定時前に出社すると、社員たちはすでに出社し熱心に仕事をしていた。焦った千尋に、安岡倫哉(浅利陽介)は、今日が「デスメールの日」と呼ばれる契約更新の日だからだと説明。プログラマーらは、3カ月ごとに契約を延長するが、契約更新できなければ日向から解雇通知のメールが届くのだという。早速、デスメールが届いた社員が、朝比奈恒介(井浦新)に泣きついていた。さらに、会社のホープといわれる坂口(中野裕太)にもデスメールが届く。怒った坂口は、日向と朝比奈に食ってかかるが一蹴されてしまう。その後、日向は千尋に解雇した社員たちの不要書類を廃棄処分させる。その中に、ほとんど使っていない名刺を見つけた千尋は、日向のやり方を悪趣味だと批判。それを聞いた日向は・・・。
第4話◆「キスでよみがえる、忘れられた恋」
日向徹(小栗旬)が進めるパーソナルファイル管理システムの開発が遅れ、日向はいらだっていた。さらに、大手家電メーカーも同システムへの参入を表明、「NEXT INNOVATION」は正念場に立たされる。一方、日向にクビを宣告され落ち込む澤木千尋(石原さとみ)に、小野遙香(野村麻純)は、日向に謝るなり償いをするなり、何か行動を起こすべきだと忠告する。朝比奈恒介(井浦新)は、千尋をクビにしたのはまずかったのでは、と言うが、日向は国民の個人情報を預かろうとしている会社に偽名を使う人間を置いておくことはできない、と平然と返す。そんな折、千尋は区役所に出向くと、そこにいた人々に役所や公的機関で不便に感じていることはないか、数年後に導入される「共通番号制度」に求める機能はないか、と聞き込み調査を行う。日向は、自分が望むようなシステムができないことに腹を立て、自ら作成すると言いオフィスに閉じこもる。42時間が過ぎた頃、見かねた安岡倫哉(浅利陽介)が日向を外に連れ出すと、そこで朝比奈燿子(相武紗季)と出くわす。仕事で切羽詰まっていたふたりは、ともに休憩を取ることにし・・・。そんな折、調査を続けていた千尋は、振り込め詐欺を疑われ、警察に連行されてしまう。深夜、警察から連絡を受けた日向はしぶしぶ千尋を迎えに行き、オフィスに連れて帰る。オフィスでふたりきりとなった日向と千尋は・・・。
第5話◆「あなたを支えたい…二人で迎えた朝」
日向徹(小栗旬)がエレベーターに乗ると、そこに夏井真琴(石原さとみ)がいた。沈黙のなか、真琴の脳裏には日向と朝比奈燿子(相武紗季)のキスシーンがよみがえる。途中の階で燿子も乗り込んできて、激しく動揺した真琴は、適当な階で降りてしまう。残された日向と燿子の間にも気まずい空気が・・・。
そんな折、日向が進めるパーソナルファイルの運用実験を、ある農村で行うことになった。協力するのは、世界が注目する工業デザイナーでありながら突然引退し、故郷でトマト栽培をしている青山誠人(片岡鶴太郎)という人物。彼は偶然にも真琴のメル友でもあった。何者かに尾行されている気配を感じ始めていた朝比奈恒介(井浦新)は、ある日、階段から突き落とされ重傷を負う。病室に朝比奈を見舞った日向は、怪我を気遣いながらも「NEXT INNOVATION」の社員だった遠野秋洋(綾野剛)に会ったと報告する。数日後、日向、真琴、小川智史(中村靖日)により農村で運用実験を開始したが、反応がない。住民たちがパソコン操作を嫌っていたのだ。思わぬ落とし穴に苦心する中、ライバルの大手家電メーカーがNEXT INNOVATIONを大きく上回る規模のシステム開発チームを立ち上げた、とのニュースが飛び込んでくる。そんなある日、朝比奈から燿子に渡すよう頼まれた書類を持ってレストランを訪れた真琴は、燿子の隣にいる笑顔の日向を目撃して・・・。
第6話◆「消えた三千億円!そのとき君はいない…」
日向徹(小栗旬)は、個人情報流出の件で会見を開く。流出経路は警察の協力を得て調査中だが、外部侵入の形跡はない、と日向は淡々と報告した。しかし、株主総会が迫る中、株価は下げ続け、社員たちの間に動揺が広がる。大量の個人情報を持ち出せたのは、最近「NEXT INNOVATION」に在籍した者以外ありえないとの結論から、社員たちの検閲が行われることに。監視カメラなどを確認するが、疑わしい人物は浮上しない。そんな折、山上芳行(佐野史郎)は、流出騒動が収まるまでパーソナルファイルの件は保留だと発言し、夏井真琴(石原さとみ)に総務省に流出騒動の件の探りを入れるよう指示。すると、朝比奈恒介(井浦新)が、あと2週間で契約が終わる真琴には任せられないと言う。真琴は、自分にやらせて欲しいと頼むが、日向にも一蹴されてしまう。一方、レストランの客入りが思わしくない朝比奈燿子(相武紗季)は、余った食材を使った料理教室を発案。ライバルのシェフ・乃木湧太(丸山智己)にメニュー考案を依頼する。株主総会の準備に追われる真琴は、そんな燿子と鉢合わせる。日向との関係が気になる真琴は、動揺するあまり燿子が日向の妻となれば鉄壁だ、と口走る。株主総会で責任を追求され、自宅で落ち込んでいた日向は、真琴の携帯を鳴らすが、オフィスで朝比奈と2人きりの真琴は気づかない。そのとき、日向の部屋のチャイムが鳴って・・・。
第7話◆「社長交代…!? さようなら愛しき人」
日向徹(小栗旬)は朝比奈恒介(井浦新)、山上芳行(佐野史郎)とともに業務停止命令を受けた「NEXT INNOVATION」にいた。倒産の可能性もある中、現金調達方法について議論するも、覇気のない日向。そんな日向に、朝比奈は夏井真琴(石原さとみ)に迫ったがフラれてしまった、などと水を向ける。
そこへ、休暇を取らされていた社員たちがやってくる。真琴は日向のオフィスを訪ねるが、いきなり「嘘つき女」と言われる。自分が電話に出られなかったことを言っているのだと察して謝罪する真琴。しかし、日向も真琴から折り返しをもらったとき、朝比奈燿子(相武紗季)と抱き合っていたことが脳裏をよぎり、気まずい。そんな日向に真琴は、あなたには敵も多いが、自分たちのような味方もいるのだから、虚勢を張ってでも安心させてほしい、と語る。その言葉に慰められた日向は、自分の株を現金化して個人情報を流失してしまった500万人へ謝罪金を出すことを思いつく。日向はそんな自分のやり方は間違っているのか、と朝比奈に聞く。朝比奈から、お前のやり方を疑った俺が間違っていたと、逆に背中を押された日向は会社の再建を誓う。そんな折、真琴のもとに大手製薬会社から研究員としてのオファーが舞い込む。突然の内定に喜びつつも、日向のもとを離れるのが辛い真琴。日向と2人きりになった夜に、あなたのもとで働きたい、と告白してきた真琴に日向は・・・。
第8話◆「すべてを捨てて君と…明日への旅立ち」
辞任会見を終えた日向徹(小栗旬)は、朝比奈恒介(井浦新)に、全部お前がやったことなのか、と詰め寄る。それを認めた朝比奈は、自分が徹を甘やかしすぎた結果こうなったんだ、と冷たく言い放つ。さらに、山上芳行(佐野史郎)からパーソナルファイル事業の所有権は「NEXT INNOVATION」にあるので手を引いてくれ、と言われた徹だったが、自分が執着した事業は譲れないと、申し出を拒否、社員数名と新会社を設立して事業を引き継ぐ、と宣言する。
オフィスに出てきた朝比奈は、アイデアとスピードで勝負してきた徹にはこの会社は足手まといだからと、自らの社長就任を宣言する。朝比奈の圧倒的な存在感に敗北感を味わう徹。そんな2人を、夏井真琴(石原さとみ)は複雑な心境で見つめていた・・・。オフィスを片付け始めた徹。真琴の動向が気になり、内定が出ている製薬会社について尋ねるが、着々と進展していると報告され、寂しい・・・。そんな折、徹の送別会が計画され、真琴は朝比奈燿子(相武紗季)に料理を頼みに行く。燿子から、明日で契約満了になるのは寂しい?と聞かれた真琴は、否定するも、本音は見抜かれていた。送別会当日。徹は、社員たちを前に、自分から全ての資産を奪った朝比奈への感謝の言葉を述べていた。新会社でパーソナルファイル事業だけは継続していこうと決意した徹。ところが、そこにも朝比奈の策略が待ち受けていて・・・。
第9話◆「私を信じて! あなたの壁を壊したい」
朝比奈恒介(井浦新)からパーソナルファイル事業までも奪われ、送別会を飛び出した日向徹(小栗旬)。日向の後を追った夏井真琴(石原さとみ)は、あなたについて行きたい、と後部座席に乗り込み、徹はそのままバイクを走らせた。日没後の海辺で目覚めた日向の隣には、真琴が寄り添っていた。気まずい状況のなか、真琴の顔に風でコンビニ袋が張り付き、笑う徹。そのまま彼女の顔を見つめながら・・・。「NEXT INNOVATION」では、新社長となった朝比奈が、記者から取材を受けていた。「真のカリスマ動く!」と賞賛された企画に朝比奈は微笑む。そんな中、提携先のJIテックから、現状のパーソナルファイルのインターフェイスはコストがかかり過ぎるとクレームが入る。朝比奈はインターフェイスを改変して、総務省報告会で発表する。事務次官・藤川(大地真央)から、日向が開発した前の方がよかったと指摘されるも、顔色一つ変えない。そんな折、朝比奈燿子(相武紗季)は、日向を呼び出し、兄のとった行動を謝罪、朝比奈が個人情報流出を仕組んだ証拠が入っているUSBメモリを差し出すが、徹は、謝る必要はない、と興味を示さない。バカが1人ついてきたから・・・、と真琴への想いまでも伝えられ嫉妬した耀子は、日向を外に連れ出した。そこには、リラックスした感じで談笑する朝比奈と真琴の姿があった。日向は凍り付いたままふたりをじっと見つめ・・・。
第10話◆「あふれる想い…私たちが出した答え」
日向徹(小栗旬)は、逮捕された朝比奈恒介(井浦新)について東京地検から事情聴取を受けていた。朝比奈が顧客情報を流出させたことを知らなかったと証言した日向に検事は、遠野秋洋(綾野剛)がリークしたことを明かした。その頃、朝比奈燿子(相武紗季)は、朝比奈のことを聞きだそうとレストランに押しかけるマスコミに悩まされていた。そんな燿子に、乃木湧太(丸山智己)は休職を促す。「WONDER WALL」に戻った日向は、夏井真琴(石原さとみ)に笑顔で迎えられるが、直後に「NEXT INNOVATION」に強制捜査が入り、倒産の可能性もあると聞き心を痛める。それでも、新会社を軌道に乗せるため、地道な営業にまい進する。真琴は、それを身近で支えるうち、社長として人間としてどんどん成長していく日向を、どこか寂しく感じるようになる。そんな折、日向は山上芳行(佐野史郎)から「NEXT INNOVATION」に戻ってほしいと頭を下げられる。自分には守りたいものがほかにある、と伝えた日向だったが・・・。後日、日向は朝比奈に面会をしようと拘置所を訪ねるが、朝比奈に拒否される。朝比奈は日向だけではなく、燿子や両親との面会も拒んでいた。同じ頃、日向に真琴から、しばらく休ませてほしい、というメールが届く。気になった日向は真琴に電話をするがつながらない。心配になり自宅を訪ねるが、そこにも真琴の姿はなく・・・。
最終回 第11話◆「最終回・君のもとへ…二人の未来」
「NEXT INNOVATION」に戻った日向徹(小栗旬)は、会社の変わり果てた光景に言葉を失うも、山上芳行(佐野史郎)に感謝の言葉をかける。職場に復帰した朝比奈燿子(相武紗季)にも会うと、拘置所の朝比奈恒介(井浦新)に再度面会を断られたと話す。そんな日向に燿子は、夏井真琴(石原さとみ)に気持ちを伝えたのか、と聞くが、日向は否定、真琴がそばにいたのは、全てを失っていた自分への同情心からだ、と言って燿子を呆れさせる。その頃、研究所にいた真琴は、勤務地がブラジルになったと伝えられる。「NEXT INNOVATION」社長に復帰した日向は会見を開く。その模様を見た真琴は、思わず会社に来てしまい、逢うのを避けていた日向に遭遇してしまう。久しぶりの再会にも素直になれないふたりは、ぎこちない様子で近況報告をしあう。会社の厳しい現状に、今度ばかりは打つ手がないかもしれない、と日向。真琴は、朝比奈が戻るまで頑張れ、と励まし、自分のブラジル行きを報告する。ショックを受ける日向に真琴は、わざと張り切った様子を見せる。数日後、真琴に電話をかけた日向は、会社に来てみないか、と誘うが、仕事が忙しいと真琴は断る。仕事が終わってからでいい、自分もずっとここにいるから、と粘る日向に、真琴は迷いつつも行く、と約束する。日向は待ち続けるが、朝になっても真琴は現れなかった。そのとき真琴からの着信が・・・。
『リッチマンプアウーマン』ここから最終回ネタバレ結末
真琴は日向に 「日向さんのことが好きすぎて、辛いんです。だから会いたくないんです。さよなら。」と伝え、泣きながら電話を切った。
日向は真琴の気持ちが理解できず、朝比奈恒介に相談するが「それは夏井さんが、お前のことを知りたがっていることだよ。ここから先は自分で考えろ」と言われ笑われてしまう。
その後、 日向は、「JIテック」役員たちに、パーソナルファイルを100年事業にし、新しいインフラを用意する代わりに、賠償金を減額し、50憶を融資して欲しいと提案するが、役員たちは反対。
それを聞いていいた「JIテック」社長(石坂浩二)は、「パーソナルファイルの運用実験に2週間で成功すれば、50憶を融資する。」と約束した。
早速、「NEXT INNOVATION」の社員たちは、パーソナルファイルの運用実験に着手する。そこに安岡(浅利陽介)やプログラミングのプロの小川や細木も加わり奮闘。
会社や自分のために一生懸命になる社員たちを見て、日向は「ITとは人々を豊かにするためのものだ。大切な人のために作れば成功する。」と感じていた。
その後、パーソナルファイルの運用実験に成功した「NEXT INNOVATION」は、無事に「JIテック」の融資を受けることになった。
その後の打ち上げ祝賀会。日向は、人の名前や顔を覚えることを苦手としていたがら37名の社員全員のフルネームを言い「君たちのおかげで、いい人になれた。僕は君ったいのことわ忘れない。」と礼を述べた。
一方、真琴は荷造りを終えて、ブラジルに飛ぶため空港に向かっていた。日向は、社員たちに、真琴の行動を教えてくれ!と社長命令を出し、真琴が乗る飛行機を特定した。
空港で、対面した日向と真琴。日向が「好きすぎて辛いってなんだ?俺にはよく分からない。好きなら側にいればいい。」と言うと、真琴は「いつも人には指図するくせに!自分の気持ちは分からない?!バカッ!」と答えた。
それを聞いた日向は、身だしなみを整え直し、「ぼくは、お前のことが好きだ。」と真剣に告白し、キスをした。そして日向は「ブラジルがなんだ?俺がどんな距離もなくしてやる。だから、お前はブラジルに行け。だけど…キスは出来ないから、今しとく。」ともう一度 真琴と唇を重ねた。
その後、恒介は「NEXT INNOVATION」に復帰し、二人の友情は復活。
日向と真琴は、遠距離になったが、チャットで連絡を取り合っていた。数年後、真琴がブラジルから帰国し、恋人となった日向は真琴を抱きしめた。
そして、日向は、社員全員で撮影した記念写真を眺めながら「悪くない。」と呟いた。-END-。
『リッチマンプアウーマン』キャスト
日向 徹 演・小栗旬 |
IT企業「NEXT INNOVATION」代表取締役社長。最終学歴は高校中退だが携帯ゲーム事業で成功を収め、会社を大企業に育てる。人を惹きつけるカリスマ性はあるが、自信家で人を小ばかにした態度が反感を買う。自分とは正反対の真琴に興味を抱く。 |
夏井真琴 演・石原さとみ |
東京大学理学部4年生。堅実で努力家。「NEXT INNOVATION」の会社説明で、日向の実母・澤木千尋の名前をつい名乗ってしまう。 |
朝比奈燿子 演・相武紗季 |
恒介の妹。「NEXT INNOVATION」のレストラン「Eclat Noble(エクラ・ノーブル)」のチーフ・シェフを任される。日向に想いを寄せる。 |
朝比奈恒介 演・井浦新 |
「NEXT INNOVATION」副社長。日向とは反対に穏やかな性格。日向の才能に惚れ会社を設立するが、真琴が日向に変化をもたらしたことで、嫉妬にかられ…。 |
安岡倫哉 演・浅利陽介 |
日向の秘書。日向に名前と顔を覚えてもらおうと必死になる。 |
小川智史 演・中村靖日 |
プログラミングが得意なチーフプログラマー。日向の革新的な考えに賛同し、新会社WWの一員に加わる。 |
細木 理一 演・植木紀世彦 |
カラーセンスに秀でているチーフプログラマー。 |
山上芳行 演・佐野史郎 |
「NEXT INNOVATION」取締役執行役員・投資育成事業本部長。コンピュータ関係の知識はないが、経理の腕は確か。日向の奔放さに振り回される。 |
遠野秋洋 演・綾野剛 |
第5、6、10話に出演。NIの元社員。創業メンバーの日向と朝比奈から3人目の社員でプログラマー。価値観の相違から疎外感を抱き、顧客の個人情報を盗み朝比奈から金を脅し取ろうとする。 |
酒井貴宏 演・菅田将暉 |
第6話ゲスト。NI株主。利益目的でNIに投資たことがキッカケで、日向のビジョンに強く共感する。 |
『リッチマンプアウーマン』感想
1990年に大ヒットしたジュリア・ロバーツとリチャード・ギアの「プリティ・ウーマン」の設定をベースに、現代風にアレンジした『リッチマンプアウーマン』。
THE王道の恋愛劇と企業ドラマを上手く盛り込んだオフィス・ラブ・コメディで、平均視聴率12.4%と大健闘した作品です。
物語の中盤。朝比奈は劣等感から裏切り行為をし、日向を会社から追い出した時はハラハラしましたが(ジョブズみたいな展開?)、そのピンチのおかげで日向と真琴は接近。
空港で気持ちを確かめ合ったが、日本とブラジルの遠距離となる日向と真琴。
そして、真琴がブラジル国旗のシールを貼り、サプライズで帰国し、二人が結ばれるハッピーエンドは、何度も見たくなりますね。
キャストでいえば、ITバブルの寵児だが生意気で自信家な社長役の小栗旬さん、参謀役の井浦新さん。そして、最後まで意外に良い役だった経理担当の佐野史郎さんなど配役はバッチリ。
まだ、あか抜けない石原さとみさんは、頑張る系女子役がハマり、その後は『アンサングシンデレラ』『アンナチュラル』『ヘブン』などお仕事ドラマに出演し、大活躍されました。
さらにゲストには、綾野剛さんや菅田将暉さんなど豪華なメンツも登場するので目の保養になります。
miwaさんが歌う「ヒカリヘ」の主題歌も、爽やかに物語を盛り上げてくれていましたね。
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