『リボルバー・リリー』相関図・キャスト!原作の結末を(少し)ネタバレ

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ハードボイルド作家・長浦京による『リボルバー・リリー』が綾瀬はるかさん主演で映画化されます。そこで今回は、哀愁漂う大正時代を舞台に元敏腕女スパイと少年の逃避行を描いた『リボルバー・リリー』のキャスト・相関図、あらすじから結末を原作より少しネタバレでご紹介いたします。

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『リボルバー・リリー』キャスト一覧

小曽根百合綾瀬はるか

訓練を受け16才から活動している「最も排除すべき日本人」と言われた元諜報員。

細見慎太羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)

細見欣也豊川悦司

慎太の父。

岩見良明長谷川博己

弁護士。百合に助けられたたことを恩義に感じ、彼女と慎太の逃避行に協力する。

水野寛蔵未発表

実業家で財界ヤクザ。

筒井国松石橋蓮司

元陸軍軍人で勲章をもらうほど優秀だった男。百合とも昔からの知り合い。田舎にやって来た慎太と交流を深める。

那珂(奈加)シシドカフカ

中国の元馬賊で漢人とウイグル人との混血女性。水野寛蔵に仕えていた。現在は百合と行動を共にしている。

琴子古川琴音

カフェー・ランブル従業員。

津山ヨーゼフ清親大尉ジェシー(SixTONES)

帝国陸軍大尉。母はドイツ人で、栗色の髪と瞳を持つ。冷酷非道な人物。

南 始 特務少尉清水尋也

陸軍の諜報員。百合と同じ幣原機関出身。試作銃やカスタム銃も使用できる凄腕。

水野武統未発表

水野寛蔵の息子。水野組の五代目。

升永達吉橋爪功

山本五十六未発表

海軍大佐。岩見に頼まれ、百合と慎太を保護する。

『リボルバー・リリー』相関図

『リボルバー・リリー』の相関図はただいま作成中です。

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『リボルバー・リリー』あらすじ

舞台は関東大震災直後の焼野原になった東京。

かつて「最も排除すべき日本人」と言われた敏腕女スパイ小曽根百合(綾瀬はるか)は、諜報活動から離れ那珂と共に銘酒屋を営んでいた。

弁護士・ 岩見良明は、ヤクザに拉致されそうになったところをS&WM1917リヴォルバーを握った小曽根百合に助けられ、彼女に必ず恩返しすると約束する。

一方、13歳の細見慎太は父の都合で名前を偽って秩父に引っ越してきたが、学校でいじめられ居場所がないところ、老狼・ルパと暮らす筒井国松(石橋蓮司)という男と親しくなる。

そんななか突然父・細見欣也に、陸軍資⾦の秘密が書かれた封筒を託された慎太は陸軍に追われることになる。

国松から「小曽根百合を頼れ」と教えられた慎太は、百合に助けを求め、彼女と行動を共にすることになった。

不死身の女スパイと少年の逃避行。

果たして二人は迫りくる追跡者たちを交わし、安息の地を見つけることができるのかー。

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『リボルバー・リリー』原作より(少し)ネタバレ

映画『リボルバー・リリー』は、2016年にハードカバーで刊行され、2019年に文庫化された永浦京さんによる同名小説が原作となっています。

そこでここからは、映画の結末やネタバレを少しだけ原作よりご紹介いたします。

小曽根百合とは何者なのか

華奢な身体でありながらリヴォルバーを操り、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した元敏腕スパイ小曽根百合

彼女は11歳で親に売られ16歳から諜報機関で訓練し、その才能を開花させスパイとして活躍してきました。

しかし17歳の頃に財界ヤクザの水野寛蔵の私兵となり、やがて彼の子を身ごもることになります。

(この頃、寛蔵の元には、慎太を助けた 国松もおり懇意にしていました)

それから男の子を出産した百合はスパイ業から足を洗い中国の南京に渡りますが、そこで軍閥の中国兵に襲われ水野と息子を失ってしまったのです。

さらに、そのときの爆弾で国松は片腕を失い、百合も左胸を負傷。

その後 襲撃を指導した組織に復讐を果たした百合は、国松と狼のルパを連れて日本に帰国し、彼らと別れ今に至ります。

百合はサイボーグのように強い女性に見えますが、過去には愛息を亡くした悲しい過去を持ち、左胸に癒えない傷を抱えているのです。

また、百合が自分には関係ない慎太を命がけで助けるのは、かつて天国に旅立った息子を重ねているからかもしれません。

慎太の父が握っていた秘密は?

慎太と百合が陸軍などの組織から追われる原因となった、慎太の父が託したものには一体どんな秘密があるのでしょうか。

慎太の父が託した封書には、「池上271ノ5」という震災被害者の遺品預かり場所が記されていました。

慎太がその場所に遺骨を取りにいくと骨壺の中からは、砕けた骨と書類が出てきました。

慎太の父は生前、莫大な財産を海外の口座に隠し持っていました。

その金は「榛名作戦」(アジア諸国に武器を売りさばき利益をあげた軍の作戦)で得たもので、国家予算の十分の一に相当するものでした。

それに目を付けたのは、シベリア出兵で資金が底をついた陸軍。

そこで慎太の父は、スイスやアジアの銀行と「バニシング契約」(資産を純金・純銀化して相場以下で安く売りだして、財産を次第に減らしていく契約)を結びました。

さらに契約に際しては慎太の指紋を登録しており、同じ指紋を持ち、暗証番号を知る者だけがバニシング契約を停止し財産を引き継げるように手配したのです。

もし慎太が亡くなれば、銀行は契約に基づき財産が消滅。

だから陸軍は必死に慎太の行方を追っているのです。

結末は?

百合と慎太を執拗に追ってくるのは、 陸軍大佐の小沢と寛蔵亡き後を継いだ息子・水野武統、ドイツ人とのハーフ 津山ヨーゼフ清親大尉。

次第に二人は追い詰められ、それらの追っ手をかわすためには、自力で海軍省まで行くしか道はなくなってしまいます。

海軍省まで行けば、弁護士の岩見が頼んだ山本五十六海軍大佐に保護してもらえるのです。

しかし多くの兵士やヤクザが二人を包囲し、抜け道は絶たれ、爆発や銃撃も多発。

果たして百合や慎太は逃げ切れるのでしょうか?また、二人が生き抜く先に終息の地は待っているのでしょうか。

壮絶な結末はぜひご自身の目で確かめてみて下さいね。

原作『リボルバー・リリー』の詳しいあらすじ~結末とネタバレは⇒こちら

最後に

映画『リボルバー・リリー』は予告を見ただけでも絶対絶命に次ぐ絶体絶命!

愛銃リボルバーを駆使し、ボロボロになりながら包囲網を潜る百合たちの逃亡劇は、ハラハラドキドキ間違いなしですね。

大正時代の哀愁漂う時代のハードボイルドな生き様が融合した世界観にも期待が高まります。

なお映画は、2023年8月11日(金)全国公開です。お楽しみに。

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