『ストロベリーナイト』ネタバレ!最終回までのあらすじ結末を相関図付きで

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ドラマ『ストロベリーナイト』は、竹内結子さんが男社会の警察組織のなかで傷を抱えながら強く美しく生きる女性刑事を演じた傑作です。今回は2010年に放送された『ストロベリーナイト』のあらすじから結末を相関図付きで振り返ります。

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『ストロベリーナイト』登場人物&相関図

登場人物

【姫川班】
姫川玲子(竹内結子)・・・警視庁捜査一課殺人犯捜査十係姫川班主任。ノンキャリで異例の出世をして27歳で警部補となる。鋭い勘で数々の難事件を解決してきた。
菊田和男(西島秀俊)・・・武道全般に長け、実直な性格。仕事ができる上司の玲子に信頼を寄せ、恋心を抱いている。
葉山則之(小出恵介)・・・新たに姫川班に配属されてきた素直で真面目な刑事。中学時代に彼の家庭教師が通り魔に襲われ殺害される事件を目撃し、トラウマを抱えている。
石倉 保(宇梶剛士)・・・妻と2人の娘を持つ48歳の巡査部長。ベテランだが、年下の玲子に従順。幅広い情報網や人間関係を持ち仲間から信頼されている。
湯田康平(丸山隆平)・・・大塚の殉職後人員補充のため、姫川班に配属された26歳。明るい性格のムードメーカー。
【警視庁】
今泉春男(髙嶋政宏)
・・・玲子の上司の警部。捜査一課では数少ない良き理解者で彼女の能力を高く評価している。
勝俣健作(武田鉄矢)・・・一匹狼で、上司までも恐れる存在。なにかと姫川と対立。情報戦に長け、犯人検挙率は最も高い。一方で警察の内部情報を売って裏金を作っているという噂がある。
井岡博満(生瀬勝久)・・・姫川とは一緒に捜査することが多い。エセ関西弁を使う。姫川班からは煙たがられてはいるが、窮地の玲子を助けることも。
日下 守(遠藤憲一)・・・玲子の天敵の警部補。生真面目でしつこい性格。緻密で客観的な捜査方法を得意とし、勘に頼る姫川と度々対立する。過去の苦い経験から姫川やり方を心配することもある。
橋爪俊介(渡辺いっけい)・・・管理官。女性のくせに生意気な姫川を邪険に扱う。
小峰 薫(田中要次)・・・鑑識課主任。姫川を「お嬢ちゃん」「お姫様」と呼ぶが、事件現場に来た際は「吐くなよ」と言うなど優しい一面がある。
國奥定之助(津川雅彦)・・・監察医の第一人者。姫川とは所轄時代から交流があり、プライベートでは歳の離れた友人でもある。
朝倉圭吾(戸田昌宏)・・・勝俣班 巡査長。既婚者。気弱で不器用な性格。上司の勝俣で単独で暴力団に突入するが撃たれて殉職した。
【姫川家】
姫川瑞江(手塚理美)・・・高校時代に玲子が暴漢に襲われたことを後悔し、自分を責め続けている。異常なほど娘を心配し結婚するまでは一人暮らしをすることに反対している。
姫川忠幸(大和田獏)・・・玲子の父。

相関図


※無断転載ご遠慮ください。

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『ストロベリーナイト』1話から最終回までのあらすじ

1話「シンメトリー」

刑事・姫川玲子(竹内結子)率いる捜査一課姫川班の活躍を描く。ある日、レール上で列車に真っ二つにひかれた遺体が発見される。遺体は10年前に飲酒運転で列車転覆事故を起こした米田(北上史欧)と判明。さらに生前米田が、事故の遺族会から高額の賠償金を請求されていたと分かる。出展元:(C)フジテレビ

犯人は元駅員の徳山和孝(滝藤賢一)。

徳山は以前より好意を抱いていた女子高生・小川実春(藤本泉)を列車事故の際に車内から引っ張り出して助けたが、その揺れで車両が転倒し実春は下敷きになって亡くなっていた。

その事実を隠蔽するため、列車事故被害者の会の元会長・小川睦男(村上かず)、事故を起こした米田靖史(北上史欧)に手をかけたのだった。

2~3話「右では殴らない」

覚醒剤使用の痕跡がある男性が劇症肝炎で死亡する症例が立て続けに発生した。本来は覚せい剤取締法違反の事件だが、姫川玲子(竹内結子)は監察医の國奥定之助(津川雅彦)のアドバイスから連続殺人ではないかと捜査を開始する。被害者の独身サラリーマン3名は、西ヶ原警察署、亀有西署、高円寺警察署、それぞれの管内で発見されていた。今回の捜査の座組みは姫川班と三係の島班、遺体が発見された各所轄から生活安全課と刑組課の刑事が入るという。玲子のことが好きな井岡博満(生瀬勝久)も捜査に加わった。島班の島千秋(小木茂光)は菊田和男(西島秀俊)の師匠で、ひたすら足を使い、可能性を一つずつつぶしてホシにせまるタイプの手ごわい相手。玲子の気がかりはガンテツこと勝俣健作警部補(武田鉄矢)が介入してくること。しかし、ガンテツは暴力団構成員が殺害された事件に駆り出されていた。玲子たちの捜査は薬物テロの線で進められる。被害者3名をあたっていた姫川班は、彼らがオンラインゲームサイト“ガチャゲー”に会員登録をしていて、ゲームの中で共通の相手と接触していたことを突き止める。玲子はホシがゲームの中で知り合った不特定多数の相手に毒入り麻薬を配っている可能性を疑う。ゲームサイトの捜査協力で被害者全員がゲーム内でチャットしていた相手、4人が割れた。しかし、4人中3人は女子高校生。しかも、彼女たちは援助交際が目的で被害者と接触していたことが分かる。残る1名は、ゲーム内でシドと名乗る男。その男は医師で薬物を入手することも可能だ。玲子は捜査会議でこの男、下坂勇一郎(北見敏之)の任意同行を求める。だが、下坂は民間人ながら現総理大臣の政策ブレーンを務める大物。橋爪俊介管理官(渡辺いっけい)は玲子に自重を求めるのだが、今泉春男係長(高嶋政宏)は任意同行を許可する。一方、暴力団構成員殺害事件を捜査していたガンテツは、玲子たちが追う違法薬物を入手していた。ガンテツは暴力団同士の抗争に薬物が関与していると考える。もちろん、手柄を自分のものにするため、玲子たちに報告などする気はない。玲子たちは下坂を警視庁に連れてきた。早速聴取を始めるのだが、下坂はガチャゲーなどに心当たりはないと言う。それでも玲子が食い下がっていると、今泉に呼び出される。島がガンテツの動きに気づいて報告したのだ。また、今泉は下坂がゲーム内でシドと名乗る人物ではないという証拠が挙がったと告げて…。姫川玲子(竹内結子)は一連の違法薬物による死亡事件で、会員制ネットゲームでシドと名乗り毒入り麻薬、ゼブラをばらまいた疑いがあると下坂勇一郎(北見敏之)を任意同行する。しかし、シドが被害者と接触した時期に、下坂はゲームにアクセス出来ない状態だったことが判明。また、本人もネットゲームなどは知らないと証言した。その頃、島千秋(小木茂光)は六本木署がゼブラを追っていることを知る。六本木署は、ガンテツこと勝俣健作(武田鉄矢)とともに暴力団組員の殺害事件を捜査していたのだが、そこからゼブラが浮かんでいたのだ。そんな時、新たな毒入り薬物の被害者が出てしまう。4人目の被害者もネットゲームの会員だったのだ。勝俣は一人の部下を失いながらもゼブラを配布した犯人として暴力団組長を逮捕。だが、組長は模倣犯にすぎなかった。特別捜査本部は勝俣班を吸収して続行される。ネットゲームのつながりから、もう一度捜査をやり直す姫川班。すると、シドという名で使われた下坂のカードは偽造されたものだと判明。薬物テロ、暴力団と否定されてきた事件。そして真犯人を想像する玲子の脳裏に浮かんだ人物とは…。出展元:(C)フジテレビ

犯人は下坂勇一郎の娘・美樹(大政絢)。

父親のカードをクローン屋で複製して陰で利用していた。

そして、援助交際の相手の1人・東都医大の宇田川から「ゼブラ」をプレゼントされ、4人の被害者に飲ませていた。

4~5話「過ぎた正義」

姫川玲子(竹内結子)は在庁勤務時、少年刑務所をたびたび訪れていた。目的は、収監されている英樹(石黒英雄)と面会することと、彼の父、倉田修二(杉本哲太)に会うこと。何回目かの訪問時、英樹には相変わらず面会を断られたものの、帰り道に倉田と接触する…。3か月前、玲子は監察医の國奥定之助(津川雅彦)から一通の手紙とファイルを受け取る。ファイルには連続した2件の不審死が報告され、國奥は事件性を疑っていた。1人目は女子高校生を監禁殺害して捕まったが心神喪失で無罪となった男で、交通事故で死亡。2人目は女子児童暴行殺人で捕まり2年で出所した男。こちらは薬物中毒での死亡が報告されている。その時、事件発生の連絡が入った。アパートで老人が刺されて死亡。姫川班は3人の少年を逮捕する。事件は解決したが、少年たちが短い刑期で社会に戻ってしまうことを憂慮する刑事たち。玲子は國奥のファイルが気にかかり、死亡した男たちの周辺を調べ始める。すると心神喪失で無罪になった男は、図書館で精神疾患の知識を得ていたことが判明。薬物中毒死した男は、出所後すぐに少女を暴行しようとしていたことが分かった。玲子たちは軽い刑で出所あるいは無罪となった者たちの近辺を追跡。そんな中、今度は女子中学生を監禁殺害したが2年で出所した男が転落死。共通点を探る姫川班は3人が同じ捜査員、倉田修二に逮捕されていることを突き止めた。玲子はガンテツ=勝俣健作(武田鉄矢)に倉田のことを聞く。ガンテツは、倉田と一緒に捜査をしたことがあった。すると、ガンテツは倉田とは関わりたくないと言い出す。被疑者の口に銃口を突っ込んだこともあるらしい。また、倉田は、人ひとり殺したら原則死刑で良いと平気で口にしたと、ガンテツも毛嫌いしていた。また、玲子はガンテツから倉田の息子、英樹が人を殺してしまったことも教えられる。英樹の事件を調べ始めた玲子は、さらに悲しい出来事を知ることになった。なんと倉田の妻が、英樹が殺害した娘の父親に殺されていたのだ…。こうして捜査の傍ら、少年刑務所を訪ねて3か月。ようやく、玲子は倉田と会うことが出来たのだ。3件の不審死について玲子は倉田に意見を求める。自分が疑われていることを感じる倉田だが、証拠がないことを理由に取り合わない。だが、玲子は殺害の動機を引き合いに出す。全ては殺人を犯した英樹に罰を与える決心を鈍らせないために行った犯行ではないかと。倉田は、真っ向から否定はしなかったが…。玲子が今泉春男(高嶋政宏)からの事件発生の連絡を受けていると、倉田は去って行ってしまう。出展元:(C)フジテレビ

倉田の息子の英樹は首を吊って、自ら命を絶った。

姫川は倉田に、嶋田彩香は、父親が務めていた社長の息子・石田拓人にストーカーされ、暴行され死にたくなって英樹に手伝ってもらったのだろうと話した。

倉田から「たった1度の間違いを犯せば終わり」という強い価値観を植え付けらえて育った英樹は、たった一つの間違いを正すには、死んでリセットするしかないと思い込んでいたことが原因だった。

6話「感染遊戯」

姫川玲子(竹内結子)から事件発生の連絡を受けた菊田和男(西島秀俊)は、珍しく葉山則之(小出恵介)と飲んでいた。葉山は菊田に相談事があるらしいのだが、優先されるのは仕事。結局、菊田は葉山の悩みを聞けずに現場へと急行する。 現場では所轄の高野真弓(加藤あい)が玲子のパートナーとして挨拶している。真弓は葉山の警察学校での同期だった。殺されたのは長塚淳(窪寺昭)。自宅玄関前でメッタ刺しとなった遺体から目を背ける葉山に気づく玲子と菊田。しかし、葉山は態度とは裏腹に、事件解決に向けての意気込みを口にする。 姫川班は、東大卒のエリートで製薬会社に勤務していた長塚の身辺を捜査するのだが、犯行動機を持つような人物はなかなか現れない。その中でも、やはり一段とやる気をみなぎらせる葉山。だが、葉山の脳裏には中学生時代の恐ろしい出来事が去来していた。 被害者の着衣のボタンから犯人らしき指紋が検出された。玲子は、その事実から犯人が長塚淳を狙ったのではないと推測。父親の利一(佐々木勝彦)に注目する。利一は旧厚生省、厚労省を渡り歩き、退職後も天下りを繰り返していた。また、旧厚生省の薬事課長時代に薬害感染問題が発生。危険を知りながら回収命令を出さなかった張本人と言われたが、裁判では無罪となっていた。姫川班は、薬害で死亡したと思われる3人と、感染症が発症したショックで自殺した女性の関係者たちの捜査を始める。 菊田は捜査にはやる葉山が気になる。飲んだ時の相談も、まだ聞いていなかった。問い詰める菊田に葉山は中学生の時、目の前で自分の家庭教師の女性が刺殺されたことを打ち明ける。その時、目撃者として名乗り出ることが出来なかった葉山は自分を責め、強くなりたいがために警察官になったと話した。 葉山は玲子と利一の警護に当たる。一方、自殺した女性の関係者を調べる菊田は、彼女の恋人だった矢部眞人(矢柴俊博)という男に行き当たる。矢部のアパートに向かった菊田は、部屋のパソコンに利一たち旧厚生省役人のプライバシーを書き連ねたサイトが開かれ ているのに気づいた。 その日の利一は、天下り先から自宅に直接帰宅した。利一の車の後ろには玲子と高野の警察車両がつき、自宅前には葉山と所轄刑事が待機している。だが、利一が車から降りた瞬間、刑事たちの囲いをやぶって突き進む男がいた。矢部だ。ふりかざす凶器にすくんでしまう葉山。玲子たちは果敢に立ち向かうのだが、大暴れする矢部を抑えることが出来ない。間一髪のところで菊田が駆けつけ、矢部の身柄を抑えた。 何も出来なかった葉山を、玲子は慰めようとも責めようともしない。そんな玲子に葉山は菊田同様、ついていくことを決心しようとしていた。出展元:(C)フジテレビ

犯人は非加熱製剤で亡くなった女性・マリの恋人・矢部眞人(矢柴俊博)。

矢部は世間で話題になった人の個人情報をまとめたインターネットのまとめサイトで、長塚利一の住所をたまたま見つけ、マリのことを思い出した。

かつてマリが他の男性からウイルス性の免疫不全症をうつされ、今度は自分に病気をうつそうとしていると思い込んだことを悔やんでいた矢部。

そこで矢部は、長塚を殺せばマリが許してくれるのはないかと思ったのが動機だった。

7~8話「悪しき実」

姫川玲子(竹内結子)は、岸谷清次(松田賢二)の私書箱にあった写真を特設現場資料室で照会。春川美津代(木村多江)以外、13枚の写真に映る人物はいずれも射殺された暴力団関係者であることを知る。アパートに残されていた13個の木片と併せて、岸谷が殺し屋であったと踏んだ玲子は、今泉春男係長(高嶋政宏)に暴力団組長連続射殺事件の捜査本部に加えて欲しいと頼む。しかし、今泉は証拠が薄いといぶかしむ。それでも玲子が食い下がっていると、話を聞いていた日下守(遠藤憲一)に確信ではなく確証がなければ捜査にならないと一蹴されてしまった。今泉からも推測ではなく、もう少しネタを埋めろと忠告され、玲子たち“姫川班”は連続射殺事件の捜査本部に加えてもらえなかった。玲子は美津代の身柄を確保することを姫川班のメンバーに命令。また、私書箱にあった美津代の写真背景に注目し、その場所に行かせて欲しいと今泉に持ちかける。今泉は手ぶらで戻って来るなと、玲子を送り出した。玲子は菊田と一緒に写真の温泉街へと向かい、間もなく美津代を探し当てるのだが…。出展元:(C)フジテレビ

組長2人を殺害した犯人は大和会系の殺し屋・岸谷清次(松田賢二)。

岸谷の自宅から木片が見つかっていたのは、殺した人数だけ、シキミで地蔵を彫っていたからだった。

シキミは毒のある実を付けることから、昔は「悪しき実」とも呼ばれていて、シキミの語源は「アシキミ」の「ア」が略されて「シキミ」と呼ばれるになったという。

9~10話「ソウルケイジ」

多摩川土手の路上に放置された軽自動車の下から、ビニール袋に入った血まみれの左手首が発見された。姫川玲子(竹内結子)や日下守(遠藤憲一)たち捜査一課の刑事たちは捜査本部が置かれる所轄署に赴く。玲子は日下との合同捜査は避けたいのだが、今泉春男係長(高嶋政宏)に両班体制を命じられたのだ。また、所轄には昇進で転属となった井岡博満(生瀬勝久)の姿もあった。左手首の持ち主は、大工工事の請負業を営む高岡賢一(石黒賢)のものと判明。今泉は従業員の三島耕介(濱田岳)が工務店のガレージに大量の血液を発見し通報してから、手首発見までの経緯を説明する。ガレージに残された出血量が致死量を超えていることなどから高岡が殺害された可能性を考慮して死体損壊遺棄事件と認定されたのだ。早速、手首発見現場周辺などを捜査するが手がかりは見つからない。橋爪俊介管理官(渡辺いっけい)は、耕介の事情聴取を指示。玲子が名乗りをあげるが、耕介の聴取は日下に奪われてしまう。そして、玲子は耕介の交際相手、中川美智子(蓮佛美沙子)の聴取担当に回された。姫川班の飲み会。耕介の聴取がしたかったとボヤく玲子の携帯に父の忠幸(大和田獏)から母の瑞江(手塚理美)が倒れたと連絡が入る。病院に駆けつける玲子だが、長く留まることは出来なかった。次の日、玲子は井岡と美智子のアパートへ。聴取を始めると外で大きな物音がする。近隣の言い争いだったが、玲子は美智子がおびえる様子を見逃さなかった。一方、手首発見の状況を耕介から聞いた日下は、美智子との交際に話を向ける。すると、なぜか耕介は苛立ち始めた。玲子は井岡と高岡の過去を調べる。かつて高岡の実家があった周囲で聞き込みをする玲子たち。すると、高岡が中林建設に勤務していたことを否定する人物が現れた。高岡の実家は地上げに伴う酷い嫌がらせに遭い、そのバックに中林建設があったのだ。疲弊した高岡の母親は、ついに自殺したと言う。捜査会議で日下は13年前に建設現場で事故死した耕介の父、忠治(近江谷太朗)に保険金詐欺の疑惑があると報告。中林建設は田嶋組のフロント企業。日下は田嶋組が保険金詐欺に関わっていて、忠治がその犠牲者だと続ける。忠治が勤めていた中林建設の下請け会社、木下興業の名を日下が話した時、玲子が反応する。美智子の父も木下興業に勤めていて、忠治と同じように作業現場で転落死していたのだ。日下は、他にも木下興業の職人が転落死していることを調べていた。また、忠治が事故死した時、最後に一緒にいたのが高岡だとの証言も得ていた。父を殺された耕介に高岡殺害の動機は充分あるように思える。しかし、玲子にはなぜ高岡が耕介を我が子のように育てたのかが分からない。もし、罪滅ぼしのためだとしたら、そんな思いに至る人物がなぜ中林建設に入ったのか…。玲子は井岡が探した高岡の幼なじみと会う。すると、高岡の写真を見た幼なじみは、別人だと言い出した。姫川玲子(竹内結子)の捜査で、工務店を営む高岡賢一(石黒賢)が本当の“高岡賢一”ではないという線が浮上する。高岡の幼なじみや、かつて勤めていた会社の人間などに現在の高岡の写真を見せたところ、全員が本人ではないと確認したのだ。姫川は本物の高岡が13年前に中林建設の執拗な嫌がらせにあっていたことから、高岡になりすました工務店を営む男も保険金詐欺疑惑に絡んでいるのではないかと報告する。今泉春男係長(高嶋政宏)は、日下守(遠藤憲一)に13年前から現在の高岡を、そして玲子にはそれ以前を捜査するよう指示した。その後の捜査会議で、日下班は保険金詐欺疑惑に絡んでいると思われる木下興業で保険業務を担当していた戸部真樹夫(池田鉄洋)を割り出したと報告。玲子もその名前に行き当たっていた。13年前に高岡の実家周辺の地上げに大きくかかわっていたのが戸部だったのだ。さらに、玲子は高岡が戸部たちに自分の土地を渡さないため自殺して国の競売にかけようとしたと推測。戸部たちが自殺に気づいて遺体を処理し、代理人を立てたのではないかと続けるが、またしても日下には客観的証拠を求められ、橋爪俊介管理官(渡辺いっけい)からはただの妄想と退けられてしまう。出展元:(C)フジテレビ

『ストロベリーナイト』最終回の結末をネタバレ

最終回(11話)「こんなにも人を愛した殺人者がいただろうか〜ソウルケイジ」

姫川玲子(竹内結子)は、発見された胴体が戸部真樹夫(池田鉄洋)のものだと橋爪俊介管理官(渡辺いっけい)に進言。戸部は過去の出来事で高岡賢一(石黒賢)を脅していただけでなく、三島耕介(濱田岳)にも害を及ぼそうとしていたと玲子は推測。そのため高岡が戸部を殺害し、自ら姿を消すことで被害者を装ったと続ける玲子だが、橋爪は受け付けない。玲子が反論していると、耕介が高岡の遺体確認に来た。日下守(遠藤憲一)の付き添いで胴体を確認した耕介は、高岡のものだと証言。捜査は再び戸部の捜索へと戻ってしまう。 玲子は國奥定之助(津川雅彦)に手首と胴体の 再鑑定を 求める。すると國奥はそれぞれが別人のものである可能性を示唆し、科捜研への連絡を約束してくれた。さらに、國奥は胴体の持ち主は感電死したと玲子に教え る。一方、日下は戸部の愛人、小林実夏子(霧島れいか)を訪ね、胴体の写真を見せていた。 中川美智子(蓮佛美沙子)を訪ねた玲子は、戸部から酷い目にあっていたことを告白させた。また、美智子は耕介が自分の父親が事故死ではないことを 教えてくれたのが本当の出会いだったことも打ち明ける。耕介は戸部のことを何も知らないと訴える美智子だが…。 捜査の禁を犯して胴体と手首の再鑑定を依頼した玲子は、橋爪に激しく責められる。そこに、日下が実夏子の証言をもたらし…。出展元:(C)フジテレビ

内藤和敏の自殺を細工して、息子のために保険金を受け取らせたのは戸部真樹夫だった。

そして高岡賢一の戸籍を与え、中林建設で雇うことにした。

内藤和敏は実の息子、雄太のために「内藤和敏」としての人生を捨てて高岡賢一として生きることを決めた。

そんななか戸部は、高岡が面倒を見ている耕介が、自分が始末した三島だと知り激怒する。

そして、高岡は生きる希望を与えてくれた耕介を守るために、電気コードで感電させて戸部真樹夫を殺した。

しかし、自分が被害者でなければ三島耕介と実の息子の内藤雄太に保険金を残せないと思った高岡は、自分の左手首を切断して戸部の血液に漬け込み、車の下に置いたのでした。

そして姫川は、姫川が聞き込みをした際に、具合が悪いと言って寝込んでいたホームレスの男が高岡だったのではないかと気づく。

河川敷のテントに向かった姫川たちは、耕介にもらったマフラーを握って眠るように亡くなっている高岡を発見する。

耕助は高岡の遺体に縋りつき、むせび泣いた。-おわりー

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『ストロベリーナイト』感想

誉田哲也さんによる小説を読んでいたので、結末は分かっていたけれど、映像としてみるとまた違った面白さがありました。

誉田さんによれば、姫川玲子はリング時代の松嶋菜々子をイメージして書かれたそうですが、竹内結子さんでぴったりハマりましたね。

サラッサラッの髪をなびかせ、エルメスのオータクロアの赤いバッグを持って「絶対にこの山貰うよ」と事件に当たる姿がかっこいい。

菊&姫の相棒以上、恋人未満な関係は、女性脚本家さんならでは。菊田役を超えるスーツ姿の西島秀俊を私はまだ知らないw

脇を固める、武田鉄矢さん、遠藤憲一さん、生瀬勝彦さんのオジさまたちのキャスティングも秀逸すぎて、二階堂ふみ版より好み。

姫川班のメンバーのチームワークも最高で、男社会で弱さを隠して強くあろうとする「姫」を支えながら、事件を捜査していきます。

オープニングからグロくて悲惨なシーンが多いけれど、それ以上に人間の性というか悲哀みたいなものが動機にあったりして人間ドラマに重きを置いているのも好きです。

地上波で放映されてから10年以上経っていても古さどころか新鮮さを感じる『ストロベリーナイト』竹内結子さんがいなくなっても作品の輝きは消えません。

硬派で見ごたえのある刑事ドラマをお探しの方には、ぜひおすすめしたい作品です。

『沙粧妙子-最後の事件-』キャストと最終回までのあらすじ結末は⇒こちら


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