『クジャクのダンス、誰が見た?』最終回の結末と犯人は?最新話をネタバレ

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『クジャクのダンス、誰が見た?』は、殺害された元警察官の父が娘に遺した手紙から真相を探っていくサスペンスミステリです。今回は、広瀬すずさん、松山ケンイチさん出演でドラマ化も決定した『クジャクのダンス、誰が見た?』の最新話までを相関図付きでネタバレしていきます。

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『クジャクのダンス、誰が見た?』あらすじ

クリスマイブの夜、元警察官の山下春生が放火され、焼け跡から遺体が発見された。

容疑者としてあがったのは、20年前に春生が担当した東賀山事件の犯人・遠藤力郎の息子・ 遠藤友哉だった。

しかし春夫は一人娘の山下心麦に、300円の現金と共に手紙を残していた。

手紙には、自分が殺されることを予期していたこと、遠藤友哉 他5人の名前を挙げ、その人達が逮捕された場合は冤罪であると書かれてあった。

心麦は、冤罪の弁護人として春夫が指名していた松風義輝に会いにいくが…。

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『クジャクのダンス、誰が見た?』登場人物&相関図

登場人物

山下心麦・・・大学生。何者かに父を殺された。父の遺志に報いるべく松風に弁護を依頼。後に松風の弁護士事務所でバイトを始める。
山下春夫・・・クリスマスイブの夜に何者かに命を奪われた心麦の父。元警察官で東賀山事件の捜査を担当
松風義輝・・・主に刑事事件を担当する弁護士。山下春夫が遺した手紙に名前が書かれていたことから、遠藤友哉の弁護を引き受ける。
遠藤友哉・・・山下春夫殺害容疑で逮捕され黙秘を続ける。東賀山事件の犯人・遠藤力郎の息子。
赤沢 正・・・警視庁捜査一課係長。山下春夫と共に東賀山事件の捜査を担当。
赤沢京子・・・赤沢正の妻。
神井 孝・・・雑誌「週刊時代」の記者。東賀山事件と山下春夫が殺害された事件を追っている。
染田 進・・・ラーメン屋台の店主。刑務所に服役していた過去がある。
阿南由紀・・・警察が凶悪事件のときに設置する捜査本部を担当する検事。
秋貞隆雄・・・警視庁捜査一課の刑事。赤沢の部下で春夫の事件を担当。
沢谷みのり・・・春生とかつて同じ部署で勤務していた女性警察官
波佐見幸信・・・弁護士。松風と一緒に弁護士事務所を経営。主に民事事件を担当。口グセは「粋でよろしく」。
三木田辰雄・・・遠藤力郎の元弁護士。春夫の手紙に名前が記載された人物。
久世正和・・・松風弁護士の父。元警察官。駐車場に停車していた車から現金入りのカバンを盗んだとして書類送検され警察を辞めさせられた。かつて赤沢と捜査を共に行ったことがある。
鳴川 徹・・・銀座にある法律事務所の弁護士。元検事。
津寺井幸太・・・東賀山事件の被害者・林川安成のいとこ。事件後に次女の林川 歌を引き取った。春夫の手紙に名前が記載された人物。
阿波山京一郎・・・阿波山産婦人科の医師。春夫が遺した手記に名前が記載された人物。
高畑まのか・・・阿波山産婦人科の助産師。春夫が遺した手記に名前が記載された人物。

※東賀山事件とは・・・2000年7月7日に資産家一家6人が惨殺され遺体で発見された事件。被害者は林川安成、妻、安成の両親、二人の子ども。生後半年だった次女の歌は別室にいたため助かっている。犯人の遠藤力郎は死刑判決を受けている。

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相関図

※無断転載ご遠慮ください。

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『クジャクのダンス、誰が見た?』最新話ネタバレ&最終回の結末を予想

※以下ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

警察の犯人の見立て

警察が遠藤友哉を容疑者に挙げ、逮捕に至った経緯は以下の通りです。

まずは動機。

友哉は、施設に入れられいじめを受けた末に放火をしてしまったのは、父親の罪をでっちあげた警察のせいだと、山下春夫を逆恨み。

父親の九郎が逮捕されたクリスマスイブと同じ日に、当て付けのように犯行に及んだとされています。

犯行を裏付ける証拠としては、

友哉のスマホには東賀山事件の捜査関係者及び、検事や判事を調べて履歴があった。
犯行時刻に現場近くの防犯カメラに友哉の姿が映っていた。
火をつけるための灯油を購入した形跡もあった。

というものが揃っています。

クジャクのダンス、誰が見た?とは?

小学生の頃に、友達のスカーフを切り刻んだと疑われた小麦は、かつて父の春夫からこんな言葉を投げかけられます。

「ジャングルの中で踊るクジャクのダンス誰が見た?」
※誰も見ていないジャングルの中でクジャクが踊っていたかどうかは誰にも分からない たとえクジャク自身が嘘をついたとしても 踊っていたという事実からは逃れられない…

春夫から、こんな言葉を贈られ、励まされた心麦。

しかし今になって心麦は、当時、春夫は東賀山事件についての秘密を知り、それに向き合おうと思っていたのではないかと考えました。

「ジャングルの中で踊るクジャクのダンス誰が見た?」は、真犯人がいくら警察を欺いたとしても、結局、犯罪をした自分からは逃げられないということでもあり、やったことを誰も見ていないのに、それをどうやって証明するのかということでもあります。

タイトルにもなっている、この言葉はこれからの展開のキーになっていきます。

真犯人が口封じ?

心麦と松風弁護士が真相を追いはじめると、春生は東賀山事件で捕まった遠藤力郎冤罪だと気付き、真犯人を特定したために消されてしまった可能性が高いことが分かってきました。

つまり真犯人は、口封じのために山下春生を殺害し、遠藤友哉に罪を着せたということです。

松風弁護士は、友哉のノートにあった録画データを記者の神井から見せてもらいます。

そこには、春生が喫茶店で友哉に謝る様子が記録されており、

「事件解決数年後、力郎さんの死刑判決が確定したと聞き、ある考えが私の頭を掠めて離れなくなりました。力郎さんは東賀山事件の犯人ではない。今は独自に確証を得ようと動いていて…

という音声も残されていました。

この様子からして、おそらく春夫は真犯人にたどり着いていたのではないでしょうか。

東賀山事件と山下春生事件は、どちらもクリスマスイブに発生し、どちらも遠藤親子が犯人として逮捕されています。

犯人はわざと共通点を作り出すことで、遠藤親子を犯人に仕立てあげたのかもしれません。

ラーメン屋・染田

そんななか、春夫と親交のあったラーメン屋台の店主・染田 進が、河川敷で何者かに殺されてしまいます。

かつて染田は、バブル崩壊のあおりを受け、店が倒産して妻と離婚。自暴自棄になった末に違法薬物に手を出し偽ブランド品偽造などで逮捕された過去があります。

そんなときに染田は春夫と出会ったことで更生し、屋台のラーメン屋から再出発した経緯がありました。

春夫もそんな染田をずっと気づかい、家族を連れてラーメンを食べに来たりと家族ぐるみの付き合いをしていました。

それなのに、春生と懇意にしていただけで、ターゲットになってしまった染田。

染田は「山下さんの手紙を偽造したのは俺です」と自供したようですが、「約束が違うじゃないですか。ちょっと待ってください。俺は言われた通りに…」とコソコソ電話で話していたことから想像するに、真犯人と思われる人物に裏切られたようなのです。

染田が亡くなる前に、接触していた帽子の男がどうも怪しいと感じます…。

そして、心麦に染田が自殺した可能性を匂わし、松風弁護士に騙される前に距離を置けとアドバイスした赤沢刑事の存在も気になります。

松風の父・久世と赤沢刑事の関係

松風弁護士の父親である久世正和も、事件に何らかの形で関わっていることが判明します。

松風の父親・久世正和は、赤沢刑事と同期の警察官でした。

赤沢は、強引な取り調べで犯人を仕立て上げており、久世は赤沢のやり方に反発をしていたといいます。

そんななか、久世は駐車場に停車していた車から現金入りのカバンを盗んだとして書類送検され、警察をクビになった過去があります。

もしかして、赤沢刑事が邪魔だった久世の罪をでっちあげた可能性も否定できません。

歌を引き取った津寺井幸太

東賀山事件の被害者・林川安成のいとこで事件後に次女の林川 歌を引き取った津寺井幸太という人物に心麦は会いにいきます。

心麦が、

「私は、林川歌さんと間違えられて困ってます。」

と言うと、明らかに動揺する津寺井。

津寺井は、歌はシンガポールに留学中だと写真を見せますが、その女性は心麦とは全然似ていません。

やはり、心麦は歌ではなかったのでしょうかーー。

心麦が帰ったあと津寺井は、

「だから話がちがうじゃねぇか。歌のことは大丈夫ってアンタが言ったから。今頃こんな嗅ぎ回るやつが出てくるなんて…」

と電話口で話し、相手は、

「知らせなかったのは優しさだよ、染田がどうなったか知ってるだろう」

と答えました。

津寺井が心麦に見せた写真の真偽が怪しくなってきました。

考えれるパターンとしては、

歌は国内にいて、真犯人と関係している。
小麦と林川歌は、やはり同一人物

そして、染田は自殺ではなく、津寺井の電話の相手(帽子の男?)に消されたようです。

心麦=歌なのか?

心麦は雑誌「週刊時代」の記者・神井から母子手帳を撮影した写真を見せられます。

そこには、医師・阿波山京一郎と助産師・高畑まのかという名前が記載されており、それは春夫が遺した手記に書かれていた人物と同じ名前でした。

そこで心麦と松風弁護士は、神井から聞いた二人の居場所に向かいました。

そこで、犬を散歩中の老夫婦に心麦が名乗ると、女性は不自然に逃げ出し、一方の男性は心麦のことを懐かしそうに見て「赤沢さんに聞いてきたのか?」と尋ねました。

歌が心麦の可能性を示すエピソードは以下の通りです。

心麦の母は妊娠した形跡がないのに、山下夫婦は突然赤ちゃんを育て始めた。
春夫の姉で心麦の伯母がDNA検査を行った結果、伯母と心麦は血の綱がりがないことが判明している。
染田が心麦の母親から聞いた話によると、心麦幼少期より食欲旺盛で身体が大きく、実年齢より上に見られることが多かった。

林川歌は2000年1月生まれ、山下心麦は2001年2月生まれ。

1歳差であれば、ごまかすことも可能です。

この様子からみて、心麦=歌という線は消しきれません。

黒幕は誰なのか?

最新話まで確認したところ、真犯人として疑わしい人物は、

赤沢刑事・・・心麦が松風弁護士には接触して欲しくなさそう。春夫の手紙は被疑者に脅されて書いたのでは?と発言。
赤沢の妻・京子・・・心麦が幼い頃から家族ぐるみで付き合っている。夫に持たせている水に何か入れている?など不審な行動が…
赤沢みのり・・・山下春生と同じ部署で勤務していた元女性警察官。
鳴川弁護士・・・松風弁護士に「遠藤友哉は犯人じゃない」と伝えたとき、様子を伺うような微妙な表情をしていた。真犯人のスパイ?
帽子の男・・・染田に薬を渡し、阿南検事と連絡を取り合っている。阿南検事が見ていた集合写真に写っていた年配の男性か?

の5人です。

複数の登場人物が候補にあがっていますが、ミスリードもあると思うので、誰が犯人か全く読めないですねw

とりあえず黒幕の最有力候補は帽子の男ですが、他の誰かが変装しているか、黒幕の手下の可能性もあります。

『クジャクのダンス、誰が見た?』は、先の見えない奥深いサスペンスとなっていますので、衝撃の結末はぜひご自身の目で見届けて下さいね。

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