『チョッちゃん』あらすじを登場人物&相関図付きで振り返る

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朝ドラ『チョッちゃん』は、広大な北海道で育った少女が新しい文化や人々と出会い、結婚、子育て、戦争といった現実にも揉まれながら、持ち前の好奇心と行動力でたくましく生き抜いていく姿を描いた作品です。今回は黒柳徹子さんの母・朝さんをモデルにした『チョッちゃん』の登場人物・相関図・あらすじをご紹介いたします。

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『チョッちゃん』相関図

※無断転載ご遠慮ください。

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『チョッちゃん』登場人物&キャスト

ヒロインの家族&親族


北山蝶子
演・古村比呂
ヒロイン。道産子。好奇心旺盛な明るい性格。兄と弟の間に挟まれた北山家の娘。

北山俊道
演・佐藤慶
山形県生まれの蝶子の父。町医者。父の勧めで無医村だった北海道滝川にやって来た。”医は仁術”を地でいき、地元の人々に慕われている。明治人らしい気骨に溢れ、花や尺八、菓子を愛する。

北山みさ
演・ 由紀さおり
蝶子の母。仙台の豪農の出身で熱心なクリスチャン。もの静かで優しい。家事は苦手で放任主義。時々トンチンカンなことをするが、思いやりがあり人に好かれる。

北山道郎
演・石田登星
北山家の長男。開業医を継ぐため帝大医学部を目指すが、途中で小説家に転身する。このため勘当同然となり、小説の道にも挫折する。蝶子にとっては夢を持ち続けた兄としておおきな存在。戦争中に志半ばで亡くなってしまう。

 

北海道 滝川の人々

彦坂頼介
演・杉本哲太
蝶子の小学校の同級生。滝川の屯田村の青年。父を亡くし病気の母、兄妹を抱えて一家を支えている。北山家とは親の代から親しく、蝶子に対しても淡い恋心を抱いている。一家離散のあと兵隊になるが、その気持ちは一生変わらなかった。
田所邦子
演・宮崎ますみ
蝶子の親友。蝶子と同じ滝川育ちの呉服屋の娘。大人びたところがあり、女学校卒業後に出奔。電話交換手、マネキンガールなど様々な職を経験。時代の最先端を行く女性となる。後に神谷と交際する。

石沢嘉市
演・レオナルド熊
滝川の牧場主。蝶子の父・俊道が北海道に行くきっかけを作った人物。北海道の農業を案じ、酪農以外の道はないと信じる。蝶子を可愛がる。
神谷 容
演・役所広司
蝶子の恩師。進歩的な考えを持ち、生徒に人気がある。

川村市子
演・中原理恵
女学校の音楽教師。蝶子に音楽学校進学を勧める。
熊田剛造
演・津嘉山正種
女学校校長。規律を重んじるため、自由奔放な蝶子を目の仇にする。進歩的な神谷とも意見が合わない。
中山音吉
演・片岡鶴太郎

中山はる
演・曽川留三子
音吉の妻。

東京の人々

岩崎 要
演・世良公則
東京生まれ。13歳で百貨店の奉公に出たが、そこで音楽に出会い独学でバイオリンを習得して日本屈指の奏者となった。音楽に関しては完全主義者だが、日常生活には無頓着。後にシベリアの捕虜となる。

国松連平
演・春風亭小朝
要の親友。物心ついたときから花柳界、落語界に馴染んできた江戸っ子。バイオリン弾きとしてデパートの音楽隊に入り要と知り合う。色恋沙汰の多いが明るい性格で皆のムード―メーカー。

野々村泰輔
演・川谷拓三
↓降板後
演・前田吟
蝶子の叔父。みさの弟。若い頃から夢見がちで、色々な事業に手を出し浮き沈みが激しい。俊道から見れば怪しげで困った義弟だが、蝶子にとっては常に新しい風を吹き込んでくれる素敵な叔父。

野々村富子
演・佐藤オリヱ
泰輔の妻。東京の実家に下宿した泰輔と結婚するハメになった。事業家として好き勝手する夫の代わりに家計をしっかり守るたくましい女性。東京に出てきた蝶子を夫と共に見守る。

河本
演・梅津栄
喫茶店「泉」の経営者。

その他


行商人
演・黒柳徹子
青森県の農産物の行商人。最終回に登場。

語り
西田敏行
本作で初めてのナレーションを務める。
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『チョッちゃん』あらすじ

北山家の娘として誕生した北山蝶子は、幼少期は体が弱く、腸チフスを患ったこともありますが、小学校に上がる頃にはとてもお転婆な少女に育ちました。

北海道の大自然のなか、木登りをしたり、裏山で山ブドウやコクワの実を採りにいったり、草花を摘んだり思い切りよく遊びました。

厳格な開業医の父・北山俊道とクリスチャンの母・みさは、口うるさくなく、蝶子を伸び伸び育ててくれました。

雪深い北海道の滝川から一人上京して音楽学校に入学した蝶子は、友人たちと楽しい学生生活をおくります。

(ちなみに音楽学校の2年先輩には淡谷のり子さんがいた)

音楽学校3年生のときにコーラス・ガールのアルバイトをした蝶子は、そこで運命的な出会いを果たします。

バイオリン弾きをしていた岩崎 要は、蝶子を気に入りお茶や映画に熱心に誘って、ついには求婚。

叔父と共に滝川の父、母に結婚の報告にいった蝶子でしたが、父は聞くなり怒りだして大反対。

そして蝶子は、父の反対を押し切って卒業間際に結婚することになります。

蝶子と要の間にやがて、かわいいが誕生します。(徹子のこと)

その後も長男が誕生して、蝶子と要は徹子をはじめとする2人の子宝に恵まれました。

徹子はいよいよ小学生になりました。

好奇心旺盛な徹子は、未知の世界が楽しくて嬉しくて、学校のルールはそっちのけで楽しみました。

とうとう蝶子は学校に呼び出され、担任から本当に困っていると訴えられました。

そこで蝶子は、徹子に合う小学校を探しはじめ、自由が丘にある リトミック教育を日本で初めて実践的に取り入れた学校に入学させました。

どんな子供でも受け入れ、才能をのばしてくれる その学校で徹子は生き生きと成長していきました。

そんななか徹子の弟で長男が病気にため亡くなってしまいます。

さらにその3か月後 要に召集令状が届き、東京空襲で叔父叔母も犠牲になり、終戦間際に父・俊道もこの世を去りました。

そんななかでも、悲観的にならず常に楽しいことを見つけて過ごす天真爛漫な蝶子。

その後、蝶子と子どもたちはは青森県南部町に疎開し、命からがら東京に戻ってきますが、あたり一面焼け野原となっていました。

そんななか要がなんとかシベリア抑留を生き抜き、家族のもとに戻ってきました。

戦中戦後を乗り越えて子どもを立派に育てた蝶子は、晩年も好きなものに囲まれて持ち前の明るさと自由な精神で歩んでいくのでした。


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