【宇野千代の家系図】結婚や子ども「ブラッサム」実在モデルの奔放な人生とは?

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小説家・宇野千代さんをモデルにした朝ドラ『ブラッサム』が2026年後期に放送されます。宇野千代さんといえば、配偶者4人と1人のパートナーの他に数々の男性と浮名を流し、13軒の家を立てるなど日本史に残る女傑です。今回は、そんなエキサイティングな人生を歩んだ宇野千代さんの家系図に注目して彼女の家族構成、恋愛遍歴などをまとめてみました。

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宇野千代の家系図と家族構成

家系図

宇野千代さんといえば、桜の柄のハンカチや繊細なデザインの銘々皿などなどで名前を見たことがある可愛いおばぁちゃんのイメージですが、その人生は波乱万丈。

そのなかでも男性遍歴がとにかくすごい。

夫の弟に心奪われ10日で離婚、恋した同僚教師が結婚すると聞き包丁を持って押しかける、洋画家・東郷青児と心中未遂で使われた血のついた布団で寝るなど、ワイドショーもびっくりなエピソードばかり。

高齢になって、「徹子の部屋」に出演した際には過去に寝た男を語り、徹子さんを呆れさせたこともあります。

それゆえに、宇野千代さんの家系図はなかなか複雑になっておりますので、朝ドラの予習として家系図をチェックしてみてください。

ちなみに千代の父と母の苗字が違うのは、入籍の手続きを怠ったためです。

母は千代が1歳半の頃に亡くなり、父はすぐに千代と12歳しか違わない17歳の女性と再婚し、5人の子どもを設けます。

新しい母は、血の繋がった子と千代を分け隔てなく可愛がり、千代もこの母にとても懐いていたそうで姉弟仲も非常に良かったといいます。

千代自身は、配偶者4人と1人のパートナーがおり、子どもには恵まれませんでした。

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宇野千代の生涯を簡単に

14歳になった千代は母の姉の息子で従兄弟の雄一に嫁ぎますが、余命いくばくもない父に会いに実家に戻るとそのまま夫と離婚しました。

結婚生活はわずか10日でした。

教師になった千代が一人暮らしを始めた頃 村長の息子が彼女の美しさを見初めますが、千代は結婚する気がないと断りました。

しかし男は千代を尋ね、夕飯をご馳走になります。

そしてそのまま肉体関係を持ってしまいます。(男とはそれっきりでしたが、千代は後年に“ご縁があった者です”とその男から手紙を受け取っている)

それから半年もしないうちに千代は同僚教師の佐伯正夫に心奪われ、家に押しかけるとそのまま一晩過ごしてしまいます。

しかしこの時代に教師同士の恋愛はご法度のため、千代は佐伯と離れて朝鮮のソウルに渡り出版社社長のお手伝いの職に就きました。

ある日、千代のもとに佐伯が結婚するという知らせがあり、千代はすぐに帰国して包丁持参でに会いに行きますが、突き飛ばされ追い返されてしまいました。

失恋後、19歳の千代は最初に結婚した雄一の弟・悟のいる京都に行き結婚、そして二人は雄一を頼って上京します。(千代は雄一と結婚した際、この弟が好みだった)

千代は高級料理店の女給の仕事に就き、そこで久米正雄芥川龍之介今東光らと親交を結びました。

悟が帝大を卒業すると二人は伯父に誘われて北海道に渡り、千代はそこで仕立ての技術を学びます。

千代の仕立ては評判となり、大金を得た千代は一軒家を購入。

さらに24歳の頃に懸賞小説に応募して1位を取り、そこでも大金を手にすると、お礼を兼ねて中央公論に立ちよります。

そこで尾崎士郎を紹介され、千代は北海道に悟を残したまま尾崎と東京で同棲を始めたのでした。

尾崎は人たらしで、誰とでもすぐ友達になれるような男で、千代はその大らかさに惚れていきます。

その頃、萩原朔太郎とも出会いますが、千代のおかっぱの髪型を荻原の妻が真似をして、夫人はその後ダンス仲間である若い男と駆け落ちしてしまいます。(当時、短髪の女性は珍しかった)

朔太郎の親友だった室生犀星は、千代が夫人に髪を切らせそれが駆け落ちの原因になったと思い込み、千代を嫌っていたようです。

あるとき、梶井基次郎と毎晩 のように話し込んでいた千代は、近所の人たちの間で噂となり、尾崎は怒って当てつけのように若い娘と祝言をあげてしまいます。

尾崎の心が離れても少しも寂しくはなかった千代は、今度はつい最近 心中事件を起こした画家の東郷青児の家に住みつくことになりました。

東郷の家には心中未遂のときの男女の血がこびりついた布団があり、千代は気持ち悪がるでもなく、東郷と一緒に寝たといいます。

二人は同棲を始めますが、千代が東郷の絵を大阪に売りにいったときに 会社社長と関係を持ってしまったことがバレて、東郷とも別れてしまいます。

恋多き女 千代はこれに懲りることなく、次は紅顔の美少年だった10歳年下の北原武夫に一目ぼれ。

周囲は北原に悪名轟く千代に関わるなと忠告しますが、北原は千代のすぐそばの家に引っ越してきて交際を始めました。

そして吉屋信子と藤田嗣治が媒酌人となり二人は帝国ホテルで盛大に結婚式をあげました。

戦後に千代は北原と共に、日本の近代ファッション誌の先駆けである雑誌「スタイル」を復刊。

今でいう「ヴォーグ」のような存在の「スタイル」は人気を博し、千代は銀座に堂々と社屋を建てました。

一方で小説家として『おはん』の連載を始め、野間文芸賞を受賞すると豪邸を建設。(千代は生涯で家を13軒建てている)

しかし、スタイル社の脱税が明るみになり千代は大きな借金を抱えてしまいます。

その借金もわずか5年で借金を返済すると、北原と離婚。

その後、女流文学賞、勲三等瑞宝章、菊池寛賞など多くの章を受章しながら、98歳まで精力的に活動しました。

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最後に

時代の価値観に左右されない宇野千代さんの人生を振り返ると、朝ドラというよりは昼ドラのようなエピソードばかりでしたね。

千代さんは自他ともに認める面食いだったので、朝ドラ史上最高のイケメンパラダイスが見られるかもしれません。

また、数々の恋愛遍歴に注目されがちですが、 調べてみると多才な作家であり実業家でもあることが分かりました。

芥川龍之介や小林秀雄、川端康成ら同時代の作家を誰が演じるのか話題になりそうです。

なお、朝ドラ『ブラッサム』は、2026年後期に放送されますのでお楽しみに。

 

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