ドラマ『東京貧困女子。』1話から最終回までのあらすじをネタバレ

様々な事情で金銭的に追い詰められ、社会から孤立している女性たちにスポットをあてたドラマ『東京貧困女子』。普通に生きたいだけなのに、まともな未来が見えずに打ちのめされ、やがて諦めてしまう彼女たちの現実。今回は趣里さん主演の『東京貧困女子。』の結末までのあらすじをご紹介します。
『東京貧困女子』1話からのあらすじ結末
◆1話
経済誌の契約編集者でシングルマザーの摩子(趣里)は、「女性の貧困問題」をテーマにした連載を担当することに。風俗ライターの祐二(三浦貴大)とともに取材を開始する。2人は早速、風俗やパパ活で稼ぎながら、国立大学の医学部に通う優花(田辺桃子)にインタビューを行なうが、取材対象への祐二の無遠慮な言動に不信感を抱く摩子。さらに、ある理由からインタビュー記事が炎上し、優花と連絡が途絶えてしまい……!?出展元:WOWOW
貧困にあえぐ女性を取材している摩子自身も、夫から養育費をもらわず必死に働いて娘を育てていた。
祐二は優花がテニスの部活もやっているという記述を消さずに記事にするが、“そんな暇があったらバイトしろ”などと批判を受け記事が炎上してしまう。
◆2話
インタビュー記事の炎上後、優花から思わぬ言葉を聞かされ、自らの浅はかさを痛感する摩子。一方、家庭内でも生活費や子育てを巡って母・菜穂子(高橋ひとみ)と衝突。そんな中、摩子が取材前に何げなく発した一言に、祐二は「帰れ」と取材から追い返す。そして、祐二がひとりで行なったシングルマザー・葵(東風万智子)の取材動画を確認した摩子は、祐二の怒りの意味と、自身も身を置く「貧困の現実」に気付かされる。出展元:WOWOW
優花は記事の批判に対して「記事読んだ人が不快になってくれて気持ちよかった」から削除しないでくれと摩子に伝えた。
「貧しさは人を殺す」現代の大学生を取り巻く厳しさを知った摩子は、もう一度 祐二に一緒に取材をしようと持ち掛ける。
性をお金に変えることの本当の意味を理解した摩子は、自分自身も貧困のボーダーラインにいることを自覚する。
◆3話
母と離婚して以来離れて暮らす父親が、生活保護を申請したことを知った摩子。今の自分に経済的な余裕がないことを自覚しつつも、父を扶養すべきかと思い悩む。相談を受けた祐二は「父親を捨てろ」ときっぱり言い放つが、その言葉の真意が摩子には読み取れない。その後、父親からDVを受ける美咲(玉井らん)や裕福な家庭に育ちながらも家族の問題から貧困に陥った典子(霧島れいか)への取材を行なった摩子は、ある決断を下す―。出展元:WOWOW
統合失調症の姉を持つ典子は、亡くなった両親の遺産を姉に渡すが、姉は悪い人に騙されて投資につぎ込み、すべて失ってしまう。
大阪で姉の介護を行うため秘書の仕事を退職した典子は、生活の基盤を失ってみるみる貧しくなっていた。
娘の学費を捻出することも厳しくなり、現在は借金取りから身を隠して生活していた。
一方、父親の面倒をみないことに罪悪感を感じていた摩子。
しかし、祐二はよほど余裕がない限り、親族は介入せずにセーフティーネットを使うべきだと言う。
その言葉に従い、摩子は生活保護を申請している父の援助をせず、自分の人生を大切にしようと決意した。
◆4話
高校時代、電車で女性が痴漢に遭った場面に居合わせ、ある光景が忘れられない摩子。取材対象の恵子(宮澤エマ)から、男所帯の会社で受けた苛烈なパワハラやDVについて聞かされ、今も日本社会の構造の中で女性が虐げられている現状に心を痛める。摩子は祐二とその友人の遼太郎(淵上泰史)に、「女性として生きること」について改めて想いを吐露するが……。そんな中、祐二にも、かつての恋人に関するある秘密があることを知る。出展元:WOWOW
恵子は子どもの頃に父と性的な関係を持ち、経済的に自立していない母は父ではなく娘の恵子を責めた。
そして社会に出てもパワハラに合い、会社のお荷物だからと新人社員と結婚させられた。
しかし、仕事を辞めても恵子は夫からモラハラにあい、今では精神を病んでしまっている。
そんななか摩子は、祐二の親友である望月遼太郎から、昔 祐二の恋人が黙って風俗で働き失踪したと聞かされる。
何も気づけなかった祐二は今も悔やんでおり、風俗ライターをしながらずっと恋人を探しているのだった。
◆5話
祐二とかつての恋人・凪(高田夏帆)の過去、そして祐二が風俗ライターを続ける事情を知った摩子は、凪を捜すため祐二とともに凪の故郷である工業地帯に赴くが、彼女の痕跡はまったく見つからない。その後、取材のために児童支援施設を訪ねた2人は、施設のボランティアで元無国籍のリサ(安斉星来)と出会い、外国ルーツの子どもたちが置かれた現状の一端を知る。そんな中そこで思いも寄らぬものを見つけるのだが……。出展元:WOWOW
凪が失踪するまで彼女がお金に困っていることを知らなかった祐二は、女性に凪を重ね合わせて貧困を追体験することで自分に罰を与えていた。
施設のボランティアに飾られている絵に凪の名前を見つけた摩子と祐二だったが、個人情報は教えてもらえなかった。
『東京貧困女子』最終回の結末
◆最終回
連載中の「東京貧困女子。」の書籍化が決まった。記事を改めて取材対象者に確認する摩子と祐二だが、医大生の優花は書籍化に戸惑う。一方、モラハラ夫との離婚を考える親友・萌音(金澤美穂)に寄り添う摩子。だが、ついに萌音が夫(川島潤哉)からひどい暴行を受ける。摩子は祐二らと萌音のもとに駆け付けるが、あるつらい現実に打ちのめされる。果たして摩子と祐二が取材で向き合い続けた女性たちの声は、世の人々に届くのか。出展元:WOWOW
暴行を受けた萌音は、警察に通報するという選択をする。
摩子は暴行の証拠写真のため萌音を撮影しながら、傷つけられないと保護してもらえない現状に心を痛めた。
大学生の優花は今でも風俗などをしながら学費を稼ぎ、自身の学歴を悔やみながら働くシングルマザーの村上は、配膳の仕事では息子の学費が足らず月に数回パパ活を行っている。
姉を援助したことで貧困に陥った川上は、娘の就職が決まったことを喜んでいた。
会社や夫からパワハラやDVを受けてきた恵子とは、あれから連絡が取れていない。
摩子と祐二による書籍「東京貧困女子。」は、すぐに女性たちを救うものではないが、「1人じゃないよ」というメッセージを与えることはできた。
ーエピローグー
書店で「東京貧困女子。」を手に取る女性がいた。(鞄には祐二の恋人が身に着けていた貝のキーホルダーが映し出される)
『東京貧困女子。』感想
一度 転落したら這い上がることが難しい日本の社会。
ましてや親に頼ることが出来ない学生や子どもを連れて離婚したシングルマザーなどはもっと深刻です。
怠惰な生活をしているわけでもないのに貧困になった女性たちは自分を責め、行政に頼ることを恥じて孤立を深め、アリ地獄に陥っていくのです。
女性が社会に進出し、パワハラやセクハラという言葉が浸透するなど表面的に日本の社会は良くなったように見えますが、まだまだ日本は男性優位社会。
「貧困なんて他人事だと思っていた」というサブタイトルにあるように、今は人並みに暮らしている人たちも、ひとたび離婚、介護、病気、倒産などに見舞われてしまえば、ここに登場した女性たちと同じように社会からこぼれ落ちていく可能性があります。
一見 お金に困ってなさそうな身なりをしていても、実は貧しくて体を売っている女性がいる。
周りの人から見て分かりづらい貧困の問題も、このドラマで知れました。
貧困の連鎖、最低賃金の水準、非正規雇用…様々な問題を扱った本作ですが、一番印象に残ったのは主人公が父親の面倒を見るところを断腸の思いで断ち切るところです。
よほど生活に余裕があれば問題ないですが、そうでなければ家族への行政に任せるという選択をしても良い。
また生活保護を受けることが恥だと思っている高齢者世代も多く、セーフティーネットにひっかからずにこぼれ落ちてしまい残念ながら亡くなる方もいます。
血の繋がりは大切、家族は助け合うのは当たり前という教育は大切だと思いますが、それによって自分が貧困になってしまっては本末転倒です。
貧しさは考えることを奪い、その結果 孤立していきます。
この国の仕組みを変えることはすぐには出来ないですが、この作品を通して行政に助けを求める選択肢があるということが、少しでも困っている人に届けばいいと思いました。
搾取される少女を描いた『愛されなくても別に』あらすじと結末は⇒こちら

社会保障システムの暗部に切り込んだ『悪い夏』あらすじから結末は⇒こちら

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