『1リットルの涙』ネタバレ！最終回までのあらすじと相関図

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中学生のときに発症した難病と闘った女性の実話をドラマ化した『1リットルの涙』。2005年に沢尻エリカさん主演で放送され「今まで見た中で一番号泣したドラマランキング」となったた作品です。そこで今回は、ドラマ『1リットルの涙』の最終回までのあらすじ結末を相関図付きで振り返ってみたいと思います。

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『1リットルの涙』キャスト一覧

◆池内家

池内亜也◆沢尻エリカ

豆腐店を営む実家を手伝うしっかり者の明るい少女。バスケ部に入り進学校への受験を控えるなか15歳という若さで脊髄小脳変性症を発症。病気が進行し絶望にうちひしがれるなか葛藤し、自分の置かれている状況を受け止めていく。母の勧めで「日記」を書くことで己の存在意義を見出していく。

池内潮香◆薬師丸ひろ子

亜也の母。かつて看護師をしており現在は保健師として働く。4人の子どもを厳しくも優しく見守っている。病に侵された亜也を懸命に支える。

池内瑞生◆陣内孝則

亜也の父。豆腐屋を営む。情に厚く涙もろい。妻と協力して亜也を見守り続けた。

池内亜湖◆成海璃子

亜也の妹。優等生な姉を疎ましく思い父にも反抗的な態度をとっていたが、亜也が病気と向き合う姿を見て尊敬するようになる。

池内弘樹◆真田佑馬

亜也の弟。サッカー部で熱心に練習する。姉の病気を同級生にからかわれ傷つき、体の不自由になった姉を恥ずかしがってサッカーの試合に来なくていいと言うこともあったが、基本的には優しい少年。

池内理加◆三好杏依

亜也の妹で末っ子。亜湖と同じで絵が得意。

◆麻生家

麻生遥斗◆錦戸亮

亜也のクラスメート。一人で考え一人で行動するタイプ。高校受験を辞めようと思っていたところ亜也と出会い、受験し補欠で合格して同級生となる。父と対立するなか亜也を愛し彼女を護る。

麻生芳文◆勝野洋

遥斗の父。亜也が通院する病院の外科部長。真面目で頑固な性格。ある事故がきっかけで息子との仲がこじれてしまう。

麻生佐和子◆兎本有紀

遥斗の母。

麻生圭輔◆佐藤祐基

遥斗の兄。川で水難事故に遭い亡くなってしまう。優秀で両親から期待されていた。

◆明和台東高校

西野良三◆戸次重幸（TEAM NACS）

亜也の高校の担任で女子バスケ部の顧問。平凡で流されやすい教師。

河本祐二◆松山ケンイチ

亜也の憧れのバスケ部先輩。亜也の病気が進行するにつれ彼女を避けるようになる。

杉浦まり◆小出早織

亜也の親友。同じバスケ部に所属し彼女を気づかう。

◆常南大学付属病院

水野宏◆藤木直人

常南大学付属病院の亜也の担当医。脊髄小脳変性症の治療と研究を専門にしている。

『1リットルの涙』相関図

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『1リットルの涙』1話から最終回までのあらすじ

1話◆「ある青春の始まり」

亜也（沢尻エリカ）は、高校受験当日に遅刻。学校へ急ぐ途中、試験をサボろうとしていた遥斗（錦戸亮）に助けられ、一緒に試験を受ける。後日、二人は無事合格。そのころから、もつれて転ぶなど、亜也の体に異変が現われ始める。

2話◆「15才、忍びよる病魔」

亜也（沢尻エリカ）の病気は、脊髄小脳変性症（せきずいしょうのうへんせいしょう）と診断された。医師・水野（藤木直人）から完治例がないと聞いた亜也の母・潮香（薬師丸ひろ子）は、ほかの病院を回るが、同じ病名を告知される。それでも納得できない潮香は神経内科の権威、宮下（森山周一郎）を訪ねる。一方、事情を知らない亜也は、バスケット部の練習試合への出場が決まり喜ぶ。

3話◆「病気はどうして私を選んだの?」

潮香（薬師丸ひろ子）と瑞生（陣内孝則）は、亜也（沢尻エリカ）に病気のことを知らせるのはまだやめようと決意する。だが、時々思い通りに体を動かせない亜也は、自分の病気に気付き始めていた。そんな中、病院を訪れた亜也は一人で水野（藤木直人）に会いに行く。一方、亜也の妹・亜湖（成海璃子）は、亜也ばかりを構う両親に不信感を抱く。

4話◆「二人の孤独」

亜也（沢尻エリカ）は、水野（藤木直人）に病名を告げられた。漠然と気付いていた亜也だが、動揺を隠せない。そんなある日、亜也は、思いを寄せる先輩・河本（松山ケンイチ）から花火大会に行こうと誘われる。病気のこともあって迷う亜也を潮香（薬師丸ひろ子）は勇気づける。当日、亜也は喜んで出掛けるが、頭から転倒。急きょ病院に運ばれる。

5話◆「障害者手帳」

亜也（沢尻エリカ）の退院の日、潮香（薬師丸ひろ子）は水野（藤木直人）から国の援助が受けられる障害者手帳の話を聞く。2学期から亜也をタクシーで登校させようと考えていた潮香は、帰宅してその話をするが、瑞生（陣内孝則）は「国の厄介にはならない」と猛反発する。一方、亜也は学校の友達や家族に気を使わせまいと、つい無理をしてしまう。

6話◆「心ない視線」

亜也（沢尻エリカ）の病気は歩行に影響を及ぼすように。お茶を飲んでむせたという日記を読んだ水野（藤木直人）は、病気の進行の早さに動揺する。そんな中、弘樹（真田佑馬）がサッカーの試合で初レギュラーに選ばれる。すると、選出をねたむ子供たちが亜也をバカにして弘樹にイジメを。弘樹は応援に来ると言う亜也を疎ましく感じてしまう。

7話◆「私のいる場所」

進路に悩む時期になり、亜也（沢尻エリカ）は人助けの仕事をしたいと思うように。一方、潮香（薬師丸ひろ子）は、西野（佐藤重幸）から養護学校への転校の話を受ける。戸惑う潮香だが、水野（藤木直人）の紹介で亜也と同じ病を患う少女に会いに行く。そんな中、亜也は相談もせず部活をやめたことで、まり（小出早織）の怒りを買ってしまう。

8話◆「1リットルの涙」

保護者会で亜也（沢尻エリカ）への対処が問題に。亜也は潮香（薬師丸ひろ子）の表情から、自分のことだと悟る。亜也が頑張れば頑張るほど、クラスメートの中で亜也に対する不満が増加。そんな中、全国模試が開催されることに。会場へ急ぐ亜也は、バランスを崩して階段から落下。その際、まり（小出早織）にもけがを負わせてしまう。

9話◆「今を生きる」

潮香（薬師丸ひろ子）らは養護学校の寄宿舎生活に入る亜也（沢尻エリカ）を心配し、入学祝いに携帯電話を贈る。翌日、登校した亜也は、1学年上の明日美（大西麻恵）と出会う。亜也は同じ病気で自分より進行の進んだ彼女の姿に自分の将来を重ね不安に。一方、学校が変わっても亜也との付き合いを続ける遥斗（はると・錦戸亮）は、父・芳文（勝野洋）から注意を受ける。

10話◆「ラブレター」

亜也（沢尻エリカ）は養護学校を卒業し、再び家に戻った。一方、遥斗（錦戸亮）は、志望の常南大学医学部に合格。リハビリで病院を訪れた亜也を連れ、大学を案内する。遥斗との楽しい時間を過ごす亜也だが、周囲の新しい環境に寂しさを感じるように。「もっとリハビリをしたい」と、潮香（薬師丸ひろ子）と水野（藤木直人）に入院を申し出る。

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『1リットルの涙』最終回の結末ネタバレ

11話（最終回）◆「遠くへ、涙の尽きた場所に」

20歳になった亜也（沢尻エリカ）は、必死に闘病生活を送っていた。病状が進み歩けなくなった亜也だが、連載中の詩や日記が反響を呼び始める。そんな中、亜也は妹・亜湖（成海璃子）に促され、1年間過ごした高校へ。そこで、医大生の遥斗（錦戸亮）と再会する。その直後、亜也は生きている証しのようにつづっていた日記が書けなくなってしまう。

5年後ー

亜也は息を引き取った。

葬儀が終わり母の潮香は、自宅で亜也の日記の最後のページに書かれた「ありがとう」という文字を見た。

潮香はペンを手に取り、亜也に手紙を書いた。

亜也。歩いていますか？ご飯は食べていますか？大声で笑ったり、楽しくお話できていますか？
お母さんが側にいなくても毎日、ちゃんとやっていますか？
お母さんは、ただただそれだけが心配でなりません。
「どうして病気は私を選んだの？」亜也はそう言って苦しんだけれど、あなたが沢山の涙を流した人生が何の意味があったのか。
お母さんは、今でも考えています。
でもね亜也。あなたのおかげで、大勢の人が生きることの意味を考えるようになったのよ。
近くにある幸せを感じるようになったり、同じ病気で苦しんでいるのが自分だけじゃないと思ってくれたよ。
あなたの涙や言葉は、たくさんの人に届いたよ。
亜也、そっちではもう泣いてないよね。あなたの笑顔がもう一度見たい。

お墓参りに来た亜也の両親に続いて、担当医の水野（藤木直人）もやってお墓を訪れていた。

水野は「もっと自分にやれることがあったかもしれない。」と亜也を救えなかったことを悔やんだが、潮香は「先生はよくやってくれました。」と感謝の気持ちを述べた。

そして潮香が視線を移した先には、亜也のクラスメイトや同じ病気と闘っている人たちが亜也のお墓に向かって歩いてきていた。

その様子を見た潮香は、亜也が生きた証を感じるのだった。－END－

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『1リットルの涙』感想

亜也が難病に冒されることがなければ、勉強、部活、恋などを思う存分経験し、余計な涙を流すこともなかったのに…。

だから彼女が心の底から搾りだした「病気は…病気は…何で私を選んだの？」の言葉が胸に刺さります。

本当に純粋に1リットルの涙が流れたかも？と思わせるほど号泣シーンが多い。

キャストでいえば、やっぱり沢尻エリカさんと錦戸亮さんの泣きの演技が秀逸。

今では考えられないですがwww二人とも”清純”という言葉がピッタリです。

このドラマのイメージが強くて、沢尻エリカさんがいまだに悪いことをした人に思えないから不思議。

妹役の成海璃子さんは当時14歳とは思えないほどしっかりしたお芝居をしていました。今では大河ドラマや朝ドラに出演するなど演技派女優として成長しています。

最初は亜也のことを疎ましく思っていた亜湖が次第に変化し、姉の夢だった看護師になったときは感無量でした。

一方で、病気から逃げてしまった先輩（松山ケンイチ）にはガッカリしましたが、考えれば彼も高校生。彼女の人生を背負える経験値も覚悟もないのは仕方ないですね。

そして、母親役の薬師丸ひろ子さん、父親役の陣内孝則さんも、戸惑いながらも娘を献身的に支える姿が印象的。

また、Kによる主題歌「Only Human」とレミオロメンの挿入歌「粉雪」の切ないメロディと歌詞が、さらに涙を誘う～。この選曲はずるい！！

丁寧に練られた脚本と、キャッチーな楽曲、キャストの繊細な演技がうまくハマった素晴らしい作品でしたね。

ドラマが放送された2005年は、『花より男子』、『ドラゴン桜』、『野ブタ。をプロデュース』など名作揃いでしたが、本作はオリコンの「2005年ドラマ満足度ランキング」でそれらの作品をおさえて5位にランクイン。

何度みてもジーンとくる名作ですので、ドラマを知らない世代の方にもぜひ見て頂きたいです。

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