『コーチ』ネタバレ!異例の警察小説のあらすじと登場人物

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堂場瞬一さんによる『コーチ』は、見込みがあるが伸び悩んでいる刑事たちのもとに送りこまれた謎の男が、彼らに適切な助言をしながら事件解決に導いていく警察小説です。今回は唐沢寿明さん主演でドラマ化も決定した『コーチ』の結末をネタバレ有りでご紹介いたします。

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『コーチ』あらすじ

見込みがあるが、伸び悩んでいる若き刑事たちの前に一人の男が現れる。

人事二課からやって来た向井光太郎は、的確なアドバイスで彼らの能力を引き出し、自信をつけさせていく。

東北署刑事課強行班係係長の益山 瞳はリーダーとしての心の持ちようを教わり、東新宿署刑事の所 貴之は取り調べで容疑者によって臨機応変に対応する術を学び、目黒西署刑事の西条猛樹は張り込みと尾行のコツを掴んだ。

警視庁の教育方針の一つとして、特別講師のような形で所轄の職員の指導にやってきた向井。

向井が所属する人事二課は、警部補以下の人事を扱い、警察官だけでなく一般職員も働いている部署。

そこに所属する向井が所轄の刑事課に異動するというのは異例のことだ。

なぜ優秀な向井は捜査の第一線から退き、コーチを引き受けているのか。彼の隠された過去とは…

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『コーチ』登場人物&相関図

登場人物

向井光太郎・・・巡査部長46歳。本部人事二課より所轄に派遣された特命職員。見た目は冴えないおじさん。元ラガーマン。過去に秘密を抱える。
益山 瞳・・・巡査部長、警部補の試験を最短で突破し32歳で所轄の刑事課の係長に就任した女性エリート。
所 貴之・・・刑事課の取り調べ係。
西条猛樹・・・窃盗事件を捜査する捜査三課を目指す若手刑事。身長185cm。

『コーチ』結末をネタバレ

向井のコーチングを受けた、そして西条は、同じタイミングで捜査一課の係に赴任した。

そんななか一人暮らしの若い女性が乱暴された末に殺害されるという事件が発生し、三人は捜査にあたることになったが、過去の未解決事件のなかに手口が類似しているものを見つける。

それは15年前の事件で、なんと被害者は向井の年の離れた妹だった。

かつて向井は、両親を事故で亡くなったあと高校に進学し、妹は親戚に家に引き取られた。

警視庁に勤めるようになった向井は、大学進学のため上京してきた妹と一緒に暮らしたかったが、妹の大学は八王子の奥の方だったため別々に住んだ。

週末は食事を共にするなど、これまで離れていた分 仲良く過ごしていたが、ある日妹は就職を目前にして命を奪われたのだった。

身内が関わっているということで捜査を外された向井は、与えられた仕事をボイコットし、妹の捜査に口出ししたり聞き込みを勝手に行ったため休職を命じられる。

完全に無気力状態になった向井は捜査一課では使いものにならないと判断されたが、刑事としての能力を買われコーチとして現場に投入されることになったのだった。

向井の過去を知った三人は、彼に恩返しをしようと犯人を追いつつ、向井が現場復帰してくれるようそれとなく事件の動向を知らせていた。

防犯カメラの情報により着用していたコート、移動の際にバイクの車種から、古屋英俊という男が容疑者だと突き止めた三人。

張り込みの末、古屋が次のターゲットのマンションにやって来たところを捕まえようとした瞬間、向井が現れ古屋に掴みかかかった。

三人は向井に「一緒に15年前の事件の真実を明らかにしましょう」と訴えるが、向井は雨のなか去っていった。

古屋は窃盗未遂の容疑で逮捕され、女性殺害の件も認めたが、15年前に古屋の妹が犠牲になった事件についてはDNA鑑定により無関係だと分かった。

事件後、瞳、所、西条の班に新人が迎え入れられることになった。

三人がいる机の島にやって来たのは向井だった。

西条は深く一礼し「おかえりなさいコーチ」と迎え入れた。

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『コーチ』感想

見込みはあるけれど、なかなか力を発揮できない刑事に、的確なアドバイスで成功に導く向井。

時に厳しく、時に優しい彼の言葉は、仕事に悩んでいる人たちの心に刺さり、人事や若手育成に携わる方にとってはハウツーになる。

そういった点を考えれば、本作はミステリーというよりもお仕事小説に近い感じがしました。

物語の構成は、1部が「管理職の心得」「取り調べの技術」「尾行方法」をレクチャーされ活躍する3人の生徒のストーリーで、2部では自信をつけた3人が同じ事件を追い、向井の過去を知りながら解決に導くというものとなっています。

特に良かったのが「管理職の心得」の章。

上に立つものが率先して現場に飛びこめば混乱するだけ。リーダーは現場は部下に任せ、冷静に判断し指示を下すだけが良いというのは、ビジネスの世界でも通用するようなお話でした。

短編集かと思いきや、最後に1つに繋がる展開で伏線回収もあったのですが、15年前の事件の犯人がまだわかっていないのが気になります。

また木崎という出来の悪い刑事に、向井は適性がないと早々に指導を諦め、彼の代わりに向井が配属されるという結果になるのですが、出来れば諦めずに木崎のキャラを生かしてほしかったなと思いました。

最後は向井が捜査一課の第一線に戻ってきてめでたしめでたしとなりましたが、4人になったチームが今後どのような活躍を見せるのか?また15年前の事件の犯人も知りたいので、ぜひ続編にも期待したいと思います。

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