『推しの殺人』原作の結末を相関図付きでネタバレ!

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遠藤かたるさんによる『推しの殺人』大阪で活動する地下アイドルグループ「ベイビー★スターライト」のメンバーが事務所社長を殺害し、遺体を山に埋めて隠蔽しようとするサスペンスです。今回はドラマ化も決定した小説『推しの殺人』の結末までのあらすじを相関図付きでご紹介いたします。

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『推しの殺人』あらすじ

大阪で地下アイドルとして活動する三人組グループ「ベイビー★スターライト」のメンバーであるルイテルマイズミは、それぞれの問題を抱えていた。

グループの存続が危ぶまれるなか、センターを務めるイズミは、交際していた事務所社長・羽浦からの日頃の暴力に耐えかねて、はずみで命を奪ってしまう。

このままでは“べビスタ”は消滅してしまう…

イズミの罪を隠蔽するため、これまでバラバラだった三人は協力して羽浦の遺体を山中に埋めるが、マネージャーの土井が羽浦失踪を興信所に相談し…

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『推しの殺人』登場人物&相関図

登場人物

ルイ・・・大阪で活動する地下アイドル「ベイビー★スターライト」の初期メンバー。23歳。どこかやる気がなく惰性でアイドルを続けている。暗い過去を背負っている。
テルマ・・・「ベイビー★スターライト」のメンバー。アイドルとして成功するため人一倍努力し、パフォーマンス力はグループ一番だが、イズミにセンターの座を奪われ、彼女を目の仇にしている。
イズミ・・・「ベイビー★スターライト」のセンター。19歳。アイドル未経験の大学生だが美人でグループ一の人気を誇る。実家も裕福なお嬢様。
羽浦・・・「ベイビー★スターライト」が所属する芸能事務所の社長。ルイやテルマを接待に利用している。
土井・・・「ベイビー★スターライト」のマネージャー。無表情で感情が読めない。
河都・・・IT企業を経営する実業家。テレビ番組にもコメンテーターなどとして度々出演している有名人。ルイとは昔からの知り合い。羽浦は大学の後輩でルイを紹介した。

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相関図

※無断転載ご遠慮ください

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『推しの殺人』結末までのあらすじをネタバレ

興信所から当日のアリバイやイズミと羽浦の関係を追及されていたルイテルマイズミは窮地に立たされていたが、これのピンチに追い討ちをかけるような事態に陥ってします。

ある仕事の帰り、いつもとは様子が違うマネージャー土井に連れられ、地下駐車場に停めた車に乗り込もうとした三人に、警察を名乗る男二人がイズミを逮捕した。

テルマは警察に喰ってかかり、ルイはテルマを止めようとし、イズミは気高いアイドルのままの微笑を称えながら警察の車両に乗り込んだ。

イズミが去ったあと、ルイとテルマはがっくり肩を落とすが、まもなくしてそれがテレビのドッキリだったと明かされる。

羽浦殺害がバレたと思った三人の姿は、まるで映画のような緊迫感があり、すぐさまテレビでのオンエアが決定する。

土井によって興信所への依頼を打ち切り、テレビ番組に出演することになった三人は、“べビスタ”で一旗あげようとさらに団結する。

しかしルイには一つ気がかりなことがあった。

それは今回ドッキリの番組に“べビスタ”を陰で推薦してくれたIT企業を経営する実業家・河都の存在だった。

ルイが10歳の頃、DVの父親に包丁を突きつけ、そのショックで父は車を運転し事故で亡なり、母と妹はルイがストーブの傍に洗濯ものを干し、そこから出火した家事のせいで命を落とした。

間接的とはいえ家族の命を奪ってしまったルイは罪悪感を背負い17歳で上京し、東京でラウンジ嬢として働き、そこで河都と出会った。

河都は端正な顔立ちのコメンテーターとしてテレビ番組に出演する青年実業家でしたが、裏では財政界の有力者に若い女性をあてがうアテンド業を行っていた。

ルイもまた「もっと稼げる仕事がある」と河都に紹介され男たちに身体を売っていた。

当時まだ若かったルイはそれが搾取だとは気づかず、河都の力になっていると勘違いしていた。

そして河都はルイを悪名高い羽浦に紹介し、彼女が苦しむ姿をゆっくり楽しんでいたのだった。

羽浦に違法薬物を流していたのも河都で、そのせいでイズミは罪を犯した。

河都は三人が羽浦の遺体を山中に埋めたと知り、黙っていることと引き換えにルイはもちろんテルマ、イズミにも顧客の相手をさせようとした。

ルイは、かつて家族を守れなかった後悔から、自分はテルマ、イズミの分まで仕事をするから助けて欲しいと懇願する。

河都がその申し出を断ると、ルイは河都が女衒をしている証拠をネット上にばらまくと脅した。

そんなルイを生かしてはおけないと河都はルイを消すことにして、暴力を振るった。

するとそこにテルマとイズミがやって来て、ルイに協力。

ルイは二人のおかげで反撃し、河都の息の根を止めた。

ボロボロになった三人だったが、その日は“ベビスタ”の4周年記念ライブの日だった。

マネージャーの土井はすべてを知った上で三人を守ることを決めて、ライブの舞台へ送りだした。

本当の仲間テルマ、イズミと出会えたルイは、「なんのためにアイドルをやっているのか?」という答えを探しにイントロが流れるステージに踏み出した。

『推しの殺人』感想

尊大な社長の殺害を隠蔽するため、それまでギクシャクしていたアイドルグループが一致団結して目標のために再起動するテンポの良い展開は、スリリングで面白かったです。

特に遺体の運び方、防犯カメラへの警戒、遺体を埋めるシーンは妙にリアルで一気に引き込まれました。

なんとなく桐野夏生さんの『OUT』と似ていますが、生々しさはあまりなく、アイドルが主人公なので不思議と爽やかさもあります。

黒幕についてはミスリードがありましたが、一番やべえ奴の匂いをプンプンさせてた河都だったことが判明。

これについては、最初から予想がついていたので驚きは控えめ。

DVクズ社長をはじめ、サイコパスの河都など、出てくる男たちが最悪。最後に土井マネージャーが味方してくれたことが唯一の救いでした。

そして河都を消したあとの彼女たちはどうなったのか?というのは、とても気になるところ。

そのまま逃げ切ってアイドルとして成功するのか?罪を償って元犯罪者という話題性でアイドル再活動を果たすのか?

最後が明かされていないので、続編も期待したいです。

「推しの殺人」は、スポットライトを浴びて笑顔で踊り歌う彼女たちを食い物にしようとする業界の闇と、犯罪を通じて絆が深まったアイドルの成長譚が描かれ、登場人物も少ないのでミステリー初心者にはおすすめの作品です。

ドラマで興味を持った方もぜひ原作を手に取ってみてくださいね。

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