ドラマ『恐怖新聞』第1話から最終回までのあらすじと結末ネタバレ

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恐ろしい映像とありえない展開で、“串刺しお父さん”“骨食べ母さん”などSNSを大喜利状態にさせ、世間をザワつかせたドラマ『恐怖新聞』。

今回は、そんなドラマ史に残る大事件発生のドラマ『恐怖新聞』の第1話から最終回までのあらすじ・結末ネタバレをご紹介いたします。

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ドラマ『恐怖新聞』第1話から最終回までのあらすじ

第1話「死を予言する新聞」

20歳を機に、一人暮らしを始めることにした小野田詩弦(白石聖)。父の蔵之介(横田栄司)に反対されていたが、母の歌子(黒木瞳)と、幼馴染で親友の宮沢桃香(片山友希)は新しいチャレンジを応援している。念願の一人暮らし初日。詩弦がベッドで眠っていると、午前0時に部屋のドアを激しく乱打する音が…。次の瞬間、新聞受けに何かが押し込まれる。その紙片には「恐怖新聞」の文字。そこには数日後の日付と、若い女が転落死するという記事が書かれていた。宅配サービスのアルバイトを始めた詩弦は、配達を終えて戻る途中、女子高生の自殺を目撃する。まさに新聞で見た通りの光景…。バイト先の先輩・松田勇介(佐藤大樹)は、自殺を目撃し錯乱する詩弦のことを心配する。一方、京都東警察署・刑事の篠崎(駿河太郎)は、事件・事故の現場写真に写る一人の“初老の男”が気になり、詩弦を訪ねる。後日、”初老の男”は引っ越し業者の蜷川冬夜(猪野学)だと分かり、篠崎が出向くも、隙をついて逃げられてしまう。詩弦は、何かと心配してくれる勇介と付き合うことになった。しかし、泊まりに来た時に新しい恐怖新聞が届いてしまう。そこには父・蔵之介の死の予言が…。しかし、恐怖新聞は詩弦にしか見えないらしく、勇介にも信じてもらえない…。一人暮らしを反対され、実家に足が向かなかった詩弦だが、父の死を阻止するべく実家へ向かう。母から神社へ出かけたと聞き、急いで後を追う詩弦。恐怖新聞の挿絵には神社の鳥居のようなものが描かれていたのだ…。そこで詩弦が目の当たりにした衝撃的な光景とは…。今わの際に蔵之介が放った言葉、隠された詩弦の出生の秘密とは…。息もつかせぬ怒涛の展開、心をえぐる最恐ホラーの幕が開く!

見どころポイント
・独特の走り方の詩弦
・詩弦と勇介の恋の展開の早さ
・串刺しお父さん

第2話「未来の殺人を止めろっ」

恐怖新聞の予言通り、父・小野田蔵之介(横田栄司)の死を目撃してしまった詩弦(白石聖)。母・歌子(黒木瞳)にも「あんたがお父さんを殺した」と責め立られ、さらに遺骨を口に入れる歌子の姿に強いショックを受ける。詩弦は配達のアルバイト中に“初老の男”冬夜(猪野学)に呼び出される。冬夜は恐怖新聞の前の契約者だったのだ…。「恐怖新聞は受け取るごとに100日寿命が縮み、最後には死ぬ」。その事実を知った詩弦は恐怖新聞から逃れる方法を尋ねたが、ちょうどその時、刑事の篠崎(駿河太郎)が現れる。逃げる冬夜だったが追いつかれ、篠崎と揉みあううちに階段から転落、意識不明で入院してしまう。結局、詩弦は恐怖新聞から逃れる方法を聞き出せなかった。そんな中、新たな恐怖新聞が詩弦の元に…。京都市内で刃物による死傷事件が発生し、女性1人が死亡するというものだった。挿絵には首を切られて死んだ女性のそばに、鬼のような顔の男が立っている…。事件を新聞で知りながらも助けられないことに悩む詩弦。しかし、勇介(佐藤大樹)に「悪い未来が分かっているなら、いい未来に変えればいい」と言われ、ハッとする。
「自分の手で誰かを救うことができたら、自分が生まれてきた意味があるのかもしれない」…詩弦は勇介と、幼馴染で親友の桃香(片山友希)に協力を仰ぎ、事件を防ぐため動き出す。恐怖新聞は詩弦にしか読めない。事件当日、詩弦は新聞に書かれていた挿絵を書き写し、犯人の特徴を勇介と桃香に伝え、待ち伏せすることに。
犯行時間と予言されている午後3時。しかし、犯人を待つ3人の所に次から次へと邪魔が入る。果たして運命に逆らい、未来を変えることはできるのか…そして迎えた刺殺事件の驚愕の結末とは!!

見どころポイント
・骨食べお母さん
・口から髪の毛
・犯人は令和のジョイナー
・血液シャワー

第3話「配達人の正体とは?」

事件を未然に防ぐつもりがさらなる悲劇を招き、「生まれて来ちゃいけなかったんだ」と落ち込む詩弦(白石聖)。心配した勇介(佐藤大樹)は、母・歌子(黒木瞳)を訪ね喫茶店へ。自分の過去を重ね「詩弦をちゃんと見て欲しい」と訴える。勇介の助言を受け、カウンセリングを受けるようになった詩弦。カウンセラーの大井川明日香(舞羽美海)からは「恐怖新聞には関わらないことが一番大切」とアドバイスを受ける。少し前向きな気持ちになり、久々に大学に行ったが、桃香(片山友希)から「あんたが巻き込まなきゃ…私の人生を滅茶苦茶にした!」と責め立てられる…。そんな詩弦に追い打ちをかけるように、何度無視しようとも、恐怖新聞が時と場所を変えて執拗に届く。逃げるように自宅に戻った詩弦。そこに現れたのは歌子で…。娘が子供のように泣きじゃくりながら事情を話すのを聞き、歌子は恐怖新聞の存在を信じることに。新たに届いた新聞には子供の虐待死事件が予言されていたが、「お父さんが死んだときの悲しみを誰にもさせたくない」と事件を防ごうと提案する。詩弦は前回の刺殺事件の後、「手を組まないか」と持ち掛けてきた刑事・篠崎(駿河太郎)のもとへ。恐怖新聞に関する情報と引き換えに、篠崎から児童虐待の通報リストをもらい、歌子と2人でリストの家を訪ね歩く。予告日が迫るなか恐怖新聞の挿絵を手がかりに、ある人物の家を特定する…母娘は悲惨な事件を防ぐことはできるのか!?一方、意識が戻り病院から逃走していた冬夜(猪野学)は詩弦に電話をかける。隣に住む片桐ともを(坂口涼太郎)とベランダで話していた詩弦だったが、電話の内容に衝撃を受ける…!運命を変えるべく行動を起こしたことで、詩弦を取り巻く人間関係が音を立てて崩れていく。死へのカウントダウンが始まる…。

見どころポイント
・でかシャモジおばさん
・恐怖新聞に変化が?!
・恋人と親友の裏切り
・隣人トモヲの正体

第4話「浮気の代償」

『そいつの正体は鬼形礼だ…』
冬夜(猪野学)からの電話で、今まで相談に乗ってくれていたのは、隣人・片桐ともをではなく、鬼形礼(坂口涼太郎)だと知った詩弦(白石聖)。鬼形が恐怖新聞を詩弦の元に届けていたのだ。詩弦は、冬夜から恐怖新聞から逃れる方法を聞く。新聞紙に名前を書かせると、契約が移るという…「死にたくないなら一刻も早く誰かにサインさせるんだ」。これまでの苦しかった日々を思い、つい、見ず知らずの人にサインをさせようとしてしまう詩弦。自分の怖さに気づいた詩弦は、歌子(黒木瞳)に相談する。正義感の強い歌子が考えた恐ろしい秘策とは…その頃、勇介(佐藤大樹)に対する桃香(片山友希)の親し気な態度が気になっていた詩弦。偶然、2人が自分に内緒でカフェにいるところを見つけてしまう。ショックを受けた詩弦は思わぬ行動に出る…。正体がバレてから、自らの姿をさらして、詩弦に恐怖新聞を届けるようになる鬼形。
「小野田詩弦は命を捧げなくてはいけない」「前世の記憶」と意味深なフレーズを残して去る…一体何を意味するのか? そして新たに受け取った予言は「国道での暴走トラック事故」だった。詩弦は事故を防ごうと篠崎に伝えるが、篠崎にはある思惑があり…。一方で、体が衰弱し、再び入院した冬夜の素性も明らかに。恐怖新聞は最初、妹の春海(福地桃子)の元に届いていたという。冬夜に契約が移った過去、そして詩弦に「新たな契約者を見つけろ」と忠告する理由とは…。登場人物全員の本性が姿を現し、物語は更なる勢いで加速する!詩弦は誰かに恐怖新聞をなすりつけてしまうのか!? 業の深い人間という生き物が、恐怖新聞の持つ「力」を知った時、ドラマ『恐怖新聞』の本当の怖さがベールを脱ぐ!!

見どころポイント
・詩弦!子どもはやめとけ
・彼氏は優柔不断
・冬夜は妹思い
・窓ガラス叩きすぎ
・謎コーヒー

第5話「頭は人? 体は牛!?妖怪・件(くだん)登場!!」

桃香(片山友希)にブレーキワイヤーを切られ、自転車で転倒し意識が途絶えた詩弦(白石聖)。鬼形礼(坂口涼太郎)に連れてこられた場所で、さらなるショックを受ける事になる!?
父・蔵之介(横田栄司)が、「お前が生まれてこなければ良かったんだ」と死に際に放った一言の驚愕の理由も今夜明らかに!
始まりから終わりまで衝撃が続く第5話。恐怖新聞はなぜ生まれたのか?
過去の因縁から現代へのつながりが見えたとき、物語は戦慄の最終章へと突入する!

見どころポイント
・まさかのタイムスリップ
・頭は人? 体は牛!?の妖怪現る
・鬼形礼が第2形態へ
・怖いより面白いが勝っちゃった!

第6話「消えた恐怖新聞!?新しい契約者は誰だ?」

恐怖新聞の持つ“力”を知った篠崎(駿河太郎)から「私が恐怖新聞を引き継ぎましょうか」との申し出があったが、断る詩弦(白石聖)。詩弦にはこれまでの恐怖新聞も読めなくなり、新たな新聞も来なくなったのだ…。しかし、恐怖新聞の呪縛から解放され、ホッとしたのも、束の間、謎の呼び出しメールが詩弦の元へ来るようになる……。「アシカガ」と名乗る送り主は、詩弦の自転車のブレーキを壊した人物を知るという。詩弦が指定されたネットカフェに行くと、火事が発生。アシカガに会うことはできなかった。後日、多数の死者が出るほどの火災だと知った詩弦は、恐怖新聞と契約した誰かが、自分を殺すためにそこに呼び出したのではないかと推測する。自転車事故の際、桃香(片山友希)の姿を見た詩弦は、新しい契約者は桃香ではないかと疑い連絡をするが、音沙汰がない…。「桃香を放っておけない、巻き込んだのは私」と心配した詩弦は勇介(佐藤大樹)と桃香のマンションへ行くが、そこで見たものとは…?再びアシカガからメールが来た。詩弦は勇介と指定されたカフェに行くも、今度は発砲事件に遭遇。勇介のとっさの判断で、九死に一生を得た詩弦。恐怖新聞が消えて、桃香も消えた…。アシカガは何者なのか?その目的とは??自分たちの身に何が起こっているのか?全く想像もつかない状況に怯える詩弦と勇介。2人の関係はギクシャクしだす…。そのことを知った歌子は、戦慄の行動に出る!?恐怖新聞不在でも、怖さは健在!!新しい契約者は誰なのか?恐怖新聞によって狂わされた人生は、どう交錯するのか??“愛”がゆえの豹変と狂気!想いが過ぎて生まれる“恐怖”。愛と恐怖が共存する本格ホラーは想像を絶する展開へ!

見どころポイント
・”大ダコ”桃香
・すりこぎの殺傷能力
・母の底知れぬ愛
・やっぱ勇介はクズ

最終回

避けられない運命と見定め、再び恐怖新聞の契約者となった詩弦(白石聖)。自分の命が続く限り、誰かのためになろうと決意する。恐怖新聞の予言を使って、人々を誘導することで事件や事故を防ぎ、亡くなるはずの命を救っていた。しかし、そんな詩弦の行動は世間では理解されるはずもなく、ネット上で「ヒーロー気取りの偽善者」呼ばわりされた上、蔵之介(横田栄司)や桃香(片山友希)の死のことまで調べられ、自作自演と叩かれるようなってしまった。さらに「あんたがこの世からいなくなればいいんだ」と正面から暴言を受ける始末…。……それから1年後、詩弦は京都の街から、姿を消した。拘置所に入っている勇介(佐藤大樹)の元に歌子(黒木瞳)が訪れる。詩弦は相変わらず恐怖新聞を使って、人の為に頑張っているみたいだが、ここ1年ほど会っていないという。そして、勇介に「私のことは忘れてください」という詩弦からの言葉を伝えるが…。一方、篠崎(駿河太郎)も詩弦を探して、歌子の元を訪れていた。恐怖新聞を引き継ぎたい篠崎に対し、歌子は「命をかけて人を守ることに疲れた詩弦のために契約を引き継いで欲しい」と恐怖新聞の紙とペンを渡すが…。歌子の2つの行動が示すものとは? そして詩弦はどこへ?全ての伏線がつながり、思いもよらぬ結末へ!! 感動、恐怖、感動、恐怖…畳みかける展開に、感情が追い付かない戦慄の最終話!!恐怖新聞に翻弄された人々の行く末を見届けたとき、あなたがいる世界は違うものに見えるかもしれない…。

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『恐怖新聞』ネタバレ・結末

恐怖新聞の始まりネタバレ

恐怖新聞の起源は 江戸時代にあった。

(キャストはそのまま江戸時代へ…)

物産問屋越後屋の主人(刑事・篠崎/駿河太郎)は、未来を予測できる不思議な能力を持つシヅ(小野田詩弦/白石聖)をひょんなことから雇うことになった。

シヅが越後屋に奉公に着た途端に、店は大繁盛。

主人がシヅの母・ヤエ(黒木瞳)に、「なぜシヅは、未来のことが分かるのか?」と聞くと、ヤエは「シヅの お腹の中の子が、これから起こる凶事を教えてくれるのです。 お告げはシヅを通した赤ん坊の声なんです。しかし、子は出産予定日を過ぎても、いっこうに産まれてくる気配がなく、お坊さんにも相談しているのです。」と答えた。

それから、僧の空言(父・蔵之介/横田栄司)は、シヅの子の祈祷をしたが、シヅの腹の中には、 件(くだん)と呼ばれる頭は人間、体は牛の妖怪がいることに気づいた。

僧は、「件の寿命は短く、件はうまれてすぐに亡くなってしまうため、シヅの腹にとどまり、人々に災いを教えて救っているのだろう。」と言った。

そんな頃、シヅは暴漢に襲われそうになったところ、侍(勇介/佐藤大樹)に助けられたことをキッカケに、ヤエは「越後屋の主人がシヅの力を利用して金儲けばかりを考えている。助けてくれませんか。」と頼んだ。

侍は、シヅは、どこか亡くなった妹に似ており、越後屋の主人にもバカにされたことがあることから、その依頼を引き受けた。

ある日、越後屋の主人が「シヅ新しいお告げはないか?」と尋ねると、シヅは「越後屋の主が、侍に切り殺される」というお告げがあったと知らせた。

それを聞いた越後屋の主人は、殺し屋に、シヅを助けた若侍を消すように言ったが、若侍はうまくかわした。

侍は、僧のところに向かい「シヅの腹の中には人ではなく、件が宿っており、越後屋が大儲けをしているのも件のおかげなのだ。しかし、件のお告げを受け取った者は100日づつ寿命が縮むのだ。」と言った。

しかし、その事実をヤエは越後屋に伝えそびれていたので、シヅのお告げの危険を知らせるため侍は越後屋に向かった。

侍に切り殺されると勘違いした越後屋の主人は、侍ともみあいとなり、結果、切られて亡くなってしまった。

それを見て恐ろしくなったシヅは、「母のヤエが、私の夫を殺した。母は私のお腹の子を件にしたいと迫り、それを断った夫を葬った。おっかあは鬼だ!」と叫んだ。

すべての元凶は、母のヤエだったのだ。

ヤエは、シヅが妊娠したと知ると、お腹の子を件にする儀式を行っていたのだ。

シヅにすべてをバラされたヤエは、シヅのお腹に包丁を突きたて、お腹の子供を殺した。

そしてシヅは、ヤエに 「永遠に救われぬ さだめよ…。」と告げて亡くなった。

母は貧乏から抜け出すため、シヅのお腹の子を件にしてお金を稼ごうと思っていたのだ。

「悪かった…。」と泣いて詫びるヤエを、慰めようと僧が近づくとヤエは、「地獄に落ちな。」と僧にも包丁を向け殺してしまった。

(そこに鬼形礼の声で)「シヅがあとかたもなく消え去った。それから時折、不吉な凶事が書かれた紙が道端で見つかるようになった。それを拾ったものは寿命が件が100日縮まると噂になっていった。 件が寿命を集めているのだ。いつかこの世に産まれてくるために。

現代ー。自転車で転倒し意識を失っていた詩弦が目を覚ますと、そこには鬼形礼がいた。

鬼形礼は「君は、ヤエの生まれ変わりだ。自分の娘であるシヅを苦しめた。現世で罪を償うがいい…」と言った。

消えた桃香は?

桃香が血痕を残して消えていることを心配していた詩弦だったが、勇介のカバンから桃香の生首を発見してしまう。

桃香を殺害したのは勇介だったのだ。

篠崎(駿河太郎)が勇介に聞いた話によると…

ヤクザの男を雇い、詩弦を襲わせようとしていた桃香を、なんとか止めさせようとしていた勇介は、桃香の部屋を訪れた。

土下座をして「なんとか、思いとどまって欲しい。」と懇願する勇介だったが、桃香は「何で、自分を捨てた男の頼みを聞かなくちゃいけないの。あんたに弄ばれて捨てられたのよ。」と聞く耳を持とうとしない。

そしてその場で、ヤクザに「あの子をボロボロにしてくれたら、私とヤラせてあげてもいいよ~」と電話をし始めた。

「やめろ!」と勇介は、とっさの桃香を殴ってしまい、桃花の歯が折れてしまう。

詩弦が部屋に行ったときに落ちていた人間の歯は、勇介が殴って落ちた桃香の歯だったのだ。

怒った桃香は、勇介につかみかかり二人は揉み合いになったが、その拍子に鏡が倒れ、その破片が桃香の首に刺さってしまう。

亡くなった桃香を見て怖くなった勇介は、遺体をバラバラにし体は山中に捨てたのだった。

新しい契約者は?

新しい契約者が現れたことで、詩弦の元に恐怖新聞は届かなくなったが、その新しい契約者は母の歌子(黒木瞳)だった。

昔から、妙に正義感の強い歌子は、恐怖新聞の力をつかって凶悪犯を、死に追いやっていたのだ。

詩弦が勇介とカフェに行ったときの発砲事件や、雑居ビルの火災で凶悪犯が亡くなったのは歌子の仕業だった。

「詩弦が苦しむ姿を見たくなかった。罪を犯したやつに生きる権利なんかないのよ。」

歌子は、鬼形礼の協力をして、凶悪犯に片っ端からメールを送り、恐怖新聞で予言された場所におびき出していたのだった。

歌子がすりこぎ棒で勇介を殴ったのは、ある日の恐怖新聞に、「松田勇介が知人女性を殺害」という文字を発見し、詩弦に危険にさらされれていると思ったからだった。

すべて聞いた詩弦は、 「これは私が、受け入れるべき運命なのよ。もう逃げない。」と言って恐怖新聞に自分の名前を書き込み、再契約をした。

アシカガの正体

アシカガの正体は刑事の篠崎だった。

恐怖新聞の力で金儲けを考えてきた篠崎は、新聞を引き継ぐために詩弦や歌子を殺し、前々契約者の冬夜の妹から契約を引き継ごうと考えていた。

しかし、それは失敗に終わり、詩弦は失踪した。

1年後ー。

歌子の元を訪れた篠崎は、「人を守ることに疲れた…詩弦のために契約を引き継いで欲しい」という歌子の願いを喜んで聞き、新聞の契約を引き継いだ。

しかし、契約した途端、歌子に、大量の未読の恐怖新聞を見せられたため、寿命がすぐに縮まり、その場で亡くなってしまう。

詩弦は恐怖新聞配達人に

恐怖新聞で寿命が縮まった詩結は、亡くなった。

しかし、前世の呪いが解けてないため、あの世にはいけず、鬼形礼から恐怖新聞の配達人を引き継いだ。

そして、詩弦が亡くなったことで、再び、恐怖新聞の契約者になった歌子のもとに、配達人になった詩弦がやってくるが、歌子は寿命で亡くなってしまう。

現在の恐怖新聞の契約者は、冬夜の妹の春海になった。

春海は、新しい契約者を得るためにアンケートと称し、不特定多数の人間に、恐怖新聞に名前を書かせ、契約者にした。

その後、多くの新しい契約者の元に、詩弦は恐怖新聞を届けにいくが、そのなかに、かつて詩弦が虐待から助けた少女がいた。

その少女は、「こんな恐怖を味わうなら、あの時に見殺しにされたほうが良かった。」といった。

詩弦は、少女を再び救うため、恐怖新聞を届けることを放棄した。

ラスト98秒(結末)

配達人として役割を放棄した詩弦の前に、鬼形礼がやってきたが、その姿は恐ろしい鬼になっていった。

鬼形には人間だった過去はなく、 件(くだん)の操り人形で、地獄で死人を扱っていた。

そして、前世の呪いが解けるまえに、配達人を辞めてしまった詩結は、鬼形礼に羽交い絞めにされ、地獄につれていかれてしまう。

エンディングー。

巷では、「Sさん(詩弦)が地獄に落ちたらしいよ。」と噂され、恐怖新聞は、人々の間で語り継がれていくのだった。

ここまでのあらすじ・ネタバレを見て『恐怖新聞』を、見たくなった方もいるのではないでしょうか。

怒涛の展開、血しぶき、背筋も凍る演出は、映像で見なければ本当の「怖さ」は味わえません…。

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