『マイ・ブロークン・マリコ』ネタバレ!あらすじ~結末と感想

邦画

女性同士の魂の結びつきを泥臭く、鮮烈に描いた『マイ・ブロークン・マリコ』は、身近な男性の暴力で病んで自殺した親友の遺骨を、主人公シイナが奪い逃避行するという鬱なロードムービーです。そこで今回は、第1話が発表されたとたん、とてつもない勢いでツイッターで拡散されたロマンシス漫画『マイ・ブロークン・マリコ』のあらすじから結末ネタバレをご紹介いたします。

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『マイ・ブロークン・マリコ』あらすじから結末ネタバレ

『マイ・ブロークン・マリコ』登場人物

シイノトモヨ・・・26才。マリコの昔からの友人。愛煙家。
イカガワマリコ・・・シイノの幼なじみ。睡眠薬を大量に服用し、自宅マンションから飛び降りて自殺した。
マキオ・・・まりがおか海岸近くのナリタ商店で働いていると思われる青年。シイノを助ける。

あらすじ

ガラと口の悪い シイノトモヨ(シイノ)は、ニュースで親友・ イカガワマリコが自殺したことを知る。

学生時代から実の父親に、殴る、蹴るはもちろん性暴力も受けてきたマリコ。

シイノは、今からでも出来ることはないかと考え、彼女の遺骨をクズな父親から奪おうと決意する。

刺し違えたってダチの遺骨を救い出してやる

包丁を握り締めたシイノは、マリコの実家に向かい、父親と格闘の末に、なんとかゴミ溜めのような世界から遺骨を救い出した。

そして、生前マリコが行きたがっていたまりがおか岬を目指した。

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まりがおか岬

しかし、シイノは、まりがおか岬に到着した途端、ひったくりの被害にあってしまう。

そんな、無一文になった哀れなシイナを救ったのは、 マキオという男。

彼は今日の宿代だと言ってシイノに金を渡し、「名乗るほどの者じゃございません」と去っていった。

その金でシイナは、居酒屋で酒を飲み、高校時代のマリコが「シイちゃんが私のこと嫌いになったら死んでやるからね」とカッターで手首を切ったときのことを思い出した。

店を出たシイナは、バス停のベンチに横たわり、そのまま一夜を過ごした。

ぶっ壊れてるの

次の日の朝、シイナが目を覚ますと、マキオがいた。

彼は朝日を眺めながら「ヤケになってはだめですよ。ご自分のこと大事になさって下さい。」と呟いた。

シイノは、さっきまで見ていた夢の続きを思い出した。

シイノは、マリコの顔と身体をアザだらけにした、マリコの彼氏を部屋から閉め出した。

ボコボコにされることが分かっていてもなお、懲りずにDV彼氏に会いにいくマリコに、シイノは「今度こそ殺されてたかもしれないのに会いに行くなんて、 あんた感覚ぶっ壊れてんじゃないの」罵った。

そんなときもマリコは、「そーだよ、わたしぶっ壊れてるの。私はただシイちゃんが本気で心配して怒ってくれるのが嬉しいだけ」とほほ笑むのだった。

正直、当時シイノは、マリコのことをめんどくさいと思っていたのも時事うだった。

ネタバレ

回想から戻ったシイノは、まりがおか岬に立ち、マリコの遺骨を抱きしめていた。

そこにマリコの幻影が現れ、「お願いシイちゃん“お前が悪かったんだ”って言って…!」とシイノにすがりついた。

シイノは「 あんたは何も悪かない。あんたの周りのヤツらがこぞってあんたに自分の弱さを押し付けたんだよ…」と声を絞りだした。

そんなななか、茂みのなかから「たすけてっ」と、見知らぬ女子中学生が飛び出してきた。

シイノとマキオが振り向くと、ヘルメットを被った痴漢が少女を追いかけていた。

彼女がマリコとタブって見えたシイノは、無我夢中で遺灰が入った骨壺で痴漢をぶん殴った。

そのとき骨壺が割れ、キラキラと光る遺灰が飛び散った。

シイノは思わず手を伸ばし、遺灰を掴もうとするが、崖から海への斜面を転げおちてしまう。

「あんた変わんないね、灰になってもきらきらして、掴めなくて、風に流されて…」

そんなシイノの前に、マリコの幻影が再び現れ「 わたしシイちゃんの子どもに生まれたかったよ」と言った。

浜辺に打ち上げられたシイノに、マキオは「この場所、けっこう死ねないんですよ。 自分も半年前飛び降りました。あなたの思い出のなかの大切な人と、あなた自身を大切にして下さい」と諭した。

結末

その後、捕まえた痴漢が、シイノのリュックを奪ったひったりと同一犯だったため、現金以外の荷物はシイナの元に戻ってきた。

崖から落ちたにもかかわらず、軽いねんざで済んだシイナは、家路についた。

そして、自分のアパートのドアノブに紙袋がぶら下がっていることに気づく。

そこにはマリコの父親宅に置き忘れたシイノのパンプスと、かつてマリコがシイノにしたためた手紙が入っていた。

どうやら、マリコの父親の内縁の妻が、遺品を届けにきてくれたらしい。

部屋から、ベランダに干しっぱなしの洗濯物を見て、日常に戻ったことを実感するシイナ。

そして、マリコの手紙を読み始めた。

手紙の1行目は「シイちゃんへ」。

読み終えたシイノは、「……うん」とだけ頷き、マリコの手紙に顔をうずめた。-END-

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『マイ・ブロークン・マリコ』感想

ただ巨大な感情だけで動くシイノと、物言わぬ遺骨になったマリコとの二人旅を鮮烈に描いた『マイ・ブロークン・マリコ』。

女性同士の結びつきを描いたロマンシス作品ながら、実にハードボイルド。

その疾走感と焦燥感!まるでシイノの魂をぶつけられたような感覚に陥ります。

かなりシリアスな内容ですが、猪突猛進の主人公のギャグパートもあって、湿っぽすぎないところも良かったです。

父親や彼氏に殴られボコボコの顔で笑うマリコ。

彼女が、生前にシイノにかけた言葉の一つ一つが詩的すぎて、亡くなってもなお、シイノにまとわり付きます。

シイノは言う「あんたはどうだったか知らないけどね、あたしには正直あんたしかいなかった」。

壊れている存在であるマリコが、実はシイノの人生の大切なピースだったという事実。

そんな共依存関係だったがゆえに、マリコを失ったシイノの喪失感が痛いほど伝わってきます。

特に、シイナが小学生のマリコを抱きしめ、バスに揺られるシーンはグッときます。

また、生きていても仕方ないと思うシイナに、「もういない人に会うには自分が生きているしかないんじゃないでしょうか」と声をかけるマキオは、一筋の希望の光。

死んだ人間は生き返らないこと、自分がいくらあがいても過去は変えられないこと、苦しいはずの物語ですが、シイノの生命力を見ていると、マキオが言うように「大丈夫だ」と思わせてくれます。

そしてラスト。マリコの最後の手紙の内容は明かされておらず、読者に委ねる形になっています。

もしかしたら学生時代と同じように、とりとめのないことが書かれていたのかもしれませんが、その手紙が、シイノを解放してくれるものであって欲しいと願わずにはいられません。

安易にシイノを救わず、ひたすらシイノとマリコの2人きりの世界を描ききった作者はニクイ!

マリコが「一緒に死のう」とは言わず、一人で逝った事実こそが、彼女からトモヨへの精一杯の愛。

だから、“クソみたいな人生でも、残されたものは、生きていくしかない。″のです。

映画『マイ・ブロークン・マリコ』相関図キャストは⇒こちら

最後に

激しい焦燥と渇望、疾走感に満ちたロードムービー『マイ・ブロークン・マリコ』は、2022年に永野芽郁さん主演で映画化も決定しています。

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