『やんごとなき一族』キャスト相関図と原作ネタバレ!深山家の因習とは?
上流階級に嫁いだ一般庶民の嫁が、いびられながらも敵だらけの魔窟に飛び込み、立ち向かっていくドラマ『やんごとなき一族』。土屋太鳳さんが連ドラ初主演で、相手役は松下洸平さんが演じます。そこで今回は、ドラマ『やんごとなき一族』のキャスト相関図とあらすじ、原作から少しネタバレをご紹介いたします。
『やんごとなき一族』キャスト一覧
篠原佐都◆土屋太鳳
母と二人で大衆食堂・まんぷく屋の看板娘。芯が強く、明るい性格。一般家庭で育ったため深山家の親族から結婚を猛反対される。
深山健太◆松下洸平
佐都の恋人。江戸時代から400年以上続く名家の次男に生まれるが、気さくで純朴、庶民的な感覚を持つ男性。学生時代に家を出て一人暮らしを始め、深山家とは無関係の会社に就職した。深山家の慣習や親族に対して嫌悪感を抱き、“深山家を普通の家族にしたい”と思っている。
深山圭一◆石橋凌
深山家の家長。健太の父。不動産業を主体に事業を展開。独裁的で嫁を奴隷のように扱う。先祖代々の土地と財産を守り抜いてきたという強烈な自負もある。健太と佐都を別れさせようとする。
深山久美◆木村多江
圭一の妻で健太の母。圭一に家政婦同然に扱われ、屈辱的な仕打ちにも耐えている。一族の中では唯一、佐都に対して優しく接する。
深山明人◆尾上松也
深山家の長男。弱気な性格。出世欲がなく目立つことが嫌い。圭一からは、優秀な健太と比べられ見放されている。
深山美保子◆松本若菜
長男・明人の嫁。老舗和菓子屋の娘。明人を深山家の跡取りにして自分の地位をあげようと必死。最初は健太を狙っていたが、恋人がいると知り明人と結婚した打算的な女性。
深山大介◆渡邊圭祐
深山家の三男。圭一から贈られた美容クリニックの医師を務める。リツコとは政略結婚。イケメンで派手な性格のため女性にモテる。
深山リツコ◆松本妃代
三男・大介の嫁。ホテルなどを経営するザラスグループ創立者の娘。大介の浮気を疑う。
聖花◆未発表
深山家の長女。冷静沈着で、深山家の中では一般常識を持ち合わせている女性。名家の男性に嫁ぎ、家を出ている。長女・モエを出産したが、夫の実家からは男の子を産むようにプレッシャーをかけられている。
深山有紗◆馬場ふみか
深山家の末っ子。ワガママ。健太と佐都の結婚に反対。立花泉を気に入っている。
深山八寿子◆倍賞美津子
圭一の母で健太たち兄妹の祖母。威厳があり、家に嫁いできた女性は、一族の発展のために人生の全てをささげるべき という古い考えを持つ。腰を痛めて静養していたが、佐都と健太の結婚後、再び深山家で暮らすことに。
万野 誠◆石黒賢
深山家の三男・大介の妻・リツコの父親で一大ホテルグループの社長。深山グループの一員となった 健太のプロジェクトに関わる。
立花泉◆佐々木希
健太の昔の憧れの人。父親は大物政治家で、圭一とも親交がある。恋人とフランスに渡欧したが破局して帰国。圭一の策略で健太の秘書として働くことになる。
綾◆小沢真珠
圭一の愛人である中年の女性。ジュエリーデザイナー。
佐都の母:篠原良恵◆石野真子
大衆食堂「まんぷく屋」を営む佐都の母。夫が他界したあと、思い出がたくさん詰まっている自慢の“もつ煮”を守り抜こうと、苦しい経営状況の中、いつも笑顔お店を切り盛りしている。
マダムキリコ◆長谷川京子
上流階級の大物。一般家庭から深山家に嫁いだ佐都に興味を持つ。
『やんごとなき一族』相関図
『やんごとなき一族』あらすじ
母と二人で大衆食堂・まんぷく屋を営む 佐都は、恋人の 深山健太のプロポーズを受け、彼の実家に結婚の挨拶に行くことになった。
健太の実家は、江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大な資産を有する由緒正しい一族。
つまり健太は、一般庶民の佐都とは、全く違う世界で育ったお坊ちゃまだった。
高級住宅地に佇む健太の実家に向かった佐都だったが、厳格な健太の父・ 深山圭一に門前払いをされてしまう。
自分の家や親を侮辱された佐都は、そのまま健太の実家を後にした。
一方の健太も、深山家の慣習に対して幼い頃から嫌悪感を抱いていたことから、圭一に絶縁宣言をして家を飛び出した。
そして二人は、駆け落ち同然で入籍。
その後圭一は、表向きは健太と佐都の結婚を認めたが、二人を別れさせようと、色々と画策する。
深山家に飛び込んだ佐都は、気高い一族に見えた人々が、実は“本妻VS愛人”の戦い、後継者争い、“男尊女卑”など旧態依然ともいえる慣習を持つことを知り、健太と共に、一族の考え方を変えようと決意する。
壮絶な試練や難癖をつけられる佐都だったが、持ち前の機転と明るさで、魑魅魍魎うごめく一族に立ち向かっていく。
『やんごとなき一族』原作から少しネタバレ
『やんごとなき一族』は、雑誌Kissで連載中の こやまゆかりさんによる同名コミックが原作です。
単行本は10巻まで刊行されていますが、まだ完結しておりませんので、ドラマでどこまで描かれるのかは分かりません。
そこで、ここからは最新話までの原作を元に少しネタバレをしていきたいと思います。
◆結婚はできたもの…
最初は、深山家から結婚を猛反対された佐都と健太でしたが、どうゆう訳か父・圭一は二人の結婚を突然認めます。
圭一は優秀な次男である健太のことを、跡継ぎとして期待していました。
そのため、一旦は結婚を認めて、深山家に嫁いだ佐都に嫌がらせをして、 別れさせようと目論んでいたのです。
嫌がらせは本当に陰険で、花見会で佐都が着ていた着物を皆の前で罵倒したり、佐都の実家の店の近くに大型商業施設建設の計画を立てたり、じわじわと佐都を追い詰めていきます。
一方で、佐都も負けてはいません。圭一の前で「私がこの家を変えてみせる」と宣言して、機転をきかせながら修羅場を乗り越えていくのです。
◆長男の嫁・美保子
一族のほぼ全員が、佐都の敵といっても過言ではないですが、ラスボス的存在の圭一の他に、長男の嫁・ 美保子も手強い存在です。
美保子は、実家が老舗和菓子屋というお嬢様。
もともと健太を狙っていたのですが、健太は恋人がいるのであきらめ、代わりに長男・明人と結婚した打算的な女性です。
それゆえに、明人に深い愛情はなく、明人が跡取りとなり、自分の地位を高めようと必死です。
佐都に対しても、深山家で恥をかくように仕向けたり、圭一と結託して家から追い出そうと暗躍します。
また、子どもができないことにも悩んでおり、佐都が妊娠したと知るや、精子バンクを利用して男の子を産もうと計画をします。
表向きは、深山家に献身的に仕える美保子ですが、いつも佐都に先を越され、精神的も病んでいく可哀そうな女性でもあります。
ドラマでは、松本若菜さんが演じますが、松本さんといえば映画『愚行録』で、したたかなセレブ役がハマっていましたので期待したいです。
◆男尊女卑は当たり前の上流社会
深山家では、なんといっても 男が偉いという考えが染みついています。
特に、外からやってきた嫁は、深山家のカースト最下位。
パーティーや法事などでは、同席することが許されず、常にキッチンで待機して、お客様のお世話をします。
まるで、家政婦、もしくは奴隷です。
さらに甲斐性のある夫が、一生同じ女を抱くわけがないとして、夫の不倫や浮気には目をつぶらなければなりません。
もちろん圭一には、愛人がおり、子どもたちが自分の思うようにならないと、妻の久美に「 おまえの育て方が悪い!」と暴力を振るいます。
令和の時代に、この封建的な振る舞い。
佐都は、モラハラ、DVが当たり前の深山家を変えることができるのでしょうか?
◆健太のかつての想い人
ジェントルマンな健太には、佐都と付き合う前に、好きだった女性がいました。
その女性は、 立花泉といって、才色兼備で周囲からの信頼も厚い人物です。
泉の父親は政治家で、圭一とも親交があり、深山家とは家族ぐるみの付き合いがあります。
かつて、泉は健太に告白されますが断って、恋人とフランスに渡欧。しかし、破局して日本に帰ってきました。
そんな泉に目を付けたのが、美保子。
美保子は圭一に相談して、泉を健太の会社の秘書として雇ってもらいます。
泉と健太を結婚させて、 佐都を追い出すためです。
健太と再会した泉は、最初は健太のことを意識していませんでしたが、真剣に仕事に取り組む姿を見て、徐々に好きになっていきます。
果たして泉は、圭一や美保子の思惑通り、健太にアプローチしていくのでしょうか?健太の気持ちは?
◆佐都は出産…でも
健太の仕事を応援しながら、深山家で奮闘する佐都は、ようやく赤ちゃんを授かります。
エコー検査で、お腹の子が男の子と言われますが、出産したら女の子でした。
佐都は、お腹を痛めた子どもが、男でも女でもかわいさは変わりませんでしたが、深山家の人々は違いました。
女の子と分かったとたん、漆塗りのベビーベッドは片付けられ、親戚たちは佐都の子どもに全く興味を示しません。
佐都が圭一に、子どもの名前を報告しても、「女だし、どうでもいい」とあからさまな態度を取ります。
こんな時代に、男だけを大切にする一族に佐都はイラ立ちます。
しかし、後継者争いをする健太と明人の事業成績がもし同じだった場合、男児がいることが後継者の決め手となることも事実。
佐都は、このおかしな風習を断ち切ることが出来るのでしょうか?
なお、原作マンガ『やんごとなき一族』の最新話までの詳しいネタバレは以下にまとめていますので、ご覧ください。
マンガ『やんごとなき一族』の最新話までのネタバレは⇒こちら
この記事へのコメントはありません。