『寂しい丘で狩りをする』ネタバレ!最終回の結末を相関図付きで解説

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過去に、男性から傷つけられた女性が、再び卑劣な事件に巻き込まれながらも立ち向かっていくサスペンス『寂しい丘で狩りをする』がドラマ化されます。そこで今回は『寂しい丘で狩りをする』をもっと楽しむためキャスト相関図と原作のネタバレをご紹介いたします。

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『寂しい丘で狩りをする』キャスト一覧

桑村みどり倉科カナ

イビサ・レディス探偵事務所の探偵。かつて元交際相手の久我からDVう受け別れたが、その後も彼のストーキング行為に悩まされている。

野添敦子久保田紗友

図書館司書。7年前に起きた強姦致傷事件の被害者。加害者の押本が、出社後に自分に危害を加えようとしていると知り、みどりへ動向調査を依頼する。

久我健二郎竹財輝之助

みどりの元交際相手。国際カメラマン。別れたあとも みどりに執着し、ストーキング行為を行う。

押本忠夫丸山智己

7年前に敦子を暴行した加害者。一方的に敦子を逆恨みし、出所後に敦子を執拗に付け狙う。

遠山大輔黒羽麻璃央

敦子が務める図書館の同僚。敦子に好意を抱く。

畑中 愛祷キララ

イビサ・レディス法律事務所事務員。

安田 悟忍成修吾

神奈川県警青葉中央署の刑事。

田中明日香瀬戸さおり

神奈川県警青葉中央署の刑事。

桂 光子藤田弓子

7年前に押本を担当した弁護人。押本の卑劣さを見抜いている。

浅野龍平平山浩行

神奈川県警青葉中央署の刑事。みどりの現在の交際相手。みどりのことを心配し、久我について調べる。

岡庭 正高橋英樹

イビサ・レディ探偵事務所所長。みどりの過去を知る。

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『寂しい丘で狩りをする』相関図

『寂しい丘で狩りをする』あらすじ

探偵の桑村みどり(倉科カナ)は、恋人で刑事の浅野(平山浩行)から結婚を申し込まれ、幸せな日々を送っていた。ある日、探偵事務所に野添敦子(久保田紗友)がやってくる。敦子の依頼は7年前に自分を強姦し服役していた押本(丸山智己)の出所後の動向を調べてほしいというもの。敦子は裁判の時に押本が放った「復讐してやる」という言葉に怯えていた。みどりもかつて交際していたカメラマンの久我(竹財輝之助)とのつらい過去があり、心に傷を負っていた。みどりは敦子の依頼を受けるが…押本は執拗に敦子を追いかけ襲ってきた。それと同時に久我がみどりの前に現れ、再び付け狙う。その姿はまるで「狩り」を楽しむようだ。終わりのない地獄に、みどりはいつしか復讐を誓う。「狩られる前に狩る」。息もつかせぬ展開で送る戦慄のクライムラブサスペンス!

『寂しい丘で狩りをする』原作の結末ネタバレ

押本が出所後に危害を加えようとしていると知った敦子は、みどりに押本の動向調査を依頼する。

一方、みどりは執拗に自分をストーキングする久我と決着をつけるため、彼が自分の身体すべての写真を撮影することを承諾。

みどりは約束通り久我マンションに向かい、バスルームで撮影に臨んだ。

そのとき偶然にも、久我の持病である心臓発作が起こり、彼はその場で亡くなってしまう。

みどりは、自分が部屋に来た痕跡を消し、救急を呼ぶことなくマンションを跡にした。

久我の死は、病死として処理されたが、みどりが彼のマンションから出てくるところを押本が目撃していた。

押本は、みどりに警察に黙っている代わりに、敦子の住所を教えろと脅してきたが、みどりは断った。

その後、押本はさらに敦子に恨みを募らせ、敦子の友人を脅し、彼女の家を突き止めた。

敦子に危険が迫るなか、みどりは押本と直接対決を決意する。

敦子と話をさせてあげると、押本をおびき寄せたみどりは、彼に催涙スプレーを浴びせ、何度もスタンガンを当てた。

押本は倒れ、その影響で記憶喪失となり、敦子のことも忘れてしまった。

一方、みどりは逮捕され、執行猶予付きの判決を受けたが、浅野との子を身ごもり平穏な日常に戻った。

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『寂しい丘で狩りをする』感想

みどり、久我、敦子、押本が、入り乱れて追い、追われ、狩りを仕掛けていく『寂しい丘で狩りをする』。

派手さはないものの、男に執拗に狙われるねっとりとした陰鬱な雰囲気は、ゾッとする恐ろしさです。

息ををつかせぬ展開で進行していくかと思いきや、合間に、映画の詳しい解説が挟まれまれます。

これは…事件に関わってくる重要なメッセージだと、じっくり読んでいたのですが、直接的に関係は無く、少し肩透かしをくらいました。

ドラマでは、敦子は図書館司書なので、映画のウンチクはバッサリカットされるようです。

しかし、著者の辻本さんは芥川賞作家!味わいのある美しい文章は、純文学ならでは。

映画のエピソードは関係ないと言いつつも、最後に、押本が昔流した映画のフィルムを、敦子が復元するというエピソードが出てきます。

メタファーとしては、良い効果だと思いますが、そこは全く関係ない人物にしたほうが、もっと理不尽な恐怖感が増したような気がします。

また加害者の男二人が、心臓発作、記憶喪失で都合よく消えてしまうのも、もったいない。

もう少し、ハラハラさせてほしかったです。

どんでん返しを期待した人は物足りないかもしれませんが、押本の記憶が戻る可能性を残したことで、余韻の残る終わり方となっています。

結局、この手の犯罪に警察は動いてくれず、自分が対峙しなければいけないという、現代の問題点も改めて感じました。

テレ東『復讐の未亡人』ネタバレ・相関図は⇒こちら

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