『鵜頭川村事件』キャスト相関図!エイキチの正体は?犯人は?

ドラマ

閉ざされた村で起こる権力闘争、殺人事件、暴徒化に巻き込まれた父子の脱出劇を描いたパニックスリラー『鵜頭川村事件』がドラマ化されます。そこで今回は『鵜頭川村事件』をもっと楽しむためキャスト相関図とあらすじ、(少し)ネタバレをご紹介いたします。

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『鵜頭川村事件』キャスト一覧

岩村明松田龍平

医者。行方不明の妻を探すため鵜頭川村を娘と訪れる。

岩森の妻・仁美蓮佛美沙子

失踪した岩森の妻。

矢萩有美蓮佛美沙子

岩森の妻の双子の妹。

矢萩吉朗伊武雅刀

産業廃棄物で財を成す矢萩総業のトップで村一番の権力者。

矢萩大助板橋駿谷

矢萩吉朗の次男。手のつけられない問題児。

降谷辰樹工藤阿須賀

降谷一族の一員。村の若者の憧れで自警団のリーダーを務める。

降谷敬一未発表

鵜頭川村青年団で辰樹と共にリーダーを務める。村で託児所を営む邦枝の息子。

西尾健治大下ヒロト

鵜頭川村青年団メンバー。

白鳥芽衣子冨手麻妙

鵜頭川村青年団メンバー。辰樹に好意を抱く。

降谷美咲山田杏奈

事件の糸口をつかむことになる女子高校生。閉鎖的な環境の中で浮き彫りになる違和感と村のしきたりに翻弄される。

降谷正宗綾田俊樹

鵜頭川村の村長。対立する一族のなかで中立の立場を保つ。邦枝が義理の妹にあたる。

金井誠眞島秀和

表向きは村の発展と説明し、次世代クリーンパークの建設を目論むコンサルタント。

吉見忠彦荒川良々

鵜頭川村駐在所の警察官。

未発表和田光沙

矢萩廉太朗宇佐卓真

矢萩吉朗の長男・勝利の息子。降谷美咲と付き合っている。

ドラマ『鵜頭川村事件』相関図


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『鵜頭川村事件』あらすじ

医師の 岩村 明(松田龍平)は、娘の愛子を連れて行方不明となった妻の仁美(蓮佛美沙子)を探しに、彼女の故郷「鵜頭川村(うずかわむら)」を訪れた。

村では12年ぶりに行われる「エイキチ」という名の神を祀る祭りの準備の真っ最中で活気づいていた。

しかし、その裏で矢萩家と降谷家などが血縁に基づく不毛な権力闘争を続け、都市部から取り残された若者たちの鬱憤が溜まっていた。

そんななか、鵜頭川村地域一帯が豪雨に見舞われ、山間の小さな村は土砂崩れで孤立してしまう。

さらに、、降谷敬一という若者が何者かに殺害され遺体が発見される。

外部との連絡が絶たれた村は、次第に食料や物資は不足していくなか、新たな殺人事件が発生。

村人たちの不安や不信が募るなか、血縁同士の争いに加え、不満をためていた青年団の若者と大人たちの世代間対立も悪化していき、岩森もその争いに巻き込まれていく――。

殺人事件の犯人は一体誰なのか?妻・仁美の行方は?隠された村の秘密とは?

降りしきる雨の中、岩村と幼い娘・愛子は暴動と狂気に満ちた村から脱出することができるのか。

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『鵜頭川村事件』の犯人は?謎を解くカギ

「エイキチ」とは?

ドラマでは、村で12年ぶりに「エイキチ」という神を祀る祭りが行われているといるとありますが、「エイキチ」とは一体何なのでしょうか?

原作では「エイキチ」とは、乱暴目的で3人の女性を殺して逮捕された桐田永吉の名前を指しています。

事件から何年たっても、村の大人たちは「エイキチ」の名を子どもを躾ける時に「言うことを聞かないと“エイキチ”が来るぞ~」と脅しに使っていました。

手に斧を持った狂気の男。

子どもはもちろん、大人でも震え上がるような恐怖感がありますね。

このエピソードで思い出されるのは、1938年に実際に岡山で起こった「津山三十人殺し」ではないでしょうか。

「津山三十人殺し」は、自分のおかれた状況に不満を持った男が猟銃や日本刀などで、村人30人を襲撃したことで知らており、金田一耕助の『八つ墓村』のモデルにもなりました。

原作に戻りますが、小説での「エイキチ」は岩村と同郷の殺人者で、岩村も子どものときに「エイキチ」を用いてしつけられた経験がありました。

しかし、そのエピソード以降は物語のなかで「エイキチ」という存在は登場せず、人間が誰しも持っている狂気性を「エイキチ」という言葉で表現しています。

ドラマでは、村の神様として祀られている「エイキチ」ですが、どのように事件と関わっていくのか楽しみです。

閉鎖的な村

原作の鵜頭川村は、人口約900人、世帯数250~300戸ほどの、矢萩姓と降谷姓がほとんどを占める小さな村で、ほとんどの村人が親戚関か顔見知りです。

そのなかでも、

「矢萩」姓・・・「矢萩工業」を主体とする村の権力者一族。
「降谷」姓・・・古くから商店や農業を営む一族。矢萩一族には頭が上がらない。

について描かれています。

矢萩は農地を手離し、それを売却した金で建設会社を立ち上げ、多くの公共事業で業績をあげてきた勢いのある一族。

その「矢萩工業」では、多くの村民が働き、矢萩家は直接の雇用主として君臨しています。

狭い村では都会のように選択の自由が少なく、生まれたときから貧富の差があり、支配する側と支配される側が決定されてしまいます。

しかし、土砂崩れにより道が閉ざされ、村の物資が不足してきたことを境に、一族の力関係に変化が出てきます。

例えば、矢萩家は金ならたくさん持っているので、商店や農家を営む降谷家から食料や日用品を購入しようとしますが、普段の鬱憤から降谷たちは売り渋るようになっていくのです。

そして、日頃からの鬱憤や、力関係の逆転により、村は徐々に不穏な空気に包まれていくのです。

大人の身勝手さが生んだ狂気

のどかな田舎の村で起こった殺人事件。

犯人は一体誰なのでしょうか?

これを話すと、完全なネタバレになるので明かせませんが、「矢萩家」意外にも若者を苦しめる何かが村にはあるということがヒントとなります。

若者たちの暴走は、大人の節操のない身勝手さが生み出したものだったのです。

ドラマでは原作と少し違った設定になるかもしれませんが、アッと驚くような人物が犯人ですのでお楽しみに。

原作『鵜頭川村事件』のあらすじ~結末までのネタバレは⇒こちら


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