『流星の絆』ネタバレ!最終回までのあらすじと結末!犯人は?

ドラマ

両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹が犯人を追いつめていく姿を描いたドラマ『流星の絆』のキャスト・相関図、最終回までのあらすじをネタバレ有りでご紹介します。

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『流星の絆』登場人物

有明三兄妹

有明功一〈26〉二宮和也

三兄妹の長男。詐欺グループ「アリアケ3」のリーダーで脚本と編集を担当。調理師の仕事はあきらめ、カレー店「ジョージクルーニー」に住み込みで働いている。頭脳明晰で用心深い。

有明泰輔〈25〉錦戸亮

三兄妹の次男。「アリアケ3」の実行役。DVD販売店「トミーリージョージ」でアルバイトをしている。口が悪く、頭が悪い。兄のシナリオに沿って華麗に変装する。

有明静奈〈21〉戸田恵梨香

三兄妹の末っ子。「アリアケ3」の実行役。母の連れ子のため、兄二人とは血の繋がりがない。やがて戸神政行に淡い恋心を抱く。

戸神家

戸神行成〈30〉要潤

洋食チェーン店「とがみ亭」の御曹司。ハヤシライスを食べ歩いているうちに「ジョージクルーニー」で功一と出会う。真面目で優しいが変わり者。新しい店のハヤシライスの味を模索中。

戸神政行〈60〉柄本明

「とがみ亭」経営者で、行成の父。小さな店を一代で成功させた。3兄妹の父である有明幸博に土下座して弟子入りを頼んだが、断られてしまった過去があり容疑者として浮上する。

戸神貴美子森下愛子

政行の妻。おっとりした性格で、家族を愛している。

矢崎家

矢崎信郎国広富之

静奈の実父。妻に遠慮して静奈を認知していない。

矢崎秀子麻生祐未

信郎の妻。夫が事件の犯人ではないかと疑っている。

警察

柏原康孝〈55〉三浦友和

三兄妹の両親の事件を担当するベテラン刑事。かつてアリアケのハヤシライスを食べたことがある。息子を心臓の病で亡くし、最近妻と別れた。

萩村信二設楽統

三兄妹の両親の事件を担当する刑事。14年前、三兄妹に「絶対犯人捕まえる」と約束し、気にかけている。

事件の被害者

有明塔子りょう

静奈の実母で、功一と泰輔の義母。14年前に何者かに命を奪われた。

有明幸博寺島進

功一と泰輔の実父、静奈の義父で、洋食屋「アリアケ」店主。妻と共に何者かに命を奪われた。

その他

林譲二〈42〉 尾美としのり

カレー店「ジョージクルーニー」店主。かつては児童養護施設「聖ジョージ学園」園長で、三兄妹の親代わりとして長年見守ってきた。

サギ中島美嘉

偽ダイヤや盗難車を手配するなど「アリアケ3」に協力する謎の女性。

高山久伸桐谷健太

静奈の上司。ナルシストでプライドが高い。静奈に嫌がらせをする。

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『流星の絆』相関図

『流星の絆』最終回までのあらすじ

1話「東野圭吾×宮藤官九郎! 涙のミステリー」

1993年の秋。小学六年生の 有明功一 (齋藤隆成)、四年生の 泰輔 (嘉数一星)、一年生の 静奈 (熊田聖亜) の三人兄妹は、両親に内緒で獅子座流星群を観に行く計画を立てる。夜中にこっそりと家を抜け出した彼らが自宅へ戻ると、そこには変わり果てた両親の姿があった……。2008年の夏。両親が殺害されてから14年経った現在。大人になった 功一 (二宮和也) は、親代わりでもある 林ジョージ (尾美としのり) が経営するカレーハウス、 「ジョージクルーニー」 に勤めていた。功一は、毎日のようにハヤシライスを注文する 珍客 (要潤) や、ジョージから借金をしている弟・泰輔 (錦戸亮) のことで頭を悩ませる日々が続いていた。そんなある日、店にある男がやって来た。それは、父・幸博 (寺島進) と母・塔子 (りょう) が殺害された事件を担当した刑事・柏原 (三浦友和) だった。功一は、時効まであと三ヶ月だと伝える柏原に対し、泰輔や静奈とは 「会っていない」 と嘘をつく。数日後。功一は一流企業で働いているはずの末っ子・静奈 (戸田恵梨香) が、街中で “キャンギャル” をやっているということを知る。理由を問いただしてみると、上司・高山 (桐谷健太) から嫌がらせを受けて会社を辞め、 「エステティックアドバイザー」 という資格を取得するため、30万円もの大金を、ある女に払ったからだと言う……。それが “資格商法” という詐欺であることに気付いた功一は、静奈を欺いた女を探し、騙し取られた30万円を奪還するため、ある作戦を立てるのだが…… !?出展元:TBS

2話「傘と似顔絵と謎の女」

1993年、秋。小学六年生の 有明功一 (齋藤隆成)、四年生の 泰輔 (嘉数一星)、一年生の 静奈 (熊田聖亜) の3人兄妹は、夜中にこっそり家を抜け出して獅子座流星群を見に行く。彼らが自宅へ戻ると、そこには変わり果てた両親の姿があった。刑事の 柏原 (三浦友和) は、萩村 (設楽統) と共に第一発見者である功一に話を聞く。しばらくして泰輔が事件の夜に、店の裏口から出てくる不審な男を見たと告白。泰輔は犯人似顔絵の作成に協力することに……。時効まで残り3ヶ月となった2008年。功一 (二宮和也) が働くカレーハウス 「ジョージクルーニー」 に柏原と萩村がやって来た。似顔絵に関する有力な情報が警察に寄せられたので、泰輔 (錦戸亮) にその男に会って確認して欲しいと言うのだ。その夜、功一は泰輔と 静奈 (戸田恵梨香) に柏原の言葉を伝える。泰輔は「会いに行く」と言うが、功一は 「自分たちの手で犯人を突き止めないと意味がない」 と反対する。しかし泰輔は 「いつまで遺族って言われなきゃなんねんだよ !!」 と訴え、静奈も 「悔しい」 と涙を流す。二人の思いを受け止めた功一は、3人でその男を捜すことに…。功一が 「ジョージクルーニー」 に戻るといつもハヤシライスを頼む珍客・行成 (要潤) がカウンターで泥酔していた。ジョージ (尾美としのり) は行成に 「功一の実家も洋食屋だ」 と言い放つと2人を置いて2階へと行ってしまう。取り残された功一は、行成と世間話をするうち、コックを夢見ていた頃を思い出す。そして久しぶりに父親の形見のレシピノートを取り出し、ハヤシライスを作り始める。一方、泰輔と静奈は、静奈が会社を辞める原因を作った上司の 高山 (桐谷健太) に対する復讐計画を思いつく。最初は乗り気でなかった功一もいつしか巻き込まれ、3兄妹は財テクマニアの高山相手に新しいだましの作戦に乗り出すのだった。出展元:TBS

3話「親の秘密とハヤシの王子様」

功一 (二宮和也) は、詐欺のターゲットを 静奈 (戸田恵梨香) が会社を辞める原因を作った上司の 高山 (桐谷健太) に決定。静奈が看護師、泰輔 (錦戸亮) が銀行員に扮し、財テクマニアの高山相手にだましの作戦に乗り出す。一方、功一が働くカレーショップ 「ジョージクルーニー」 には、刑事の 柏原 (三浦友和) と 萩村 (設楽統) がやって来て、横浜でノミ行為の組織が摘発されたニュースを功一に知らせる。その顧客リストに殺された父・ 幸博 (寺島進) の名前があったため、警察はノミ屋関係者の中に犯人がいると睨み、捜査を再開したらしいのだ。功一は、刑事から聞いた話を泰輔と静奈に伝える。当時まだ幼かった静奈は父が博打好きだったことにショックを受ける。さらに静奈は、泰輔が3年生の時に書いた作文を読み、兄妹の中で自分だけが両親の記憶から取り残されたような寂しさを感じる。しかし功一は、自分たちの両親が最高だったという静奈の記憶は間違ってない、と話す。功一と泰輔は、静奈にそろそろ本当のことを話すべきではないかと話し合う。静奈と血が繋がってないことを、刑事や関係ない誰かに聞かされるくらいなら、兄弟が伝えるべきだと言い、その時期を考えることに。ある夜、「ジョージクルーニー」 に新たな客がやって来た。その男・月村 (村杉蝉之介) は、ハヤシライスばかりを頼む珍客・行成 (要潤) が酔っ払って功一に迷惑をかけたことを詫びにやって来たのだ。聞けば行成は年商13億の洋食チェーン 「とがみ亭」 の御曹司で、新店舗オープンの目玉となるハヤシライスを作るため食べ歩きをしていると言う。功一は、その後やって来た行成のある言葉がきっかけで、次の詐欺のターゲットを行成に決めることになる……。出展元:TBS

4話「真犯人と繋がった記憶」

功一 (二宮和也) は洋食チェーン「とがみ亭」の御曹司・行成 (要潤) から1,000万円を騙し取る詐欺計画を思いつく。そして、この計画を最後に詐欺から足を洗うことを決める。事件の時効が迫る中、柏原 (三浦友和) ら警察の接近に身の危険を感じてのことだ。功一は行成と顔なじみだからこそ得られる情報を巧く利用し、完璧な作戦を練る。そして行成が出席するワインの試飲会に潜入した 泰輔 (錦戸亮) と 静奈 (戸田恵梨香) は、計画通り行成に接触。静奈は帰国子女・高峰佐緒里に扮し、行成の興味をひくことに成功する。その夜、行成は 「ジョージクルーニー」 に上機嫌でやって来た。計画がうまく進んでいることを喜びながらも、妹に惚れた行成から事の一部始終を聞かさせる功一は機嫌が悪い。サギ (中島美嘉) の協力のもと、宝石商に扮する泰輔の勉強の成果をテストすることに。ある日、功一は警察署に呼び出される。時効まで50日を切り、柏原と 萩村 (設楽統) が捜査のため泰輔に会いたいというのだ。「弟妹とは連絡を取り合っていない」 という功一の嘘は、どうやら既にばれている様子だが、功一はあくまでもシラを切る。数日後、泰輔が働く DVD 屋 「トミーリージョージ」 に柏原と萩村がやって来た。父・幸博 (寺島進) と個人的にお金の貸し借りがあった人物の写真を持ってきて、事件当夜見かけた男かどうかを判断して欲しいと言うのだが…。一方、静奈は行成との約束通り、「とがみ亭」 を訪れる。謝恩会と銘打たれたそのパーティーは、実は行成の新しい店で出すメニューの試食会を兼ねていて、メインは 「ハヤシライス」 だ。静奈は一口食べた途端、衝撃を受ける。果たしてその理由とは !?出展元:TBS

5話「仇の息子と盗まれた味」

「とがみ亭」 の前で 静奈 (戸田恵梨香) を待っていた 泰輔 (錦戸亮) は、タクシーから降りてきた男の顔に釘付けになる。その人物こそ14年前、「アリアケ」の裏口から出て来た不審な男だったのだ。一緒にいた 功一 (二宮和也) も、泰輔の言葉に衝撃を受ける。功一と泰輔は、目を赤くして疲れ果てて帰って来た静奈に驚く。そして 「とがみ亭」 で食べたハヤシライスの味が 「アリアケ」 のハヤシライスと全く同じ味だった事を報告される。さらに、泰輔が目撃した男が、「とがみ亭」 の社長・戸神政行 (柄本明) で、行成 (要潤) の父だったことが分かり、3人の頭は混乱する。泰輔は政行が “両親を殺した犯人” と言うが、功一は “証拠が足りない” と慎重だ。そして本当に戸神政行が犯人かどうか、自分で確かめると誓う。功一は、父が残したレシピノートを元に2種類のハヤシライスを作り、泰輔と静奈に食べさせてある確証を得る。それは、父のハヤシライスと 「とがみ亭」 で静奈が食べたハヤシライスに共通するとても重要な要素だった。ついに功一は決断する。ターゲットは戸神行成ではなく、父親の政行。そして狙うのは1,000万円ではなく、自分たちの両親を殺した犯人だという “証拠” だと。ある日、「ジョージクルーニー」に 萩村 (設楽統) が一人でやって来た。辞令が出て神奈川県警に異動になる萩村は、柏原 (三浦友和) が言葉にしない息子の死について語り始める。その頃、泰輔は柏原と ジョージ (尾美としのり) の三人で夜の街に繰り出していた。一方、静奈は行成が全精力を注ぐ 「とがみ亭麻布店」 に招かれる。そこで彼が思い描く理想の店について話を聞いた静奈は、その人柄に安らぎを覚え始めるのだが……。出展元:TBS

6話「本当の兄妹じゃない」

功一 (二宮和也) が働くカレー店 「ジョージクルーニー」 に、ひとりの女性がやって来た。その女性は、静奈 (戸田恵梨香) の実の父親、矢崎信郎 (国広富之) の妻・秀子 (麻生祐未) で、14年前に功一たちの両親を殺したのは夫だと告げに来たのだ。そして、静奈に会って夫の代わりに詫びたいと言うが、功一はそれを拒否する。功一と 泰輔 (錦戸亮) は、まだ静奈に本当の父親のことを話していなかった。その頃、矢崎は 柏原 (三浦友和) と会い、身の潔白を証明しようとしていた。しかし、なぜかその証言はますます犯人と疑われてしまうような内容ばかりで…。泰輔は、父・幸博 (寺島進) がかつて通っていた横浜の喫茶店「ニューフロンテ」を訪れ、幸博と 戸神政行 (柄本明) の接点を探ろうとする。しかし、店主の 寺西 (半海一晃) は、常連客の幸博は覚えているが、戸神政行のことは記憶にないと言う。なかなか二人の接点を見つけられず、功一と泰輔は焦る。一方、静奈は 行成 (要潤) がとがみ亭麻布店の名物にする予定だった 「元祖とがみ亭」 ハヤシライスの復刻を父・政行に止められたと聞かされ、ショックを受ける。「子どもの頃に食べたハヤシライスの味と似ている」 と言われたと、話したら政行の顔色が変わったと聞き、静奈のショックは更に大きくなる。ハヤシライスの味を変えさせたということは、やはり政行が怪しいと功一と泰輔は睨む。しかし、自分たちが持つ情報ではまだ警察は動かせない。そこで、もっと確実な証拠を警察につかませるため、功一はある作戦を企てる。その作戦とは !?さらにその夜、功一と泰輔は静奈に本当の父親の事を切り出そうと決意する。ところが、話をする前に、泰輔のある一言が原因で二人は取っ組みあいの喧嘩を始めてしまう。しかもそこに静奈が現れて…。兄妹3人の関係が初めてギクシャクし始める。出展元:TBS

7話「妹は仇の息子に惚れてるよ」

功一 (二宮和也) は、両親を殺した犯人が 戸神政行 (柄本明) に違いないと確信するが、逮捕につながる決定的な証拠はない。そこで、証拠を偽装することに。まず、父・幸博 (寺島進) の形見の腕時計を政行に拾わせ、指紋をつけさせた。さらに次の作戦として 静奈 (戸田恵梨香) に母・塔子 (りょう) の形見を持ってこさせ、サギ (中島美嘉) が用意した盗難車で 泰輔 (錦戸亮) とともに横浜・桜木町に向かう。数日後、神奈川県警に盗難車の通報が入った。車が乗り捨てられた現場に向かった 萩村 (設楽統) は、自分を呼んだのが 柏原 (三浦友和) だったことを知る。というのも、盗難車から出てきた遺留品のなかに 「アリアケ開店7周年記念」 の刻印の入った腕時計が見つかったからだ。時効まであと一ヶ月を切った有明夫妻殺人事件の解決の大きな手がかりになるかもしれない、と柏原と萩村は徹底的に調べることにする。ある日、功一は柏原から喫茶店に呼び出され、盗難車で見つかった腕時計に見覚えがないか尋ねられる。「覚えがない」 と功一はシラを切るが、そこに現れた泰輔は即座に 「親父の時計!」 と反応してしまう。一方、静奈は政行の息子、行成 (要潤) と会い続けていた。妹が、用もないのに仇の息子と会うことに納得できない功一は、「もう会うな」 と禁じるが、静奈はそれに反発。さらにデートを重ね、兄弟の思いとは裏腹に行成の人柄に惹かれていく。そんな静奈の変化に気づいた功一と泰輔の心境は…… !?時効が迫りつつあるなかで、警察が政行逮捕までたどりつくために必要なのは、もはや 「証拠」 ではなく 「動機」 だと考えた功一は、静奈に最後の指令を伝える。果たしてその内容とは?出展元:TBS

8話「妹の正体と追いつめられた真犯人」

功一 (二宮和也) は、最後にして最大の計画を実行する日を待っていた。警察が、両親を殺した犯人として、戸神政行 (柄本明) を疑うように、父・幸博 (寺島進) の形見であるレシピノートを戸神の家に置いてくるという難しい作戦だ。この作戦が成功すれば、政行は逮捕されるはずだが、失敗すれば証拠偽造で自分たちが刑務所行きの可能性もある。静奈 (戸田恵梨香) が 行成 (要潤) との食事から帰ってきた。別れを告げたにも関わらず、行成から自宅に招待されたらしい。レシピノートを戸神の家に隠す絶好のチャンスだと静奈は言うが、仇の息子に本気で惹かれていることに気付いている功一と 泰輔 (錦戸亮) は、妹が計画を冷静に実行できるか不安になる。ある日曜日。刑事の 柏原 (三浦友和) と 萩村 (設楽統) は戸神の自宅を訪れた。盗難車から押収されたお菓子の缶、「アリアケ7周年」 の刻印が入った腕時計などを政行に確認させるためだ。それらの遺留品は、かつて 「とがみ亭」 だった古本屋から盗まれた疑いが強いものだった。時効間際で犯人逮捕に必死なのだが、政行はその腕時計に見覚えがなく、洋食屋 「アリアケ」 もまったく知らないと言う。そしてついに静奈が行成の家に招かれる日がやって来た。家には母の 貴美子 (森下愛子) と行成の二人が待っているという。功一はビニール袋に入れたレシピノートを静奈に手渡し、くれぐれも気をつけるように言い含め、複雑な思いで泰輔と二人で静奈を見送るのだった。しばらくして泰輔の携帯電話が鳴った。柏原からだ。これから戸神の家に乗り込むから、泰輔に戸神の顔を見て確認してほしいと言う。よりによってなぜこんな日に !? 功一と泰輔は必死に嘘をつき、どうにか柏原を戸神邸から遠ざけることに成功するが、静奈が突然帰宅した政行にハヤシライスのことを質問されて……。出展元:TBS

9話「時効当日最後の告白」

静奈 (戸田恵梨香) の後を追った 功一 (二宮和也) と 泰輔 (錦戸亮) は、行成 (要潤) が間もなく開店させる 「とがみ亭麻布店」 の近くにたどり着く。するとそこに行成が現れ、静奈に 「アリアケ」 のレシピノートを差し出す。静奈が戸神家の書庫に隠してきたはずのレシピノートだ。功一の作戦は失敗に終わった……?功一は、最後の手段として 柏原 (三浦友和) に自分たちのこれまでを包み隠さず話し、助けを求めることにする。両親を殺した犯人を捕まえるための、必死の告白だ。時効が成立してしまうことを考えたら、迷っている時間はない。全てを聞いた柏原は、功一たちに犯人逮捕につながるあるヒントを出し 「手段を選んでいる場合じゃない」 と助言する。ある日、行成は静奈に 「兄に会ってほしい」 と言われ、待ち合わせの場所へと向かう。するとそこには、顔なじみの功一の姿が……。行成はその状況をなかなか飲み込めないが、全てを打ち明けられ茫然自失に。しかし、父・戸神政行 (柄本明) の無実を信じる行成は、別の作戦で再チャレンジしようと功一ら兄妹に持ちかける。その思いを受け止めた功一は、行成と協力して、最後の作戦を練る。出展元:TBS
果たしてその内容とは…… !?

『流星の絆』結末と犯人ネタバレ

最終回(10話)「犯人はお前だ! 3兄妹の運命は…」

時効当日。功一 (二宮和也) は、泰輔 (錦戸亮) と共に戸神邸に潜入するが、犯人だと確信していた 戸神政行 (柄本明) からレシピノートのコピーを見せられ混乱する。政行は14年前の事件の夜、幸博 (寺島進) を訪ねたことは認めたが、自分が行ったときには、幸博と 塔子 (りょう) はすでに息絶えていたと言う。「君たちの両親を殺したのは自分ではない!」 という、政行の言葉に泰輔は憤慨するが、功一は事件の夜、何かを隠していた両親の様子を思い出し、政行の話を聞くことにする。アリアケの味を金で買ったという政行の言葉は、功一・泰輔・静奈 (戸田恵梨香) に深く突き刺さる。そして、これまで政行を信じ続けた息子・行成 (要潤)、妻・貴美子 (森下愛子) を落胆させることに。政行は功一らに向かって土下座し、自分の過ちを謝罪する。しかし、功一たちは簡単に信じることはできない。柏原 (三浦友和) も 「14年もあれば辻褄のあった作り話をするのは難しくない」 と言う。ところが、政行は自分の無実を証明できると必死に訴える。じっと政行の言葉を聞いていた功一は、ある事に気がつく…。両親を殺した本当の犯人はいったい誰なのか !? 果たして時効前に捕まえることが出来るのか? 功一、泰輔、静奈の未来は?出展元:TBS

犯人の傘

犯人だと疑われていた戸神政行 (柄本明)は、事件当日に有明夫婦からレシピを50万円で譲ってもらう約束をしていたため有明家を訪れました。

しかし、有明家には先に先客がいたようで「誰にも見られないように」と忠告されていた戸神は、その人物が帰るまで外に隠れていました。

そして、先客が帰ったあとに家に入ってみると、すでに有明夫妻は刺されて息絶えていました。

焦った戸神は、とっさにレシピを持って有明家を後にしますが、そのとき傘を取り違えて帰ってしまったのです。

つまり、戸神が持ち帰った傘こそが真犯人の証拠そのもので、戸神は警察は捜査に来たときのために、その傘を14年間ずっと保管していました。

しかし、その傘を調べてみるとなぜか指紋が消されていました。

一方 功一(二宮和也)は、真犯人の傘の持ち手部分の不自然な傷を見て、事件当日のことを思い出していました。

真犯人は?

功一は、事件当日に傘の持ち手を下にしてゴルフスイングをしていた柏原刑事(三浦友和)を思い出します。

真犯人は、なんと捜査を担当していた柏原刑事で、傘の傷は、ゴルフの素振りで付いたものだったのです。

彼の動機は、先天性疾患の病気を持つ息子の手術代を手に入れるためでした。

柏原刑事は当時、息子に手術を受けさせたかったのですが、治療代を工面できずに困っていました。

そんななか、行きつけの店「アリアケ」の経営者である有明夫妻から闇金業者からお金を借りて欲しいと頼まれます。

有明夫妻は、柏原刑事なら闇金業者に顔が利き、借金返済をの交渉も行ってもらえると考えたのです。

頼み通り、柏原刑事は闇金業者から200万円を借金して有明夫婦に渡しますが、息子のために「この200万円を自分に貸してほしい」と打ち明けました。

そこで、拒否した有明夫妻と口論になった柏原は、取っ組み合いの末に、有明夫婦を刺して200万円を奪って逃走したのでした。

結末

功一は、柏原刑事が犯人であることを彼自身に伝えました。

「14年前、君たちを施設に連れて行ったあの時から、こんな日は来るだろうと思っていた」

そこに泰輔(錦戸亮) 、静奈(戸田恵梨香)も駆けつけ、柏原刑事は3人に土下座で謝罪して、銃口を自分に向けました。

すると功一は、「あんたには、生きてもらう。いきて罪償って、俺達がどういきていくか見届けてもらう。死んで終わりなて虫がよすぎる。ただ生きてもらう。いいな?」と説得しました。

時効の日ー。街頭のビジョンには、柏原刑事が逮捕されたニュースが流れました。

奇しくもそれは、3人が初めて獅子座流星群を見た日でした。-END-

『流星の絆』感想

重く哀しいミステリー作品でありながら、どこかコミカル要素があるのは宮藤官九郎さんならではの脚本でした。

3話目位までは下ネタやギャグ感が強めで、東野圭吾さんによる原作とはかけ離れた設定なので離脱した視聴者もいたようですが、最後まで見届けてみると、シリアスのなかに爽やかさが感じられる稀有な作品で、非常に面白かったです。

最終回では、なんとか3兄妹が協力して犯人を見つけ出しただすまでは良かったですが、柏原刑事を犯行に駆り立てたのが たった200万円の現金というのは報われません…。そこだけ、少し説得力がなかったかな。

まぁそれを差し引いても、ストーリー、脚本、キャスト、演出、どれをとっても平均以上に仕上がっているので、アイドルドラマと言って敬遠するのは勿体ない!

今回見返してみると、リアルタイムで見ていたときには気づかなかった伏線や糸口なども発見できたので、二度、三度見返して楽しむのもオススメです。


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