『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』ネタバレ!あらすじ~結末
荒木飛呂彦による『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は、フランス・パリのルーブル美術館の共同企画として2009年に書き下ろされた作品です。そこで今回は、映画化も決定した『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のあらすじから結末をネタバレ有りでご紹介いたします。
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』登場人物
◆登場人物
◆岸辺露伴・・・人気漫画家。本作ではデビュー前の学生時代の姿も披露。スタンドと呼ばれる超能力を持ち、対象となる人物を「本」にし、記憶や体験を読むことができる。プライドが高く、リアルを追い求めているため好奇心が強い。
◆藤倉奈々瀬・・・露伴の初恋の相手。既婚者だが離婚することが決定していたので、露伴の祖母が経営するアパートの入居している。幼少の頃に見た「この世で最も黒い絵」の話を露伴に教える。
◆山村仁左衛門・・・絵描き。約300年前に、樹齢千年以上の大木の幹のなかにあった顔料を使用して「この世で最も黒い絵」を描いたとされる。しかし木を切り倒したことが法律に触れ、お殿様の怒りを買い処刑されてしまい、絵も処分された。その後、隠し持っていた最後の1枚の「月下」が発見され、それがルーヴル美術館に買い上げられる。
◆祖母・・・露伴の母方の祖母。露伴がルーヴル美術館を訪れた前年に亡くなり、マンガのなかには登場しない。夫とともに旅館を経営していたが、彼が亡くなったことで廃業し、建物を賃貸アパートに変える。しかし異様なまでに厳しい入居条件のため入る人は少ない。
◆野口・・・露伴をルーブル美術館で案内した日本語通訳の女性。子どものピエールが公園の池で溺れ亡くなり、その罪の意識を未だに背負っている。
◆ゴーシェ・・・ルーヴル美術館東洋美術学部門の責任者。野口からの報告を受けて、山村仁左右衛門の作品の実態を確認するためZ-13倉庫に同行
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』あらすじ~結末ネタバレ
◆この世で最も黒い絵
物語は、 岸部露伴が17歳で漫画家デビューする前の学生時代の頃にさかのぼります。
露伴の祖母は、かつて夫とともに経営していた旅館を廃業し、建物を賃貸アパートとして貸し出していましたが、入居できる条件は、
喫煙不可、夫婦不可、子供連れ不可、ペット不可、料理不可、家具の持ち込み不可、バイク不可、楽器とマージャン不可、ドライヤー不可、門限は夜10時まで。
という なかなか厳しいものでした。
そんなアパートに、夏休みに入った露伴は新人コンテストに投稿する漫画原稿を描くため訪れました。
露伴が二カ月ほど缶詰正体でアパートに居座っていた頃、21歳の女性・藤倉奈々瀬が入居してきました。
彼女は既婚者でしたが、離婚する予定だったので入居を許可されました。
露伴は、洗濯物を干す奈々瀬を許可なくスケッチしたりするうちに、彼女に淡い恋心を抱くようになります。
そんなある日、奈々瀬はルーヴル美術館に保管されている「最も邪悪な絵」の話を露伴に伝えました。
万人が認める この世で最も美しい絵はおそらくダ・ヴィンチの「モナ・リザ」。きっと世界中のみんながそう言う…「モナ・リザ」に対するその逆の絵よ 『最も邪悪な絵』 聞いたことある?
奈々瀬の故郷に一枚だけ残っていたモナ・リザと真逆のその絵は、現在ルーヴル美術館に買い上げられ、保管されていると言います。
それから1週間後、露伴が奈々瀬をモデルにして漫画を書いたことが発覚し、彼女は激怒して彼の原稿をズタズタに引き裂きました。
そのまま奈々瀬は失踪し、姿を現すことはありませんでした。
◆絵に込められた怨念
10年後ー。
27歳になった露伴は知人との世間話のなかで、ふと「最も黒く最も邪悪な絵」の話を思い出し、ルーヴル美術館を訪れます。
ルーヴル美術館のキュレーターによって買い上げられたその絵「月下」は、同美術館の見捨てられた倉庫と呼ばれるZ-13倉庫に保管されていると言います。
Z-13倉庫に、通訳の野口、東洋美術学部門の責任者・ゴーシェ、消防士2名と共にやってきた露伴でしたが、暗闇で一瞬動く気配を感じました。
ネズミかと思った直後、消防士の1人が突然何者かに撃たれ、ゴーシェが車にひかれたように亡くなりました。
そしてもう1人の消防士も犠牲に…。
そして、倉庫の入り口の階段の暗闇からゾロゾロと、人間らしきものが出てきて露伴に近づいてきました。
そのなかには、去年亡くなったはずの露伴の祖母、祖父、そして亡くなったはずの野口の幼い息子・ピエールの姿もありました。
さらに「最も黒く最も邪悪な絵」には、露伴が17歳のときに出会った藤倉奈々瀬が描かれていました。
絵のなかから出てきた奈々瀬は「こうするしかなかった」と謝りました。
露伴は、絵には「処刑された山村仁左右衛門の怨念」が込められており、怨念に触れると、その人間が過去に犯した罪と同じ亡くなり方で攻撃されることになると気づきます。
記憶を書き込むッ!『ヘブンズ・ドアー』!!自分の記憶を全て消す!
露伴は、ヘブンズ・ドアーで自分の記憶を一旦全て消し去り、命からがらZ-13倉庫から脱出しました。
◆結末
その後の調査で、奈々瀬は仁左衛門の妻であることが分かりました。
さらに、奈々瀬の旧姓は「岸辺」であり、露伴の遠いご先祖さまだったのです。
その昔、夫を処刑された奈々瀬は、その悲しみにより病気になって亡くなりました。
そして、絵の怨念を止めようとしていましたが叶わず、絵の呪いとなって3百年もの間、人の命を奪い続けてきたようです。
10年前、自分の子孫である露伴に出会った奈々瀬は、黒い絵を彼に教えることで、密かに怨念を断ち切ってもらいたいという希望を持っていたのかもしれません。
失踪する前に、激高して露伴の原稿を切り裂いたのは、彼への恋心を断ち切るために行ったのかもしれません。
露伴がヘブンズ・ドアーで記憶と共に血(血縁)も消したことで、仁左衛門の呪いや怨念も断ち切ることができたのでしょう。
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『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』感想
露伴が学生の時に出会った奈々瀬は、機嫌よく話していたと思ったら、急に怒り出したり、泣き出したり…とにかく情緒不安定な女性として描かれており、プッツン由花ちゃんを彷彿とさせます。
露伴の原稿を怒りに任せてズタズタにしたときも、次の瞬間には、
露伴くん…あたし ごめんなさい…本当に…本当に……うう あたしを許して何もかも…
泣いて謝ります。
彼女のこのエピソードは、露伴への恋心を断ち切り、子孫である露伴を巻き込んでしまったことを謝罪していると分かるのですが、不気味すぎwww。
今回はバトルものではなく、人間が過去に犯した罪の記憶を媒体として攻撃するという奇譚ものというのも好みでした。
露伴の知られざる学生時代というのも興味をそそられますね。
物語のなかでは、ルーブルにちなみ、ミケランジェロの「瀕死の奴隷」、アントニオ・カノーヴァ「アモルの接吻で蘇るプシュケ」のオマージュである新しいジョジョ立ちも公開。
マンガは、とにかく大きいB5サイズ、ハードカバー、フルカラー123ページ!まるで写真集です。紙で買って損なしの愛蔵版です!
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