『あの日に帰りたい』ネタバレ!最終回までのあらすじと結末
バリキャリな姉と自由奔放な妹が同じ男性を好きになってしまう….そんな姉妹の葛藤を描いたドラマ『あの日に帰りたい』。1993年に放送された本作はトップアイドルの菊池桃子さんと工藤静香さんが共演したことでも話題となりました。そこで今回は懐かしのドラマ『あの日に帰りたい』の最終回までのあらすじと結末を相関図付きで振り返ってみたいと思います。
『あの日に帰りたい』キャスト一覧
青木千夜子(チヤコ)◆菊池桃子
一夜子の姉。バリバリのキャリアウーマン。真面目なしっかり者で親代わりに妹の世話をしてきた。5年前に他界した映画監督の父の未完成の映画を完成させたいと思っている。順平の妹の恋人準二に迫られ…。
青木一夜子(ヒヨコ)◆工藤静香
千夜子の妹。フリーター。甘えん坊で自由奔放な性格。英語の勉強のため恋人・準二を置いて渡米するが、すぐに帰国する。
永井準二◆保坂尚輝
プロボクサーを目指す青年。一夜子の恋人だったが、彼女がアメリカに行ったため次第に千夜子に惹かれていく。
高村耕作◆別所哲也
一夜子と同じ会社に勤める宣伝課長。一夜子を可愛がる。
石田一男◆日比野玲
大手商社に勤める千夜子の恋人だが同時に真理とも付き合っている。
中村真理◆桐島かれん
モデル。石田一男の陰の恋人。結婚するつもりはない。
青木順平◆大林宣彦
映画監督。千夜子と一夜子の父。未完の映画を残して亡くなる。
『あの日に帰りたい』相関図
※無断転載ご遠慮ください。
『あの日に帰りたい』あらすじ
5年前に映画監督だった父(大林宣彦)が亡くなったあと、青木千夜子(菊池桃子)と青木一夜子(工藤静香)の姉妹は2人で暮らしてきた。
姉妹は父が未完成で残した「あの日に帰りたい」を完成させたいと思っていた。
千夜子はゴールド・マウンテン映画の東京支社宣伝部に勤めているキャリアウーマン。
自由奔放な一夜子は、プロボクサーを目指す恋人・永井準二(保阪尚輝)を日本に残し、英語の勉強のためニューヨークに留学。
留学費用を工面した千夜子は、準二の見張り役まで引き受けていた。
ところがある日、千夜子は街でニューヨークにいるはずの一夜子を見て驚く。
一夜子はすぐにアメリカから帰国していたのだった。
一夜子がいない間、実は千夜子は妹の恋人である準二に迫られ、最初は拒んでいたものの次第に惹かれていたのだった。
準二の心が自分から離れていることに気づいた一夜子だったが、傍にいてくれるだけでいいと見てみぬフリをしていた。
千夜子は「姉だから我慢しよう…」と何度も身を引こうとするが…。
仲の良かった姉妹だったが、一人の男性を好きになってしまったことで関係が悪化していく。
『あの日に帰りたい』最終回の結末ネタバレ
姉VS妹の恋愛戦争の結末は、妹の一夜子が諦めることで決着がついた。
そんななか千夜子ボクシングで目を負傷し、千夜子は荒れる生活をおくる彼を必死に支えた。
準二は療養のため地方に向かうが、その途中で彼に恨みをもった人物(何者かは不明)により刺され亡くなってしまう。
妹と和解し、準二と新しいスタートを切ったはずの千夜子は悲しみに暮れる。
一方の一夜子は、同じ会社に勤める上司である高村耕作と結ばれた。-END-
『あの日に帰りたい』感想
菊池桃子さんと工藤静香さんが姉妹を演じ、一人の男性を取り合う男女の愛憎劇を描いたドラマ『あの日に帰りたい』。
ドラマの内容よりも、工藤静香さんが歌う主題歌「慟哭」の方が有名かもしれませんね。
ひと晩じゅう 泣いて 泣いて 泣いて 気がついたの ともだちなんかじゃないという想い~♪
中島みゆき節が爆発している歌詞は、ドロドロなストーリーにマッチしていました。
姉妹の父親役は本物の映画監督である大林宣彦さんが務め、姉妹が恋をするボクサー役を保坂尚輝さんが演じました。
保阪さんは、この作品を機に一気にブレイクした感じがあります。
ボクサーの準二はカッコ良いのですが、妹と別れてもいないのに姉に手を出すのはご法度。
そのせいで仲の良かった姉妹に亀裂が入り、千夜子を選んだ準二も最後は通り魔から刺され亡くなってしまいました。
一夜子を裏切ってしまった罰が下ったということでしょうか。
最後は一夜子だけが、同じ会社の高村と結ばれて幸せになっていますしね。
姉と妹が男を取り合い男がラストで唐突に命を落とすという設定は昼ドラチックではありますが、菊池桃子さんのほんわかした雰囲気のおかげ?で重すぎない印象でした。
二人が言い合いをして取っ組み合いをするシーンもあるのですが、菊池桃子さんも工藤静香さんも声が可愛いので深刻さもかんじられずwww。
泥沼化していてiいるなかでも姉妹は父が撮影した「あの日に帰りたい」という映画を度々見返します。
そこには仲の良かった幼い姉妹が映し出され、今の状況と正反対な幸せなひと時が記録されています。
無邪気にほほ笑み合っていた幼き日々…まさに「あの日に帰りたい」と言わずにはいられません。(タイトル回収)
なお 残念ながら本作は、動画配信もされておらずDVD化もされていませんので、もしBSやCSなどで再放送されたときには、ぜひ見逃さず視聴してみて下さいね!
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