『君といた夏』最終回までのあらすじと結末を相関図付きでネタバレ!

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ひょんなことから共同生活をおくることになった男女3人のひと夏の恋と青春を描いたドラマ『君といた夏』。1994年に放送された本作は松任谷由実さんが歌う「Hello, my friend」の主題歌と共に大ヒットしました。そこで今回は筒井道隆さん、いしだ壱成さん、瀬戸朝香さんが出演した『君といた夏』のキャスト相関図と最終回までのあらすじ結末をご紹介いたします。

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『君といた夏』キャスト&登場人物一覧

入江耕平筒井道隆

就職の内定をもらっている大学四年生。家族と暮らしている。夏休みに親戚の朝美がやって来て、ひょんなことから共同生活をおくることになる。隣の研究室にいる憬子に思いを寄せている。

杉矢 稔いしだ壱成

入江の友人で大学生。目の前で兄で兄を交通事故で亡くしたことがトラウマ。女たらしでお嬢様の加奈子に恋をしたりするが、最終的に朝美を好きになる。

佐野朝美瀬戸朝香

短大入試のため予備校の夏期講習に参加しに上京。親戚の入江家に居候することになる。幼少期に母が再婚し、母が養父と周囲に気を遣う様子を見て育ち孤独を感じるようになる。中学時代から反抗するようになり暴走族に入っていたこともある。

橘加奈子小沢真珠

大手生花チェーン社長の娘。高校生。清楚な美少女で友人が稔と付き合っていてふられたことを知り稔を拒絶。潔癖症な一面を持つ。

相沢涼一大沢たかお

朝美の高校の同級生で暴走族の元カレ。大学受験に失敗して上京。容子と同棲中。会いに来た朝美に酷い仕打ちをする。

尾崎容子春木みさよ

相沢の恋人。軽い。

澤井憬子松下由樹

大学の研究室に勤務。村上と婚約破棄の後に入江の気持ちに気づく。

村上隆明乃木涼介

憬子と婚約していたが、昔の恋人と関係を持ち婚約破棄となる。その後も憬子と復縁を匂わし翻弄する。

松原輝文内村光良

エリート助教授。憬子をバックアップし、海外での勤務をサポートする。

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『君といた夏』相関図

※無断転載ご遠慮下さい。

『君といた夏』第1話~最終回までのあらすじ

1話「きっと、友だちになれる」

耕平(筒井道隆)は、やっと就職が決まった。就職浪人しなくてもすんだ。大学の研究室の後輩、稔(いしだ壱成)を家に連れてくる。すると母親の奈美子(松本留美)から、親せきの娘朝美(瀬戸朝香)をこの夏、家で預かることにしたと言われた。朝美は短大受験のため、予備校の夏期講習を受けるという。小さいころに会っただけの朝美。かすかながら菊池桃子タイプと思い出した。その朝美がやってきた。髪を赤く染め、たばこを吸っている。耕平と稔はイメージが狂ってガックリ。耕平が考えていたのはなんと妹の方だったのだ。海外勤務の耕平の父親がケガをしたという連絡が入る。奈美子が様子を見に出かけた。こうして耕平、稔、朝美の夏が始まった。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

2話「恋におちた夜…」

杉矢稔(いしだ壱成)は、もう一度、花屋で出会ったバイトの女の子に会いたかった。店に行って女の子の電話番号を聞こうとしても教えてくれない。朝美(瀬戸朝香)が花屋へ行き、彼女の電話番号を聞き出してきた。彼女は花屋チェーンのお嬢さん橘加奈子(小沢真珠)だった。稔は加奈子と喫茶店へ行く。ところが加奈子は稔の名前を聞いたとたん「女たらしのミノル」と言って帰ろうとした。加奈子の友人が稔と付き合っていてふられたらしい。耕平(筒井道隆)の憧れの人、隣りの研究室の憬子(松下由樹)は、結婚相手とゴタゴタが生じ、別れ話がでた。泣いている憬子を耕平が慰めると・・・。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

3話「許せない嘘」

耕平(筒井道隆)と憬子(松下由樹)が川べりで抱き合っているのを見た朝美(瀬戸朝香)は、その場を静かに離れた。その時、憬子は足をすべらせてケガをした。耕平は、憬子を家に連れてくる。「マキロン出して」と頼む耕平に、朝美は「ない」と答える。耕平が薬局へ行く。痛そうにしている憬子を見た朝美はマキロンを出してきて治療してあげた。
翌日、耕平は大学の研究室へ行く。村上(乃木涼介)が入ってきて、憬子に渡してくれと紙袋を置いていく。紙袋の中には憬子のブラシやパジャマが入っていた。家に帰った耕平はぼんやりしている。そして朝美とケンカをした。家を飛び出した朝美を稔(いしだ壱成)が追いかけて・・・。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

4話「一夜のあやまち」

耕平(筒井道隆)は、憬子(松下由樹)のマンションに泊まり、ベッドをともにした。耕平を好きになったことを稔(いしだ壱成)に知られた朝美(瀬戸朝香)は、行くあてもなく家を出た。そして、相沢(大沢たかお)のアパートへ行く。「この間、貸してくれと言われたから」と相沢に二十五万円を渡す。容子(春木みさよ)とは別れたという相沢は、朝美をベッドに引きずり込む。その夜、朝美はもう一度相沢のアパートへ行くと、相沢と容子の話し声が聞こえた。二人が「グアムへ行こう」と話しているのを聞き、朝美はその場を静かに離れた。耕平がビアホールへ行くと、相沢が「バカな女だ」と朝美のことを仲間たちに話していた。それを聞いた耕平は相沢に殴りかかり・・・。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

5話「好きと言うかわりに…」

耕平(筒井道隆)が、暴力沙汰が原因で、東洋電工の内定を取り消されたことを稔(いしだ壱成)から聞いた憬子(松下由樹)は、「私だけが知らなかった」と怒りだし、憬子と耕平はケンカを始めた。「つき合ってくれといわれたから、つき合ってあげただけ」という憬子の言葉が耕平にはひどくこたえた。朝美(瀬戸朝香)は自分が原因で、耕平の就職がダメになったと責任を感じる。新聞の求人広告に目を通し、履歴書用紙を買ってくる。しかし、耕平の就職はうまくいかない。耕平のところに憬子から電話が入る。なんとか仲直りした感じだったが、村上(乃木涼介)のことで二人は再びケンカとなり・・・。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

6話「あなたを信じたいのに…」

憬子(松下由樹)は、学会が聞かれている北海道へ行き、村上(乃木涼介)と会った。彼のマンションで抱きすくめられたが、それをかわして部屋を出た。その時、イヤリングの片方を落とした。耕平(筒井道隆)は、憬子のマンション前で、彼女の帰りを待っていた。深夜に憬子が帰ってきた。耕平が、村上の名前を口にしたことで、憬子の顔が険しくなる。次の日の朝、耕平は「自分がいやになる。嫉妬深くて女々しくて・・・」と稔(いしだ壱成)に話した。研究室の教授平田(二瓶鮫一)が、憬子にエリート助教授松原(内村光良)を会わせた。耕平は考え込む。一方、朝美(瀬戸朝香)は耕平への募る思いに胸が苦しくなるばかり。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

7話「遅すぎた告白」

縁日の夜、耕平(筒井道隆)は、チンピラに殴られた。稔(いしだ壱成)と一緒にいた加奈子(小沢真珠)は、車にはねられた。耕平は、憬子(松下由樹)との愛がうまくかみ合わず、落ち込んでいる。そんな耕平を見た朝美(瀬戸朝香)は、稔に「彼をなんとか助けてやりたいが、私ではダメか」と話し、泣きじゃくった。「もう終わりだ。憬子さんとやっていく気がない」という耕平のため、稔は憬子に会いに行く。憬子はこれまでのいきさつを稔に話した。家に帰った稔は耕平に、憬子と会うようにすすめたが、いつしか二人は取っ組み合いのケンカに。稔は、交通事故でケガをした加奈子を看病しているうちに、彼女を守ってやろうと決意し・・・。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

8話「妊娠…そして別れ」

耕平(筒井道隆)に愛を告白した朝美(瀬戸朝香)は、急に胸を押さえて苦しみだした。耕平と稔(いしだ壱成)が朝美を、松原(内村光良)の病院へ連れていく。緊張とストレスからきた過換気症候群だという。さらに、診察した松原は朝美が妊娠していると言い、耕平は驚きを隠せない。どうやら相沢(大沢たかお)の子供らしい。朝美は荷物をまとめて家を出て、相沢に会いにいった。相沢はまじめに働いていた。朝美は産婦人科医院へ行ったが、病室には入らなかった。行くあてのない朝美は家に帰り、「やっぱ堕ろすか」と稔に言った。松原に紹介された産婦人科へ行って、朝美は子供を堕ろす。そんな朝美を耕平がいたわる。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

9話「やっと結ばれたのに…」

朝美(瀬戸朝香)が居なくなったと知った耕平(筒井道隆)と稔(いしだ壱成)は、彼女を探す。行き場所は、朝美の実家しかないと考えた耕平は愛媛へ出かける。朝美が実家に帰ると、妹の夏美(尾羽智加子)の誕生パーティーの準備の真っ最中。朝美は邪魔者扱いだ。「東京に帰る」と言って朝美は実家を出た。そこへ耕平がやってきた。耕平は「これからは君のそばにいる。君が好きだ」と言って抱きしめた。耕平と朝美は、東京に戻って、家に帰ると稔が大きな荷物を作って外出の支度をしていた。自分のアパートへ戻って人生を洗い直したいと耕平に言った。しかし、なんとなく様子がおかしい。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

10話「嵐の夜にすべてが狂う…」

稔(いしだ壱成)は、ついに朝美(瀬戸朝香)を好きなことを耕平(筒井道隆)に告白した。そして、「あいつのこと本気で好きになってください」と、耕平に頼む。耕平が研究室に行くと松原(内村光良)がいた。そこへ憬子(松下由樹)から松原あてに電話がかかってきた。耕平は気にしないふりをして仕事をする。朝美は耕平とデートすることになり、上機嫌で遊園地へ行く。しかし、教授から仕事を頼まれた耕平は出かけられずにいた。夕方になって遊園地へ駆けつける。その帰りに定食屋で松原に会った。松原は朝美の前で耕平に「憬子さんはまだ君が好きだ」と話す。不安になる朝美・・・。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

11話「永遠のさよなら…」

激しい雨の夜。稔(いしだ壱成)は「お前を好きだ」と朝美(瀬戸朝香)を抱きしめた。しかし、朝美の好きな人は耕平(筒井道隆)だとわかっている稔はあきらめるしかない。一方、研究室では憬子(松下由樹)が耕平に「忘れられない。好きだ」としぼり出すように言った。耕平は「もう遅い」と言う。彼女をふりきるように雨の中を帰った。耕平が大学の就職課へ行くと、稔が声をかけた。「朝美を傷つけないよね」と言われた耕平は「傷つけない」と約束した。憬子が研究室へ行くと松原に「留学します」と話していた。そこへ耕平が入ってきて、その話を聞いた耕平は・・・。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

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『君といた夏』最終回の結末ネタバレ

最終回(12話)「恋より大切なもの」

稔(いしだ壱成)と「寝た」と嘘をついた朝美(瀬戸朝香)。なぜそんなことを言ったのかと稔に怒られた。朝美は黙って出て行った。そして車にはねられて、病院に運び込まれた。稔らの輸血で危険を脱した朝美は、無事に退院した。耕平のところに憬子(松下由樹)がやってきて、一緒にアメリカへ行こうと、航空券を置いていった。その航空券を朝美が見つけ、朝美は「私のことが好きか」と耕平に聞いた。耕平は答えられない。そんな耕平を「朝美を傷つけないと約束しただろう」と言って、稔が殴る、朝美は家を出た。憬子がアメリカへ出発する日。耕平は空港へ向かい・・・。出展元:フジテレビFOD「君といた夏」

アメリカへ旅立つ憬子に耕平は「一緒にアメリカへは行けない」と伝え、二人は別の道を歩むことになりました。

一方、稔は亡くなった兄の意志を継いで医者になる決意をし、予備校に通うことに。

そして、地元の愛媛県のガソリンスタンドでアルバイトを始めた朝美。

そんな彼女の前に見覚えのあるカルマンギアが停まります。

そこには耕平と稔の姿がありました。

三人は最後になる夏を愛媛の海で過ごし、お互いに夢を語りあいました。ーENDー

『君といた夏』感想

『君といた夏』では爽やかなタイトルとは裏腹に、家出、三角関係、レイプ未遂、妊娠など、ひと夏だけの物語とは思えないヘビーな出来事がたくさん起こります。

メインキャストは豪華で『あすなろ白書』の掛井役で大ブレイクした筒井道隆さん、ヤンキー風な瀬戸朝香さん(当時17歳)、フェミ男 全盛期のいしだ壱成さんが出演。

他に、元暴走族役に大沢たかおさん、美人研究員役に松下由樹さんなどが脇を固めています。

大沢たかおさんは連続ドラマ初出演ということで、今では考えらえないほど初々しいお芝居!

そして今がどうあれ、いしだ壱成さんはおしゃれでカッコイイ~。軽薄にみえて実は優しい入江役がハマってました。

今の時代なら「菅田将暉」枠だと若い方に伝えたいwww。

松任谷由実さんが歌う「Hello, my friend」の歌詞“♪君に恋した夏があったね短くて気まぐれな夏だった~”もストーリーにどんぴしゃでしたね。

携帯もメールもない時代。

『君といた夏』は ひと夏という儚い時間のなかで、相手を想うがゆえに誤解を生み、すれ違ってしまう不器用な若者たちの姿を描いたたTHE青春ストーリーです。

本作は、『愛しているといってくれ』『ビューティフルライフ』の北川悦吏子さん脚本の作品ですが、なぜか印象が薄く忘れている方もいると思いますので、この機会に見返してみてはいかがでしょうか。

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