『踊る大捜査線』映画シリーズのあらすじ~結末を相関図付きで

●記事内にPRを含む

織田裕二主演『踊る大捜査線』の映画シリーズを時系列順にご紹介します。まずは、おさらいのために、相関図をチェックしていきましょう。

-Sponsored Link-

『踊る大捜査線』相関図

※無断転載ご遠慮ください。

-Sponsored Link-

映画『踊る大捜査線』あらすじ

『踊る大捜査線』の映画シリーズは、

①『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998)

②『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003)

③『交渉人真下正義』(2005)

④『容疑者 室井慎次』(2005)

⑤『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』(2010)

⑥『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012)

⑦『室井慎次 敗れざる者/生き続ける者』(2024公開前)

と7作品もあります。

『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998)

青島俊作(織田裕二)、恩田すみれ(深津絵里)は“通称・空き地署”と呼ばれる湾岸署に勤務する刑事。
そんなある日の午後、湾岸署管轄の川で、腹部に刺しゅう用の糸で縫合した手術跡のある水死体が発見された。当初、自殺かと思われたが、解剖の結果、胃袋の中からテディ・ベアのぬいぐるみが現れ、事件は猟奇殺人事件へと発展していく-。
一方、湾岸署内の刑事課で窃盗事件が続発。鑑識課員が証拠写真や指紋を取り、現場検証を行ったため、刑事課のフロアは大騒ぎとなる。
そしてその夜、さらに湾岸署を騒然とさせる出来事が起こる。
本庁、警察庁を震撼させる無差別テロが勃発したため、何機ものヘリコプターや覆面パトカーが湾岸署に集結したのだ。警視庁は直ちにマスコミ各方面と報道協定を締結、湾岸署に捜査本部を設置するが、かつてない事件につぐ事件の連続に捜査はきわめて難航、ついに警察庁は極秘捜査を断念し報道協定を解除する。そして事件はついにマスコミを含めた公開捜査へと発展した。単独捜査に乗り出す青島と和久(いかりや長介)の二人。
しかしそんな彼らに、凶悪犯の魔の手が忍び寄る-!!
犯人は一体誰なのか!?そして、青島刑事の運命はいかに!?事件の真相をめぐり、湾岸署史上、最悪の3日間が、火蓋を切って落とされた!!出展元:(C)フジテレビ

キョンキョンが猟奇殺人犯を演じ、被害者の胃のなかにクマのぬいぐるみを詰め込む異常性を発揮した『踊る大捜査線 THE MOVIE』。

それと同時に、湾岸署では刑事課のデスクから領収書や小銭入れなどが盗まれる窃盗事件、警視庁の吉田副総監身代金誘拐事件も発生。

その後、“テディ”こと向真奈美を確保した青島は、事件を解くヒントを貰おうと思いつきます。

日向のアドバイスを頼りに、殺人マニアのチャット仲間から未成年者を探していた青島は、坂下始という少年を発見します。

坂下を逮捕しようとした青島ですが、少年を溺愛する母から包丁で刺されてしまい….。

同時多発的に起きる複数の事件が並行して進んでゆくモジュラー型の設定にハラハラドキドキする映画第一作目です。

『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003)

2003年、お台場。かつては空き地だらけだったこの街も、一大観光名所に姿を変えた。湾岸署でも観光案内、迷子、交通整理などに忙殺される毎日が続く。そんな折、管内で猟奇的な殺人事件が発生した。事件の報に色めく青島ら湾岸署員。程なく、本庁から室井らが到着。初の女性キャリア沖田を本部長に据え、特別捜査本部が設置された。しかし、青島らの決死の捜査を嘲笑するかのように、第2の殺人事件が・・・。交錯する様々な事象、動機の見えない殺人、警察内部にうごめく不穏な動き、そして、捜査員の目を撹乱する“増殖”する街・お台場。地図にはない道路やトンネルが存在する、大都会の迷宮・お台場で、青島ら捜査員は被疑者を確保できるのか!?出展元:(C)フジテレビ

テロリストによって占拠されたクルーザーを救うため、SATが出動。それを見守るお偉方たち。

そんななか、全身を赤いロープでぐるぐる巻きにして縛られた男性の遺体が連続して発見され、湾岸署と本庁の合同捜査が行われることになります。

しかし、本庁初の女性管理官・沖田仁美の圧力もあり、思うように動けない湾岸署の刑事たち。

その後、蜘蛛の巣事件の犯人グループから連絡が入り、本庁にいる真下が交渉にあたることになりました。

犯人の目星をつけた本庁は犯人らを一網打尽にする為、レインボーブリッジを封鎖。

一方、すみれが刺されそうになる少女をかばい、犯人から刺され重傷を負ってしまいます。

沖田は必死に現場の指揮をとろうとしますがうまくいかず、業を煮やした和久さんは「あんたの指示は聞いてられない」と湾岸署の職員たちで捜査に当たることになり…。

『交渉人真下正義』(2005)

2003年11月24日、レインボーブリッジを封鎖して解決した「台場連続殺人事件」。 その事件直後、真下正義警視(ユースケ・サンタマリア)は、湾岸署の前で、報道陣に取り囲まれ、警視庁初の交渉人(ネゴシエイター)として、事件解決の経過を説明していた・・・。
あれから1年・・・。
2004年12月24日、雪乃(水野美紀)とクリスマス・イブのデートの約束をしていた真下は、その日の午後、突然、室井管理官(柳葉敏郎)から呼び出しを受ける。警視庁史上最悪の緊急事態が発生。東京の地下鉄の最新鋭実験車両(通称:クモ)1両が何者かに乗っ取られたのだ。網のように張り巡らされた大都市・東京の地下鉄の盲点を突く犯行。乗降客200万人の命が、爆走するたった1両の車両によって危険にさらされる。犯人の狙いは、身代金?それとも・・・?理由なき犯罪に錯綜する捜査―。
犯人は、交渉の窓口として、真下を指名。迷走する地下鉄全車両にも、時間的限界が迫りくる。そして、大切な雪乃との約束の時間も刻一刻と迫っていた・・・。真下は、事件を解決して、雪乃のもとへ会いにゆくことができるのか!?そして、真下と雪乃の2人の恋の行方は!?
乗降客200万人の命が真下の肩に託された。かくして映画史上初となる首都・東京の地下鉄網を舞台にした息を呑む、交渉人・真下と姿なき犯人の知能戦の火蓋がきって落とされる!出展元:(C)フジテレビ

真下は、犯人が自分たちの行動を把握していることに気づき、近くにいるのではないかと考えました。

そんななか、モニター上にうつっていたクモを指し示すランプ(巨大列車)が消えてしまいました。

東京トランスポーテーション・レールウェイ 総合司令室 総合指令長の片岡は、緊急事態に政府の人間を外に逃すことができるように作られたルートに逃げ込んだ可能性があると話しました。

一方、SITの木島は真下が怪しいと睨んだカエル便こと宅急便会社の事務所に乗り込みますが、カエル便という会社は存在しませんでした。

ついに犯人は、「あんたの大事な人(雪乃)を殺す」と脅迫してきました。

果たして、真下はどう切り抜けるのか?

『容疑者 室井慎次』(2005)

2005年2月某日-警視庁・室井管理官(柳葉敏郎)が、自らが指揮をとった殺人事件の捜査の責任をとらされ、逮捕されてしまう!室井を救おうとする若き女弁護士(田中麗奈)。そして、警察の不正を暴くという大義名分をかざして徹底的に室井を追い詰める弁護士(八嶋智人)。
そこに、警察庁と警視庁の確執が絡み、新城(筧利夫)や沖田(真矢みき)の尽力も虚しく、事態は最悪の状況に。室井の捜査への姿勢に心動かされた新宿北署の現場の刑事(哀川翔)たちは、さらに殺人事件の真相を追う・・・。
さらに、今まで語られることのなかった室井の過去が明らかになった時、室井はさらなる窮地に追い込まれる。
果たして、室井はシロか、クロか!? 出展元:(C)フジテレビ

室井を信じる仲間の捜査の甲斐あって、桜井杏子が三角関係のもつれから食品輸入代理店社員の黒木を殺害し、石本というチンピラにその犯行を依頼していたことが判明します。

弁護士の灰島は告訴を取り下げましたが、室井は広島県警への異動が命じられたのでした。

『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』(2010)

湾岸署を襲った最悪の猟奇的連続殺人事件から7年。お台場はさらなる変貌を遂げていた。外国からの要人が降り立つ空港が近く、高速道路や変電所などのライフラインもあるお台場はテロリストの格好の標的になっていた。その対策のため、湾岸署は高度なセキュリティシステムが導入された新湾岸署へ移転することとなった。
その引越しを一任されたのは、強行犯係係長に昇進した青島刑事だった。青島係長率いる強行犯係には、“女青島”と呼ばれる夏美、念願の刑事になった緒方、PCにしか興味を示さない栗山、中国からの研修生の王、そして、今や長官官房審議官にまで出世した室井警視監によって湾岸署に配属された新人刑事の和久がいた。
やる気を見せない部下や、やる気が空回りしている部下たちとともに引越し作業に取り組む中、湾岸署管内で次々と事件が発生する!金庫破りやバスジャック。そして引越し作業の混乱の中、湾岸署から青島やすみれらの拳銃が3丁盗まれ、連続殺人事件へと発展していく―――。出展元:(C)フジテレビ

事件を裏で操っていたのは、現在拘留中の日向真奈美(『踊る大捜査線 THE MOVIE』で登場した猟奇殺人犯)でした。

日向はカウンセラーが洗脳し、自身を含む囚人9名が脱獄できるように行動を起こしていました。

そんななか、犯人が仕掛けた爆弾によって所轄と本庁の調整役・鳥飼が怪我を負ってしまいます。

室井は9名の囚人を解放するように求められますが、警察がテロに屈してはならないと、拒否しました。

絶体絶命のなか、青島はあることに気づき…。

『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012)

国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が起こり、その後被害者が殺された状態で発見される。殺害に使われたのは、警察が押収した拳銃だった。捜査を担当することになった湾岸署だったが、青島(織田裕二)ら捜査員には情報がまったく開示されない方針が決定。そんな中、第2の殺人が起き、続く第3の事件では真下(ユースケ・サンタマリア)の息子が誘拐されてしまう。 出展元:(C)フジテレビ

すべては、捜査第一課管理官・鳥飼が警察の腐食を世間に公表するために起こした事件だったのです。

鳥飼は6年前に姪が誘拐され殺害されたことで警察を恨み、復讐を計画しました。

青島は、いくら正義の気持ちを持っていても、他者を傷つけてはいけないと鳥飼を正すのでした。

『室井慎次 敗れざる者/生き続ける者』(2024)

警察を早期退職した室井は、事件の影響を受けた子供たちを引き取り、東北に移り住んでいた。周囲から冷たい言葉をかけられるも、彼は子供たちを守りながらひっそりと暮らしていた。しかし、特殊詐欺と強盗事件の犯人の遺体が山奥から発見され、村は混乱に陥る。出展元:(C)フジテレビ

そんななか室井は、森の中を必死に逃げ回る謎の少女、日向杏(福本莉子)を発見します。。

彼女を保護した室井でしたが、里親からの手紙で杏が猟奇殺人犯・日向真奈美が獄中で産んだ娘であることが判明し..。

ドラマ『踊る大捜査』の最終回までのあらすじと結末は⇒こちら

最後に

『踊る大捜査線』はFINALで幕を閉じたと思っていましたが、室井さんメインとはいえ令和に新作が公開するとは思っていませんでした。

27年前に果たせなかった青島との約束を悔やんで秋田に戻った室井に忍び寄る不穏な影、そして彼の過去も掘り起こされ…。

2024年に再び『踊る大捜査線』の世界観が堪能できることを楽しみにしたいと思います。

-Sponsored Link-

  1. この記事へのコメントはありません。