『東京サラダボウル』ネタバレ!最終回までのあらすじと結末

『東京サラダボウル』は、ゲイの警察通訳人&緑色に染めた髪の毛の女性刑事という異色のコンビが、外国人による事件に対峙していく物語です。今回は奈緒さん、松田龍平さん出演でドラマ化も決定した『東京サラダボウル』の結末までのあらすじをネタバレ有りでご紹介いたします。
『東京サラダボウル』あらすじ
日中英の3か国語が堪能な有木野 了は、警察が様々な事情で身柄を拘束した外国人の通訳を行う警察通訳人だ。
ある日 有木野が、公園で昼食をとっていると、向いのテーブルでサソリの入った弁当を食べる髪の毛が緑色の女性と遭遇する。
彼女の名は鴻田麻里。
鴻田は、「国際捜査係」という部署に所属する女性刑事で、訪日・在住外国人がらみの小さなヤマばかりを担当するため“こぼれカス担当”と呼ばれ、警察内でも変わり者扱いされている。
トラブルを抱える人なら日本人だけでなく外国人にもグイグイと興味を示す鴻田に対し、できるだけ他人と距離を置きたい有木野は、とても対照的。
そんな相反する二人は、東京というサラダボウル化している都市で起こる外国籍の人が絡む事件に次々と関わっていくことになり、やがてオーバーステイになった在日外国人を狙う「ボランティア」なる組織とと対峙することに。
さらに、有木野が過去に抱えていた衝撃の悲しい出来事も明らかとなり…。
男性社会のなかで奮闘する女性刑事と同性愛者の警察通訳者。
変わり種の2人がバディを組んだことで、“パンドラの箱”は開かれ、どんな化学変化が起きるのかー。
『東京サラダボウル』登場人物
◆登場人物
◆有木野 了・・・日中英の3か国語ができる警察通訳人。ゲイ。捜査に感情移入せず、無表情に一言一句丁寧に翻訳する。元警察官で2年ほど前までは上麻布警察署で巡査をしていたが、ある出来事をキッカケに通訳人となる。
◆鴻田麻里・・・人情派女性刑事。緑色に髪の毛を染めている。東新宿署組織犯罪対策課国際捜査係。訪日・在住外国人がらみの小さな案件ばかり担当するため“こぼれカス担当”と揶揄される。
◆阿川博也・・・鴻田のパートナーになるベテラン刑事。中国語が堪能。
◆織田 覚・・・有木野の元同僚。3年前に起きた「非違事案」をキッカケに自ら命を絶つ。
◆八柳隆太・・・警視庁捜査一課の刑事。交番時代の有木野と織田の先輩。
◆豊角行広・・・警視庁の監察官。阿川を秘密裏にマークしている。
◆ジェイ・・・新大久保のバーの経営者。織田の中高の同級生。
◆黄(ファン)・・・不法滞在者を人身売買に売り渡すブローカー「ボランティア」の組織の人間。
『東京サラダボウル』最終回の結末をネタバレ
◆有木野が警察官になった理由
有木野は、日本で生まれて中国で育った日本人。
中国にいても日本にいても疎外感を感じていた有木野は、ゲイということもあり、どこかの「組織」に属すことで何者かになりたいと思っていました。
だから身内意識が強く、結束力の高い警察官という仕事を選びました。
そんな有木野が属する「世界」になりたいと思っていたのが、同じ交番に勤務していた織田 覚でした。
実は織田もゲイで、やがて有木野と織田は惹かれ合い、交際することになりました。
織田は周囲に付き合っていることを隠そうとはしませんでしたが、有木野はやっと見つけた居場所(警察の仕事)を失いたくなかったので、秘密を守り通そうとしました。
そんな二人のなかに出来た“ほころび”が、後の悲劇につながっていきます。
◆内偵
3年前ー交番勤務を終えた有木野は警備、織田は国際捜査係に配属されました。
織田を指導したのは、中国語が堪能な阿川博也という男で、現在は鴻田の相棒を務めるベテラン刑事です。
そんななか、織田は監察官・豊角行広に呼び出され、阿川が取り調べで正確に通訳しているかどうか録音してくるように指示されました。
警察官は、身内を裏切る奴を一番嫌います。
織田も仲間を監察に売る人間ではありませんでしたが、豊角は織田の昔からの恩人で断ることができず、内偵を手伝うことになったのです。
そして織田は、警察でうまくやっていきたいと思っている有木野を巻き込みたくなかったので、この件のことを相談しませんでした。
◆非違事案
あるとき、織田は阿川と共に中国人女性・林(リン)の取り調べを行っていました。
リンは、阿川を見るなり「あんたがアイツと組んで、なにしてるか私は知っている」と話しました。
阿川は狼狽し、織田はその取り調べの動画を盗撮していました。
そんななか、阿川の誤訳問題が週刊誌にスクープされてしまいます。
阿川は織田が監察にタレこんだことを知り、「リンの取り調べのデータだけは、監察に渡さないで欲しい。もし渡したらお前のことも相手のことも全部バラす。」と脅しました。
それから間もなく織田は自ら命を絶ち、阿川は捜査の現場から外されました。
◆阿川の秘密
不法滞在者を人身売買に売り渡すブローカー「ボランティア」の過去の告白を聞いた鴻田は、一緒に織田の実家に行き遺品を見せてもらうことにしました。
そのなかに、手入れされた有木野が織田にあげたジッポーがあり、そのなかにスマホのマイクロSDカードが隠されていました。
内容は、中国人のリンが、阿川と不法滞在者を人身売買に売り渡すブローカー「ボランティア」との繋がりをほのめかす取り調べの様子でした。
有木野と鴻田が阿川の動画を監察官・豊角に渡していた頃、阿川は鴻田の机にこれまでの罪を自供した手紙を置き姿を消しました。
かつて阿川は国際捜査の刑事の仕事のため、外国人コミュティの人脈作りに必死になっていました。
そんななか阿川は、ある旅券偽造ブローカーの男と知り合います。
男は、違法行為でガサ入れした不法滞在者を入管に通報せずに、「運び屋」として再雇用したいので渡して欲しいと言いました。
阿川は、男の正体や不法滞在者にやらせる仕事が何かも知らないまま、その取引きに応じました。
しかし、3年前のリンの取り調べで自分がブローカー「ボランティア」に不法滞在者を渡し、人身売買に手を染めていたことを知ったのです。
そして、その件を鴻田が調べていると気づき、織田に懺悔する意味でも自供書を書いたのでした。
◆結末
自供書を読んだ鴻田は阿川を探しにいきますが、阿川はブローカー「ボランティア」の男に口封じのために刺されてしまいます。
阿川は鴻田がすぐに止血したため、なんとか命は助かりました。
鴻田から阿川の自供書を受け取った監察官の豊角は、有木野や織田のホモソーシャルな関係に監察は関与しないとして、その自供書を表に出すことはしませんでした。
4か月後ー。
有木野は鴻田と同じ警視庁の国際犯罪対策課で働くことになりました。
二人は正真正銘の相棒となり、これからも外国人が関わる事件を担当していくことになったのでした。-おわりー
『東京サラダボウル』感想
55万人の外国人が居住し人種のサラダボウルである東京を舞台に、異色の刑事と通訳人が外国人が当事者となった事件を追う姿を描いた『東京サラダボウル』。
作者は『クロサギ』の作者として知られる黒丸さんです。
『東京サラダボウル』が他の刑事ものと違うのは、ゲイの有木野、女性刑事の鴻田、外国人の容疑者、被害者など、登場人物のほとんどがマイノリティであること。
主人公の一人である有木野は、通訳するときは意訳せず、一言一句そのまま感情移入せずに訳すのが信条とし、他人と一線を引きながらも熱い信念を持つ男。
一方の鴻田は、男性優位の警察組織のなかで緑に染めた髪で、小さなヤマばかり追いかける人情派女性刑事。
凸凹コンビでありながらも、外国人だからと偏見を持たずに、異国の地で苦悩する外国人真摯に向き合う二人は、まさに名バディ。
最近では、東京でなくても外国人を多く見かけるようになった日本。
しかし、私たち日本人は、すぐ隣にいるかも知れない外国人の生活を知る機会がないというか、知ることすらせず、多様性のごく一部しか見えていないのが現状です。
第一話の冒頭にあったように、日本に人口が1億人いれば百万人単位で外国人が存在します。
外国人居住者が増えたいま、それだけ多くの事件が発生しているということです。
私たちが、そこに少しでも意識を向ければ、零れ落ちてしまいそうな人を救うキッカケになるかもしれません。
『東京サラダボウル』は、エンタメとして面白いのは勿論のこと、マイノリティに対して考える機会を与えてくれる作品ですので、ドラマで興味を持った方は原作も読んでみて下さいね。
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