『名前をなくした女神』ネタバレ!ママ友地獄の結末を相関図付きで

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小学校のお受験を通してママ友地獄の恐ろしさを描いたドラマ『名前をなくした女神』の最終回までのあらすじと結末を相関図つきで振り返ります。

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『名前をなくした女神』登場人物&相関図

登場人物

秋山侑子(杏)・・・ハウスメーカー勤務していたが不況の煽りを受けて事実上のリストラとなり専業主婦に。拓水の間に一人息子の健太がいる。ママ友の影響でお受験を決意するが…。
秋山拓水(つるの剛士)・・・侑子の夫。大手食品メーカー勤務。妻とも仲が良く、子煩悩で理想のマイホームパパ。
安野ちひろ(尾野真千子)・・・幼稚園の役員をしている。表向きは明るく世話好きだが、実は夫・英孝のモラハラやDVに悩まされている。英孝との間に一人息子の爽がいる。
安野英孝(高橋一生)・・・ちひろの夫。一流大学卒業のエリート。過干渉でヒステリックな母に育てられ、お受験に神経質になる妻に母が重なり、ちひろを監視し、いたぶるようになる。
進藤真央(倉科カナ)・・・23歳の若いママ。陸とは授かり婚で娘の羅羅がいる。高校を中退して18歳で羅羅を産んだ。舅の遺産で高級マンションの階にある最も狭いワンルームを購入。セレブのレイナとママ友であることが自慢。
進藤 陸(五十嵐隼士)・・・真央の夫。トラック運転手。野球が得意で甲子園に出場するが怪我のため退部してグレて高校中退。
沢田利華子(りょう)・・・ベビーグッズの輸入ネットショップ経営。バツ1。有能で問題解決能力に長ける。前夫の息子・空斗と圭との息子・海斗がいる。夫の浮気に悩んでいる。
沢田 圭(KEIJI)・・・利華子の夫。元人気モデルだが現在は仕事がなくストレスを溜めている。
本宮レイナ(木村佳乃)・・・女性誌「Grazia」でカリスマ主婦読者モデル。父は目黒区の区議会議員のお嬢様。功治との間に娘・彩香がいる。産後、夫と夫婦生活がなく悩んでいるがプライドが高いため誰にも相談できない。
本宮功治(平山浩行)・・・レイナの夫。トータルウェディング事業会社社長。貧しい家庭にコンプレックスがり、ステータスのためレイナと結婚した。

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相関図

※無断転載禁止

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『名前をなくした女神』最終回までのあらすじと結末

1「女の闘い開幕! ようこそ、ママ友地獄へ…」

短大卒業後、ハウスメーカーに就職した侑子(杏)は、食品メーカーに勤務する秋山拓水(つるの剛士)と結婚。侑子は、長男の健太(藤本哉汰)を出産後も仕事を続けたが、頭金を入れてマンションを購入した矢先、会社から地方転勤を打診され、退社を余儀なくされていた。引っ越しを機に、健太は近所の幼稚園に通うことになり、そこで侑子は、健太と同い年の子を持つ安野ちひろ(尾野真千子)、進藤真央(倉科カナ)、沢田利華子(りょう)、本宮レイナ(木村佳乃)らと知り合った。 ちひろは、爽(長島暉実)の母親で、幼稚園の役員を務めていて、夫の英孝(高橋一生)は銀行員。真央は、トラック運転手の陸(五十嵐隼士)と出来ちゃった結婚をして、18歳で娘の羅羅(谷花音)を出産したヤンキーママ。利華子は、海斗(内田淳貴)の母親で、ネットショップの経営者。夫は、元人気モデル・圭(KEIJI)で、前夫との間に生まれた空斗(今井悠貴)という11歳の息子もいた。レイナは、彩香(小林星蘭)の母親で、主婦雑誌のカリスマ読者モデル。夫の功治(平山浩行)は、トータルウエディング事業を一代で興したやり手社長だった。専業主婦が周りにいなかったこともあって、侑子は、ママ友たちとの付き合いに戸惑いを感じていた。利華子いわく、皆、密かに「お受験」を考えているのだという。そんな折、健太が彩香のお誕生日会に誘われ・・・。出展元:(C)フジテレビ

侑子は、「お受験は親のエゴ」とつい自分の意見を言ってしまい、ママ友たちの空気を微妙なものにしてしまう。

そんななか本宮レイナの娘・彩香の誕生会に招かれた健太だったが、プレンゼントと誕生日カードをバカにされ、思わず友達を突き飛ばしてしまう。

一方、レイナは侑子が夫と楽しそうにランチを楽しむ姿をみて嫉妬し、キツく当たる。

落ち込む侑子に幼稚園ママの雅美は「ママ友なんて本当の友達じゃない。母親だって間違うことがあるから自分を否定しないで。」と励ます。

ちひろは、侑子と利華子が名前で呼び合い仲良さそうにする姿をみてショックをうける。

2「身も凍る再会」

侑子(杏)は、同じ幼稚園に子どもを通わせていた母親のひとり、雅美(安達祐実)が睡眠薬を飲んで自殺を図ったと知り、大きなショックを受ける。その夜、侑子は、夫の拓水(つるの剛士)に雅美の件を報告する。併せて侑子は、玄関ドアの前に、ひまわりの子幼稚園に子どもを通わせている保護者たちの情報が記されたファイルが置かれていたことも打ち明けた。 翌日、幼稚園に健太(藤本哉汰)を送った後、侑子は、ちひろ(尾野真千子)、真央(倉科カナ)、利華子(りょう)、レイナ(木村佳乃)とカフェに立ち寄る。レイナたちも皆、子どもへの影響を心配していた。ちひろは、話題を変えようと、健太に習い事をさせるのか、と侑子に尋ねた。子どもの可能性を考え、その機会を与えるのも親の役目ではないかと思い始めていた侑子は、お受験を考え始めたことを打ち明けた。その際、レイナの娘・彩香(小林星蘭)が、受験で有名な東郷チャイルドスクールに通っていることをバラしてしまう利華子。それがきっかけで、侑子は、利華子らと一緒に東郷チャイルドスクールを見学しに行くことになったが・・・。出展元:(C)フジテレビ

郁子の玄関前に、ひまわりの子幼稚園の子どもと母親の個人情報が記載されたファイルを置いていたのはちひろだった。

雅美はスイミングスクールで自分の子どもと女の子がうつった写真をブログに載せ、その写真が違法サイトで転用され追い詰められ自殺を図った。

雅美は一命は取り止めたが、夫・尚樹の両親が暮らす福岡に一家で引っ越すことに。

そんななか、ひまわりの子幼稚園のママ友メンバーは、東郷チャイルドスクールに向かうが、親のランクが左右されるため真央は自分と夫の学歴を詐称した。

帰り道、ちひろは夫の英孝がバスのなかで痴漢しているところを目撃してしまいショックでバスを乗り過ごし、英孝からの着信にも気づかなかった。

帰宅すると英孝が電気もつけずに待っており、ちひろに暴力を振るった。

侑子は、元気がないちひろの話を聞くが、そこで ちひろから同級生だったと告げられるが、全く覚えていなかった。

一方、レイナの夫は何かと「お受験」と騒ぐ妻にウンザリし、利華子は夫に誕生日ディナーをドタキャンされ浮気されていることに傷ついていた。

3話「今、試される親子の絆」

小学校のお受験を真剣に考え始めた侑子(杏)は、利華子(りょう)、ちひろ(尾野真千子)とともに、東郷チャイルドスクールに入塾を申し込む。東郷チャイルドスクールは、レイナ(木村佳乃)が娘の彩香(小林星蘭)を通わせている、有名なお受験専門の塾だった。一方、真央(倉科カナ)は、学歴を気にして、娘の羅羅(谷花音)のお受験をあきらめる。その代わりに真央が目を付けたのは、子役オーディションだった。スタジオでカメラテストを受けた羅羅は、スタッフからほめられた。大喜びした真央は、これで健太(藤本哉汰)にリベンジできる、と羅羅に言う。健太は、彩香や海斗(内田淳貴)、爽(長島暉実)と一緒に、初めて東郷チャイルドスクールで学んだ。侑子は、塾講師の話を夢中になって聞いている健太の姿に、思わず笑みをもらす。塾の帰り、侑子やレイナたちは行きつけのカフェに立ち寄る。その際、侑子たちは、ちひろの様子から、彼女が妊娠しているのではないかと考える。そんな折、ひまわりの子幼稚園で皆と遊ぼうとした健太は、羅羅に邪魔されて仲間外れにされてしまい・・・。出展元:(C)フジテレビ

4話「泥棒猫に天罰を」

侑子(杏)は、健太(藤本哉汰)が友だちから仲間外れにされた原因を知る。利華子(りょう)が海斗(内田淳貴)から聞いた話によれば、真央(倉科カナ)の娘・羅羅(谷花音)が健太にリベンジすると言っていたのだという。幼稚園で健太が羅羅をいじめたという件も、羅羅の方から「仲直りの握手は力を入れる」といって腕を差し出したらしい。侑子は、利華子とともに担任の結城(萩原聖人)を訪ね、相談した。結城は、注意不足を詫び、子どもたちにきちんと話すと侑子に約束する。侑子は、健太が自分や拓水(つるの剛士)に悲しい思いをさせたくないという思いから何も言わなかったことを知り、信じてあげられなかったことを謝った。真央ともきちんと話し合うべきだと考えた侑子は、彼女の携帯電話に連絡を入れるが、真央は電話に出なかった。侑子は、意を決し、進藤家を訪ねた。真央は不在だったが、応対した夫の陸(五十嵐隼士)は、事情を知り、仲良くするよう責任を持って話すと侑子に伝える。その後、侑子はレイナ(木村佳乃)と彩香(小林星蘭)に出会う。そのとき侑子は、彩香が羅羅とおそろいのワンピースを着ていることに気づく。進藤家を訪ねた際、同じ服がハンガーに掛けられていたのを見たからだった。それを聞いた彩香は、なくした靴と同じものを羅羅が持っていた、とレイナに話した。そんな折、東郷チャイルドスクールではペーパーテストが行われ・・・。出展元:(C)フジテレビ

彩香より健太の方が良い点数を取ったことに嫉妬するレイナ。

さらに姑から夫が帰らないのは自宅にやすらぎがないからだと責められレイナは、追い詰められていく。

5話「もう限界! お受験ママたちの赤い涙」

侑子(杏)は、ちひろ(尾野真千子)の体調を心配し、ちひろの息子・爽(長島暉実)を預かることに。夕方、迎えのチャイムが鳴る。玄関を開けるとそこには、ちひろだけでなく、夫・英孝(高橋一生)の姿もあった。英孝から、ちひろが自分に内緒で働いていたことを告げられた侑子は衝撃を受ける。その日、明け方まで英孝から詰問を受けるちひろ。英孝から「妊娠しているだろう?」と聞かれ、身に覚えのないことに驚く。英孝は、侑子からそのことを聞いたという。あまりのことに混乱するちひろは、翌日の幼稚園で侑子に会った際に無視してしまう。ある日、東郷チャイルドスクールで進路相談が行われる。レイナ(木村佳乃)は、塾長の東郷百合子(夏木マリ)から、現状の彩香(小林星蘭)の学力では、希望の小学校に行くのは厳しいと言われ落ち込む。一方、侑子は百合子から、レイナが希望している小学校の受験をすすめられる。「お受験」対策を始めたばかりの侑子は、そんな有名小学校に健太(藤本哉汰)が受かるとは思えず当惑するが、百合子は合格に太鼓判を押す。東郷チャイルドスクールからの帰り道、利華子(りょう)に進路相談の結果を聞かれた侑子は、百合子から言われた話をする。その話が聞こえてしまったレイナは、侑子に対してあからさまな競争心を燃やし・・・。出展元:(C)フジテレビ

「ひまわりの子幼稚園」の園長・結城から「彩香ちゃんママは頑張り屋さんですね」と言われ、思わず涙を流してしまったレイナ。

一方、侑子はちひろから妊娠なんかしておらず、自由になるお金がないと告げられ「大嫌い」と言われてしまう。

そんななか、東郷チャイルドスクールでちひろの息子の爽が家族のことを「お父さんが怒っています。お母さんは泣いています」話すのを聞いて気になる侑子。

ちひろは、夫・英孝の部下から、英孝が社内でセクハラを行っていることを知らされ過呼吸になってしまう。

侑子が味方になってくれ落ち着きを取り戻したちひろだったが、真央が誤解を招く言い方をして侑子がセクハラの件を言いふらしたと勘違いし…。

6話「遊園地の謎が今! 最大の危機が来る」

侑子(杏)は、真央(倉科カナ)の策略によって、ちひろ(尾野真千子)からの信頼を失ってしまう。ちひろから相談を受けていた、彼女の夫・英孝(高橋一生)のセクハラ疑惑の件について、さも侑子が幼稚園のママ友たちにしゃべっていたように、真央に仕向けられてしまったのだ。ちひろは裏切られたと誤解し、侑子の制止を振り切り立ち去ってしまう。とある日曜日、東郷チャイルドスクールでは、父親たち向けの受験セミナーが行われた。拓水(つるの剛士)、英孝、圭(KEIJI)、功治(平山浩行)が参加し、東郷百合子(夏木マリ)から、「お受験」に対する父親としての心構えを説かれる。受験セミナー終了後、英孝は百合子に呼び止められ、爽(長島暉実)がチャイルドスクールはもちろん、幼稚園にも最近来ていないことを聞かされる。初耳であった英孝は驚きを隠せない。受験セミナーは、父親たちにさまざまな影響を及ぼした。圭は、より家事に積極的になり、朝早起きをして子供たちと散歩することに。そんな圭を利華子(りょう)は、ほほ笑ましく見守る。一方、以前から「お受験」に懐疑的だった功治は、レイナ(木村佳乃)の彩香(小林星蘭)に対する過度な教育に嫌気がさし、彼女との溝をより深めることになる。そんな折り、「ひまわりの子幼稚園」では、遠足が行われ、事件が起こることに・・・。出展元:(C)フジテレビ

夫のセクハラの噂が広まり、遠足に行くことを止めたちひろ。

爽は、楽しみにしていた遠足に行けなくなり ちひろに「嘘つき!」と言い放つ。

そんななか健太は、みんながいる観覧車に並ぼうと一人で向かうが、その途中でちひろに会い…。

7話「直接対決! どん底からの脱出始まる」

「ひまわりの子幼稚園」の遠足で訪れた遊園地で、侑子(杏)の息子・健太(藤本哉汰)が、何者かに連れ去られるという事件が起こる。侑子や、利華子(りょう)は、遊園地の敷地内を走り回り、必死で捜索した結果、ようやく健太を見つける。しかし、そこには目を覆いたくなるような衝撃的な光景が。健太の手を引き、連れ去ろうとしていたのは、ちひろ(尾野真千子)だったのだ。この事件を機に、侑子とちひろの関係は、さらに深刻なものへ。侑子から話を聞いた拓水(つるの剛士)は自ら直接、ちひろの夫・英孝(高橋一生)を訪ね、強い口調で事件のことを非難する。拓水の前では反省の色を見せていた英孝だが、拓水が帰ると自分が恥をかかされたとして、ちひろを激しく責め立てる。されるがままのちひろを守ろうと、仲裁に入ったのは息子の爽(長島暉実)だった。一方、レイナ(木村佳乃)は、義母・奈津恵(山本道子)の退院を機に、読者モデルの仕事を再開しようと編集者に連絡をするが、「新しい読者モデルが決まった」とつれない返答に気を落とす。落ち込むレイナに追い打ちをかけるように、奈津恵を交えた家族4人の夕食時に、弓恵(中島ひろ子)が娘の美也を抱いて訪れる。功治(平山浩行)と弓恵の関係を疑い、その場にいることに耐えられなくなったレイナは買い物を口実に外へ。ショックを隠せず、ぼう然と道を歩くレイナに気付き声をかけたのは、意外な人物だった。出展元:(C)フジテレビ

お金のために、娘を家に一人残してキャバクラで働く真央の店に、利華子の夫・圭が訪れる。

一方、奈津恵を交えた家族4人の夕食に、功治の幼なじみ弓恵が現れ、いたたまれなくなり家をでたレイナは、園長の結城に声をかけられる。

自分の存在を肯定してくれる結城に救われるような気持ちになったレイナ。

そんななか、侑子は利華子から拓水がハローワークから出てきたと聞かされ…。

8話「もう許さない…! 幼稚園最大のスキャンダル」

侑子(杏)は、拓水(つるの剛士)に怒りをぶつける。拓水が会社でリストラに遭ったことを自分に黙っていたこと、さらにはその件を「ママ友」の利華子(りょう)から聞いたためだ。夫婦げんかの様子を聞いてしまった健太(藤本哉汰)は、翌朝けんかの理由を2人に聞くが、取り合ってもらえない。健太が受験する「明峰学園幼稚舎」のオープンスクールが開催される。校内で出会った幼稚舎の職員に「頑張って」と声をかけられた健太は、「頑張りません。お受験したくないです」と答えてしまう。健太は、羅羅(谷花音)との一件があった際に、「どんなことでも話そう」と約束していたにもかかわらず、けんかの理由を教えてくれない2人に怒っていたのだ。そのことを知り、反省した侑子と拓水は、健太と共に今後のことを話し合い、お受験も続けることを決める。一方、真央(倉科カナ)は、キャバクラでのアルバイトを続けていた。深夜までの仕事が影響し、羅羅がおなかをすかせてもご飯を作らないなど、生活は次第にすさんでいく。ある夜、仕事帰りの功治(平山浩行)は、パジャマ姿でマンションのロビーを徘徊する羅羅を見かけ、放っておけずに自宅に連れて帰る。レイナ(木村佳乃)は、羅羅から進藤家の状況を聞き、迎えに来た真央を厳しくしかりつける。屈辱を受ける真央。後日、幼稚園ではバザーが開かれ、そこで前代未聞のスキャンダラスな事件が起こることに・・・。出展元:(C)フジテレビ

セクハラ疑惑で苦しむちひろを見て考えを改めた英孝は、自分なりに家事を手伝うようになった。

功治は浮気していたわけではないが、弓恵にもう二人だけで会うのは止めようと告げた。

一方、レイナはあの一件以来、結城に弁当を差し入れしたりと仲を深めていた…。

そして、幼稚園のバザーの日。

真央は、レイナと結城が不倫していると保護者に一斉メールを送り…。

9話「今夜ついに解禁! 本当の敵が今隣に」

親子水入らずで、和やかに行われていた「ひまわりの子幼稚園」のバザー。その会場に、戦慄(せんりつ)が走る。レイナ(木村佳乃)と結城(萩原聖人)の2ショット写真が、会場内の母親たちの携帯電話に一斉送信されたのだ。会場内は騒然となり、普段冷静な功治(平山浩行)も、結城に真偽を問いただす。メール着信の直前に、真央(倉科カナ)が携帯電話を操作していた様子を見ていた侑子(杏)は、彼女を問い詰めるが、「証拠はあるの?」と開き直られてしまう。この事件を受けて、「ひまわりの子幼稚園」では緊急保護者会が開かれる。多くの母親たちが、レイナと結城の関係に否定的な考えを口にする一方で、侑子は誰が送ったか分からない写真で責め立てるのはおかしいと主張をするが、多勢に無勢で取り合ってもらえない。結城は、レイナとの件は誤解だと、皆に頭を下げる。実家の近くの幼稚園に移ることで、その誤解に対する責任を取ると言う結城。その姿を目の当たりにしたレイナは大きなショックを受ける。
後日、「東郷チャイルドスクール」では、本番の受験に向けた「模擬親子面接」が行われることに。「お受験」を考えている秋山家、安野家、沢田家、本宮家の4家族はそろって面接に参加する。百合子(夏木マリ)との質疑応答の中で、拓水(つるの剛士)のリストラ問題をはじめ、各家庭が抱えるそれぞれの問題が浮き彫りになっていく・・・。出展元:(C)フジテレビ

結城は自分には婚約者がおり、結婚を早めて辞職しようと思うと保護者に伝えるが、レイナはショックを受け涙を流した。

リストラの渦中にあった拓水は仕事について質問され、最初は言葉に詰まるも、自分なりの言葉で答えることができた。

レイナの娘・彩香は、母からのプレッシャーで問題を冷静に解くことができず、健太の答えをカンニングしてしまう。

一方、利華子は夫が離婚届けを持っていることに衝撃を受けるなか、侑子から写真館で撮影した家族写真を見せられ複雑な気持ちを抱き…。

10話「嘘と裏切りの微笑 最後の聖戦開始!」

過熱する「お受験」戦争は、本番を間近に控え、佳境を迎える。「東郷チャイルドスクール」で行われたテストで、侑子(杏)の息子・健太(藤本哉汰)は、91点と抜群の結果を出す。この結果に、拓水(つるの剛士)も大喜び。健太よりも早く「お受験」の準備を進めていたレイナ(木村佳乃)の娘・彩香(小林星蘭)も、健太と同じく91点。レイナ、功治(平山浩行)が彩香を褒めるなか、彩香本人の様子がおかしい。後日、百合子(夏木マリ)に呼び出されるレイナ。最近、彩香に変わった様子はないかと言う百合子に、「おねしょをした」と答えるレイナ。百合子は彩香が「お受験」のプレッシャーに追い詰められていると指摘。さらに、彩香がテストで健太のカンニングをしていると話す。ショックを受けるレイナは、初めて過去の彩香に対する自身の接し方を反省する。拓水の再就職先はなかなか決まらないものの、新たに始めた「ドールハウス」作りも順調な侑子に、実家の父親が病気で倒れたという連絡が入る。実家に戻った侑子は、中学校時代のアルバムやノートが入った段ボールの中から、一通の封筒を見つける。差出人は、「内藤ちひろ」だった。一方、圭(KEIJI)が用意していた離婚届を見つけた利華子(りょう)は、精神的なショックから抜け出せずにいた。周囲に悟られまいと気丈に振る舞っていたが、後に大きな問題となる、思いもかけない意外な行動に出ることに。出展元:(C)フジテレビ

利華子は侑子のすべてが羨ましくなり、彼女から預かった願書を出さずに破り捨てた。

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『名前をなくした女神』最終回の結末ネタバレ

最終回(11話)「5人の女、最後の答え」

侑子(杏)が「ママ友」の中で最も信頼をしていた利華子(りょう)が、ついに牙をむいた。自分の元を離れ、新たに「ドールハウス」の仕事を始める侑子に対する嫉妬心、そして浮気をされた上に、圭(KEIJI)から突きつけられた離婚届が、普段冷静な利華子を精神的に追い詰めたのだ。入試直前に、利華子に裏切られ願書を捨てられたショックが癒えないままに、侑子はお受験当日を迎える。願書の件は、ちひろ(尾野真千子)に救われ事なきを得たものの、侑子は言いしれぬ不安感に襲われる。「明峰学園幼稚舎」をお受験するのは、真央(倉科カナ)の娘・羅羅(谷花音)を除く4人の子供たちであったが、その内の1人がとある事件をきっかけに受験会場に姿を見せない。受験できなかった子は、果たして誰なのか、そして受験できなかった原因とは一体何だったのか・・・。物語中盤で明らかになる子供たちの合否は、それぞれの家族にさまざまな影響を及ぼす。「お受験」をきっかけに、再生に向かう家族がある一方で、最終回にしてドラマ史上最大の悲劇に襲われる家族も・・・。子供たちの「お受験」を軸に、「親友」でも「他人」でもない「ママ友」という非常に微妙な関係性の中で、友情、嫉妬、見え、ウワサ、建前、うそ、裏切りといったさまざまな感情を互いにぶつけあってきた侑子、ちひろ、真央、利華子、レイナ(木村佳乃)。5人の「名前をなくした女神」たちが迎える結末とは?出展元:(C)フジテレビ

受験の日。母が侑子の願書を破ったことを知った空斗は、海斗を連れ出しクレープを食べに行った。

海斗から「卑怯なことをするママをもう見たくない」と言われた利華子は、自分のせいで子どもたちを追い詰めてたことを知る。

一方、ちひろは夫の英孝にバスで痴漢しているところを目撃したと打ち明けた。

あの日、英孝はセクハラをでっちあげられ混乱しており、ちょうど女子高生が誰かを陥れる会話を聞き、腹立たしさから犯行に及んだことを告白した。

英孝は、自分がちょうど名古屋に転勤になるこの機会に、お互いに頭を整理してもう一度やり直そうを提案した。

お受験に参加できなかったことに劣等感を抱いていた真央は、羅羅をモデルにするため水商売でお金を稼いでいたが、ある夜 留守番をしていた羅羅が怪我をして入院してしまう。

夫の陸は、「いい加減、現実を見ろ」と真央を叱りつけ、真央も寂しそうな羅羅を見て反省する。

そして受験の結果が発表される。結果は…

健太 合格
爽  合格
彩香 補欠3位
海斗 欠席のため不合格

レイナは彩香の頑張りを認め、夫の功治は自分のせいでレイナが結城に心動かされたことを反省した。

真央の一家は、身の丈にあった生活をするためにマンションを売り払い地元に引っ越すことになった。

子どもたちは、トラックに乗った羅羅を精一杯見送った。

その帰り、利華子は侑子に嫉妬していたことを正直に話し、願書を破ったこと、合格取り消しの電話を勝手にかけたことを謝って泣き崩れた。

それからしばらく経ち、真央一家は栃木県で農家を営み、羅羅も以前より伸び伸びしている。

彩香と海斗は、違う小学校に進学して新しい生活を始めていた。

健太と爽は明峰学園幼稚舎に入学し、侑子とちひろの交流は続いている。

しかしそんな平穏な日々も束の間、侑子にはまた新たなママ友の世界に足を踏み入れるのだった…。ーおわりー

『名前をなくした女神』感想

幼稚園のママ友という狭い世界ながら、愛憎渦巻く様々なドラマを見せてくれた『名前をなくした女神』。

ママ友は子どもありきの繋がりであって、本当の友達ではないので嫉妬、羨望、マウントがあからさまに出てくる特殊な世界。

だったらママ友なんかいらないと思うのですが、お受験は情報戦なので、ママ友のネットワークは必須。

物語で母親たちは、ママ友の子ども連れ去ったり、園長とママ友の不倫疑惑をメールで一斉送信したり、ライバルの願書を破り捨てたりと犯罪ギリギリの行動をおこします。

傍からみたらこんな幼稚で異常なことを母親がやるか?と呆れるのですが、これは決してドラマのなかではなく「音羽お受験殺人事件」のようにママ友にまつわる事件は実際に起こっています。

ドラマでの登場人物は、名前で呼ばれることはなく「○○ちゃんorくんママ」と呼ばれ、夫のステイタスは自身のステイタス、子どもの評価は自分の評価とされます。

そのためみんな見栄や虚勢を張り、その歪は、やがて家庭や子どもへと影響を与えていきます。

また、何気なく発した一言が誰かの地雷となり、無視をされたり、逆恨みをされたり…。

他人の芝生は青く見えるものとは言うけれど、実際 どの家庭も何かしら問題があったりして、どこかで妥協して生きていかなければなりません。

女性は社会から「一人の人間であるまえに、良い妻、良い母親であること」を、無意識のうちに刷り込まれていることが良くわかる作品でした。

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