ドラマ『シグナル』最終回までのあらすじ結末を相関図付きでネタバレ

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『シグナル長期未解決事件捜査班』は、警察の若手プロファイラーが、壊れた無線機で過去に存在する刑事と交信し、未解決事件の真相を暴いていくサスペンスです。今回は2018年坂口健太郎さん主演で放送された『シグナル長期未解決事件捜査班』の最終回までのあらすじと結末を振り返ります。

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『シグナル長期未解決事件捜査班』相関図

相関図

※無断転載禁止

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『シグナル長期未解決事件捜査班』1話から最終回までのあらすじ

1話「過去とつながる無線 15年前の誘拐の謎!」

15年前、一人の女子児童が下校途中に誘拐された。当時、小学1年生だった三枝健人(坂口健太郎)は被害者が連れ去られるのを目撃。ある男を指名手配した警察に、犯人は女だと訴えるが相手にしてもらえない。数日後、女子児童が遺体で発見され、管理官・中本慎之助(渡部篤郎)のもと、刑事の大山剛志(北村一輝)や岩田一夫(甲本雅裕)らは懸命に捜査を続けるが犯人の手掛かりは得られず、未解決のまま15年の月日が経っていた。健人は独学でプロファイリングを学び警察官になった。しかし、過去の事件から決して警察を信用することはせず、先輩刑事の桜井美咲(吉瀬美智子)や山田勉(木村祐一)から目をつけられてしまう。ある夜、健人は廃棄処分されるはずの無線機から、誰かが自分を呼んでいることに気づく。声の主は大山で、巡査の健人をなぜか“警部補”と呼んでいた。出展元:(C)フジテレビ

無線機から「三枝警部補きこえますか」と呼んでいたのは、2009年に城南警察署に勤務する大山剛志だった。

三枝健人は、女児誘拐事件の捜査をしている大山に答えようとするが、大山は何者かに殴られて通信は途絶えてしまう。

2021年にいる三枝は、大山が行方不明になった閉鎖した谷原記念病院を訪れるが、そこの排水溝のなかに白骨化した遺体を発見する。

遺体のDNAを調べると、女児誘拐事件の容疑者として指名手配されていた橋本啓介のものだたと判明する。

かつて女児誘拐事件捜査の責任者だった警視監・中本慎之助は、過去の事件を掘り起こされたたくないため、被疑者を自殺で処理することにした。

真相を見ようとしない警察にウンザリしていた三枝は、先輩刑事の桜井美咲に小学1年生のとき、綾香ちゃんを連れ去った女性を目撃したと打ち明ける。

マスコミの前で三枝は、橋本の親指の切断面からみて、閉鎖した谷原記念病院に勤めていた看護師が真犯人であると明かす。

すると、とある看護師から同僚の看護師が怪しいと連絡があり、調べてみると前川穂波という看護師のロッカーに時効成立の日が記されたカレンダーと、派手なハイヒールが発見される。

それを見た三枝は前川が犯人だと確信するが、逮捕された前川は真犯人ではなく、通報した吉本圭子こそが真犯人だと分かる。

マスコミが警察を取り囲むなか、見物しに来ていた吉本を逮捕した、三枝と桜井だったが…

2話「時効成立20分前! 極限の攻防戦 新たな未解決事件!」

吉本圭子(長谷川京子)という看護師が捜査線上に浮上し、健人(坂口健太郎)は彼女こそが真犯人だと確信する。圭子は取り調べを受けるが、美咲(吉瀬美智子)の尋問に淡々と答えるだけで、なかなか口を割らない。時効成立が刻一刻と迫るなか、健人たちには焦りの色が見え始める。やがて日本で時効の撤廃が決まり、長期未解決事件捜査班が発足された。美咲は班長に任命され、刑事の山田(木村祐一)と鑑識官の小島(池田鉄洋)が配属される。一方、健人は女児誘拐殺人事件の後、一度だけ無線機で大山(北村一輝)と交信していた。それから8年後・・・アメリカでプロファイリングを学んだ健人は、プロファイラーとして長期未解決事件捜査班に配属される。そして、未解決のまま捜査が終了した過去の連続女性殺人事件と対峙することになり・・・。出展元:(C)フジテレビ

なかなか自供しない吉本に焦る三枝たち。すでに時効まで数分を切っていた。

橋本の首に巻きついていたロープのDNAと吉本のDNAが一致すれば逮捕できるが、間に合わず時効が成立。

笑みを浮かべて警察署を去る吉本だったが、事件当日の橋本の駐車券が発見されたことで死亡推定時効が変わったことで、時効が伸びた。

それにより、橋本殺害容疑で逮捕される吉本。

しかし、綾香ちゃん殺害を問われることはなかった。

しばらくして桜井は、吉本に大山剛志の写真を見せて、この人物が訪ねてこなかったかと聞くが、吉本は「知らない」と答えた。

そんななか再び、三枝は無線機で大山と交信するが、大山は「過去は変えられる。諦めないでください」と意味深な言葉を残し通信は途絶えた。

それから間もなく大山から通信があり、どうやら彼は2009年ではなく、1997年にいて連続女性殺人事件の捜査にあたっているようだった。

大山は、三枝と初めて話すような態度をとった。

三枝は、大山が城南警察署に勤務する強行犯係だと調べていると、桜井が連続女性殺人事件で捜査資料にはない写真を提供する。

一方、大山は未来の三枝からの情報から、連続女性殺人事件の被害者を生きている状態で発見する。

これにより、5人目の被害者は「遺体発見」ではなく「未遂」という表記に捜査資料が変わった。

3話「変化する過去! 殺人の連鎖! 再び動き出した凶悪犯」

健人(坂口健太郎)が1997年に起きた連続殺人事件を再捜査することになった直後、謎の無線が再びつながり、大山(北村一輝)と8年ぶりに言葉を交わす。健人は話の内容から、無線が1997年とつながっているのではないかと考える。その予想通り、無線機越しの大山は、健人が再捜査している連続殺人事件の捜査の渦中にいた。大山が無線で聞いた通りの場所で襲われている女性を助け、犯行を未然に防いだことで、2018年にもある変化が起きていた。しかし、大山は警察の信用に関わる重大なミスを犯していた・・・。1997年――刑事としての自信を失いかけた大山を救ったのは、行きつけのラーメン店で働く北野みどり(佐久間由衣)だった。自分を更生させてくれた大山に恩義を感じているみどりは、元気のない大山を励まし、大山もまた、そんなみどりの笑顔に救われるが・・・。出展元:(C)フジテレビ

三枝たち長期未解決事件捜査班は、被害者が同じ路線のバスに乗っていたという共通点を発見する。

当時被害者たちが乗っていたバスの運転手 田中修一が捜査線に浮かび上がり、バス会社を訪ねた三枝と桜井。

田中はすでにバス会社を退社しており、当時 彼と親しかった同僚・ 八代英子の住所を教えてもらった三枝たちは、彼女のアパートに向かう。

しかし八代は、被害者と同じ状態で縛られて殺害されていた。

三枝は、23時23分に無線をつなぎ1997年の大山に「次の犠牲者は北野みどり」だと知らせ…。

4話「死のバス 連続殺人の衝撃の結末! 時を超えた奇跡とは」

1997年――無線で健人(坂口健太郎)の話を聞いた大山(北村一輝)は、連続殺人事件の次の被害者が顔なじみの北野みどり(佐久間由衣)だと知り、必死で探し回る。2018年の健人は、事態が好転するのをじっと待つが・・・。一方、長期未解決事件捜査班は、八代英子(真瀬樹里)が1997年の連続殺人について何かを知っていて、口封じのために殺されたと推測。防犯カメラの映像と指紋から、犯人を突き止め、美咲(吉瀬美智子)が身柄確保に向かう。その頃、健人はバス会社で、当時被害者たちが乗っていたバスの運転手・田中修一(モロ師岡)の運行記録を調べていた。すると、犯行時刻に勤務中だった田中にはアリバイがあったが、他にも重要な事実があった。ついに事件の全容をつかんだ健人だったが、同時にそれは、美咲の身に危険が迫っていることを意味していて・・・。出展元:(C)フジテレビ

田中修一がバス会社を辞めたのは、息子が事故にあった直後であることが分かった。

山田勉は、事件当日に防犯カメラに田中が映っていること、犯人と山田の指紋が一致することを突き止める。

その頃 桜井は田中の息子が入院している病室を訪れるが、眠っていた息子に襲われる。

実は、連続殺人事件の犯人は田中の息子で、八代英子を口封じのために殺したのは父の田中修一だった。

しかし田中は息子を庇うために、すべての犯行は自分がやったと供述する。

一方 大山は北野みどりを救うことが出来ず、三枝で犯人は誰なのか問い詰める。

そんななか長期未解決事件捜査班は、女性連続殺人事件と八代英子殺害の真相が判明したとマスコミに発表。

事件当日、田中の息子が田中の運転するバスに乗り込んできたことを知っていた八代は、その日以来 田中親子を気にするようになった。

そして、ついに田中の息子が北野みどりを拉致するところを目撃し、現場に落ちていた みどりの髪留めを拾った。

証拠を手に入れた八代は、田中修一をゆすって金を受け取っていた。

田中は、かつて大山という刑事が自宅を訪れ、息子と揉み合ってビルから転落したことで身体に障害を負ったことを明かした。

田中は取り調べで大山を批判し、息子はもう十分な罰を受けたと言うが、三枝は被害者にも家族がいたと訴えた。

5話「刑事失踪の謎を追え! 新たな事件発生! 無線の悲劇」

過去の大山(北村一輝)と無線でやりとりする健人(坂口健太郎)は現在の大山を探し出すため、かつて同僚だった岩田(甲本雅裕)に話を聞くと、大山が18年前に失踪後、収賄で懲戒免職になったことが分かる。さらに、当時大山に金を渡した男から確かな証拠を見せられショックを受ける健人だが、大山が消息を絶った日付が、無線の先で銃声が響いた日であることが気にかかる。その頃、1998年の大山は、ある連続窃盗事件を追っていた。窃盗の前歴者による犯行も視野に入れ捜査する中には、かつて大山が逮捕した元窃盗犯・工藤雅之(平田満)の名前もあり、今は真面目に働いている父を、娘の和美(吉川愛)は信じてほしいと大山に懇願するが・・・。捜査に行き詰った大山から、犯人の情報を教えてほしいと頼まれた健人は「過去を変えるのは危険だ」と拒否するが、大山は食い下がり・・・。出展元:(C)フジテレビ

大山が賄賂を受け取った決定的な証拠があるのに違和感を感じた三枝は、警察内部の誰かが三枝を陥れたと考えた。

三枝が大山のことを調べていると知った警視監・中本慎之助は、第一課の係長でかつて城西警察署の岩田和夫に三枝の動向を監視させることにした。

1998年の大山から連続窃盗事件の犯人の情報を教えてほしいと頼まれた三枝は、過去を変えることは危険なので慎重に行動して欲しいと前置きしたうえで、事件のヒントを与える。

その直後、大山が郵便受けの指紋と目撃証言から元窃盗犯の工藤雅之を逮捕したと情報が書き変えられた

しかし、工藤はずっと無実を訴え続けていたことを知った三枝は、桜井に協力してもらい再び窃盗事件の捜査資料に目を通す。

そんななか大学教授の娘・香織が誘拐される。

防犯カメラには出所直後の工藤が映っており、自宅の洗面台には指紋が残されていた。

三枝は、工藤は窃盗犯であるのに誘拐を起こしたこと、防犯カメラにわざと映ったように見えたことに違和感を訴えるが、岩田に一蹴される。

刑務所に向かった三枝は、彼が電気技術士の資格を取るため勉強していたこと、炎をみたときに発作を起こしていたことを知る。

そして香織もまた20年前に起こったある出来事からPTSDを発症していた…。

6話「衝撃の死極限のタイムリミット誘拐事件の謎を解け」

大学の研究員・矢部香織(野崎萌香)の誘拐事件が発生。容疑者は出所したばかりの工藤(平田満)だった。現場に多くの証拠が残されていることに違和感を覚えた健人(坂口健太郎)は、犯行の動機が怨恨ではないかと推測。その理由を確かめるため無線機を手に取ると、大山(北村一輝)の悲痛な声が聞こえてきた。そして大山は、健人がもっとも恐れていた事態について話し始める。一方、捜査本部は矢部家にかかってきた香織本人からの電話により監禁場所を特定。しかし美咲(吉瀬美智子)は、なぜ香織が電話できたのか腑に落ちないでいた。そこへ、健人から連絡が入る。実は工藤が連続窃盗犯の容疑者として連行された直後、工藤の娘は事故で焼死。その際、香織とその父・英介(小須田康人)との間にある接点が生まれたという。そこに、工藤が香織を誘拐した本当の理由が隠されていた。出展元:(C)フジテレビ

1998年ー工藤は大山によって署に連行する前に、娘を叔母に預けるためにバス亭まで見送った。

そして、そのバスには香織の父・矢部と香織も乗車していたが、バスが事故にあってしまう。

車内に取り残された香織は救出されるが、工藤の娘・ 和美はガソリンに引火した爆発で命を落とした。

2018年ー工藤が香織を誘拐したのは、矢部に娘を失った恐怖と悲しみを味合わせるためだった。

冷凍車に監禁された香織を助け出した桜井だったが、車内に充満したガスへの引火で、桜井は亡くなってしまう。

工藤が電気技術士の資格を取っていたのは、ガスに引火させるため電気をショートさせるためだった。

過去を変えたことで、犠牲となった和美と桜井に三枝は悲しみに暮れるのだった。

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7話「連続窃盗衝撃の真相! 刑事の死最悪の事件が始まる」

美咲(吉瀬美智子)の死に大きなショックを受けた健人(坂口健太郎)は、真犯人を捕まえて未来を変えることを思いつく。その頃、1998年の大山(北村一輝)は、連続窃盗事件で工藤(平田満)を犯人だと証言した、被害者宅の息子・白石智弘(白石隼也)の自作自演を疑っていた。窃盗事件の全容を見直した健人もまた同じ考えで、2人は再び協力して真犯人逮捕へと動き出す。3件の被害者宅の息子が同じヨットクラブに所属していたという健人の言葉を聞き、大山は智弘が所有するクルーザーを捜索。すると、思いがけないものが見つかり、大山はすぐに岩田(甲本雅裕)に令状を請求。しかし、智弘の父親は経済界でも名をはせる権力者であることから、岩田は大山の願いを聞き入れようとしなかった。一方、工藤と智弘の接点を探していた健人も、ある事実を見つけ出し・・・。出展元:(C)フジテレビ

白石智弘が真犯人だと捜査する大山に、岩田は白石重工の御曹司だから、これ以上は掘り返すなと忠告する。

一方、2018年の三枝は逮捕された工藤と共に、当時の連続窃盗事件を振り返り真犯人の手がかりを探った。

工藤は、当時 白石邸に配達に行ったときに息子の白石智弘に突き飛ばされて郵便受けに触れ指紋を残してしまったことが分かった。

三枝の情報から白石智弘が所有するクルーザーを捜索した大山は、違法薬物を発見するが、岩田は白石の指紋など決定的な証拠がない限り逮捕は難しいと告げた。

そこで三枝は、廃車にされようとしていた白石の愛車を探し、なかから連続窃盗事件の盗品が入ったバッグを見つける。

こうして決定的な証拠のおかげで白石は逮捕され、未来は変わった。

桜井は過去が変わったことで亡くなることなかったが、工藤は香織の父・矢部を刺したことになっていた。

2018年ー大山が白石の盗品を調べていたところ衆議院議員・野沢の裏帳簿のフロッピーディスクを見つける。

野沢の息の掛かった中本慎之助は、フロッピーを回収するため城ケ丘地区連続窃盗事件の真犯人・白石を不起訴処分とした。

大山は中本が自分の机からフロッピーを持ち出したと知り彼に問いただすが、「忘れろ」と言われるだけだった。

そんななか岩田は、三枝が大山と無線機での会話を聞き動揺する。

岩田は難病の娘を抱えており、多額の治療費を必要としてたため、これまで中本の汚れ仕事を請け負って報酬を得てきた。

しかし娘は亡くなり、喪失感から中本の下を離れることを決意する。

そして三枝に、三枝の兄が亡くなった件、大山の失踪の件の真相をすべて話そうと決意する。

岩田に東京城西病院呼び出された三枝だったが、岩田は刺され瀕死の状態だった。

そして最後に「大山を殺したのは俺だ」と衝撃の自白をして息を引き取った…。

8話「最終章! 18年の時を越えて今明かされる失踪の謎」

1999年、東条高校で複数の男に乱暴された女子生徒・井口奈々(山田愛奈)が屋上から飛び降りる事件が発生。大山(北村一輝)は、これから起きる集団暴行事件の真相を教えてほしいという健人(坂口健太郎)の言葉を思い出し、捜査員に名乗りを上げる。それは、健人の兄・亮太(神尾楓珠)が主犯として逮捕された事件だった。大山は暴行事件の犯行現場と思われる廃屋で、被害者の同級生・斉藤裕也(瀬戸利樹)と出会う。捜査員・倉木(笠原秀幸)から裕也は事件には無関係だと聞くが、大山はどこか裕也の様子が気になる。一方、岩田(甲本雅裕)が襲撃された現場にいた健人は容疑者として捜査対象に。頑なに口を閉ざす健人だったが、美咲(吉瀬美智子)に「あなたを助けたい」と言われ、大山の収賄事件に裏があることや、瀕死の岩田が告げた驚愕の事実を打ち明ける。出展元:(C)フジテレビ

岩田が何者かに腹部に刺された現場にいた三枝が容疑者となったことで長期未解決事件捜査班は捜査から外される。

桜井から一人で抱え込まないでと言われた三枝は、岩田が大山の収賄事件を偽装し、殺害したことを打ち明けた。

1998年ー大山は、集団暴行事件の捜査のため東条高校の優等生・加藤亮太の事情聴取を行っていた。

実は、集団暴行事件の主犯は小川都市開発社長の息子であり、それを隠蔽するために中本が亮太を犯人に仕立て上げた。

そして亮太は、三枝の実のだった。

両親は、亮太のことでいじめを受けていた弟の三枝を見かねて、親戚の家に預けて苗字を変えさせた。

そして、武蔵野市の集団暴行事件の主犯として逮捕された亮太は、自ら命を絶ったということになっていた。

1998年ー三枝から兄が逮捕された真実を明かして欲しいと頼まれた大山は、小川都市開発社長の息子を庇うため、他の生徒が嘘の証言をしていると推測する。

しかし、被害者の井口奈々は主犯は亮太であることを証言したため、亮太は逮捕される。

岩田の通行記録から、彼が死ぬ間際に会っていたのは、大山に多額の賄賂を渡していたとされる元暴力団の男・ 岡本紀夫であることが分かる。

三枝と桜井が彼の別荘の庭を調べると、土の中から大山の骨と警察手帳を発見する。

9話「ついに今明かされる兄の死の謎運命狂わす真相とは」

健人(坂口健太郎)は大山(北村一輝)の遺品から名刺を見つける。それは、兄・亮太(神尾楓珠)の逮捕後、親戚の家へ預けられた幼い健人がひとり通った焼き鳥店のものだった。1999年、中本(渡部篤郎)の陰謀に気付くが強大な権力を前になすすべもなかった大山は、せめて健人が食べるものに困らないよう、寂しさに負けないようにと人知れず健人を見守っていた。2018年、名刺の焼き鳥店を訪れ、女将(濱田マリ)から当時の話を聞いた健人は胸を熱くし・・・やがて命を落とす大山の未来を変えようと、亮太の事件から手を引いてほしいと頼む。大山と岩田(甲本雅裕)の死に警察関係者が関与していることに気付いた健人と美咲(吉瀬美智子)は、すべての発端となった集団暴行事件を洗い直す。その被害者・井口奈々(映美くらら)に話を聞くと、思いもよらぬ事実が明らかになり・・・。出展元:(C)フジテレビ

集団暴行事件の被害者・井口奈々は、亮太は唯一自分に優しくしてくれた人だったと話し、真犯人は小川都市開発社長の息子・小川陽一だと答えた。

奈々は少年院から亮太の手紙を受け取っており、彼が自殺するわけはないと言い切った。

2000年亮太が少年院から出所した日ー亮太は友人の斉藤から真犯人である証拠を渡された。

大山は、亮太が逮捕された後も集団暴行事件について調べていたため、 中本から目を付けられていた。

そんななか亮太は、家族のために容疑を晴らそうと真犯人である証拠を信頼できる大山に渡したいと連絡を入れるが、大山は捜査会議のために時間を遅らせた。

岩田はそんな大山の様子を見て、中本に密告。

中本は大山の代わりにきたと嘘をついて亮太の元に向かい事件の真犯人の証拠品(暴行時の録音テープ)を受け取るが、その後 中本は亮太を毒殺し、手首をカッターナイフで斬りつけ、あたかも自殺したように偽装した。

2018年ー三枝は桜井に大山の無線機を見せ、大山の声を聞かせた。

驚く桜井。

そして大山は亮太が犯人でなはないと告げるが、三枝はもう少しで兄が殺されるから助けて下さいと懇願する。

その後、亮太の血液サンプルを分析すると、精神安定剤の成分と抗凝固剤の濃度が異常値を示し、他殺であったことが明らかになる。

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『シグナル長期未解決事件捜査班』最終回の結末をネタバレ

最終回(10話)「最大の危機! 過去を変えろ! 未来を救え! 無線の謎が明らかに」

兄・亮太(神尾楓珠)の自殺に疑念を抱いた健人(坂口健太郎)は、岩田(甲本雅裕)の死の直前の足取りを追い亮太の死が他殺だという証拠にたどり着く。何としても亮太を助けたい健人は過去を変えるため、美咲(吉瀬美智子)の前で無線機を取り出し大山(北村一輝)に助けを求める。2000年、大山は少年院を出たばかりの亮太から真犯人の証拠を持っているという連絡を受けていた。その数時間後、健人から亮太の死が他殺だと知らされた大山は、その証拠こそが亮太の命取りになると気付き急いで亮太の元へ向かう。一方、大山の身にも危険は確実に迫っていた。過去が変えられると知った以上、何とかして大山の死を防ぎたい美咲は無線機を使って18年ぶりに大山と言葉を交わす。そして、これまで胸の内に秘めていた想いと、健人がどうしても言えなかった“あること”を伝えるが・・・。出展元:(C)フジテレビ

三枝は、岩田を殺害したナイフから指紋が出たとして、指名手配されてしまう。

2000年ー亮太が亡くなったことを知り、大山は中本に怒りをぶつけ、三枝に兄を救えなかったことを詫びるため無線を繋ぐと桜井が出た。

2018年にいる桜井は、大山が2000年に失踪して白骨化した遺体で発見されたことを教え、谷原記念病院に絶対に行ってはいけないと忠告する。

そんななか岡本に呼び出された三枝は、桜井を連れて向かった。

岡本は、大山が中本の指示で岩田により殺害されたという真相を明かすが、直後に射殺されてしまう。

そして岡本を襲った犯人は桜井を撃とうとするが、庇った三枝が撃たれて息を引き取る

2000年ー大山は閉院した谷原記念病院に向かい、橋本の遺体を発見したため無線を繋ぐが、何者かに殴られる(1話の状況と同じ)

拉致された大山は中本から、手を引けば命だけは助けると言われ、岩田にも説得されるが、その申し出を断った。

そして中本に指示された岡本が大山をナイフで刺すが、大山は瀕死の状態で逃げ出した。

林のなかで倒れ込んだ大山は岩田に見つかるが、無線機を見つからないように落ち葉のなかに隠した。

その直後発砲音がしたが、それは駆けつけた警察によるものだった。

大山はなんとか命をとりとめ、岩田は大山の殺人未遂で逮捕された。

大山の行動により三枝の2000年から2018年までの過去が書き換えられ、三枝が目を覚ますと南山田交番勤務の巡査部長になっていた。

一方、大山はその後も中本を追っていたが、2か月後に中本は何者かに殺害され、大山は重要参考人として追われてしまう。

そして大山は失踪し、ある病院に潜伏していた….。

そして大山は三、枝の母親に野沢の収賄が記録されたフロッピーディスクと中本の数々の隠蔽の証拠を託していた。

三枝は桜井に会いに行き、封筒の消印が竜宮岬であったことから、三枝は桜井と共に竜宮岬にまだ見ぬ相棒・大山を探しに向かった。

諦めなければ、未来は変わる。諦めなければ希望はある。-おわりー

『シグナル長期未解決事件捜査班』感想

過去と未来を電池にない無線で交信して事件を解決するというありえない設定ながら、ドキドキ、ハラハラ臨場感があって楽しめた作品でした。

「諦めなければ、未来は変わる。」という信念を曲げずに権力に立ち向かっていく大山と警察嫌いの警察官・三枝の時空を超えたバディという設定も魅力的。

北村一輝さんのむさ苦しさと坂口健太郎のクセのない演技の対比も楽しめます。

後半で兄を亡くし親戚に預けらえた幼い三枝を、陰ながら見守る大山には、ジーンときました。

そして、悪役を演じた渡部篤郎さんの演技も良かった。

ストーカー逃げ切れぬ愛』を彷彿とさせる粘着質で狂気的な役は、やはり彼のハマリ役。

それにしてもこの警視庁は、刑事が何人も消し、証拠偽造は当たり前、犯人をでっち上げ賄賂を受け取るなど腐りすぎですね。

あと吉瀬美智子さん強くてカッコイイ役は素敵なんですが、過去のカツラ丸出し前髪パッツン姿には思わず吹いてしまいました。

性格も若いとはいえ、現代とは真逆の純情乙女。

せめて髪型はショートもままで良かったような気がします。

色々気になることはありましたが、タイムリープものといえば時系列が複雑になるとのですが、理解しやすかったし、本家・韓国版を忠実に再現したストーリーで見ごたえがありました。

スペシャル版もあるようなので、そちらも見ていたいです。

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