ドラマ『家族狩り』犯人ネタバレ!最終回までのあらすじと結末

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『家族狩り』は、凄惨な一家心中事件に関わる児童心理士、真相を追う刑事、巻き込まれていく教師を軸に、家族の在り方を問う衝撃のサスペンスです。今回は天童荒太さん原作によるドラマ『家族狩り』の最終回までのあらすじと結末を振り返ります。

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『家族狩り』あらすじ

1話「天童荒太の不朽の名作を完全映像化」

児童ケアセンターの児童心理司・氷崎游子(松雪泰子)は、酒乱の父親、駒田(岡田浩暉)から虐待される女児・玲子(信太真妃)のことで胸を痛めていた。子どもに何かあってからでは遅い、との悲痛な思いで仕事に向かい合っているが、その真剣さが周りからはうざったがられている。家に帰れば、アルツハイマー型認知症の父・清太郎(井上真樹夫)と、そんな夫の看病に疲れた母・民子(浅田美代子)の愚痴にぐったり。心の休まる場所がない。高校教師・巣藤浚介(伊藤淳史)は、日々の目的もなく、美術を教えている。恋人・清岡美歩(山口紗弥加)からは結婚を迫られているが、家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。せめて、暇を見て自分の作品を完成させ、世の中に認められたい。画家として生きていきたい、などと夢見たこともあったが、才能のなさを自覚してしまっている自分がいる。ある日、浚介の住むアパートの隣で心中事件が起こる。少年が、祖父と両親を惨殺し、遺書を残して、自分も自殺していたのだ。密室での殺人であり、息子の手書きの遺書も残されていたことから、所轄は一家無理心中と断定。しかし、警視庁捜査一課の刑事・馬見原(遠藤憲一)は、「子供が親をこんなふうには殺せない」という独特の刑事の勘で、所轄の捜査結果に疑念を抱く。これは、本当に一家心中なのか?なぜ、このような事件が発生したのか?游子、浚介、馬見原は、それぞれの自分たちの問題とむきあいながらも、好むと好まざるにかかわらず、この事件に巻き込まれていく。出展元:「TBS」

刑事・馬見原は心中事件が起こった家で、氷崎游子と同じ匂いがしていることに気づく。

そんななか、浚介のアパート近くの一軒家で再び、一家心中事件が発生する。

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『家族狩り』相関図

※無断転載ご遠慮ください。

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『家族狩り』最終回までのあらすじ

2話「殺しの香り、殺しの祈り」

都内で起きた麻生家の一家心中事件の現場に駆けつけた刑事の馬見原(遠藤憲一)は、息子による心中事件ではなく誰かが家族を狩っている、と確信。独自の捜査に乗り出す。 そんな中、巣藤浚介(伊藤淳史)のマンションに馬見原と椎村(平岡祐太)が聞き込み捜査にやってきた。麻生家との親交について問われた巣藤は、息子が不登校であること、自宅で暴れていたこと、宅配便から蒔き割り用の斧を受け取っていたことなどを伝える。 ある日、氷崎游子(松雪泰子)が保護した女児・玲子(信太真妃)が保護施設から姿を消したと連絡が入る。氷崎は、玲子が父・幸一(岡田浩暉)を待ち、アパートにいるのではないかと逡巡し走り出す。 ところがそこに、氷崎の母・民子(浅田美代子)から父・清太郎(井上真樹夫)が行方不明だと連絡が入り…。出展元:「TBS」

玲子は保護施設を抜け出し、父親と暮らしていたアパートで一人眠っていた。

一方、綾女の元夫・油井は半年も早く刑務所を出所し、彼女のアパートにやって来ていた。

そんななか3つの事件に自宅の通話履歴に共通して氷崎游子からの電話番号が残されており…。

3話「親を棄てられますか?」

游子(松雪泰子)の母・民子(浅田美代子)が清太郎(井上真樹夫)を北海道の老人ホームに入れると言い出した。游子は、北海道は遠いしもっと慎重に施設を選んだ方がいいのでは?と進言するが、介護に疲れ果てている民子はさっさと家を売る話を地元の不動産と進めてしまう。ある夜、酔っ払った駒田(岡田浩暉)が娘に会わせろと児童ケアセンターにやって来た。游子は、子供との将来を考えて真面目に働くようにと言うが、駒田は「全部お前が悪い」と游子を責める。刑事の馬見原(遠藤憲一)は、綾女(水野美紀)の元夫・油井(谷田歩)が半年も早く刑務所から出所して来たことを不安に感じ、別れを告げた綾女のアパートへと向かう。綾女と研司(須田瑛斗)の安否が気になるのだ。一方、油井は退院したばかりの馬見原の妻・佐和子(秋山菜津子)と娘・真弓(篠田麻里子)に接近していた…。ある日、浚介(伊藤淳史)は交際中の美歩(山口紗弥加)から家庭訪問の付き添いを頼まれる。学校から不登校の生徒には自主退学を促すよう指示されたのだ。都内で連続する一家心中事件を意識した学校側の対応に、浚介は違和感を覚え始めるのだった。出展元:「TBS」

老人ホーム詐欺に引っかかった民子は、游子のせいだと責める。

一方 浚介の恋人・清岡美歩は妊娠したと明かし、浚介の家に両親を引き連れてきて結婚を迫るが、浚介はこれを拒否する。

4話「踏み出す勇気」

少年らの奇襲に遭った浚介(伊藤淳史)は、大怪我をした上、一時的に記憶をなくしてしまう。自分の名前さえ分からない浚介だが、なぜか「ヒザキユウコ」の名前が記憶に残っており、病院のベッドの上で無意識のうちに何度も名前を呼んでいた。ニュースで事件のことを知った游子(松雪泰子)が、看護婦からの連絡を受け病院にやってきた。すると、浚介は游子との会話から少しずつ記憶を取り戻す。さらに渓徳(北山宏光)が見舞いにやってきたことで、記憶がどんどん鮮明になるが、どうしても恋人である美歩(山口紗弥加)の事だけは思い出せない。仕事よりも浚介の看病に専念したいと学校で宣言した美歩の心中は穏やかでない。游子にもついついきつい言葉を放つのだった。馬見原(遠藤憲一)は出所した綾女(水野美紀)の元夫・油井(谷田歩)が、妻・佐和子(秋山菜津子)に接触したことを知る。さらに綾女からメールが届き、慌てて綾女のアパートへと急ぐが、綾女は部屋を引き払い、姿を消していた。馬見原も綾女も油井の影を感じながら不気味な毎日を過ごしていたが、二人の知らないところで油井は確実に佐和子を苦しめていた……。ある日、家庭訪問に訪れた生徒の母親から息子・実森勇治(岡山天音)が家で暴れているとSOSが入る。浚介は游子に助けを求め、実森勇治の家へと向かう。その頃、芹沢家でも亜衣(中村ゆりか)にある変化が起きていた……。出展元:「TBS」

元夫・油井に居場所を突き止められた綾女は怯えていた。

一方 美歩から妊娠が嘘だったと明かされた浚介は、正直に話してくれた美歩の気持ちを汲んで結婚を決意する。

そんななか登校拒否の生徒・実森勇治が自宅で暴れていると聞き、浚介は自宅に向かうが…。

5話「闇を破る」

游子(松雪泰子)と浚介(伊藤淳史)は、美歩(山口紗弥加)の担任する生徒の実森勇治(岡山天音)が家庭内暴力を激化させていると聞き、急いで実森家へと向かう。母、智代(占部房子)は憔悴しきっており、精神的にも不安定な状態だ。勇治は、入学式以来ずっと引きこもっているため、浚介は彼と面識はなかったが、真正面から勇治にぶつかっていく。游子に触発され、教師としての自覚が芽生えた浚介の思いは、勇治に通じるのだろうか?馬見原(遠藤憲一)は妻・佐和子(秋山菜津子)の変化に戸惑いながら生活を続けていた。夫の前では明るく振舞う佐和子だったが、実は別の女の存在を感じ、彼が留守の間に部屋中をひっくり返し、狂ったように何かを探していた。ところが、馬見原はそんな妻の変化には気付かず、姿を消した綾女(水野美紀)の行方を捜すのだった。そんなある日、佐和子が綾女の前に現れて…。出展元:「TBS」

油井の策略でバラの風呂セットを綾女に届けにいった佐和子は、綾女が振り下ろした包丁に驚く。

そして、精神的にショックを受けた佐和子川に飛びこむ…。

6話「最期の声」

巣藤浚介(伊藤淳史)の必死の呼びかけで入学式以来、不登校だった実森勇治(岡山天音)が桐明学院高校にやって来た。ところが元担任の清岡美歩(山口紗弥加)の心無い一言で、勇治は再び心を閉ざしてしまう。学校を飛び出し自宅に戻った勇治は、家中の物を母・智代(占部房子)に投げつけ、怯えさせる。そこへ游子(松雪泰子)と浚介が駆けつけると「二度と関わらないで」と助けを拒絶。さらに游子に対し「子供産んだことあるの?」と冷たい言葉を浴びせる。その瞬間、何かがぷつんと切れた游子は、実森家の相談役を山賀葉子(財前直見)に委ねることに。馬見原光毅(遠藤憲一)は、妻・佐和子(秋山菜津子)が川に飛び込んだと連絡を受け、慌てて病院へと向かう。佐和子をまたも精神的に追い込んだことで、娘・真弓(篠田麻里子)の怒りが爆発。実の父である馬見原に「死神!」と殴りかかる。馬見原家の溝は深まるばかりだ……。氷崎家にシロアリ駆除の大野甲太郎(藤本隆宏)がやって来た。床がきしむため、游子がチラシをみて呼んでおいたのだ。下見の当日、游子は不在だったが大野の下でシロアリ駆除の見習いをしている駒田(岡田浩暉)の姿が。その顔は何かを企んでいるようで……。ある日、浚介の携帯に勇治からメールが届いた。絶望の中にも前向きな内容に浚介は喜びを感じる。ところが翌朝、浚介が目覚めると携帯に勇治からの留守番メッセージが残されていた。胸騒ぎを覚えた浚介は慌てて実森家へと向かい……。出展元:「TBS」

実実家で浚介が目にしたのは縛られて亡くなっている勇治の両親と、腹を刺した勇治自身の遺体だった。

そして現場にはなぜか、遺体に寄り添う游子の姿があった。

7話「真犯人!」

巣藤浚介(伊藤淳史)が実森勇治(岡山天音)の家を訪ねると、そこには変わり果てた一家の姿が。さらに、血まみれの智代(占部房子)の体を拭く氷崎游子(松雪泰子)の姿を目撃した浚介は、ある疑念を抱く。実森家の一家心中事件について警察から事情聴取された浚介は、勇治らは心中ではなく誰かに殺されたと主張。居合わせた馬見原(遠藤憲一)は、半ば強引に浚介を所轄の警察署へと連行する。取調べ室に入った馬見原は、「実森家は一家心中事件じゃない。誰かに狩られたんだ」と自身の思いを語り始め、「犯人は氷崎游子だ!」と断言し……。 そんな中、勇治が籍を置いていた桐明学院高校では、緊急の職員会議が開かれ校長から「マスコミの取材には一切応じない」「葬式には参列しない」などの指示が出される。しかし、その決定に浚介は納得がいかない。実森家の前には献花台が設置され、游子は山賀(財前直見)と共に献花に訪れる。そこに浚介もやって来るが、馬見原の話が胸に残る浚介は游子から視線をそらし、二人の間には微妙な空気が漂う。 そこへ、桐明学院高校の制服を着た芳沢亜衣(中村ゆりか)がやって来た。あっという間にマスコミに囲まれた亜衣は、カメラに向かって痛烈な言葉を吐き出す。 ある夜、浚介を心配した渓徳(北山宏光)が浚介のマンションにやって来た。浚介は游子への複雑な思いを吐露するが、渓徳に一喝され彼女と逃げずに向き合うことを決意する。果たして、浚介は游子に心の中にたまっていた疑念を伝えることが出来るのか?出展元:「TBS」

油井は息子・研司の態度が気に入らず殴るが、研司は階段から落ちて頭から血を流す。

游子が駆けつけたときには実森家の家族はみんな亡くなっており、游子は勇治を救えなかったことを後悔していた。

浚介は疑ったことを謝り、游子に「今を生きていることがすべてだ」と伝えた。

8話「犯人の罠」

游子(松雪泰子)の家に不法侵入し、民子(浅田美代子)ら家族を殺そうとした駒田(岡田浩暉)。児童ケアセンターの一時保護所で父・駒田を待つ玲子(信太真妃)のためにも大事にはしたくない游子だったが、警察は殺人未遂事件として捜査を始める。事件をニュースで知った浚介(伊藤淳史)は、游子の無事を確認して一安心。ところが游子は警察よりも先に駒田を見つけ出し、駒田親子の力になりたいと言う。そこで浚介は游子と共に、駒田の行方を捜すことに。そんな中、浚介の携帯電話に亜衣(中村ゆりか)から一通のメールが届いた。そこには「私も実森勇治みたいになるかも」との文字が。游子からの助言もあり、浚介は亜衣の家へと急ぐ。ところが、亜衣の母・希久子(相築あきこ)から門前払いされてしまう。そこに、希久子から相談を受けている葉子(財前直見)がやって来た。葉子は「今日のところは私に任せて」と伝え、浚介にその場から立ち去るよう促す。一方、馬見原(遠藤憲一)は、綾女(水野美紀)からの電話を受けて病院へと向かっていた。研司(須田瑛斗)が油井(谷田歩)の手によって頭に大怪我を負ったのだ。馬見原は動揺している綾女を優しく励ましながら、心の中では油井への憎悪が煮えたぎっていた。そこへ油井から「一対一でケリをつけよう」と電話が入る。すぐさまその挑発に乗った馬見原は……。出展元:「TBS」

油井に呼び出された馬見原はそこで暴力団の長峰の遺体を見つけるが、そこに警察が駆けつける。

馬見原は自分はやっていないと訴えるが、長峰の遺体にあった銃弾と馬見原が持っていた銃の銃弾が一致する。

そんななか駒田が森のなかで毒物を飲んで亡くなったことが分かり、玲子宛ての遺書のようなものも見つかった。

一方 綾女は油井に暴行されそうになるが、そこに馬三原の部下・椎村が現れる。

そして油井が椎村を撃とうとした瞬間、綾女が油井の背中にナイフを突きたてた…。

游子は何かに気づきシロアリ駆除の大野の元を訪れるが、不在で帰宅しようとしたところ、母から連絡が入る。

アレルギー用のシャンプーが無くなったから、輸入している友人の山賀葉子に電話をかけると、なぜか着信音が聞こえて…。

9話「葬送の儀」

游子(松雪泰子)は、シロアリ駆除業者の大野(藤本隆宏)にあることを確認するため大野白蟻工業を訪問するが、そこが葉子(財前直見)の自宅と隣接していることに気付き困惑する。一方、氷崎家を飛び出したまま連絡がつかない游子の身を案じる浚介(伊藤淳史)は、翌朝、亜衣(中村ゆりか)からのメール着信で目を覚ます。すぐに返信するが、亜衣からは返信がない。そこへ民子(浅田美代子)が狼狽した様子でやって来た。「游ちゃんが帰ってこない」と言うのだ。朝一番に民子と病院に行く約束をしていて、その約束を游子が守らないのはありえない、と必死に浚介に訴える。游子の行き先に心当たりがないか問うと、シャンプーを受け取りに友人宅に行ったかもしれないが、それが誰なのか名前も場所も分からないと言う。游子の身に何かが起きたと感じた浚介は、渓徳(北山宏光)に游子の目撃情報を集めるよう依頼する一方、葉子にも電話をして游子が行方不明になった事を知らせる。さらに、浚介は馬見原(遠藤憲一)を呼び出し、游子が一連の事件の真犯人に捕まったのではないかと訴え、犯人の唯一の手がかりであるシャンプーの個人輸入者を探して欲しいと依頼する。ところが、馬見原は游子こそが真犯人であると疑わず、「自分の見立てで動く」と依頼を断る。しかし浚介は一歩もひるむことなく、馬見原に「大事な人の命が危ない」「氷崎さんを助けてください」と土下座して訴え……。出展元:「TBS」

真犯人は、山賀葉子とシロアリ駆除の大野だった。

彼らは、子どもの前で両親を虐待し、親が子どもを庇って亡くなるという儀式を行い、その後 子どもに遺書を書かせて自ら命を絶つように洗脳していた。

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『家族狩り』最終回のあらすじと結末

10話(最終回)「約束を」

行方不明になった游子(松雪泰子)が、芳沢家にいると気付いた浚介(伊藤淳史)は、馬見原(遠藤憲一)に助けを求めつつ急いで芳沢亜衣(中村ゆりか)の家へと向かう。ところが、大野(藤本隆宏)から一撃を受け、意識が戻ったときには目の前に恐ろしい光景が……。家族に絶望した亜衣は、死を覚悟し葉子(財前直見)と大野に全てを託そうとする。ところが浚介は「死んでは駄目だ!!」と必死に亜衣に思いを告げる。そして游子も亜衣に優しく言葉をかける。犯人は、なぜ家族を狩ったのか?そこには11年前の悲劇が深く影を落としていた……。游子、浚介、馬見原。それぞれが出した“家族”の意味とは!?その全てが明らかになる。出展元:「TBS」

葉子と大野は夫婦で、かつて自分たちの子どもに手をかけ、それ以来 家族を「おくる」と称して家族狩りを行っていた。

多くの家族を救い「送ってさしあげた」と疑わない葉子と大野。

芳沢家に駆けつけた馬見沢だったが、隙をついた大野は家に火を放って葉子と共に逃げた。

その後 警察が彼らの家を捜索すると、馬見沢が被害者宅で感じた甘い匂いと薬品の匂いは、葉子が輸入したシャンプーと白アリの消毒薬だったことが分かる。

被害者の通話履歴に游子の電話番号を残していたのも葉子と大野で、いざというときに游子に罪をきせるつもりだったことが分かった。

そんななか富士の樹海近くで大野たちの車と凶器が見つかったが、遺体は発見されなかった。

かつて大野と葉子には香一郎という一人息子がいた。

当時 香川県で教育相談課長を務めていた大野と妻で保育士だった葉子は、教育熱心ということもあり様々な家族の問題の相談を受け付けていた。

その一方で、息子の香一郎は両親にかまってもらうことが少なくなっていった。

ある日 大野たちが面倒を見ていた少年が隣家の女性を斬りつける事件が起こり、そのせいで香一郎は、同級生からいじめを受け、部屋に引きこもるようになった。

家庭内暴力も激しくなり、大野や葉子の手に負えないまでになっていくと悲劇が起こった。

「生きているのが辛い。助けて」と叫び暴れる香一郎に、葉子がナイフを突きさしたのだった。

二人はこれから香一郎のような子どもを増やさないようにと罪を償おうとしたが、世間からの同情もあり、二人は情状酌量の軽い刑となった。

しかし罪が軽いことで罪悪感を募らせ大野は、自分を死刑にしてくれと暴れ、自ら命を絶とうとした。

出所した二人は離婚して姓を変え、他人のフリをしながら問題のある家族を狩るようになっていった。

そんな二人の過去の話を聞いた游子は、自分も一歩間違えば大野たちと同じことをしていたかもしれないと思った。

游子は家族を早くに亡くした者、家族に裏切られた者、そもそも家族というシステムに馴染めない性格の者、誰かがその傷に気づいてあげられれたら未来は変わっていたかもしれないと思った。

事件後、浚介は家族と向き合うことを決め、玲子は児童相談所に預けられるが父。駒田の葬儀で游子に敵意をみせた。

美歩は体育教師の岡村と婚約、亜衣はやり直すという両親と一緒に北海道へ行くことになった。

馬見沢は退院する妻を迎えにいき、真弓と結婚した石倉に「これからも娘を頼みます」頭を下げた。

游子の家では退院した民子が浚介と渓徳に連れられて帰宅。

浚介は実家に帰ったことを游子に報告し、ラーメンを一緒に食べるのだった。

事件がひと段落した後、都内で再び一家心中事件が発生し、救いを求める家族は山賀らしき女性にSOSの電話をかけるのであった。

『家族狩り』感想

一家心中事件を通して、児童虐待、DV、介護など家族にまつわる問題を描いた『家族狩り』。

内容が内容だけに終始 シリアスに進行しますが、時折 主人公や教師の和むシーンが息抜きになります。

天童荒太さんによる原作は1~5部まである長編で、ドラマの方では登場人物の背景が少し省略されている部分はありましたが、よくここまでまとめられたなという印象です。

最終回前に犯人が分かってしまうのに、そこからまだ深く切り込んでいくのが上手い。

また小説は1995年に刊行されていますが、古さを感じさせず、社会の問題は今も昔も変わっていないどころか酷くなっているなと実感しました。

キャストのみなさんの演技も良かったですが、特に財前直見さんの悦に入った表情と「送って差し上げた」というセリフが恐ろしかった。

日本では血が繋がった家族は助け合い、面倒を見るのが当たり前という教育がなされますが、自分を犠牲にしてまで家族に人生を捧げるのは間違っていると感じました。

「家族はもっと開いた方がいい」と言う主人公の言葉通り、家の中で起こることは恥だと思い、家族たちは閉じて自ら解決しようとします。

親子は、一番近い距離にいるからこそ、憎しみ、怒りが抑えられないのも事実。

家族ゆえに客観的に問題の原点を見ることができずに、それがさらに事態を悪化させセーフティーネットからこぼれ落ちてしまう。

だからこそ、困った親や子は犯人夫婦たちの言葉や考えに共感していくのです。

苦しみから抜け出すため藁にもすがりたい家族は、精神状態も悪いため正常な判断もできずに、最終的に狩られていくのです。

多様化し、複雑になっている現代の家族を、現状の家族制度で縛ってしまうのは無理があるんだと感じました。

『家族狩り』は、事件現場の凄惨さやグロさが注目されがちですが、それ以上に登場人物たちが抱える闇の深さにゾッとさせられ、家族について改めて考えさせられる作品ですので、まだ見ていない方はぜひ視聴してみてくださいね。

天童荒太原作のドラマ『永遠の仔』最終回までのあらすじと相関図は⇒こちら

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