【大学入試の英語外部(民間)試験一覧】東大や早稲田が求める英語力は?

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大学の入試改革の影響で、2020年から英語に外部(民間)試験が導入されることが決定しています。

今のところ、高校3年の4~12月に受けた英語試験び結果(最大2回)を入試に活用します。

そこで、今回は英語の民間試験の実施団体や受験料などを一覧と、難関大学が求める英語力を調べてみました。

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2020大学入試改革の英語外部(民間)試験一覧

まずは、国立大学の英語の民間試験の大学の活用方法をご紹介します。

国立大学の英語の民間試験の活用方法

国立大学協会の指標には、

①出願資格に使用する。
②大学入学共通の英語テストに加点
③は①と②両方を組み合わせる。

という3パターンが示されています。

英語力を測る4技能

英語の民間試験では下の4技能で英語力を測ります。

■読む
■聞く
■書く
■話す

大学入試は、これまで「読む」、「聞く」の2技能が主流でしたが、2020年からは、これまで手薄だった「書く」、「話す」が追加されました。

大学は独自に、この4技能を測るテストを作成することは難しいため、民間試験を使用して評価をすることが主流になりそうです。

英語外部(民間)試験一覧

英語の外部(民間)試験は、受験者数や受験料、試験回数などが様々でので、よく比較して入りたい大学に合う試験を受けるようにしましょう。

試験名 団体 受験者数 受験回数 受験料
ケンブリッジ英語試験 ケンブリッジ
大学英語検定機構
非公表 2~4回 9720~25380
英検 日本英語検定協会 339.4万人 面接2回
CBT12回
5800~16500
GTEC ベネッセ 93万人 2~4回 6700~9720
IELTS 日本英語検定協会 3.7万人 22~24回 25380
TEAP 日本英語検定協会 2.5万人 3回 15000
TOEFL iBT 国際教育交換協議会 非公表 28回 235米ドル
TOEIC 国際ビジネスコミュニケーション協会 L&R250万人
S&W3.2万人
L&R8回
S&W18回
15985

簡単な試験を受けた方が高得点を狙えて有利に思えますが、スコアは次の章のCEFRに置き換えて活用されるので、どれが有利ということもありません。

現状では、 年間360万人が受験する英検や、全国で3分の1以上の高校が導入しているGTECを選ぶ受験生が多くなると予想されています。

大学進学後の留学を希望するなら、TOEFLやIELTSなど海外でも通用する試験もオススメです。

英語国際標準規格CEFR(セファール)と民間試験の指標

文科省が高校卒業までに目標としている英語力は、国際的な指標(CEFR)でA2レベル以上です。

英検で言うと準2級レベルとなります。

A2は基礎レベルとなりますが、日本の高校3年生がこのレベルに達しているのは全体の1~2割程度です。

これを受けて、子供達の総合的な英語力をアップさせるため入試改革をしているのです。

検定試験スコア表
CEFR 英検 TOEFL iBT
C2 熟練
C1 2600~3299 1級 95~120
B2 自立 2300~2599 準1~1級 72~94
B1 1950~2299 2~準1級 42~71
A2 基礎
段階
1700~1949 準2~2級
A1 1400~1699 3~準2級

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難関大学が求める2020英語力一覧 東大・早稲田などは?

英語の民間試験の導入は各大学に違いがあります。

自分が目指す大学が求める英語力を知ることも大切です。

大学が求められる英語力一覧

大学名 求められる英語力
東京大学 民間試験の提出はなし。4技能評価でA2程度の学力を調査票で確認できれば代用可能。
早稲田大学
国際教養学部
TOEFL iBT42点以上、英検2級以上(B1程度)などで点数5点を加点。TOEFL iBT95点以上、英検1級以上(C1程度)などで点数15点を加点など。(その他に英語85点分のテストを受ける)
国際教養大学 TOEFL iBT72点以上、英検準1級以上(B2程度)でセンター試験の英語を満点に換算。
千葉大学国際教養学部 TOEFL iBT80点以上、英検準1級以上(B2程度)などで個別試験の外国語を満点に。
明治大学
国際日本学部
TOEFL iBT72点以上、英検準1級以上(B2程度)などで個別試験の外国語を満点に換算。
筑波大学全学部公募推薦入試 医学部はC1以上、他の学部はB1以上で評価に反映。
青山学院大学
国際政治経済学部
B方式ではTOEFL iBT57点以上、英検準1級以上(B2程度)などが出願要件となる。
東北大学 20年度 活用なし
北海道大学  20年度 活用なし

民間試験は、地方での開催が少ないため、都市部との不公平性や、高額な受験料の課題も多いため、外部の英語試験をまだ検討している大学もあります。

問題がクリアになれば、4技能評価の英語試験が採用されるようになると思われます。

また、高校3年生で受験した民間試験の結果が入試に反映されますが、それよりも早く 高校2年生の段階で大学出願できるスコアが取れていれば、英語以外の勉強に時間が使えるため有利です。

まとめ

2020年度は、大学によっては民間試験を活用しないところもありますが、英語力を4技能で測る外部試験の導入は、時間の問題です。

英語の試験対策は、なるばくはやめに行うと、進路の選択も広がります。

今後も、文科省の入試改革の情報を細かくチェックしていきましょう。

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