いとこの子供の呼び名や肩書きは?結婚式の席次表の書き方のマナー

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披露宴会場で、ゲストを招いたときにスムーズに席に案内するための「席次表」

「席次表」は、ただゲストを席まで案内するだけではなく新郎・新婦のゲスト同士を、お互いに紹介する意味も含まれる大切なものです。

肩書き・敬称も間違っては失礼にあたりますので、注意したいところです。

かのいう私自身も、結婚式の席次表で色々と迷うことが多くありました。

従兄弟の子供の肩書は、どういった書き方?親戚の正式な名称は?など

今回は従兄弟の子供の肩書や親戚の席次表の肩書ついて、まとめてみました。

結婚式の準備をしている方の参考になれば幸いです。

それでは、まず従兄弟の子供の肩書きから、ご説明します。

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従兄弟の子供の肩書きは?

口で説明するだけなら「新郎の”いとこ”の子供」で、簡単に説明がつくのですが、席次表に印刷するとなると、肩書の漢字の使い方も考えなくてはなりませんよね。

席次表で間違い率No.1の「いとこの子供」の肩書は、いかの通りです。

いとこの子供の正しい肩書き

●男の子の場合「従甥(いとこおい)」

●女の子の場合「従姪(いとこめい)」

ただこれは、一般的な呼び名で正式名称は以下の通りになります。

いとこの子供の正しい表記の仕方は

男の子の場合は『従甥(じゅうせい)

女の子の場合は『従姪(じゅうてつ)

『従甥』や『従姪』ちょっと聞きなれなくて堅苦しいな」と思う方は、見る人が分かりやすいように、(いとこの名前)様のお子様』や『(いとこの名前)様の長男等の書き方でも問題はないですよ。

いとこの子供からみた「自分」の正しい肩書き

反対に、従甥・従姪にとっての自分の呼び方は

『従兄(弟)叔父』と書いて「いとこおじ」

『従姉(妹)叔母』と書いて「いとこおば」

となりますが、こちらも正式名称がありまして

「自分」が男性の場合が『従叔父(じゅうしゅくふ)

「自分」が女性の場合が『従叔母(じゅうしゅくぼ)

となります。こちらもあまり聞きなれない言葉ですね。

席次表の肩書きの注意点

なお、席次表の肩書でついやってしまいそうな間違えやすいポイントは、いとこの子供は親族なのであらたまった書き方はしません。

『ご令息』や『ご令嬢』は敬語になるので使わないように気を付けましょう。

よく使う「又従兄・又従妹(またいとこ)」「再従兄・再従妹(はとこ)」の表記も間違いです。

「またいとこ」や「はとこ」「ふたいとこ」は親同士がいとこの子供同士の関係を言うので、いとこの子供に使うのは誤りです。

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結婚式の席次表での親族の肩書きリストと注意点

親戚の肩書きも間違えやすいポイントがあるので、リストで確認してみてくださいね。

新郎・新婦の関係 肩書
両親 父母
兄弟姉妹 兄・姉・弟・妹
兄弟姉妹の配偶者 兄の妻 義姉
姉の夫 義兄
弟の妻 義妹
妹の夫 義弟
兄弟姉妹の子供 男の子
女の子
おじいさん 祖父
おばあさん 祖母
両親の兄弟 両親の兄 伯父
両親の姉 伯母
両親の弟 叔父
両親の妹 叔母
いとこ 自分より歳上男性 従兄
自分より歳上女性 従姉
自分より歳下男性 従弟
自分より歳下女性 従妹
いとこの子供 男の子 従甥
女の子 従姪

注意するポイント

結婚式 席次表はとってもデリケートな印刷物です。
お名前は勿論の事、肩書きなども間違えては大変失礼にあたりますので、特に目上の方に対する肩書きは十分に注意が必要です。

「伯」と「叔」の違いに注意する

両方とも親の兄弟に当たる親戚の方の呼び方ですが兄か弟か、姉か妹かで漢字が変わります。

父母の兄には「伯父」、弟には「叔父」。

父母の姉には「伯母」、妹には「叔母」。

年齢によって変わる

例)新婦が29歳の場合は・・・

いとこ(男性)33歳 … 新婦従兄
いとこ(女性)30歳 … 新婦従姉
いとこ(男性)27歳 … 新婦従弟

というように、いとこが自分より歳上か歳下かで、肩書きが変わります。

また同じ歳のいとこの場合は、生年月日から早く産まれたかで決めましょう。

招待するお客様ということで、年齢にかかわらず「従兄」「従姉」と記載することも問題ありません。

敬称の書き方にも注意

基本的には、お名前に「様」とつけますが、 父母や同居している兄弟姉妹、祖父、祖母には「様」は付けません。

しかし、 結婚している兄弟姉妹とその配偶者には「様」をつけます。 

子どもは小学生までは「くん」や「ちゃん」、それ以上は「様」が一般的です。

親族の配偶者は年齢では肩書きは変わらない

年の差カップルが増えているので、肩書きにも注意が必要です。

例えば、あなたの兄のお嫁さんがあなたより歳下だった場合であっても、肩書きは「新婦姉」になります。

その逆に弟のお嫁さんが歳上だった場合も新婦姉ではなく「新婦妹」になるということです。

まとめ

席次表の親族の肩書きは、いかがだったでしょうか?

少し堅苦しい表現が多いですが、大切なお客様ですので新郎・新婦が協力してチェックしましょう。

また、やわらかい表現が許されそうな披露宴の場合は、要するに「誰がどんな関係で出席しているのか」がゲスト同士で分かればいいのです。

例えば「4月にママだね おめでとう 新婦従妹○○ ○○様」や「私にとってお手本にしたい奥さん像 叔母○○○○様」などゲストに当てた楽しいコメントを席次表にのせる方も増えています。

これから結婚式だけでなく、冠婚葬祭などで親族紹介をする時もあるので肩書きを、今一度おさらいして、覚えておきましょう。

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