スカーレット川原武志(伊藤健太郎)のモデル実話!病気の結末
スカーレットに、いよいよ伊藤健太郎さん演じる青年期の川原武志が登場しました。
これまで、天真爛漫な性格の武志には、喜美子と八郎のが喧嘩したときも、癒しの存在として視聴者の救いでした(笑)。
そんな川原武志には神山賢一というモデルがおり、悲しい別離が待っているというのです。
そこで今回は、川原武志の実在モデルから、結末を予想してみたいと思います。
川原武志(伊藤健太郎)の実在モデル神山賢一とは
川原武志 (伊藤健太郎) |
神山賢一 |
賢一さんの生い立ち
「スカーレット」の主人公・川原喜美子の実在モデルは、神山清子さんといいますが、その清子さんが長女・久美子さんに続き、25歳のときに授かったのが長男の賢一さんです。
清子さんが穴窯に熱中しているときに、夫が住み込みの弟子の女性と家を出ていき、ときおり帰ってくるも、喧嘩が絶えず夫が清子に手をあげることも。
そんなときに、助けてくれていたのが息子の賢一さんでした。
ある日、夫の前に立ちはだかり「僕は、母ちゃんち姉ちゃんと頑張るから、父さんはいなくてもいい。」と言い放ったのです。
「スカーレット」で喜美子が、古い信楽焼の欠片を大切にしていますが、実話では12歳の賢一さんが裏山から見つけてきた、青く深い緑色の溶け込んだ陶器の破片がヒントになっているようです。
賢一さんが見つけた美しい破片が、母・清子さんの古い信楽焼の色を再現するお手本となったのです。
自然にエメラルドグリーンの色を出すには、16日間にもわたって1200度に窯を焚き続けなければなりません。
寸越窯の天井が壊れ火事になりかけたこともありましたが、そんなときでも砂袋をつみあげ、賢一さんと清子さんは温度を下げさせまいと薪を放り込み、窯を炊き続けました。
一時、賢一さんはバイクに夢中になったり、パチンコをして清子さんに「出ていけ!」と怒られることもあったそうですが、母の姿をみているうちに、陶芸家を志すように。
地元の信楽工業高校窯業科に進学し、卒業後は窯業試験場に3年間通いながら釉薬の研究に打ち込みました。
そんなときに、中国の天目山の寺から伝承された抹茶茶碗「天目茶碗」に魅せられ、自分も作ってみたいと思うようになりました。
病魔が襲う
陶芸家の道にはいって3年がたった頃、自宅の工房で賢一さんは突然、苦しみながら倒れました。
すぐに病院に運ばれましたが、医師から診断された 病名は慢性骨髄性白血病。
いまでこそ白血病は不治の病ではなくなりましたが、当時は白血球が異常に増殖し死に至るため難病と言われていた病気です。
今まで、母・清子さんがどんな逆境も、持ち前の明るさで切り抜けてきましたが、このときばかりは相当にこたえたそうです。
家に帰ると清子さんは、工房で土を練りながら「賢一の病気と最後まで闘ってやる」と決意しました。
ドナー探し
白血病が助かる道は、 同じ白血球の型を持つ健康な提供者(ドナー)から骨髄液を移植するしかありません。
ドナーが見つかる確率は、まったくの赤の他人であれば 数百から数万人に1人という、気の遠くなるような数字です。
信楽町でも有名な清子の息子が、白血病になって困っていると知った地元の人たちによって『神山賢一君を救う会』が発足され、マスコミにも注目されます。
しかし、ドナーと賢一さんの血液を照合する検査の費用は莫大で『神山賢一君を救う会』は解散に追い込まれ、清子は作品を売りながら7000万円ものお金を一人で捻出しました。
当時は国の保険制度も充実しておらず、ほとんど全額負担だったそうなので、清子さんの苦労がうかがえますね。
なかなかドナーが見つからず、賢一さんの病状は悪化していきます。
そんな状況を察して、完全には型が一致しないものの、大阪の食堂で働く清子の妹がドナーとして名乗り出てくれ、すぐに移植し、手術は成功。
「スカーレット」では、大阪に住む次女・直子がドナーになり、手術する医師は、稲垣吾郎さんが演じると予想できます。
再発
賢一さんの病気をきっかけに、清子さんは「骨髄バンク」の必要性をテレビや新聞で訴え、その熱意が国を動かし 日本初の公的骨髄バンク「骨髄移植推進財団」が設立されました。
「スカーレット」では、大阪で女性の待遇改善を応援している記者の ちや子(水野美紀)が、喜美子の活動に協力していきそうですね。
そして退院がもう少しというところまできていた賢一さんでしたが、まさかの 白血病が再発。
希望の光が見えたところでの再発は、清子さんにとって倒れそうになるくらいのショックだったことでしょう。
しかし、悲しみのなか身体に鞭うって、自然釉にも挑戦したいと考えていた賢一さんを励ますように、清子さんは新しい作品に打ち込みます。
そんな努力もむなしく、1992年4月 賢一さんの容体が急変し、31歳という若さで清子さんに見守られながら、この世を去ったのです。
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川原武志の結末・ネタバレ
武志は幼少期から、喜美子がかまえた工房に出入りし信楽焼きに親しみ、喜美子に似て、優しく、あかるくひょうきんに育ちます。
心の中では、陶芸に情熱を燃やす喜美子を尊敬していますが、自分が陶芸に道に進むか、将来の夢はきまっていません。
しかし、女性陶芸家・喜美子の影響をモロに受け、母を理解してている、武志ですから信楽焼きに携わっていくものと思われます。
思春期には、女性との出会いや恋、結婚、そして「天目茶碗」の制作過程も描かれるかもしれませんね。
それにしても、 母親役の戸田恵梨香さんが31歳、息子役の伊藤健太郎さんが22歳なので親子に見えるのか今から心配です(笑)。
その後、武志は釉薬の研究をし、制作活動にはげみ、将来を期待されていた矢先に 病に倒れてしまいます。
病気になってからは、医師・大崎茂義(稲垣吾郎)さんも登場し、次女・直子(桜庭まなみ)がドナーになると予想されます。
喜美子は大切な息子・武志を守るために、周囲の人々に支えながら奔走しますが、最後は 別離が待っていると明かされています。
その別離というのは、死別を指すのかはハッキリ断言できませんが、喜美子と武志には苦難が待ち受けていることは確かです。
最後に
「スカーレット」が後半に突入し、伊藤健太郎さん演じる青年期の武志が登場しワクワクしている方もいるかもしれませんが、なかなかシリアスな展開が予想されます。
もし、亡くなってしまえば武志ロスが起こることは、間違いありません。
放送を心して待ちたいと思います。
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