私たちはどうかしている(ドラマ)ネタバレ!第1話から最終回までのあらすじ結末

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着物、和菓子と美しい日本の伝統と、ドロドロの愛憎劇とのギャップが激しい ドラマ『私たちはどうかしている』。回を追うごとに「どうかしている」展開で、事件の真相や、犯人は一体誰なのかと話題となりました。そこで今回は、ドラマ『私たちはどうかしている』の第1話から最終回までの怒涛のあらすじと結末・ネタバレをご紹介いたします。

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『私たちはどうかしている』第1話から最終回までのあらすじ

第1話「美しくスリリングな和菓子の世界の幕開け!波乱に満ちた2人の運命が動きだす」

花岡七桜はなおかなお(浜辺美波)は和菓子作りに情熱を注ぐ才能溢れる若き和菓子職人。ある日、贔屓の客で茶道の宗家の娘・真由まゆ(小島藤子)に頼まれた七桜は、結婚式の引き出物を決めるための和菓子対決を受けて欲しいと頼まれる。自分の御菓子を大勢の人に食べてもらえるチャンスに心踊る七桜だが、対決相手が創業400年の金沢の老舗和菓子屋“光月庵こうげつあん”だと聞き絶句。それは15年前、七桜から全てを奪った店だった…。15年前―。和菓子職人だった母・百合子ゆりこ(中村ゆり)とともに光月庵に住み込むことになった幼い七桜は、光月庵の同い年の一人息子・高月椿たかつきつばきと出会い、和菓子作りの面白さに目覚めていた。明るく人懐こい椿と優しい百合子と共に幸せな日々を過ごしていたある日、明け方の雷鳴に目を覚ました七桜は、母屋へ。椿が咲き乱れる庭の先で七桜が見たのは、血まみれで立ち尽くす椿と、その足元で息絶えている椿の父・いつき(鈴木伸之)の姿だった。従業員たちが駆けつける中、椿は父親を殺したのは百合子だと証言する…!椿の一言で殺人犯の娘となり全てを失った七桜は、血の“赤”が怖いという致命的なハンデを抱えながらも、和菓子作りだけを心の支えに生きてきたのだった。その光月庵が相手と知り、和菓子対決を辞退する七桜。そんな中、住み込みで働いていた店から突然解雇されてしまう。原因は、毎日店に届く『花岡七桜の母親は人殺しです』というメールだった。雨の中行き場を失った七桜は、見知らぬ男・多喜川たきがわ(山崎育三郎)から母から預かっていたという手紙を渡される……。今は亡き母の思いを知った七桜は、長い黒髪をバッサリと切り落とし、光月庵との和菓子対決に臨む覚悟を決める。

和菓子対決当日。15年ぶりに顔を合わせた椿つばき(横浜流星)の冷たく自信に満ちた姿を前に、思わず体を強張らせる七桜。椿が七桜の正体に気付かない中、七桜は“食べる人への想いを込める”気持ちで持ち直す。対決の御菓子のテーマは“桜”。七桜と椿、二つの才能が織りなす美しい和菓子対決の行方は…?対決の後、七桜を待っていた椿。椿は“初対面”の七桜に、突然プロポーズして…!?七桜と椿、2人の波乱に満ちた運命が動きだす―――!

繊細な色彩と高い技術で表現された椿の御菓子と、幸せへの願いを込めた味わい深い七桜の御菓子、勝負は互角と思われたが、和菓子の世界で圧倒的な力を持つ老舗“光月庵”の看板の前に七桜は敗北を喫する。

しかし対決終了後、会場を後にした七桜は突然椿から「俺と結婚しない?」と声をかけられる。15年前、母親を殺人犯にした証言をする椿の記憶がフラッシュバックした七桜は、ある思いを胸に咄嗟に「しましょう、結婚」と答える。実は、多喜川から渡された母の手紙にはこう書かれていた―――『私は何もやってない』。椿は「本気なら3日後に光月庵に来るように」と七桜に告げる。

翌日、現在の光月庵の和菓子の味を確かめた七桜は、15年前母が作っていた頃の味から激変していることにショックを受ける。手紙に残された母の無念…事件の真実を見つけるため、約束の日、光月庵へ乗り込む七桜。しかし、見習い職人の城島じょうじま(高杉真宙)から、椿と老舗旅館の娘・長谷栞はせしおり(岸井ゆきの)が神前式を挙げている最中だと聞く。椿の不可解な行動に戸惑いながらも、覚悟を決めた七桜は椿の前へ。椿は参列者がざわめく中、七桜と結婚することを宣言!混乱の中、その場を収めた光月庵の女将で椿の母・今日子きょうこ(観月ありさ)は七桜と椿を別室へ。傾きかけている店の経営のため、椿と栞を政略結婚させようとする今日子は椿をいさめるが、七桜は世間には伏せられている15年前の事件の話を出し、引き下がらない。そこに、光月庵の大旦那・宗寿郎そうじゅろう(佐野史郎)が現れる。大旦那は大広間に出向くと、式の中止を土下座で懇願。さらに、雨の庭に出た椿は結婚が店の支援を取り付けるためのものだったことを皆の前で話し、土下座で光月庵の立て直しを誓う!そんな椿に大旦那は激高し、3か月で店を立て直せなければ七桜とともに光月庵を去るように告げるのだった。

自らの手で再び光月庵を輝かせるため、七桜を利用して政略結婚を破談にした椿。椿との結婚を利用して光月庵に入り、事件の真相を突き止めようとしている七桜。2人を待ち受けていたのは、想像以上に過酷な日々だった…!

第2話「光月庵に乗り込んだ七桜に、様々な試練が立ちはだかる!そして、椿と大旦那の驚くべき確執とは」

光月庵で暮らし始めた七桜なお(浜辺美波)に、下っ端の職人として洗い場の仕事を命じる椿つばき(横浜流星)。厨房では椿の結婚をぶち壊した女として同僚の職人たちから後ろ指を指されながらも、七桜は大好きな和菓子作りに囲まれることに喜びを感じていた。そんな中、作業を助けたことで親しくなった見習いの職人・城島じょうじま(高杉真宙)の話から、15年前、先代のいつき(鈴木伸之)が亡くなった事件の後、光月庵の従業員が総替わりしたことを聞く。七桜は事件当時のことを知る古参の客から話を聞くべく、ある方法を思いつく…。

翌日。光月庵では神社の祈晴祭の大量注文が入っている日に七桜が得意先の呉服店“白藤屋”の注文を受けてしまったことが問題に。七桜は、店が忙しい日なら御菓子を作り自分で届けに行けると思ったのだ。

祈晴祭の日。御菓子を届けるため一人白藤屋を訪れた七桜。しかし、箱を開けると、なんと白藤屋特注の御菓子が台無しにされていた!パニックになる七桜の前に現れた椿は「嘘をつくからこんなことになる」と、七桜を抱え上げ…。七桜の不審な行動に気づき後を追って来た椿だが、何者かが御菓子に不吉ないたずらをしていたことで、光月庵は大切な得意先を失う危機に。店に戻った後、出来上がった御菓子を女将の今日子きょうこ(観月ありさ)が珍しくチェックしていたと聞いた七桜は、今日子が自分を追い出すために御菓子に細工したことに気づき今日子の元へ!七桜の荷物をまとめ出て行くように言い渡す今日子。嫌悪感を爆発させ、七桜を追い詰める今日子だったが、七桜に手を差し伸べた椿は、なんと白藤屋から七桜を指名して注文が入ったと告げる…!その頃、白藤屋には謎の男・多喜川たきがわ(山崎育三郎)の姿があった…。翌日から、七桜に光月庵の餡を教えるため、椿の一対一の指導が始まる!しかし、ベテラン職人・富岡とみおか(岡部たかし)の不満に気づいた今日子の差し金で、二人は厨房を使えなくなってしまい…。大旦那(佐野史郎)に直談判する椿だが、七桜はそこで椿と大旦那の驚くべき確執を目の当たりにするのだった…!!

椿が今日子の不貞によってできた子であることを疑う大旦那は、血の繋がらない椿に店を継がせまいと辛く当たってきたのだ。弟子に製造方法を盗まれ経営が傾いた過去から、光月庵が何より血縁を重んじるようになったという。しかし、椿は大切なのは血縁ではなく、和菓子に対する情熱と意志だと語る。そんな姿に、七桜はかつての純粋な椿の姿を垣間見るが…。一方、椿は自分に店を継ぐ資格がないと知ってからも態度を変えない七桜を意外に感じていた。

餡作りを再開し、お互いの和菓子への情熱に触れる七桜と椿。光月庵の餡を作ることに成功する七桜だが、椿は七桜が光月庵の餡を美味しいと思っていないことを見抜き、好きなように作らせてみる。七桜の作ったオリジナルの餡の美味しさを認めた椿は、光月庵伝統の味ではなく、七桜の味を白藤屋に届けようと決めるが…。

二人は七桜の作った最中を届けに白藤屋へ。二人の前で最中を食べた白藤屋の女将はなぜか「変わらない光月庵の味だ」と喜ぶ。実は、女将にとって光月庵の最中が日常の中でふと食べたくなるいつもの味だと気付いた七桜が、椿に内緒でオリジナルの餡ではなく、光月庵伝統の餡に戻していたのだ。七桜が相談なしに中身を変えたことに不満を感じる椿だが、七桜の判断が功を奏し、二人は失いかけた得意先を味方につける。その帰り、 “夫婦らしく”手を繋いで距離を縮める二人。しかし、大旦那ときちんと話せばわかりあえるかも、という七桜の言葉に椿は心を閉ざしてしまう。

その夜、白藤屋の信頼を繋ぎ止めたことを知った大旦那から、七桜は初めて家族の食卓に招かれる。苛立ちを露わにする今日子の前で、椿を愚か者だと罵倒する大旦那。今日子も言い返せない中、椿の和菓子と店に対する情熱を代弁した七桜に、大旦那は「椿のこと……愛しているのかね」と迫る。「はい」と答える七桜だが、別々の部屋で偽装夫婦のような生活を送る七桜たちの嘘を見抜いた大旦那の怒りが突然爆発!大旦那は、高月家に入り込んだ今日子と、樹の命を奪った職人で七桜の母・百合子、二人の“女”によって光月庵が脅かされたのだと怒りをぶちまける。狂気に満ちた大旦那から七桜を守った椿は、今日から同じ部屋で生活すると宣言する。

幼かった椿と御菓子作りに熱中した懐かしい椿の部屋へと移った七桜。隣で横になった椿は、かつて『さくら』と呼んでいた女の子との思い出を語り出す。それが七桜であることを知らないまま、『さくら』が「暗い家の唯一の明かりだった」と語る椿に、憎しみを抱きながらも惹かれる七桜。椿もまた、七桜に想定外に惹かれていき…。しかし、『さくら』が再び現れたら?という質問に、椿は「消えてもらうよ、俺の前から永遠に」と憎悪に満ちた瞳で答える…。

一方、今日子の元にはある人物が訪れていた。その手には、なんと七桜の素性を調べた興信所の報告書が!七桜の正体を、今日子が知ろうとしていた…!

第3話「七桜の正体を暴こうと暴走する今日子!二人三脚で茶会に挑む七桜と椿を阻む壁とは」

なぜ椿つばき(横浜流星)は『さくら』を憎んでいるのか。その理由を聞いた七桜なお(浜辺美波)は、自分が知らなかった母・百合子ゆりこ(中村ゆり)の意外な一面に衝撃を受ける。母の無実を信じて疑わなかった七桜の心は揺れ…。そんな中、七桜の素性を知った今日子きょうこ(観月ありさ)は七桜を呼び出し、正体を暴こうとジリジリと追い詰める。椿の前で七桜の正体がバレる…と思ったその瞬間、なんと“七桜の母親”だと名乗る人物が光月庵を訪ねてきて…!?自分の母を名乗る見知らぬ女性に話を合わせ、なんとかその場をしのぐ七桜。知人から頼まれて七桜の母のふりをしたという彼女の話を聞き、七桜は母の手紙を渡してくれた多喜川たきがわ(山崎育三郎)ではないかと考える。

自分たちの結婚式で出したい御菓子があるという椿は、七桜を古い菓子帳の眠る物置へ連れていく。しかし、隠し事をしている様子の七桜を突然物置に閉じ込める!途方にくれる中、七桜はふと手に取った菓子帳に見覚えのある母の字を見つける。そこには、桜の御菓子のデザインがびっしりと描かれていた。再び母の潔白を確信し、多喜川に会いに行こうと決意する七桜。食事を運んできた椿の不意をついて逃げ出すが、待ち構えていたように七桜の頭上に壺が落下!とっさに七桜をかばった椿が右手に怪我を負ってしまう。

翌日、金沢屈指の茶道の流派・草薫会そうくんかいから椿に御菓子の依頼が入る。大旦那(佐野史郎)も招かれている大事な茶会。下手な御菓子を出せば光月庵の看板に傷がつく。右手の怪我のせいで満足な御菓子を作れない椿は、作りたい気持ちを抑え、依頼を断ろうとする。しかし、椿の気持ちを汲んだ七桜は、茶会の亭主の前で「お任せください」と宣言する。

店を立て直す力になりたいという七桜に動かされ、二人三脚で茶会の御菓子作りを始める。しかし、その先に数々の難関が待ち構えていた…!!

椿が『さくら』を憎んでいる理由。それは、15年前の事件前夜、父・いつき(鈴木伸之)と百合子の密会現場を目撃したからだった。果たして事実なのか?2人はどういう仲だったのか?母の無実を信じたい七桜だが…。

そして七桜の母親を名乗って現れたのは、小料理屋を営む夕子(須藤理彩)だった。夕子に母親のふりをするよう頼んだ多喜川は、彼女の店の常連客。七桜は彼に会って事件当時の話を聞くため、店に行くことを約束するが、椿に物置に閉じ込められてしまう。実は、結婚を妨害しようと執拗な嫌がらせを繰り返す今日子から守るため、椿は七桜を閉じ込めたのだった。椿の不器用な優しさに心揺れる七桜…。

草薫会の御菓子を一緒に作ることになった七桜と椿。しかし、大旦那は「偽りの心を持つ者が作ったものを食べる気にはならん」と茶会に出す椿の御菓子は食べないと宣言。父の日に開かれる茶会の御菓子は「親の愛を伝える」という意味が込められた『落とし文』。人知れず傷つく椿を見た七桜は、寝る間を惜しんで『落とし文』のスケッチを始める。七桜のそんな姿に心を打たれ、試作の指導に熱を入れる椿。いつの間にか距離を縮める二人の様子を城島じょうじま(高杉真宙)は複雑な表情で見ていた…。

そして茶会の日の朝。椿は大旦那のために、ひとつだけ自分で落とし文を作りながら、2人の確執について語り始める。15年前、事件の目撃証言について大旦那に尋ねられた幼い椿は、父と百合子がキスをしていたことを話す。「嘘つきが!」と激怒した大旦那は、それ以来、椿を孫として扱わなくなり、椿の御菓子を一口も食べなくなったのだ。椿もずっと苦しんでいたことを知った七桜は、悪態をつく大旦那に反論。椿のまっすぐで純粋な御菓子への愛を代弁する。

そしていよいよ二人の作った御菓子が振舞われる。『落とし文』に込めた思いについて、光月庵の御菓子こそが父が自分に遺した愛だと語る椿。しかし、大旦那は御菓子を口にすることなく、自分の皿を下げさせてしまう…。茶会では好評を得るものの、椿は大旦那から認められなかった悔しさを噛みしめていた。

茶会の後、七桜は偶然再会した多喜川に話を聞こうと慌てて後を追う。地主として手広く事業をやっているという多喜川。彼の家では昔から、忙しい家族が光月庵の御菓子がある時だけは集まっており、そんな家族団らんの味を作っていた百合子のファンなのだと話す。百合子の手紙は去年亡くなった父・秀幸(丸山智己)から預かった物で、多喜川はこれからも七桜のことを見守っていると告げる。

椿と七桜は、大旦那が『落とし文』を持ち帰るため包んで欲しいと頼んでいたことを知る。高月家に戻った大旦那は樹の遺影の前で椿の作った御菓子を口にしていた…。15年間一度も自分の御菓子を食べてくれなかった大旦那。その背中を見て、涙を流す椿…。

その夜、今日子はある人物に札束の入った封筒を渡していた。金を受け取る今日子の手先は、なんと城島!七桜の素性を調べたり、壺を落としたのも城島だったのだ。あらゆる思惑が七桜と椿を翻弄しようとしていた…!

そして茶室では、『不妄語戒』の掛け軸の前に座る七桜と椿。「この軸の前で嘘をついた者は、地獄に落ちる」という掛け軸を前に、椿は七桜に「俺はあんたに惹かれてる」と心の内を告白。そして、椿は七桜に「あんたはほんとに花岡七桜なのか?それとも……『さくら』なのか?」と迫る…!七桜は本当のことを言うのか?それとも…!?

第4話「七桜は正体を椿に明かすのか城島が七桜に急接近! 今日子と手を組む訳とは」

椿つばき(横浜流星)のまっすぐな愛の告白と率直な問いに、七桜なお(浜辺美波)はどう答えるのか?そして、椿の反応は…!?一向に出て行こうとしない七桜に苛立ちを募らせる今日子きょうこ(観月ありさ)は、七桜に大事な得意客にお茶を出すよう命じる。しかしそれは座敷で七桜の作法を試す嫌がらせだった!住む世界が違うと蔑まれ、落ち込む七桜。そんな中、城島じょうじま(高杉真宙)と和スイーツカフェに出かけた七桜は、純粋に御菓子の話で盛り上がれる城島に癒しを感じる。実家の和菓子店の名物・わらび餅があるので食べに来るよう誘われた七桜はその夜、離れの従業員の部屋へ。そこはかつて七桜が母・百合子ゆりこ(中村ゆり)と共に住んでいた部屋だった。懐かしさを感じる七桜だが、城島は七桜に急接近!そこに椿が現れて……!?

翌日、七桜は城島が店を辞めることを聞く。城島をクビにしないよう頼む七桜だが、椿は再び冷たい態度に戻ってしまう。二人の仲に亀裂が入ったことに満足げな今日子は、城島にまた金を渡し…。

一方、椿は多喜川たきがわ(山崎育三郎)の紹介で、投票で1位になれば全国で和菓子が売り出されるというデパートの七夕催事への出店を依頼される。以前同じような催しで注目を浴びた椿だが、その時多喜川は能登の小さな店『しまや』を推薦していたと話す。その店の名前を聞き、ピンとくる椿。実は、『しまや』は城島の実家で、その催しをきっかけに、城島は椿を恨んでいた…。そんな中、七桜は城島が借金取りに追われていることを知る。病気の父のために借金をしており、父のわらび餅を作れない自分は店を開けられないと話す城島。なんとか実家の店を再開して欲しい七桜は、城島が何か隠していると気付きながらも、意外な行動に出る…!城島が今日子とつながり、ハニートラップを仕掛ける原因となった椿への恨みとは?そして今日子と多喜川にもなにか因縁が…。さらに、椿を想い続けているしおり(岸井ゆきの)は、新たな見合いの席で七桜が『人殺しの娘』だと聞き…!?

椿の「さくらなのか?」という質問に、罪悪感を覚えながらも、母の無実を証明するために“地獄に落ちる”覚悟をもしてきた七桜。「私はさくらじゃありません。花岡七桜です」と答える。七桜のその言葉を「信じる」と言う椿。2人はその夜、初めて結ばれる…。

城島の夢のため『しまや』の味を再現すべく、朝早く厨房に入った七桜は、わらび餅を作り始めていた。七桜の真剣さに押され仕方なく父の味の特徴を教える城島。

一方、『しまや』が城島の実家で、去年つぶれたことを知った椿は、入院中の城島の母・昭子あきこ(春木みさよ)のもとへ。そこで椿は、城島が自分を恨んでいる理由を知る。2年前、経営の傾いていた『しまや』はデパートの催事に出店するチャンスに恵まれ、必死に準備をしていた。しかし当日、きちんと積んでおいたはずのわらび餅の箱が崩れ中身が床に散乱。起死回生の機を逃してしまったという。その後、父は過労で亡くなり、店は閉店。催事のブースに落ちていた光月庵の袱紗から、催事で脚光を浴びていた椿がわらび餅をダメにした犯人だと確信した城島は、復讐するチャンスを狙ってきたのだ。

失敗を繰り返しながらも、わらび餅の試作を続けていた七桜は城島も達成できなかった『しまや』の味を再現しつつあった。しかし、実家を継ぐ夢を叶えて欲しいという七桜のお節介に苛立つ城島。さらに自分の家の借金を椿が完済したことを知り、椿に怒りをぶつける。椿は顔色一つ変えずに、催事に光月庵から『しまや』のわらび餅を出すための前払いだ、と告げる。城島は椿の施しに怒りを鎮められず…。そんな城島の姿を見て、わらび餅を完成させることを躊躇する七桜。しかし、椿は「信じて叶えればいい」と、七桜の背中を押す。その言葉に励まされ、ついにわらび餅の味を完成させた七桜。

しかし催事当日、何者かによって厨房に積んであったわらび餅が床に散乱する事件が発生!作り直す時間がない中、七桜の管理不足を責める今日子は、代わりに富岡とみおか(岡部たかし)が用意していた御菓子、笹を模した上生菓子と星型の最中を出品すると宣言。七桜のわらび餅をダメにするよう指示されたが出来なかった城島は今日子を問い詰める。やはり犯人は今日子だった。散乱したわらび餅を七桜と一緒に片付けていた城島は、ある違和感を覚える…。

今日子が催事場の店頭で接客していると、平然と現れた七桜が客に最中を勧め始める。実は星型の最中の中には、わらび餅が隠されていた!富岡の御菓子だと思わせ、今日子自らの手でわらび餅を催事場へと運ばせていたのだ。今日子の妨害を予想した椿が、今まで失敗したわらび餅をダミーとして厨房に置き、七桜が商品を最中に忍ばせたのだった。悔しさをにじませ会場を後にする今日子を、呼び止める多喜川。「二人が結婚すると、何か困ることがあるのか?」という意味深な問いに、今日子は動揺して…。

大盛況のうちにわらび餅は完売し、その味に感動する客の姿に胸を打たれる城島。椿は、敬意を表して御菓子を『しまやのわらび餅』と命名する。そして城島は、自分の夢のために一生懸命わらび餅を完成させてくれた七桜に、いつしか本気で想いを寄せるようになっていた…。

無事に催事が終わり、結婚式の準備に追われ始める七桜と椿。そんな中、白無垢の試着をしていた七桜は突然吐き気に襲われる。妊娠を疑われ誤魔化すものの、脳裏には不安がよぎり…。さらに、母親のふりをした夕子ゆうこ(須藤理彩)に結婚式の連絡をしようとするが、夕子の店の名刺がなくなっていることに気付く…。その頃、夕子の営む小料理屋に一人の客の姿が。それは七桜から名刺を盗んだ今日子だった!

一方、椿との結婚が破談になり人知れず傷ついていたしおり(岸井ゆきの)は、新たな見合いの席で七桜が『人殺しの娘』だと噂になっていることを聞く…。七桜にさらなるピンチが迫っていた…!

第5話「椿に全てを打ち明けようと決める七桜。そして、二人の運命を揺るがす残酷な事実とは」

七桜なお(浜辺美波)の母を演じていた夕子ゆうこ(須藤理彩)の小料理屋に突然現れた今日子きょうこ(観月ありさ)。卑劣な圧力をかける今日子の異常さを前に、夕子は七桜と関わることから手を引こうと決めるが…。

一方、妊娠しているかもしれない七桜は、椿つばき(横浜流星)への想いと正体を隠している後ろめたさの間で揺れていた。そんな中、結婚式の招待状を送るため椿から実家の住所を聞かれた七桜は、遠いので母は呼ばなくていいと嘘を重ねる。しかしそこに現れた今日子が、夕子は近くで店をやっているのではと問い詰める!苦し紛れに言い逃れをする七桜だが、椿は夕子に挨拶に行くと言い出す。

店を訪れた椿と七桜から結婚式に招待された夕子は、自分が七桜の母親ではないことを告白しようとするが…。椿が七桜のため、夕子に結婚式に出て欲しいと頭を下げる姿を見て、全てを椿に打ち明けて嘘のない関係になろうと覚悟を決める七桜。

翌日、椿は七桜を連れ夜の庭へ。蛍が舞う幻想的な風景を七桜に見せたかったという椿は、そこで父との思い出を語る。七桜は、意を決し真実を打ち明けようとするが、今日子に割って入られ、タイミングを逃してしまう。

そんな中、大旦那(佐野史郎)は弁護士を呼んでなにやら話をしていた。その脳裏には15年前、『さくら』という女の子が作った御菓子の味が鮮明に蘇っていた…。そして、七桜と椿の結婚式と重なっていた毎年恒例の茶会『夕ざりの茶事』を一週間前倒しにすると決める。それは二人の結婚を認めた意味にもとれるが…。

一方、見合いの席で、七桜の母親が人殺しだという噂を聞いたしおり(岸井ゆきの)は、椿の結婚式の日取りが決まったと知り、ある決意をする。

その頃、城島じょうじま(高杉真宙)の部屋に再び行くことになった七桜。そこは、母・百合子ゆりこ(中村ゆり)と暮らした懐かしい部屋。一人で部屋に残され、昔よく隠れて寝ていた押し入れを覗くと、天板裏に道具箱が隠されていることに気づく!なんとその中には椿の父・いつき(鈴木伸之)から百合子に宛てた手紙、そして『七桜へ』と書かれた封筒が…。そこには、二人の運命を揺るがす残酷な事実が記されていた…!

やはり妊娠していた七桜は、椿に自分の正体、そして子供のことを打ち明けるか悩んでいた。そして、苦しい胸中を夕子にだけ吐露する。ずっと一人だった自分に家族ができる喜びと、一番祝って欲しい母が椿と結ばれることを望んでいないのではないかという不安。夕子は、自分が母親なら「幸せにおなり」と言う、と七桜の背中を押すのだった…。

城島の部屋の押し入れで見つけた道具箱。『七桜へ』と書かれた封筒に入っていたのは七桜と樹の『父子鑑定報告書』。そこには樹が七桜の父親である可能性が限りなく高いことを示す数値が記されていた!さらに樹が百合子に宛てた手紙、幸せそうに寄り添う写真は、二人が恋人だったことを証明していた…。自分と椿が姉弟である可能性を知り混乱する七桜だが、封筒にはもう一枚の父子鑑定が入っていた。それは椿の父が樹である可能性は0%だというもの…。衝撃的な事実に震える七桜だが、そこに大旦那が通りかかる。椿を跡継ぎとして認めてくれたのかと尋ねる七桜に、大旦那は「光月庵を継ぐのは、血の繋がった者だけ」だと言い、樹の子に違いない『さくら』という女の子を捜していると答える…! 光月庵の正当な後継者は、椿ではなく七桜。七桜は、椿の辛い心中を思う。15年前の事件前夜、父の密会を目撃してしまった幼い椿は、自分が樹の本当の子ではないと気づいてしまったのだ。そして、椿が『さくら』を憎んでいるのは、この光月庵を、自分のすべてを奪ってしまうからだった。七桜は、愛する椿を苦しめないため、黙って姿を消そうと心に決める。

その日、東京の百貨店の出張から戻った椿は大旦那が自分たちの結婚式に出席することを知り大旦那の元へ。七桜が作った蛍の御菓子を口にしていた大旦那は、その味にかつての記憶が呼び覚まされていた…。その様子を見た椿は、一度は蓋をした“七桜が『さくら』である”という疑念を、どうしても払拭できなくなる。

そんな中、栞が光月庵の椿を訪れる。婚約破棄を改めて謝罪する椿に、栞は『七桜の母が人殺しだ』という噂が立っていることを椿に告げる。椿は断固とした態度で「別人です」と答えてその場を去るが、疑念は確信に変わろうとしていた。それでも、七桜を信じようとする椿だったが…。

一方、雨の降る中ひとり光月庵を後にした七桜は多喜川たきがわ(山崎育三郎)のもとへ。誰にも知られずに自分を雇ってくれる店を紹介してほしいと頼む七桜だが、多喜川は百合子が殺人容疑をかけられたままで本当に後悔しないのか?自分は、事件の直前、百合子の御菓子を買いに行かなかったことをずっと後悔していると話す。15年前のあの日、母・百合子の愛した樹を殺したのは誰なのか?事件の真相を明らかにするため、七桜は再び光月庵へと足を向ける。

茶室でお茶を点てていた椿が優しく笑いかける姿に胸が苦しくなる七桜。同じく胸に痛みを抱える椿はそれを打ち消すように七桜を強く抱きしめる。椿は茶会の御菓子は『夕顔』にすると告げる。それは一夜で散る儚い恋を象徴しているようで…。

翌日。結婚式までに事件の真相を掴み、光月庵を去ろうと決めた七桜は、15年前の記憶に沿って、事件現場である樹の部屋までの道を辿る。樹と椿以外に現場で誰か見なかったか思い出そうとする七桜。しかし樹の部屋は庭側からも、中の廊下側からも完全に塞がれていた。通りかかった山口やまぐち(和田聰宏)によると、事件以来、大旦那が部屋を閉じ、一年に一度、特別な日以外は開かないのだという。特別な日とは目前に迫る『夕ざりの茶事』。茶会が終わった後、大旦那は亡き息子と語らうように樹の部屋でお茶を飲むのだという。七桜が来てから椿が色々な表情を見せることを嬉しく思っているという山口は、七桜にずっと椿のそばにいてあげてほしいと話すが…。

その頃、大旦那は弁護士に作成させた遺言書を読んでいた。大旦那の有するすべての財産を椿に相続させるという内容に加え、「高月家の血を引く孫が現れた場合、その孫がすべての財産を相続する」という文言が…!それを聞き血相を変えて大旦那に抗議する今日子。しかし、大旦那の断固とした決意の前に今日子はなす術もなく…。

そして、いよいよ運命の『夕ざりの茶事』が始まろうとしていた…。

第6話「ついに正体を明かす日が…!そして、七桜の裏切りを知ってしまった椿は…。」

年に一度開かれる大旦那(佐野史郎)の茶会『夕ざりの茶事』当日。七桜なお(浜辺美波)はこの茶会の後にだけ錠が解かれるといういつき(鈴木伸之)の部屋に入る機会を狙っていた。茶室で多喜川たきがわ(山崎育三郎)しおり(岸井ゆきの)など大事な来賓をもてなす膳が振舞われた後、椿つばき(横浜流星)が作り上げた美しい『夕顔』の御菓子が出される。一方、大旦那の遺言書を始末しようと茶会の合間に部屋を漁っていた今日子きょうこ(観月ありさ)は、初座の終わった大旦那と鉢合わせる…!椿の本当の父は今日子が不貞を働いた相手なのかと詰め寄る大旦那。しかし、今日子は意外な胸中を打ち明け、大旦那に掴みかかる。2人は揉み合いになり…!?後座の準備をしているはずの大旦那が茶室にいないことを不審に思った七桜は樹の部屋へ。しかし錠前の外された室内にいたのは樹の着物を愛おしそうに抱きしめる今日子だった…!15年前に事件のあった現場で当時の記憶がフラッシュバックする七桜。あの日、庭で見た“もう1人の人物”とは!?七桜は、真実を話して欲しいと今日子に事件のことを問い詰める。その瞳が百合子ゆりこ(中村ゆり)と重なって見えた今日子は、百合子への憎悪を爆発させ、七桜に襲いかかる。食い下がる七桜は、ついに自分が『さくら』であることを宣言!――しかしその言葉を椿が聞いていた…!一方その頃、屋敷で火事が発生、大騒動が起きていた。危険を知らせに来た山口やまぐち(和田聰宏)に大旦那が行方不明だと聞いた椿は自分が探すと部屋を出て行こうとする。七桜は椿の背中に「ここで椿を待ってるから」と告げ…。正体がばれてしまった七桜、七桜の裏切りを知ってしまった椿。2人の運命を左右する茶会の夜の全貌、そして“当主殺害事件”の真相とは!?

大旦那に、なぜ樹を裏切ったのかと問い詰められた今日子は、涙ながらに悲しい過去を話す。一生、樹と光月庵に尽くそうと嫁いできたのに、樹は一度も自分に触れる事すらなかったのだ。この上、椿が光月庵を継ぐことも許されなかったら…と遺言書を奪おうと大旦那に掴みかかる今日子。2人は揉み合いになり、大旦那は倒れたはずみに後頭部を打って気を失う。畳に流れ出る血。一度は助けようとする今日子だが、思いとどまり大旦那を置き去りにして部屋を後にする。大旦那の傍らでは、倒れた燭台のろうそくから、畳に火が燃え移り始めていた…。

樹の部屋で今日子を見つけた七桜は、あの事件の日、庭で今日子の姿を目撃したことを思い出す。今日子はあの日、椿を誘導して証言させ、百合子を犯人に仕立て上げていたのだ…!樹を刺したのも今日子なのでは、と詰め寄る七桜だが、今日子に「証拠はない」と言われてしまう。自分が見たと証言すると反論する七桜。そして「私はさくらです」と告白する。しかし、その背後には、七桜を探しに来た椿が…。七桜に欺かれていたことを知った椿は深く傷つき、二度と会わない覚悟で屋敷を出るよう七桜に告げる。しかし、椿を想う気持ちだけは嘘じゃなかったことを伝えようと、七桜は「ここで椿を待ってるから」と告げる。

火事で行方不明の大旦那を救出するため、煙と炎の中に向かった椿。意識が朦朧とする中、幼い日の七桜の幻影を見た椿は、自分から全てを奪いに来たはずの七桜がかけてくれた優しい言葉を思い出し、幸せだった日々に一筋の涙を流す。その時、椿の上に天井が焼け落ちて…!

一方、危険が迫る樹の部屋で椿が戻るのを待つ七桜の元には、城島じょうじま(高杉真宙)が駆けつけていた。頑なに椿を置いて逃げることを拒否する七桜だが、突然お腹に痛みが走る。意識が朦朧とする中、七桜は多喜川に助け出される…。

2日後―。七桜が目を覚ましたのは病院の一室。見舞いに来ていた夕子ゆうこ(須藤理彩)に椿のことを尋ねるが、状況は詳しくわからない。さらに、流産してしまったことを知った七桜は激しく自分を責める…。ニュースでは火事後の光月庵の様子が伝えられ、椿が大旦那を助けた後、光月庵を継ぐ人間が使う御菓子の道具を取りに行ったことを知る。ずっと嘘をついていた自分が許されないのは仕方ないと思いつつも、椿は自分ではなく代々伝わる道具を選んだことに、ショックを受ける七桜。結局、母は今日子のせいで犯人に仕立てられたと分かったにもかかわらず、無実は証明できなかった…。様々な罪悪感に苛まれる七桜に、多喜川は、これからどうしたいかと問う。光月庵のことも椿のことも全て忘れ、ただ純粋に御菓子作りをすると決意した七桜。

3か月後―。火事から復旧した光月庵には、新しく和菓子教室を始めた椿の姿があった。火事から10日間意識の戻らなかった椿は、姿を消した七桜のことを捜していた。自分の気持ちが愛情なのか憎しみなのかわからない中、ただ七桜を捜すことをやめられない椿に、今日子は「あなたには向き合うべき人が他にいるでしょう」と告げる。実は火事の中、崩れ落ちる天井から椿をかばい、顔に火傷を負いながらも助け出したのは栞だった。栞の顔の傷に心を傷め、マンツーマンで和菓子教室を開く椿。栞は、自分のことを1人の人間としてちゃんと認めてくれる椿への想いを強くする。父がお膳立てした、自分を押し殺して生きていかねばならない縁談。栞は、結納の場で結婚を断ってしまう。

今日子が大旦那から奪った遺言書は白紙でダミーだった。大旦那は依然、入院中で本物の遺言書のありかが分からない中、今日子は邪魔な七桜を徹底的に潰そうと決意していた…。

そんな中、縁談を破棄した栞が光月庵で雇ってほしいと家出をしてくる。実は2年前、器の展示会で絵付けを褒められたことが椿との最初の出会いだったと話す栞。もう父の言いなりになって自分を諦めたくないと訴える栞を、椿は店に受け入れる。

それから3年―。いまだ入院中の大旦那の代わりに光月庵の一切を引き受けた椿は御菓子作りから遠ざかっていた。そして店には、すっかり馴染んだ栞の姿があった。今日子の後押しを受け、椿をデートに誘おうとした栞は城島が椿に七桜との関係を尋ねているところを聞いてしまう。火事の日、自分が七桜よりも店を選んだことを話す椿。そんな椿の姿に、栞はあの火事の中で見た真実を言えずにいた…。自由に御菓子を作る七桜の姿を想像し、その幸せを密かに願う椿だが…。

そんなある日、五月雨亭で出す御菓子を決める選定会で、金沢の外れにある小さな和菓子屋『花がすみ』が光月庵を退けて選ばれる。とてもおもしろい御菓子を作る店だと聞いた椿は、何か感じるものがあり…。その頃、『花がすみ』では、一人の女店主が客を見送っていた。五月雨亭の御菓子に選ばれたことを報告する多喜川に落ち着いた声で答えたその主こそ、強く美しい女性に変貌した七桜の姿だった…!七桜は揺るぎない自信を胸に「今の光月庵には消えてもらうから」と話す――!

第7話「七桜と椿が運命の再会!交錯していくそれぞれの想いとは…!?」

新進気鋭の店『花がすみ』に仕事を奪われた光月庵。椿つばき(横浜流星)は店の名誉挽回をすべく、新春園遊会の選定会に向けて久々に自分で御菓子を作ることに。そんな中、週刊誌の記者が椿の元を訪れ、なぜか18年前の当主殺害事件の真相を嗅ぎ回る…。
偶然しおり(岸井ゆきの)に遭遇した七桜なお(浜辺美波)は、店の名前にあぐらをかいて味を落とした光月庵には負けないと告げる。なぜ七桜はこんなに変わってしまったのか?そこには、今日子きょうこ(観月ありさ)の執拗な嫌がらせがあって…!?七桜をずっと支えてきた多喜川たきがわ(山崎育三郎)は、椿との関係を気にしながらも、七桜を励ます。
そして選定会の日。テーマである『月』をもとに、椿は繊細で美しい御菓子を作り上げる。一方、七桜も“雲一つない空に輝く月”を表現した御菓子で選定員を魅了。勝敗を前に椿の姿を見つけた七桜は、声をかけようと近づいて行く。しかし、七桜は椿が厨房から遠ざかっていたある理由に気づき…。
今日子が選定員である溝口みぞぐち(吉沢悠)に根回ししていると知った椿は、今日子への嫌悪感を露わにする。一方、不正に気づいた七桜は今日子と深い仲である溝口に近づこうとしていた。そんな中、どうしても『花がすみ』が気になる椿は、ある予感を抱いて店を訪れる。七桜と椿、運命の二人の再会を機に、椿を想う栞、七桜を支える多喜川の想いが交錯していく…!

椿が自ら御菓子を作ることが少なくなったのは、目が見えづらくなっているためだと知った七桜。実は椿は火事の時に落下物の衝撃から網膜が傷つき、すぐに手術をしなければ失明の危機が迫る状態になっていた。

『花がすみ』を訪れた椿に再会した七桜は、激しい動揺を隠しながらも椿に冷たく接する。3年前の火事の日、七桜が何も言わずに消えた理由を問い詰める椿に、七桜は『さくら』である自分が母に罪を着せた椿を好きになるわけがないと言い放ち、光月庵は自分のものだと宣言する。さらに多喜川から七桜と自分は公私ともにパートナーだと告げられた椿は、その嘘を信じ、再び七桜への愛と憎しみの狭間で苦しむ。

その頃、光月庵では『花がすみ』の店主が七桜だということが発覚し、騒ぎになっていた。七桜が光月庵を乗っ取るつもりだと知って、怒りに打ち震える今日子。椿は、七桜が母の無実を訴えていることから、改めて父を殺した真犯人は誰なのか、あの日の記憶を辿る。18年前の事件の日、今日子は一晩中椿と一緒にいてアリバイがあるはずだ…と。

大旦那の病院で椿と鉢合わせた七桜は、椿に目が見えにくくなっているのではと問いただす。早く治療を受けるべきだと話す七桜に、園遊会が終わるまでは治療を受けないという椿。下手な御菓子を出して光月庵の評判が落ちることは、視力を失うのと同じことだというのだ。七桜は、椿の御菓子への情熱に、自分の好きだった椿のままだと実感する。七桜は、自分が光月庵を乗っ取ることで、椿を光月庵の呪縛から解き放とうと決意する。そんな七桜の椿への健気な思いを知った多喜川は、「僕だけはずっと君のそばにいる」と七桜を抱きしめ…。

一方栞は、七桜のことを忘れられない椿の様子にショックを受けていた。椿への報われない気持ちが暴走した栞は、なんと今日子に「椿の子供を妊娠した」と一世一代の嘘をつく!今日子は喜び勇んで、栞の実家の老舗旅館・長谷屋へ出向き、一刻も早く椿との結婚を進めようとする。一度は勘当した栞の両親も娘の結婚を祝福し…。

自分の知らないところで栞との結婚話が進んでいることを知った椿は栞の部屋へ。そこで待っていたのは着物を脱ぎ捨て「私を抱いてください」と迫る栞!冷徹な目で栞を見下ろした椿は「俺の何を知っている?」と首に手をかける!あまりにも冷たい態度で椿に拒絶された栞は、激しい自己嫌悪に襲われる…。

その日の夜遅く。多喜川は 夕子ゆうこ(須藤理彩)の店を訪れていた。七桜を支え続ける多喜川に、本気で七桜を思っているのかと尋ねる夕子。多喜川は茶化すものの、どうやら本気のようで…。夕子から大旦那の容態がかなり悪いと聞いた多喜川は、次期当主に名乗りを挙げる最後のチャンスだと七桜に告げる…。

七桜が自分と溝口の関係に気づいたかもしれないことを知った今日子は、焦りを強めていた。「高月家の血を引く孫が現れた場合、その孫が全ての財産を相続する」という遺言書のありかは掴めていない。大旦那を自分の目の届くところに置いておこうと考えた今日子は病院へ。しかし、そこに七桜が現れる。強気で今日子に迫る七桜だが、栞が椿の子供を妊娠したと聞かされショックを受ける。その隙に七桜を突き飛ばし大旦那を連れ出す今日子!七桜は必死に「樹さんの本当の子供は私です!」と大旦那の背中に言い放つが…。

改めて光月庵を訪れた七桜は栞に椿の目の治療をするよう言ってくれと頼む。七桜は結婚する栞が椿の心の支えになると信じて頭を下げるが、栞は自分には無理だと言って…。

百合子ゆりこ(中村ゆり)が残したDNAの鑑定書を手に、大旦那に自分の正体が『さくら』だと明かす七桜。そこに今日子が現れ、鑑定書を破ってしまう。大旦那は、駆けつけた椿と今日子に、七桜と二人にしてくれ、と言い渡す。

二人きりになった七桜と大旦那。大旦那は樹と百合子を別れさせたのは自分だと告白する。中学の同級生でお互いを想い合っていた樹と百合子だが、古い風習で結婚は家同士のものだったため、大旦那が無理やり別れさせたのだった。七桜の幸せを壊す原因を作った自分を許せるのかと問われた七桜は、許せないが、両親が愛した光月庵で御菓子を作りたいと告げる。

一方椿は、自分の本当の父親が樹を殺したのではないかと今日子に迫る。その男とは、一体誰なのか…!?

大旦那は、七桜と椿に来月末12月31日の除夜祭の日、より美しく魂を震わす御菓子を作ったものに光月庵を譲ると告げるのだった…!いよいよ、七桜と椿の最後の対決が始まる…!2人の恋の行方、そして事件の真犯人とは――!?

最終回「運命の対決! 七桜と椿、光月庵を手にするのは!?そして、真犯人と事件の全貌が明らかに!」

血のつながりで後継者を選ぶという古い慣習を破る覚悟を決め、遺言書を燃やした大旦那(佐野史郎)。そんな祖父の思いに触れた椿つばき(横浜流星)は、目の症状が悪化する中、除夜祭での七桜なお(浜辺美波)との対決に必ず勝とうと決意する。一方、七桜は店を閉めて対決の準備に集中していた。多喜川たきがわ(山崎育三郎)は、七桜が光月庵に縛られた椿を自由にするために勝ちたいという健気な思いを察する。しかし必死になるあまり、七桜はプレッシャーから初めて御菓子作りを怖いと感じ、スランプに陥ってしまう。その弱気な姿を見て、七桜を励ます多喜川だが…。

その頃、椿に拒絶され、自己嫌悪に陥ったしおり(岸井ゆきの)城島じょうじま(高杉真宙)に椿の子を妊娠したのは嘘だったことを告白する。城島に親の愛を気づかされた栞は、自分の気持ちを押し殺して椿のために心を注ぐ七桜を眩しく思い、ずっと言えなかった真実を話そうと、城島と2人、『花がすみ』を訪れる…。

そんな中、今日子きょうこ(観月ありさ)は、栞の妊娠が嘘であることを見抜きながらも、無理矢理にでも椿との結婚話を進めようと策略を巡らせていた…。どんな手を使ってでも椿に光月庵を継がせようとする今日子に追い詰められる栞だが…。

夕子ゆうこ(須藤理彩)に遭遇した椿は、3年前、七桜が抱えていた秘密を知る。七桜の気持ちを思い、激しい葛藤を抱える椿。火事の夜の真実を知った七桜。和菓子対決が終われば、勝っても負けても二度と会えなくなる…2人はたまらずお互いの元へと走るが…!?

いよいよ運命の対決が幕を開ける!七桜と椿、光月庵を手にするのは!?そして、ついに謎に包まれた当主殺害事件の衝撃の全貌が明らかに!!真犯人は一体誰なのか――!?

以下からネタバレを含みますので、まだ作品を見ていない方や結末を知りたくない方はご注意下さい。

『私たちはどうかしている』最終回の結末ネタバレ

和菓子対決の日。

七桜は、母との思い出の柚子を丸ごと作った上生菓子、椿は、父に初めて教わったつばき餅を作った。

大旦那(佐野史郎)は、二人の和菓子を褒めたたえ、今日子にも跡継ぎを選ぶチャンスを与える。

そして、女将が選んだのは七桜の作った柚子の和菓子だった。

女将は、二つの御菓子を前にし、椿の作ったものをすぐに確信したつもりが、七桜の作った柚子の上生菓子を、椿のものだと間違えていたのだった。

そして大旦那は、跡継ぎに七桜を指名したが、急に持病が悪化し、椿に「お前の作った“つばき餅”は美味しかった。しかしあれを選ぶことはできなかった。あれは私だけに向けられた和菓子だった。お前は、何にも縛られず、自分らしい菓子を作れ」と言い残し亡くなってしまう。

次の日、対決で負けてしまった椿は、七桜に「光月庵を絶対に潰さないでくれ」とだけ言い残し、荷物をまとめて店を出ていった。

椿が光月庵を継がないと分かった途端、女将は和菓子の型に灯油をかけ、燃やそうとしたが、そこへ多喜川(山崎育三郎)が止めに入った。

すると女将は、 「椿のお父さんは、薫さんと同じよ。兄弟よ。」と明かした。

かつて、樹を愛していた女将だったが、樹が自分に触れようとせず、別の女を愛していることに悩んでいた。

そんな矢先、職人の百合子が樹との子ども(七桜)を身ごもっていると知り怒りに震える。

「自分も子どもさえいれば…」と考えた女将は、薫の父と関係を結び、妊娠したのが椿だった。

女将はそれだけでは飽き足らず、多喜川の父に「樹を殺すように」と頼んだが、その会話を聞いていた、多喜川の母はショックから手首を切ってしまう。

薫は、女将に、父ともう会わないと約束させるため、父が持っていた包丁(女将が盗んだ百合子の包丁)をカバンに入れ、事件当日に光月庵に向かった。

そして、光月庵で薫は樹と鉢合わせをしてしまう。

樹は、包丁を持っている薫を止めようとし、二人は揉み合いになり、包丁が樹に刺さってしまう。

つまり、犯人は 多喜川薫だったのだ。

女将が駆けつけると、部屋には誰もおらず、血まみれの樹がいた。

最後に「樹さん愛してる。」と女将が言うと、樹は「百合子…」と言い残し亡くなってしまった。

最期まで、百合子の名を呼ぶ夫の姿に、またもや復讐の炎が燃え上がり、百合子を殺人犯に仕立て上げ光月庵から親子共々追い出したのだった。

その後、薫の母は一命はとりとめたものの精神を病み、薫は自首しようと思っていたが、父から七桜が光月庵の正式な後継者だと知らされ、贖罪のため「女将からすべてを奪い、七桜を光月庵の当主にしよう」と考えたのだった。

3年前、七桜が働いた店に嫌がらせのメールを送っていたのも、夕子に七桜の母親のフリをさせていたのも薫の仕業だったのだ。

すべてを告白した薫は、最後の復讐を果たすため、女将に刃を向けたが、そこへ七桜が庇うように飛び出し、七桜に包丁が刺さってしまう。

七桜は「これ以上、大切な人を奪わないで。薫さんは本当のことを話してくれたおかげで、私は復讐から解放されました。」と言い、薫は「君を幸せにしてあげたかった…」と涙を流した。

それから、薫は警察に連れられ、去っていった。

すべてものを失った女将は、光月庵を飛び出し心神喪失状態で通りを歩いていた。

するとそこへ、幼い子供がボールを追いかけ道路に飛び出し、子どもを庇った女将はトラックにはねられ亡くなってしまう。

病院に駆けつけた椿は、女将が椿のために角膜を移植するため、ドナー登録をしていたと知る。

女将が母親として、自分を守ろうとしていたことに気づいた椿は、角膜移植手術を受けることを決めた。

そして、七桜は椿に「私が光月庵を守って見せる。手術頑張ってね。」と言い、椿は「俺は自分にしか作れないお菓子を作る。」と別れた。

数日後ー。

七桜は光月庵の当主となり、和菓子を作りながら、職人を束ね、店を切り盛りしていた。

夕子は、拘置所で薫に会いにいき「七桜のめんどうは、これからも見ていく。」と言った。

城島は、実家のわらび餅を完璧に再現できるようになり、建て替えてもらっていた借金もなくなったため、実家を継ぐことに決め、栞に「一緒に、店を手伝ってくれないか。」とお願いした。

そして、七桜は、今日が 椿の角膜手術の退院の日だと知り、走って病院に向かった。

椿から手術がうまくいったと聞くと、七桜は 「光月庵に戻ってきて。椿が必要なの。椿と初めて会ったあの日から、どうしようもなく好きだった。」と言った。

それを聞いた椿は 「七桜…好きだ。お前を愛してる。」とずっと一緒にいることを誓い抱きしめた。-END-。

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