『教場2』ネタバレ!原作のあらすじから結末まで

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警察学校を舞台に、腹の底がまったく見えない教官と、厳しい訓練に励む生徒の人間ドラマを描いた『教場2』。

「教場」という狭い世界で巻き起こる不可思議な謎には、盲点を突くようなトリックも含まれ、ミステリーの要素もある作品です。

木村拓哉さんが、警察学校の教官・風間公親を演じたことでも有名ですね。

そこで今回は、『教場2』のあらすじ・結末ネタバレ・登場人物をご紹介します。

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『教場2』あらすじ・結末ネタバレ


教場2 [ 長岡 弘樹 ]

原作本『教場2』は、1話ごとに登場人物が2~3人登場し、各話ごとに完結していきます。(風間教官はすべての話に登場します)

教官の風間公親とは?

風間公親とは、白髪で右目が義眼の警察学校教官で、かつて神奈川県警・捜査一課・強行犯の刑事をしていました。

刑事時代は、怪物じみた切れ者と呼ばれ、次々に犯人を捕まえるほどの実力の持ち主でありながら、ある出来事から警察組織に恨みを抱き、生徒たちには自分の二の舞にならないように厳しく接します。

そのため、鋭い洞察力で、生徒のささいなミスや変化をすべて見き、風間に睨まれれば最後…「即日退校」という結果が待っています。

しかし、学生を恫喝したりはぜず、口調は丁寧で物腰は柔らかいが、人を寄せ付けないミステリアスな人物でもあります。

「教場」とは?

『教場』という言葉の意味は、 警察学校のクラスのことを指します。

警察学校のクラス=教場では、教官(警部補)と助教(巡査部長)がペアになって生徒の指導を担当し、大卒の場合は6か月間、それ以外の場合は10か月間を一緒に過ごすことになります。

教官や助教は授業だけでなく、 生徒と一緒に訓練で汗を流し、生活の部分でも親身になって関わるので深い絆が生まれます。

また教場には、担当する教官の苗字が付きます。今回の小説では、警察学校教官・風間公親の名前を取って 「風間教場」と呼ばれています。

「教場2」の目次とあらすじネタバレ

まずは、各話のタイトルと主人公をまとめてみましたので、ドラマを見るときの参考にしてみてください。

『教場2』
「創傷」・・・桐沢篤、南原哲久(井之脇海)
「心眼」・・・忍野宗友(福原遥)
「罰則」・・・津木田卓
「敬慕」・・・菱沼羽津希(川口春奈)、枝元佑奈(富田望生)
「机上」・・・仁志田鴻
「奉職」・・・美浦亮真(目黒連)

「敬慕」は、前回のドラマ『教場』で登場した話なので、今回はそれ以外のドラマ『教場2』に出てくる可能性のある5話のあらすじ・ネタバレをご紹介します。

「創傷」ネタバレ

主な登場人物
桐沢篤・・・元医師という異例の経歴を持つ生徒。あだ名はドクターで、成績優秀。
南原哲久・・・肥満気味の体系の陰気な生徒。

桐沢篤は、弟が父の跡を継ぎ、医師になるまでの繋ぎとして医師をしていたという異色の経歴を持つ生徒だ。

彼は、同期の中にかつて医師をしていたときに、治療をした患者・南原哲久が居ることに気づいた。

そんな、ある日、桐沢は、寮の引っ越しの際中「紛失したら即、退校」と言われている警察手帳を失くしてしまう。

風間は、そのことにすぐに気づくが、「今回は多めに見てやる。盗まれた可能性もあるので、捜索には私も力を貸そう。」と言った。

射撃の授業のあと、風間は桐沢と南原だけを射撃場に残した。

そして南原に「撃ち方のコツはなんだ?」と聞くと、南原は、いつもの愚鈍さが嘘のように、生き生きと話し始めた。

風間は、南原の説明を「上手い。私も勉強になるよ。ところで、引っ越しのどさくさで桐沢巡査が何か紛失したらしいが、君は知らないか?」と切り出した。

桐沢は、自分が手帳を紛失したことを恥じ、「お言葉ですが、南原巡査には動機がなく盗むはずはありません。」風間の質問を遮った。

しかし、風間は矢継ぎ早に南原に質問し続けた。

すると、南原は 「はい。わたしが、やりました…。」と白状し、さらに入校する前に拳銃の密造をしていたことも告白した。

かつて南原は、密造銃が暴発して怪我をしたときに、桐沢に治療してもらったことがあった。

その後、警察学校に入校すると、あの時の医者が同期にいることに気づき、自分が銃の密造を行っていることがバレると恐れたのだ。

南原が桐沢の警察手帳を盗んだ動機は、桐沢に警察手帳を紛失させ、自分の存在を思い出す前に退校させることだった。

「心眼」ネタバレ

主な登場人物
忍野宗友・・・小柄でカワイイ顔をしているため、いじめにあっている生徒。
堂本真佐丈・・・ラグビー選手としてスカウトもされたこともある筋骨隆々の生徒。
坂根千亜希・・・大きな瞳とショートカットが特徴の女生徒。

忍野宗友は、小柄で整った顔立ちから同期のからかいの対象にされることが頻繁にあったが、ある日、同期の大柄な体格の堂本真佐丈が庇ってくれた。

そんなある日、野球のミットやパソコンのマウス、木琴を叩くバチのマレットが何者かに持ち去られていることが判明し、忍野はそれらがすべて“M”から始まる物だと気づく。

そして、消防の授業で、脈拍を測定することになり、忍野、板根千亜季、仁志川、桐沢篤を呼び出し手本となった。

このメンバーを指名したのは、板根千亜季だったが、事前に風間が、千亜季に指示した男子3人で、みな紛失した物があった部屋の担当者だった。

忍野は、「紛失事件に関係する人間の脈を皆の前ではかれば、焦って速くなり、犯人が分かるだろう」との風間の狙いに気づき、皆の脈拍が記録された用紙をこっそり見た。

すると、忍野、板根千亜季、仁志川、桐沢篤の誰も、脈拍の速さは正常だったが、その中で異常な速さの数値を出している人物がいた。 堂本真佐丈だ。

忍野は自分を助けてくれた堂本をかばい、隠していたが、風間に見抜かれてしまい堂本は退校を言い渡された。

そして忍野は、堂本が千亜季に好意を持っており、千亜季が触れたものを盗み、興奮していたようだったと知らされた。

確かに、紛失した物すべてが、 千亜季が直前まで使用していた物ばかりだった。

授業で、堂本の脈拍が早くなったのは、千亜季が前に出て男子の手に触れ脈を測っていたからだった。

「罰則」ネタバレ

主な登場人物
津木田卓・・・水泳が苦手。
秦山達樹・・・アスパラガスが嫌い、トイレで変わった行為をする。

津木田卓は水泳の授業で、教官の貞方にプールに落とされ殺されるような思いをし、潜水時間も短かったためペナルティとして津木田の班全員が、窓ふきを命じられた。

津木田は4階の担当で、1つ下の階は秦山達樹だったがトイレに行っているようで、バケツが手すりに置かれたままになっていた。

そのバケツのちょうど真下の地上には、貞方の私物が置かれているのも見えた。

津木田は、さきほどしごかれた貞方の私物を汚してやろうと、出来心から3階からバケツを落とした。

しかし、階段から逃げる際に、トイレにいた秦山と鏡越しにバッチリと目が合ってしまった。

故意にバケツを落としたことを、秦山にバラされると恐れていた津木田だったが、秦山は逮捕術の授業で頭を痛め、直前の記憶を失くしてしまう。

津木田が、ホッとしたのもつかの間、様子がおかしいと気づいた風間は、秦山の些細なミスを指摘し、朝食には秦山が嫌いなアスパラガスを食べるように指示した。

秦山は、アスパラガスを食べると尿が臭くなる体質なので、アスパラガスを食べた日は決まって、トイレに行く時は誰もいないときを見計らって用を足していた。

朝食後、避難救助の授業では、避難する人の気持ちを理解するため、3階からマットレスの上に飛び降りることになった。

毎年、この授業では失禁する生徒がいるので、風間は皆に事前にトイレで用を足すように指示した。

秦山も、アスパラガスを食べた後なので、抵抗はあったが、渋々トイレで用を済ませた。

そして授業に戻ると、津木田は恐怖からなかなか飛び降りることができず、見かねた教官が秦山に津木田の手を取ってやるように指示した。

秦山が津木田の手を掴むと同時に、 「思い出した。あの時にお前を見た。」と言い出した。

風間が秦山にアスパラガスを食べるというペナルティを課してきたのは、アスパラガスを食べた時の、自らの尿に臭いによって、バケツが落ちた時の記憶をよみがえらせようとしていたのだ。

そして、秦山は教官の指示を無視して手を放し、津木田は失禁しながら落下していった。

「机上」ネタバレ

主な登場人物
仁志川鴻・・・成績優秀。刑事に対する憧れが強いがゆえ、頭でっかちになっており現実が見えていない。
能木毅人・・・実家はホームセンターを営む。採用試験の成績は良いが、覇気がない。

仁志川鴻は、「重大事件捜査の実際」などの本を読み漁り、刑事に憧れを抱いていた。

それは、人を助けたいというよりも、「カッコイイから。」「ドラマのようなセリフを言ってみたい。」ということが大きかった。

ある日、仁志川は風間に教場内の一室に殺人現場を再現し、模擬捜査をさせて欲しいと提案した。

風間は、 『卵を見て時夜を求むるなかれ』と言い、教場内の一室を殺人現場に見立てて用意してくれた。

仁志川は能木とコンビを組み、模擬捜査にあたりますが、自分の頭にある知識では被害者や犯人像が全く浮かんでこなかった。

逆に、能木はホームセンターを営む家庭に育ったせいか、物にも詳しく、現場から多くの情報を読み取っていた。

刑事マニアの自分の方が上だと思っていた仁志川は、能木の観察の鋭さに驚いた。

そんななか、仁志川は桐沢との会話で、風間が言った 「遺族になったつもりで捜査にあたってほしい。」という言葉を思いだした。

風間は、素晴らしい能木の推理を聞いても、満足した様子がなかったのは、そのせいだった。

風間が待っていたのは、被害者をいたわる言葉だったのだ。

机の上だけで、 捜査のテクニックや知識を入れることばかりに力を入れないで、何よりも被害者が無念に思う気持ちを大切にしろと言いたかったのだ。

仁志川は、風間が言った『卵を見て時夜を求むるなかれ(物事の順序を考えず、結果をいそぎ期待しすぎるな)』という言葉を座右の銘にしようと心に決めた。

「奉職」ネタバレ

主な登場人物
美浦亮馬・・・父が警察官だが、警察に恨みを持っている。暴力を振るうのが極端に苦手。あだ名は“ウラミ巡査”。
桐沢篤・・・元医師という異例の経歴を持つ生徒。あだ名は“ドクター“。成績優秀。

美浦亮馬は桐沢篤と、気が合い、お互いに総代の座を狙って切磋琢磨していた。

しかし美浦は、相手に暴力を振るうのが苦手で、成績は優秀にもかかわらず、武術は苦手としていた。

ある日、風間は美浦に「俺を相手に容赦なく、顔でも目でもいいから狙ってこい。」とグローブを渡してきた。

美浦はそれでも、パンチを繰り出し攻撃することができず、風間にボディを何度もやられ、逆に倒れ込んでしまう。

風間は、そんな美浦を見て「退校届」の紙を渡した。

次の日、講話の授業で風間は、「人間性や人格を磨くことを怠らないでほしい。そして、きみたちの間にも階級の差はどんどんついてくる。警察官の人生は常に妬みとの戦いだ。」と言った。

その話のあと、桐沢篤が「卒業生の答辞」を述べる総代に決定した。

美浦はすぐに桐沢に駆け寄り、「総代おめでとう。」と言ったが、桐沢は「きみは警察官に恨みがるんだよね。でも恨む相手は僕じゃなく、君自身なんじゃやないか?君はいつも一人でいるときも怒っていた。僕は医者をしていたから分かる。」と言った。

次の日、「ナイフを持った暴漢を、素手でいかに制圧するか」という護身術の授業が行われた。

相手は特別に風間教官がつとめてくれるとあったが、学生たちは卒業前にヘマをしたくないと、沈黙していた。

そんななか、最後のチャンスとばかりに、美浦が手を挙げた。

しかし、思うように体が動かない美浦を、風間はあざ笑うように元警察官の美浦の父を侮辱し「親が親なら子も子だな」だとバカにした。

その瞬間、美浦のなかで何かが弾け、反射的に風間の手刀を叩きこみ、風間の持っていたゴム製ナイフは地面に落ちた。

授業終わりに、美浦が風間に駆け寄ると、

「さっきの発言は訂正する。言うまでもなく、きみのお父さんは立派な警察官だ。あれがきみを焚きつけるための暴言だったことは、もちろん承知だな。誰かと格闘することなどできなかったきみが、これだけ成長した。かつて同僚と本気で殴り合うよう命じられ、 6年前は尻尾を巻いて逃げ出した、きみがだ。」

と言った。

実は美浦は、6年前、高校卒業後に警察官になったが、辞めていたのだ。

卒業式当日ー。

風間は美浦に「ご尊父を見ておられることだ。警察式の敬礼をしよう。」「きみは、いつか警察官を恨んでいるのに、なぜ奉職しているかと、私に聞いたな。」と言った。

美浦が「教えて頂きますか。」と答えると 、「会えるからだよ。君のような学生に。」と風間は、短い言葉と微かな笑みを残し去っていった。

ドラマ『教場2』相関図・キャスト・あらすじは⇒こちら

最後に

ある意味で閉鎖された「教場」と呼ばれる、警察学校でおこる教官と警官候補生の人間ドラマは、前作同様にハズレがありません。

むしろ、風間教官が生徒一人一人の変化を見逃さず、本質を見抜いていく様子は前作を超えるものがありました。

オムニバス形式で、毎回主人公は変わる短編集という感じなので、本に慣れてない方も読みやすいと思います。

ぜひドラマで興味を持った方はお手にとってみてはいかがでしょうか。

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