『青のSPスクルールポリス』ネタバレ!原作のあらすじから結末まで

国内ドラマ

学校内の治安を守るために日本で初めて導入されたスクールポリス。

しかし、やってきた甘いマスクの警官は、教師だろうと生徒だろうと法に触れたなら即逮捕する冷酷無比な人物だった。

「学校内の問題は教師が解決すべき」と理想に燃える美人教師は、そんな“スクールポリス”に反発を抱く。

しかし、教師の思いをよそに、スクールポリスは、授業妨害、わいせつ行為、ネットへの書き込み、ストーカーなど教師と生徒の問題を次々に暴いていく…。

そんな、日本で初めて校内警察制度が導入された中学で起こる事件を、痛快に描いた『スクールポリス』のあらすじと結末ネタバレをご紹介いたします。

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『スクールポリス』あらすじ

いじめ、教師への暴力、モンスターペアレント…。教師が本来の仕事(効率よくカリキュラムをこなし、生徒にきちんと学習させる)に専念できるようにと、導入されたスクールポリス。

スクールポリスとは、学校内の警察制度であり、アメリカや韓国ではすでに実施されている。

日本初となるスクルールポリス・嶋田隆平は、一見、何の問題もなさそうな赤嶺中学校に配属されたが、そこには…

教師のわいせつ行為
盗撮、盗聴
いじめ
ネット晒し
ストーカー

など、多くの問題を抱えていた。

嶋田は、「職務を全うするだけ。」という言葉と共に、冷酷無比に、教師や生徒の問題を次々に暴いていくが、新米教師の浅村涼子は、そんな嶋田のやり方に反発した。

しかし、そんな浅村の思いとはうらはらに、三年二組で事件が勃発する。

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『スクルールポリス』結末・ネタバレ

初の逮捕者

数学教師の一ノ瀬洋の授業では、真田晃が率いる不良グループが授業を妨害していた。

気の弱い一ノ瀬は、普段は注意しないのだが、この日は「いいかげんにしろ!!」と晃たちを怒鳴りつけた。

晃は「文句があるなら、殴ってみろよ。」と一ノ瀬を挑発するが、暴力を振るえば体罰になるため一ノ瀬は手を出すことができない。

すると、隆平がツカツカと教室に入り「これは授業妨害ですね」と言い、一ノ瀬が「はい。」と答えたため、晃は手錠をかけ逮捕されてしまう。

それを見ていた浅村が「真田君がどんな法律を犯したというのです。」と非難すると、隆平は表情も変えず「教師は公務員です。授業は公務。それを妨害するものは、公務執行妨害の罪になります。」と答えた。

生徒がスクールポリスに逮捕されたというニュースは、またたくまに日本中に広まり、赤嶺中学は急きょ会見を開くことになった。

しかし、校長の木島がカメラが苦手なため、批判を避けるためにも美人で人当たりの良い浅村が会見に出席することになった。

浅村の会見のおかげで、学校への批判は収束したが、“かわいすぎる中学教師”として浅村の顔がネット拡散し注目されることになってしまった。

セクハラ事件

そんななか、バスケ部の三橋由友里が、顧問の菅野にセクハラを受けたとして浅村に相談にやってきた。

バスケ部を強豪チームに導き、人望もある菅野がセクハラを行っていたことにショックを受けた浅村だったが、迷いながらも、嶋田に相談することにした。

嶋田は、犯行を立証するならば、まずは被害届を出すように促すが、三橋はベンチ入りを外されたくないので、警察には言いたくない。他の部員が大会に出ることが出来なくなるから、セクハラだけをやめさせたいと訴えた。

嶋田は、「そんな虫のいい話はない。被害届を出さないと警察は動けない。しかし、リスキーだが方法はある。失敗すれば三橋さんを救うどころか、ますます窮地に立たされますが…」と浅村にある提案をした。

浅村は、バスケ部員を集め「三橋が被害届を出しやすくするために、みんなの同意が欲しい」と話すが、部員たちは「三年間ずっと大会のために練習してきたので、それは無理です。」と答えた。

そんな部員たちに浅村は、「そんなことでいいの。私は女として菅野先生が許せない。仲間を犠牲にしてまで大会に出たいのか、もう一度考えてみて。」と涙ながらに訴えた。

その頃、青騎士によって、三橋が菅野に身体をまさぐられるところを撮影したものが、※青騎士によって、動画サイト『スコーピオン』にアップされた。

※補足【青騎士とは?】
青沼中学にいた今村翔という少年がドラッグで酩酊し、町中で暴れまわる動画が、翔の個人情報と共に拡散された。動画がアップされたのは、『スコーピオ』というサイトで、他のサイトでは削除されてしまうような動画もアップしたままにする悪評高く人気の海外サイトだ。今村翔は、その動画がきっかけで逮捕され、動画をアップしたアカウント名が“aokishi”だったため、それ以来、投稿者は“青騎士”と呼ばれ、正義の味方として持ち上げられた。

それをみた、部員たちは、ショックを受け、三橋が被害届を出すことを承諾した。

浅村はその足で、菅野を待ち伏せし、三橋に謝罪し、警察に出頭することを促したが、逆上した菅野は、浅村にボールをぶつけ、馬乗りになり首をしめた。

浅村の意識が遠のきかえたその時、嶋田が菅野を蹴りあげ危機一髪助かった。そして、菅野は逮捕され学校を去っていった。

嶋田隆平の過去

菅野のセクハラ事件について、学校は会見を開くことになり、浅村はまたカメラの前に、駆り出された。

浅村は、“かわいすぎる中学教師 第二章”としてネットでブレイクし、ストーカー被害に悩まされるようになった。

浅村の小学校の親友で、当時の教師によるいじめが原因で引きこもりをしている香菜は、ストーカーを嶋田に相談するべきだと言ったが、浅村は、嶋田にこれ以上頼ってしまうことで、スクールポリスに反対する自分の気持ちが揺らいでしまうことを心配した。

そんな頃、学校の帰宅途中に寄ったコンビニで浅村は嶋田とバッタリ会った。

毎日、ウィダーインゼリーで食事を済ませている嶋田を心配した浅村は、浅見の両親が営む食堂に連れていくことにした。

嶋田は、食堂によくあるメニューも初めて食べるもののように恐る恐る箸をつけたが、「美味しい」と言ってすべて平らげた。

実は、嶋田がまだ未成年ころ、嶋田の両親が乗った車と、脱法ハーブを吸って運転していた中学生の車と衝突し、両親は亡くなってしまった。

事故後、優しい叔父叔母夫婦に嶋田は引き取られたが、親身にされるほど両親を思い出し、辛くなった嶋田は、一人で生きていく決意をした。

そして、犯罪を憎み、その憎しみでどうにかなりそうな自分から逃れるために警察官の道を選んだ。

しかし、少年犯罪と向き合ったときに、両親を殺した中学生の姿がフラッシュバックし、未成年者相手に「やりすぎだ」と注意を受けることも一度や二度ではなかった。

そんな、いつもピリピリとした緊張感を持つ嶋田の、珍しく柔和な顔をみた浅村は、自分が嶋田に惹かれていることに気づき始めていた。

盗聴

再び、赤嶺中学に事件が発生した。

青騎士が、生徒の高宮希美が中年男性とホテルに入る様子を盗撮した動画をアップしたのだ。

希美は、最初はお小遣い稼ぎのように軽い気持ちで、男性と一緒に食事をするだけで金を受け取っていたが、ヤクザに目をつけられ「ここは俺たちのシマだから、うちの客を相手にしろ。逆らったら親や学校にばらす。」と脅され、体を売るようになっていった。

青騎士によって、自分がやっていたことが、ネットで拡散されたことを知った希美は絶望し、学校の屋上から飛び降りる決意をした。

駆けつけた浅村は「命を大切にしなさい」と希美を説得するが、嶋田は「ここから飛んでも、せいぜい骨を折る程度です、あなたの目的は達成できないから止めなさい。」と的外れな言葉をかけた。

そんな二人の言葉も聞かず、希美は「うるさーい!」と言いながら飛びおりたが、すぐに嶋田は後を追い希美を受け止め、希美は無傷で助かった。

一方、嶋田は、肋骨を3本折る重傷を負い、入院することになった。

浅村が嶋田を見舞うと、嶋田は「なにか悩んでいることがありますか?」と浅村に尋ねた。

浅村は、「青騎士」の正体が、パソコンに精通している親友の香菜ではいかと疑い始めていると正直に話した。

しかし、嶋田は香菜は青騎士ではないと言った。実は、学校中に盗聴器が多く仕掛けられていること、盗聴器を設置するのは学校関係者でないと不可能であると推測した。

そして嶋田は、「実は青騎士が誰か、もう分かっている」と、にやりと笑った。

青騎士の正体

嶋田が青騎士として疑ったのは、浅村の受け持っているクラスの長谷部和明という生徒だった。長谷部は友人を作ることにも消極的で、休み時間も自席でイヤホンをして音楽を聴いていた。

しかし、長谷部が誰とも話さず両耳をイヤホンで塞いでいたのは、学校に仕掛けた盗聴器を聞くためだった。

少し前に、嶋田が青騎士をバカにする発言をしたときに、長谷部は、「青騎士のやっていることは、立派な正義です。」とムキになって反論したことがあった。

その長谷部の様子が気になっていた嶋田は、長谷部の後をつけ、駅で制服から私服に着替えると、繁華街に向かい、希美と男がラブホテルに入るところを盗撮しているところを目撃した。

嶋田から話を聞いた浅村は、誰にも怪しまれないように、個人面談と称して長谷部を呼び出すと、あっさり自分が青騎士だと認めた。

浅村が「あなたのやっていることは犯罪よ。自首しましょう。」促すと、長谷部は「まだ捕まるわけにはいかない。この学校には、他にもドラッグに手を出している生徒、集団で万引きしているグループ、女子トイレに盗撮カメラを仕掛けている先生、陰で体罰を続けている先生だっている。警察に行くのは、その悪事をすべてネットに晒してからだ。」と答えた。

悪いヤツは、ネットの世界で永久に晒されコピーされ、恥をかけばいいんだ。

悪びれのせず興奮気味び話す長谷部に、浅村は「不正なやり方で悪を暴くやり方に正義はない。あなたがやった事で、人生をメチャクチャにされた生徒もいるのよ。」絞り出すように言った。

すると、長谷部はスタンガンを取り出し浅村の体に当て、気絶させた。

ストーカー

その頃、学校の正面玄関に不審な男が現れた。入院している嶋田の代理の少年課の刑事・神田は、すぐさま男の元に向かった。

神田が「生徒の親御さんですか?あなたの名前は?」と尋ねると、男は「ロバート・デ・ニーロ」と答え、神田の右肩に向かって発砲した。

それから、男はバッタリ会った浅見のクラスの学級員の成瀬美紀に、浅見のいる3年4組に案内させた。

男は、教室に入ると威嚇発砲し、「浅見先生を呼んできてください。」と言った。

スタンガンで意識を失っていた浅村は嶋田に発見され、男が学校に侵入し、教室に立てこもり、浅村が来ることを要求していることを知らされた。

おまけに、犯人は、犯行の様子を撮影しで「スコーピオ」のサイトにライブ配信しているという。

浅村が「生徒を危険に晒すことは出来ない。犯人の元に行きます。」というと、嶋田は「一般市民を、事件現場に飛び込ませることは出来ない。許可できません。」と答えた。

浅村は、嶋田の完治していない肋骨あたりを蹴りあげ、「ごめんなさい。こうするしかないんです。」と言い残し駆けだした。

浅村が教室に到着すると、見覚えのある男の顔があった。

その男は、以前「かわいすぎる中学教師に叱られてみた。」という動画を「スコーピア」に投稿していた浅村のストーカーだった。

彼の名前は野宮太といって、青騎士こと長谷部によって、住所や生年月日、勤務先、などが晒されていた。

野宮は、5年前まで中学教師をしており、教え子をストーカーしていたことでクビになった過去を持っていた。

野宮は授業を始めると言い出し、「成瀬さん、このクラスで死ぬ人間を選んでもらえるかな?5分以内に答えないと撃たれちゃうよ。」と脅した。

見かねた浅村が、「そんなに殺したいなら、私を撃って下さい。」と懇願すると、「私は人が亡くなる瞬間を見たいのではないんです。クラスメイトを売って、生き延びようとあがくところが見たいんです。そうやって人生を学んで欲しいんですよ。」と言った。

仕方ないなぁ。君たちは本当に人が撃たれるとこを見ないと、分からないようだね。

美紀に銃口が向けられたとき、そこに長谷部が現れ、野宮にスタンガンを押し付けた。

倒れた野宮の横で、「う…う…」と唸りながら緊張から解放された長谷部は、その場に座り込み失禁した。成瀬はそんな長谷部の手を握った。

次の瞬間、嶋田が、長縄を使って外から窓を割り、教室に突入してきた。

「ふっ。はははは。楽しいものが見えた」と笑う野宮に、嶋田は両親を殺した中学生の姿が重なり、怒りのあまり銃の引き金に手をかけた。

浅村は「嶋田さんやめて。それは職務じゃないでしょ。」と嶋田の顔を覗き込み囁いた。

すると、嶋田は一息つくと銃を下ろし、いつもの冷静な姿に戻り、野宮に手錠をかけた。

結末

事件後、学校は授業をできる状況ではなくなり、浅村を含め教師たちは生徒たちの心のケアに奔走した

学校が開いた記者会見では、「スクールポリスが導入されたせいで、事件が増えたのでhないですか。彼(嶋田)が要因なのでは?」と厳しい質問が飛んだ。

浅村は「お恥ずかしい話ですが、すべての事件は、嶋田さんが来る以前から存在したものでした。彼は立派な警察官です。私も闇に隠れているものと、戦っていくつもりです。ですが、私も教師という職務を全うするために、時にはスクールポリスと戦うつもりです。」と決然として答えた。

一方、警察関係の病院に入院している長谷部の元には、長谷部が好きだったアイドルから手紙が届いた。

拝啓 青騎士様。私は鏑木メロです。君のいかげで今村翔が捕まってドキッとした。青騎士というのは、私の昔のニックネーム“青木氏”のことだよね。今村翔たちが、私にやったことを許せなく、死のうと何度も思った。だから嬉しかった。でも、君が犯罪を犯して今村たちと同じレベルに落ちちゃうことはないと思う。もし君が、普通の生活に戻れたら会いたいなと思ってる。一緒に立ち直ろう。君を助けたい。

アイドルの鏑木メロは、今村たちに騙されドラッグで酩酊させられ、きわどい写真を取られ写真をバラまかれた過去があった。

メロのファンだった長谷部は、復讐のため“青騎士”を名乗り、今村翔が薬で暴れまわる様子を盗撮し拡散させ、警察に逮捕させた。

教室立てこもり事件に遭遇した生徒が、自分を救った青騎士だったことを知ったメロは、その生徒を励ますために手紙を書いたのだった。

長谷部は、その手紙を読み、声をあげて泣いた。

エンディング

浅村の実家の食堂で、食事を終え「御馳走様でした。」と言った嶋田は、浅村に「あなたにお礼をしなくては…。あの時、野宮を撃っていたら、警察官を辞めることになっていたかもしれない。あなたのおかげでスクールポリスを続けられる。」と言った。

そして、嶋田の皿には、コロッケが1個残されていた。

浅村が「まさか、お礼がコロッケじゃないですよね?」というと、嶋田は「まさか。」と微笑み店を後にした。

浅村もフッと笑い、コロッケを自分のカレーに乗せた。ーEND-

最後に

作者の佐々木充郭さんは、演出家、脚本家ということだけあって、映像が浮かびやすくコメディタッチなので、サクサクと読み進めることができました。

本作は、続編の予定もあり、藤原竜也さん、真木よう子さんでドラマ化もされるので、ますます楽しみです。

興味がある方は、手にとってみてはいかがでしょうか。


スクールポリス (ポプラ文庫 日本文学 306) [ 佐々木 充郭 ]

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