『イチケイのカラス』ネタバレ!第1巻のあらすじと結末

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浅見理都さんによる漫画『イチケイのカラス』第1巻のあらすじから結末までをご紹介します。

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『イチケイのカラス』第1巻のあらすじと結末ネタバレ


イチケイのカラス(1)  [ 浅見 理都

登場人物

坂間真平・・・第一刑事部(イチケイ)に配属された特例判事補。真面目すぎるところがある。
入間みちお・・・イチケイの刑事裁判官で38歳。元弁護士の異色の経歴を持つ。眼鏡をかけ、小太りな体型。ファンサイトがある。
駒沢義男・・・イチケイの部総括判事で62歳。
石倉文太・・・イチケイの担当書記官。ノリが軽い。
一ノ瀬糸子・・・イチケイの事務官。おっとりした口調と性格

ドラマ『イチケイのカラス』キャストと相関図は⇒こちら

第1話「武蔵野地方裁判所」

坂間真平は、武蔵野地方裁判所の第1刑事部、通称“イチケイ”に配属された。

まず、イチケイの担当書記官・石倉文太が挨拶にきたが、初対面から坂間のことを「坂間っち」とよぶ馴れ馴れしい奴だった。また、事務官は一ノ瀬糸子といい、非常におっとりとした口調の女性だった。

坂間は、配属早々に中学生の法廷見学の質疑応答を頼まれた。そこで、ある中学生から「あなたにとって裁判官とはなにか」という質問を投げかけられた。坂間は「裁判官は誰にも干渉されることなく、法律という個人の権利と自由にのっとって、自分で判断できるかっこいい仕事だ。裁判官という仕事は、なろうと思っても簡単になれるものでもない。」と答えた。

すると、それを聞いていた中学生を引率する教諭の男性が、質問した中学生に「裁判官は、司会者であり、審判であり、指揮者であり、牧師なんだ。話を深く聞いて判断するのが裁判官の仕事だ。しかし、そんな風に取り組む裁判官は少ない。人事評価や他人の出世を気にし、上の顔色をうかがい、被告人が最初から犯罪者だと決めつけているヤツもいる。 俺は刑事裁判官が嫌いだ。」と言った。

それを聞いた坂間はムッとして、「そんな批判はSNSで行ってください。裁判官の仕事を本当の意味で理解してもらうのは難しいのですよ。裁判官は、何かを生み出し人々を感動させることもない地味な仕事ですが、 人々の生活や人生を変えることもある尊い仕事です。」と反論すると、教諭の男は「君はとても優秀なのだろうが、いずれ 自分の選民意識と戦うことになるんだろうな。」と言って去っていった。

第2話「見えない壁の向こう側」

法廷見学の質疑応答を終えた坂間は、さっきの教諭の男に腹を立て、中学校に抗議の電話をしてやろうと息巻き、裁判官室に入った。すると、そこにさっきの教諭の男がいた。実は男は、中学校の教諭ではなく、入間みちお というイチケイの刑事裁判官だった。さっきは、新しくきた坂間にちょっかいを出しに行っただけだと言う。

そして、その日の業務を終えた坂間は、昨年まで武蔵の裁判所にいた知り合いの山之内に、入間みちお のことを聞くことにした。

山之内は、「入間とは距離をとった方がいい。行動が自由すぎるし裁判所内部では煙たがられている。武蔵野のイチケイは、他と比べて無罪判決を出す数も多いしクセがある。俺ももう少し、調べてみるよ。」と言った。

次の日ー。坂間は、覚せい剤を使用した罪に問われている男の裁判に出席した。しかし、その男は「どーせ聞いてもらっても、 裁判官には、分かってもらえないんで答えません。」と投げやりに答えた。

そんななか、坂間の元に山之内から入間について新しい情報が入ったと連絡があった。入間は、現在38歳で、24歳で司法試験に合格。弁護士時代は十数件の無罪判決を勝ち取った 敏腕弁護士として知られていたという。その後、難関と言われる最高裁の面接をパスして判事になったという異色の経歴の持ち主だった。さらに、入間みちおには“入間みちおを見守る会”という ファンサイトが存在した。

また、イチケイの部総括判事・駒沢義男(62歳)は、これまで30件の無罪判決に関わり、その全てが確定していた。無罪を出して、二審で覆されないということは稀なことであり、すべてが確定というのは、まず聞いたことがないほど凄いことだった。

第3話「初めての合議事件」

駒沢の裁判記録に驚いた坂間は、過去の駒沢の無罪判決の記録をすべて読み、直接、駒沢に「控訴されないコツ」を聞いてみた。

駒沢は、「それなら」と“裁判官のための訴訟指揮入門”という自費出版した冊子を1000円で売りつけてきた。駒沢という人間は、変わり者のようだが、入間は好奇心を抑えきれず、その冊子を購入した。早速読んでみると、

刑事事件のほとんどは、被告人が罪を認めている自白事件である。否認事件が稀にあったりすると、裁判官によっては“罪を認めないとは、けしからん!”とムスッとして投げやりになったりする場合がある。そのような態度で被告人から本当のことを聞き出すのは難しいと思う。私は否認された場合、むしろ“ヤッター!”と喜ぶようにしている。

と書かれてあった。

そんななか、武蔵野のイチケイは、世界的人気作家・田端紀道の強制わいせつ事件の裁判を担当することになった。有名人が起こした事件ということもあって、その裁判はマスコミも注目し、初公判は傍聴席もいっぱいだった。

起訴状によれば、田端は夜10時頃、駅近く女子トイレで被害者の胸部を鷲掴みにし、わいせつな行為をしたものである。

そこで判事の駒沢は、被告人に対して 「私としては、本当にやっていないならば、必ず言って欲しいと思います。」と弁護士会からクレームが来てもおかしくない黙秘権告知をした。

それを聞いた田端被告は「私は…やっていません」と発言した。駒沢は自費出版の本に書いてある通り、満足そうな顔を見せた。同じく、入間も心の中でガッツポーズを取った。

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第4話「型を崩す」

田端の初公判後、坂間は入間に「もし司法修生で、さっきの駒沢部長のように黙秘権告知を行ったら、白い目で見られますよ。」と言った。入間は「駒沢さんは、ベテランで達人だ。駒沢さんは黙秘権告知も単なる手続きではなく、生身の人間に伝わるように話すんだ。」と言った。

第2回公判では、被害者の女性が出廷し、「トイレで触られたとき、振り返って被告の顔を見た。」と証言した。しかし、田端の弁護人は、「被害者は、暗くて服装は見えないと言っていたのに、顔だけ見えたのはおかしい。」として検証を請求した。駒沢は決定を保留し、次回公判までに採否を連絡すると言い渡し、第2回公判を終えた。

検証とは、実際に裁判官が現場にいって、犯行当時と同じ状況で、検証するということである。しかし、検証は時間も手間もかかり書記官の負担も大きいため、ほとんどが却下される。

第2回公判後、坂間は、判断材料は、揃っているように思えるので検証には反対した。一方、入間は、検察側の証拠写真だとイメージしにくい部分があるので、やるべきだと意見した。

第5話「夜間検証」

部長の駒沢は、入間の意見に賛成し、「自信を持って判決をするためには、今回の検証は必要だと考えます。」と言った。坂間は、「みなさんは、人気作家による有名事件だから検証にも積極的なのではないですか?!」と指摘した。

そのあと、裁判所のトイレに入った坂間だったが、いきなり照明スイッチを切られ、不審な男が肩を叩いた。すぐに駆け付けた石倉に、坂間は「面識のない不審な男かが居た。」と言った

すると、そこにカツラをかぶった入間が現れ、さっき坂間の肩を叩いたのは自分だと認め、「この位の暗さでは、いつも見ている僕の顔ですら識別できないのか…実際の現場はどうっだんだろうな。」とつぶやいた。坂間は、入間のやり方に腹が立ったものの、この一件め、事件の夜間検証を行うべきだと思った。

その後、弁護士と検察側に連絡し、夜間の女子トイレでの検証を行うことになった。まず、被告人の田端に似た男性の協力者を5人集め、駒沢、入間、坂間、弁護人、検察官が犯行当日と同じ状況でトイレに入った。そして1人の協力者の顔を一瞬見て、その後5人の協力者から合致した人を選び識別できたか検証した。結果は、 5人全員が、その状況でも男の顔を識別できる というものになった。

検証の帰り道、入間は坂間に「検証を行わなくても判決文は書けるが、当事者を納得させるためにはプロセスも大切だ。被告人、被害者、弁護人、検察官に伝えるために。」と話した。

第6話「イチケイのこたえ」

そんななか、第3回公判を前にSNSでは「田端は被害者に嵌められ、冤罪だ」という情報が拡散すると共に、世間では圧倒的に田端の無罪が支持されていた。

その後、第4回公判に進んだが、田端は変わらず無罪を主張し、検察側は懲役2年の実刑を求刑した。坂間はイチケイの中の話し合いで「被害者は、事件前に田端とは面識もなく、嘘をつく動機もない。一方、田端は当日にアリバイもなく、夜間検証でも加害者の顔は識別できたので…」と言った。駒沢も入間も、同意見だと答えた。そして駒沢は、坂間に判決書をお願いした。

判決の日ー。駒沢は風間が書いた判決文を読み上げた。

主文 被告人を懲役2年に処す。この裁判の確定の日から4年間その刑の執行を猶予する。

そして駒沢は「これは、田端さんが知っている事実と異なるかもしれません。控訴する場合は14日以内に控訴申立書を提出してください。」と付け加えた。

裁判の帰り道、坂間がSNSを覗くと、「検察と裁判官はグル」「最初から有罪と決めつけてたんじゃないか」と、裁判官を批判する言葉が溢れていた。坂間は、やはり裁判所と一般の人には壁があり、こちらがいくら努力しても伝わっていないことにガッカリした。

次の日ー。坂間は駒沢から 「田端さんは控訴しないそうですよ。坂間さんの起案した判決に納得したのかもしれませんね。」と言った。

第7話「ピヨピヨたち」

ある日、イチケイのメンバーは、書記官の石倉の祖母が経営する店で、飲み会を開くことになった。

ここぞとばかりに坂間は、駒沢に「入間さんの訴訟指揮は、駒沢部長と似ていますか?」と聞いた。

駒沢は「それなら、入間さんの裁判を傍聴してみると分かると思います。入間さんは誤解されやすい性格をしていますが、とても温かみのある人物です。被告人にも坂間さんに対しても。 私自身も彼から学んだことは沢山あります。」と答えた。坂間は、駒沢が、高く評価する入間の仕事に興味を持ち始めていた。

飲み会の帰り道、仕事が面白いという入間に対して、坂間は「私は、刑事裁判官の仕事が面白いなんて思ったことがない。入間さんが仕事に何を求めようと、私は私の仕事をするだけです。」と答えた。すると入間は 「カラスになれ!俺たちはカラスでいなきゃならないんだ」と唐突に言った。

「カラスになれ!」という言葉の意味は?!第2巻では入間みちおの裁判指揮が明らかに・・・

『イチケイのカラス』第2巻のあらすじと結末ネタバレは⇒こちら

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『イチケイのカラス』第1巻の感想

裁判や事件を扱った漫画は読んだことがあるものの、裁判官にスポットをあてた作品は珍しいかもしれません。裁判員制度を始め、日本の司法制度も分かりやすく学べるので勉強になります。第1巻はまだ序章のような感じでしたが、優秀だけど選民意識の強い主人公の坂間が、入間と出会ったことで、これからどのように人が人を裁くことの難しさにブチ当たるのか楽しみになりました。

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