『THE SWARM』 木村拓哉ドラマの原作『深海のYrr』ネタバレ

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深海にいる未確認知的生命体と人類の戦いを描いた超大型国際ドラマ「THE SWARM」に木村拓哉さんが出演することが決定しました。そこで今回は、「THE SWARM」の原作でドイツの作家フランク・シェッツィングによる海洋小説『深海のYrr』の簡単なあらすじとネタバレをご紹介いたします。

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『THE SWARM』の原作『深海のYrr』の登場人物

登場人物

シグル・ヨハンソン・・・ノルウェー工科大学教授で海洋生物学者。
レオン・アナワク・・・クジラの研究者。イヌイットの血を引く。
ティナ・ルン・・・スタットオイル社石油資源開発推進プロジェクト副責任者。
ゲーアハルト・ボアマン・・・海洋地球科学研究所ゲオマールの地球科学者。
カレン・ウィーヴァー・・・海洋ジャーナリスト。
ミック・ルービン・・・生物学者。
スー・オリヴェラ・・・ナナイモ生物学研究所所長。
ジャック・グレイウォルフ(オバノン)・・・環境保護運動家。
サマンサ・クロウ(サム)・・・SETI(地球外知的文明調査)の女性研究員。
ジューディス・リー(ジュード)・・・アメリカ海軍司令官
ジャック・ヴァンダービルト・・・CIA副長官。
松本良・・・日本を代表するメタン研究者。

『深海のYrr』あらすじから結末

『深海のYrr』は上・中・下巻からなる長編SF作品ですが、なんせ めちゃくちゃ長いのでサクッとあらすじをご紹介します。

後半はネタバレもありますので、未読の方はご注意下さい。

本作の主役は二人。ノルウェー工科大学教授のヨハンソンとクジラ研究者のアナワク。

物語では、ヨハンソンの大人の恋やアナワクの生い立ちが、生物の異変の合間に、こと細かく挿入されますが、「深海で何が起こっているの?」と早く知りたい私にとっては、かなりワクワク感を削がれてしまったので、あらすじ説明ではカットしたいと思います。

おそらく、ドラマになっても、テンポが悪くなるので大幅カットされることが予想されます。

詳しく知りたい方は、小説をじっくり読むことをおすすめします。

そして、日本も登場しますが、あまり良い書き方をされていません。クジラやイルカを殺戮し、メタンハイドレードという燃料ををいち早く手にしようとしている、したたたかな人種として描かれています。

また、メタン研究者の松本良という人物が登場しますが、このキャラクター(ドラマではアイト・ミフネという名前)を木村拓哉さんが演じるのでしょうか。

では、あらすじから。

母なる海の異変

ノルウェー工科大学教授のヨハンソンは、友人のスタットオイル社資源開発の副責任者であるティナから、白い毛が密集したピンク色のゴカイのような生物の調査を頼まれた。

結果、そのゴカイが新種だと分かったヨハンソンは、ティナと一緒にゴカイが発見されたノルウェーの海底調査に同行することにした。

そこでヨハンソンが見たものは、ゴカイが新燃料のメタンハイドレード層に穴を空け、掘り下げ続けているところだった。

一方、クジラの研究者であるアナワクは、毎年バンク―バー島にやってくるクジラのホエールウォッチングの案内係をしていた。

そんななか、外洋からやってきた回遊してきたクジラが、突然、船を転覆させ人々を襲う事例が発生。

異変は世界規模となり、フランスではロブスターに寄生する恐ろしい単細胞生物が発見、アメリカでは病原菌に冒されたカニの大群が上陸。ヨーロッパでは海底地すべり、大津波などが起こり都市部は壊滅状態に。

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未知の知的生命体の発見

以下ネタバレがありますので、知りたくない方はご注意下さい。

この未曾有の事態を解明すべく、世界中の科学者が集結。

調査の結果、深海にいるゼラチン質の 未知の知的生命体(中巻で“イール”と名付けられる)の仕業であることが判明。

イールは、遺伝子を利用して変異を起こし、生物を武器に変えていたのだった。

未知なる知的生命体といえば人間を襲い侵略しようとするエイリアンなどが想像できるが、イールは感情を持たず、善悪や倫理の概念は持ち合わせていないまさに正体不明の生命体。

そして科学者たちは、イールを採取して実験し、この単細胞生物が臭い物質であるフェロモンを介してコミュニケーションをとっていることを突き止めた。

ヨハンソンは、そのフェロモンを精製し、攻撃をやめるようコンタクトを取ろうとしたが、アメリカのCIAが、毒物を魚雷で深海に持っていき、イールやゴカイ、バクテリアを滅ぼそうと研究していることを知る。

アメリカという国は、自分たちが唯一無二の正義であること。そして、自分たちが世界を救ったことを知らしめるようとしていた。さらに、イールの知識が他国に渡り、世界の情勢を変えることを危惧し、イールそのものを消し去ろうとしているのだった。

そんなアメリカの考えに、ヨハンソンは、生態系を守ってくれているバクテリアたちが全滅すれば人間は生きていくことができないと危機感を抱く。

そんななか、暴走するオルカによって沈んでしまった潜水艇が、メタン氷を搭載して急上昇したせいで船底は、損傷してしまう。

アナクワは、クロウを助けに空母の上階にいき救出。壊滅状態の空母から脱出した。

ヨハンソンは、イールがフェロモンを使ってコンタクトをとることを利用し、イールが憎む人間が、フェロモンを持っていることを知らせ、イールを騙す計画をたてる。

そして、イールに冒された生物学者ルービンの体に、注射器でフェロモンを注入。

ルービンの遺体を深海に運ぶ役目は、海洋ジャーナリストのカレンが行うことになった。

カレンは、フェロモンを注射したルービンの死体を、深海に解き放った。

直後、ルービンは、イールの女王とも呼ばれる生命体の内部にとりこまれた。そして、カレンは、美しいダイオウイカの姿を見た。

結末

フェロモンを詰めたルービンの遺体を深海に放ち、イールとコンタクトが取れた後、ヨーロッパは津波の被害から少しづつ回復、カニやロブスターの病原体毒性は弱まり新薬も開発され、世界中を襲った恐怖は徐々に収束していった。

一方、人間以外の知的生命体をどのように受け入れるのかということに、宗教界は混乱した。

イールとは一体何なのか?結局、人間は理解することができなかった。

ただ一つ、分かったことは、「人間は地球を任されていない」ということだった。

最後に

ながーいお話を、かなり端折ってまとめてみましたが、

人間は、知性を持っているとされるクジラやイルカを理解したつもりでいるが、人間は人間の尺度でしか理解できないこと。
人間は、地球上で特別な存在でないこと。
人間は、環境破壊やめ、地球の一部分の動物として謙虚に生きることが大切。

ということが読み取れました。

現在、人類は宇宙にばかり目を向けていますが、実は深海は、宇宙と同じ位か それ以上に解明されていないことが多いということも知りました。

本作は、超大型国際ドラマ「THE SWARM」(原題)にてドラマ化が決定。

未確認知的生物と“人類の闘い”という点でいえば、映像化にピッタリの題材ではありますが、エイリアンやプレデターのようなモンスターパニックではなく、イールという生物の解明できない恐ろしさ、神秘も深く描いてほしいと願うばかりです。

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