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『月の満ち欠け(映画)』相関図キャスト!ダークファンタジーの結末は?

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生と死を繰り返す一人の女性と、彼女を失った三人の男性の三十年余りの数奇な人生を描いた直木賞受賞作『月の満ち欠け』が映画化されます。本作は、登場人物が多く時系列が複雑なので予習して見ると、より深く楽しめます。そこで今回は、映画『月の満ち欠け』のキャスト相関図と見どころポイントをご紹介いたします。

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『月の満ち欠け』キャスト一覧

小山内堅大泉洋

石油元売の中堅どころの企業に勤め、地元の高校の後輩である「藤宮梢」と結婚し、娘・瑠璃が誕生する。しかし、不慮の事故で梢と娘・瑠璃を同時に失ったことで幸せな日常は一変する。

小山内梢柴咲コウ

小山内堅の妻。大学のサークルで同郷の小山内と知り合い、卒業後結婚する。瑠璃が1週間ほど高熱を出したあと、様子がおかしいことに気づく。その後、自身の運転する車で瑠璃と共に命を落とす。

小山内瑠璃未発表

小山内と梢の一人娘。梢のたっての希望で「瑠璃」と名付けられた。7歳になった頃、原因不明の高熱が一週間も続き、その後 様子が変になる。

正木瑠璃有村架純

既婚者だが大学生の三角と恋に落ちる。「あたしは月の満ち欠けのように何回死んでも、生まれ変わる」と三角に告げた1週間後に列車に轢かれ亡くなる。

三角哲彦目黒連

大学2年生のときレンタルビデオ店でアルバイトをしているときに、人妻の正木瑠璃と出会い恋に落ちる。瑠璃と深く愛し合うが、彼女は突然 列車に轢かれ亡くなり大学を留年する。大学卒業後は大手の建設会社に就職し、順調にキャリアを重ねていく。

正木竜之介未発表

大手ゼネコン会社で働く正木瑠璃の夫。自信家で仕事熱心だったが妻を事故で亡くしたあとは、荒れた生活を送り、その後小さな工務店で働く。そこで社長の娘希美と出会い…。

『月の満ち欠け』相関図

『月の満ち欠け』相関図はただいま作成中です。

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映画『月の満ち欠け』あらすじ

小山内堅(大泉洋)は、愛する妻・梢(柴咲コウ)と家庭を築き、仕事も順調、どこから見ても順風満帆だった。だが、不慮の事故で梢と娘・瑠璃を同時に失ったことで幸せな日常は一変。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男(目黒蓮)が訪ねてくる。事故のあった日、小山内の娘・瑠璃が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたという。そして、彼女と同じ名前をもち、自分がかつて愛した“瑠璃”という女性(有村架純)について語りだす。それは数十年の時を超えて明かされる、はかなくも鮮烈な、許されざる恋の物語だった。一見何の関係もない夫婦とかつての恋人たち。その二組をつなぐ、誰も想像もしえなかった数奇で壮大な愛の軌跡とは――。

『月の満ち欠け』のポイント

複雑に絡み合う登場人物

『月の満ち欠け』では、多くの人物が登場し、視点を変えながら過去と未来をいったりきたりするので、私は相関図を書きながら読みました。

物語の発端は、正木瑠璃、三角哲彦、正木竜之介がいた時代。

瑠璃は三角と心の奥深くから結ばれますが、事故で亡くなってしまい「月のように死んで、生まれ変わる」ことを繰り返し、三角を探し続けます。

時系列と登場人物は以下の通り。

正木瑠璃(28歳没)・・・正木竜之介と結婚、三角哲彦と恋に落ち、列車にひかれ亡くなる。

小山内瑠璃(18歳没)・・・小山内堅と梢の子ども。梢の運転する車で事故にあい亡くなる。

小沼希美(7歳没)・・・工務店社長とその妻の娘。事故で亡くなる。

緑坂るり(8歳?)・・・女優の緑坂ゆいの娘。

あまり詳しく書くとネタバレになるので明かせませんが、本作は瑠璃が3回亡くなって、3回生まれ変わる三十余年におよぶ壮大な物語です。

詳しい結末やネタバレを知りたい方は以下の記事をご覧ください。

小説『月の満ち欠け』あらすじ~結末を相関図と共に解説ネタバレ

ただのファンタジーではない

『月の満ち欠け』は、佐藤正午さん著の直木賞受賞作です。

佐藤さんと言えば、2021年の映画化もされた『鳩の撃退法』の原作者でもあります。

私はファンタジーものが苦手で、愛する男性と再会するために、生まれ変わりを繰り返すと聞いただけで、拒否反応があったのですが、佐藤さんの平易な文章と巧みな構成で、どんどん引き込まれていきました。

なぜ関係のある人間の周りでだけ都合よく生まれ変わるのか?なぜ偶然によって「死」を迎えるのか?よく考えると疑問だらけなのですが、そこに引っかかりを感じさせないのは作者の力量です。

男女の時を超えた愛のお話ではあるのですが、瑠璃という一人の女性に小山内賢、正木竜之介、三角哲彦という三人の男が翻弄され、深刻な事件や事故に巻き込まれていく…。

正直、生まれ変わった先の娘もにパラサイトし、誰かしらを不幸にしながら、愛する人をただひたすら追いかける瑠璃さんの執念はちょっと怖かったですwww。

純愛物語というよりは、狂気の愛。ダークファンタジーと言った方がしっくりくる作品でした。


岩波文庫的 月の満ち欠け [ 佐藤 正午 ]

前世を記憶する子供たち

『月の満ち欠け』でキーとなるのは、瑠璃が三角に語った

「神様がね、この世に誕生した最初の男女に、二種類の死に方を選ばせたの。ひとつは樹木のように、死んで種子を残す、自分は死んでも、子孫を残す道。もうひとつは、月のように、死んでも何回も生まれ変わる道。そういう伝説がある。死の起源をめぐる有名な伝説。知らない?」

という言葉です。

生まれ変わりと聞くと、「あなたの前世はナポレオンだった」といった下らない前世話を思い出す方もいるかもしれません。

登場人物のなかでも小山内堅は、「生まれ変わり」というものを全く信じられず、梢が話すことも心が病んだ妄想だと言わんばかりに、まともに取り合おうとしません。

そのため生まれ変わった人物は、会社の図書館にさりげなく「前世を記憶する子供たち」を置き、堅が手に取るようにして、彼に生まれ変わりの現象は一理あるという考え方を頭に植え付けようとします。

このイアン・スティーブンソン著「前世を記憶する子供たち」という本は、盲信的に”生まれ変わり”という事象を説明したものではなく、「証拠」と思われる事例を集め、徹底的に検証した学術的な本です。

作者は、“生まれ変わり”の存在を科学的・論理的に追求し、前世の記憶を持つとされる子どもたちの事例を2300例ほど集めた実在する研究者。

この本を読むと、スピリチュアルを信じない人でも、前世をすべて否定することは難しくなると思いますので、気になった方はお手にとってみてはいかがでしょうか。


前世を記憶する子どもたち

『月の満ち欠け』公開日

一の女性と三人の男性の三十余年におよぶ数奇な運命を描いた映画『月の満ち欠け』は、2022年冬に公開です。

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