『雪国』キャスト相関図とあらすじから結末を簡単に解説

国内ドラマ

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」の書き出しで有名な川端康成 著『雪国』が、NHKでドラマ化されます。しかし、書き出しは知っていても内容をあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ドラマ『雪国』のキャスト相関図と原作のあらすじ結末を解説いたします。

-Sponsored Link-

『雪国』キャスト一覧

島村高橋一生

東京出身の妻子持ちの男。舞踊論の翻訳などをしている。

駒子奈緒

19歳~21歳。清潔感のある女性。東京に売られる、旦那に身請けされるが、すぐに旦那が亡くなり、17歳で故郷の港町に戻った。19歳で病気の許婚・行男のために芸者になったらしい。

葉子森田望智

駒子の住む温泉町出身の娘。元看護士で駒子の許婚という噂の行男を献身的に介護する。行男とは恋人同士らしい。肉親は国鉄に勤めはじめた弟が一人のみ。美しい声を持つ。

行男高良健吾

26歳。病気を患っている。駒子が習っている踊の師匠の息子。港町で生まれ、東京の夜学に通っていたが、腸結核を患い帰郷。駒子と許嫁らしいが駒子は否定している。

師匠由紀さおり

50歳前に身体に麻痺が出て、港町から故郷の温泉町へ戻り、踊りの師匠となる。

『雪国』相関図


-Sponsored Link-

『雪国』あらすじ~結末

親からの財産を譲りうけた財産で生活をしている妻子持ちの文筆家の男・ 島村は、雪国の温泉旅館に向かっていた。

島村は道中の汽車のなかで、病人に付きそっている女性に、なんとなく興味を持った。(病人は 行男、女は 葉子

旅館に到着した島村は、芸者の 駒子と落ち合って朝まで共にした。

島村と駒子は半年前出会った。

そのとき人手が足りなかった旅館で、島村のお酌に来たのが、まだ芸者見習いだった19歳の駒子だった。

「君とは友達でいたい」といった島村だったが、結局 泥酔した駒子と男女の仲になってしまったのだ。

旅館についた次の日、島村は駒子の踊りの師匠を訪ねた。

そこで島村は、汽車のなかで見かけた病人が、師匠の息子・行男で、彼に連れ添っていた女性は、葉子という名前で、駒子の知り合いであることが分かった。

さらに、駒子は行男と結婚が決まっており、病気の治療費を捻出するため芸者に出たということを聞かされる。

しかし、駒子はこの話を否定し、島村が滞在中、ずっと夜を共にした。

島村が東京に帰る日、葉子が「行男が危篤状態だ」と駒子に知らせにくるが、駒子は「行男が亡くなるところはみたくない」と、そのまま島村を駅まで見送りにいった。

2年後。

再び温泉街を訪れた島村だったが、行男も師匠も亡くなったことを知った。

駒子は相変わらず、温泉宿で芸者をしていたが、暇さえあれば島村に会いに来た。

一方、島村は葉子と接する機会も増え、その魅力に惹かれていたが、葉子はまだ行男を愛しているようだった。

島村は駒子を愛してはいたが、自分が彼女を一途に思い続けられないことも分かっており、今度東京に帰ったら、もう二度とここには来ない予感がしていた。

あるとき、島村は駒子に「いい女だ」と言うと、その言葉を誤解した駒子は激しく泣いた。

そんななか、温泉宿の近くの映画の上映会場で火事が起こり、島村と駒子は現場にすぐに駆け付けた。

すると炎が上がる2階から葉子が飛び降りた。

痙攣する葉子を抱きしめた駒子は、「この子、気がちがうわ。気がちがうわ。」と叫んだ。

その姿に島村は、駒子が自分の犠牲か刑罰かを抱いているように見えた。ーENDー

-Sponsored Link-

『雪国』感想

『雪国』あらすじ~結末を、サクッとまとめてみました。

最初、私が本作を読んだときは、結局、何がいいたいのか分からずじまいで、最後の火事のシーンにいたっては、あまりにも唐突で、読み終えたあとキョトンとしてしまいました。

そもそも、『雪国』は川端康成が13年かけて執筆したもので、最初は長編小説にするつもりがなかったので、起承転結が明確ではありません。

淡々と物語が続き、登場人物の会話と会話の行間を想像しながら読むような作品ということなので、けっこうハードルが高いです。

また、妻子がありながら未成年の駒子と関係を持ち、しまいには葉子に惹かれる島村には、まったく共感できません。

川端康成は、

島村は私ではありません。男としての存在ですらないやうで、ただ駒子をうつす鏡のやうなもの、でせうか

と語っています。

そんな島村は、物語のなかで、やたら「徒労」という言葉を口にします。

島村の頭にはまた徒労という言葉が浮かんで来た。駒子がいいなずけの約束を守り通したことも、身を落としてまで療養させたことも、すべてこれ徒労でなくてなんであろう。

「徒労」とは、「報われない苦労」のこと。

島村は、愛や恋愛ということを「徒労」という言葉に置き換えているように思えましたが、私には未だに腑に落ちません。

『雪国』はすべてことが”なんとなく”で書かれており、

●結局、島村は駒子と葉子をどう思っていたのか
●駒子は島村の言葉に突然泣き出したのか
●駒子と行男は本当に許嫁だったのか
●葉子の言葉が矛盾しているのはなぜか

などは、最後まで明かされていませんが、行動や言葉の意味を一つ一つ理解することにはあまり意味がないように思います。

感情の読み取れないミステリアスな登場人物は、作品の奥深さを表現するための一種の装置で、雪国の美しさや叙情的表現を高めているようにも感じます。

全部を分かろうとせず、感覚で読むのが一番良いかもしれません。

ちなみに海外では、恋愛をしたら人間はどのくらいエゴイズムに走るのか、男が愛したのは女性なのか、自分の夢なのか…ということが評価されているようです。

ドラマ『雪国』の放送日時

高橋一生さん主演のドラマ『雪国』は、4月16日(土)[BSプレミアム/BS4K]後9:00~放送です。

このドラマを通じて、物語の謎は少しでも解明できることを期待したいです。

-Sponsored Link-

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。