『恋の奇跡』ネタバレ!最終回までのあらすじと衝撃の結末

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ドラマ『恋の奇跡』は、もりたゆうこさんによる漫画を原作とし、整形、いじめ、家族崩壊などを扱った衝撃作です。そこで今回は、1999年に葉月里緒奈さん、菅野美穂さん出演の『恋の奇跡』のキャスト相関図と最終回までのあらすじを振り返ってみたいと思います。

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『恋の奇跡』キャスト&登場人物

塚本家

塚本妙子(芸名:井上彩子)葉月里緒奈

幼少期から体型が太いとして同級生からいじめられていたが、両親に愛され、心優しく天真爛漫な性格に育った。天涯孤独の身だと言う雪乃に同情し、家にあたたかく迎え入れるが…。

塚本彩子(旧姓:井上)秋吉久美子

妙子の母。優しい母だったが雪乃の策略にはまり、次第に精神を病んでヒステリックになっていく。雪乃の秘密を探ろうと正春の故郷である横須賀へ向かうが、駅のホームで雪乃に突き落とされて亡くなる。

塚本正春根津甚八

妙子の父で弁護士。優しく、家族思いだったが、雪乃に翻弄され、妻・彩子のヒステリーに嫌気がさすように。さらに雪乃の脅しに負け、一家離散の憂き目にあう。その後、行方不明になった妙子を探しにいき、事故にあう。その後、病室に忍び込んで来た雪乃によって妙子が亡くなったと嘘を教えられ、ショックでこの世を去る。

後藤家

倉田雪乃(後藤由紀子)菅野美穂

幼少期は容姿のコンプレックス、母親からの虐待もあり引っ込み思案の性格だったが、現在は明るくさっぱりとした女性に成長。しかし、心の奥底では希望を叶える為なら手段を選ばない冷酷さを持つ。いじめと母のことで命を絶とうとしたが、聖に助けられ整形。その後、実父と聞かされていた塚本政春を訪ね、塚本家に住まわせてもらう。

後藤香永島暎子

雪乃と初音の母。初音の父との復縁するため雪乃を虐待し、捨てる。派手で男好き。

後藤初音山口あゆみ

香が未婚で出産した雪乃の8歳違いの異父妹。8歳のころに香が復縁するが、数年後に離婚して親戚に預けられる。

その他

聖達彦田辺誠一

整形外科医。かつて女優志望だった恋人が摂食障害で亡くなったことから、大勢の女性に整形手術を施し、手助けしている。雪乃の悪行を知り、手術を行ったことを後悔している。妙子の行く先々に現れる。

甲斐将人萩原聖人

妙子の隣に住む同級生。大学卒業後に広告代理店に就職し、仕事で雪乃と知り合い付き合うことになるが、雪乃が塚本家にしたことを咎めたため、逆恨みされる。それから、雪乃に電話の会話を編集され、ストーカーであるように仕立てられ、それが原因で解雇される。

画家藤井フミヤ

路上で絵を描いていたところ雪乃が声をかけるが、傍にいた妙子をモデルに絵を描き、「お前は人を幸せに出来る」と告げる。人の内面を見抜く能力がある。

マネージャー妻夫木聡

メイクをしていたが、妙子に引き抜かれ彼女のマネージャーになる。仕事熱心で妙子を支える。

『恋の奇跡』相関図

※無断転載ご遠慮ください。

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『恋の奇跡』あらすじ

1993年1月のある日、容姿にコンプレックスを抱く高校3年生の塚本妙子の元へ、父の正春の遠縁で妙子と同い年だという倉田雪乃がやって来た。父、正春の遠縁で長年に渡り母子家庭で育ち、最近になってから母を亡くしたという雪乃を3月まで という条件で家に寄宿させるというのだ。進んで家事をしたり、冗談を言ったりで場を明るく和ませる雪乃に親しみを感じる妙子と母の彩子。気負いなく話す事が出来る幼馴染みの甲斐も雪乃に好印象を抱く。しかしまもなく雪乃は正春に色目を使いベタベタする。連日の様に夫婦の寝室に居座り彩子のベッドで寝る。妙子が大事にしている甲斐からのプレゼントのスカーフを横取りする。「使用人扱いをされている」など近所で中傷をおこなうなど数々の不審な行動を展開。正春に聞いても素性が分からないという雪乃に不信感を抱いた彩子は家を出る様に言うが、雪乃は拒否。同時に正春が自分に対して気があるとして、彩子の容姿の老化を侮辱する言葉を投げつける。その翌日、雪乃は自分を調査すると出かけた彩子を駅のホームから突き落とし殺害する。更に雪乃は彩子の死は自分の責任として泥酔した正春をホテルに連れ込み、関係を持ったように見せかけ、妙子を追い出す様に懇願。困窮極まった父から、何も聞かずに家を出て欲しいと言われた妙子は母殺しを始めとする疑念を雪乃にぶつけるが、雪乃は「醜い娘のあなたより美しい私と暮らしたいと言った」「醜い人が何を言っても周囲は信じない」「家というのはそれなりの容姿でなければ住む資格はない。こんな素敵な家、あなたには似合わない。追い出されて当然」等、悪態をつく。絶望しトラックに飛び込もうした妙子を謎の医師、聖達彦が救出。聖からダイエット計画を持ちかけられた妙子だが、屈辱的な仕打ちと過酷さに家に戻ろうとする。しかし、父は行方不明になり、家は妙子になりすました雪乃によって売却されていた(この時に来ていた買い手から、母の位牌の処分を頼まれたと聞かされる)。行き場をなくした妙子は、聖の命令でダイエットの為にパリでダイエットを始めとする美容関連を学ぶ事に。そして偶然、モデルとして撮影に来ていた雪乃に再会。激しく詰め寄るが逆に容姿に対して罵詈雑言を浴びせられ、復讐を誓う。帰国後、母の出生名「井上彩子」を名乗り、聖の紹介でメイクアップアーティストをしながら、父を捜す妙子だが、仕事中に急遽、モデルの代役を頼まれたのをきっかけに芸能界デビュー。すでに女優デビューを果たしていた雪乃は次第に周囲から認められてゆく妙子に嫉妬。彼女の正体を知る前から犯罪をも含む自分本位な嫌がらせをし、かねてから覚醒剤中毒に陥れてあった正春を死に追い込んでしまう。しかし妙子は時には自分を殺そうともする雪乃の攻撃を逆手に取り、芸能界で活躍すると同時に強さを身に付けてゆく。次第に雪乃の壮絶な生い立ちなどを知った妙子は出演した映画で彼女と異母姉妹という設定。そして和解するという役どころを演じ、雪乃に歩み寄ってゆく。出展元:Wikipediaより

『恋の奇跡』最終回の結末ネタバレ

雪乃の行方を探しながらも、彼女と甲斐との間に出来た子どもを引き取ることになった妙子だったが、雪乃が火を放って、自ら命を絶ったというニュースが飛び込んでくる。

そんななか雪乃の母・香が、横須賀でリハビリをする前に「伝えたいことがある」と妙子の元を訪れ、話を始めた。

香は、妙子の父・政春と別れたあとに雪乃を出産し、ちゃんと育てようとしていたが自分の弱さのせいで、雪乃を虐待して歪んだ性格にしてしまったことを詫びた。

妙子は香に、雪乃の赤ちゃんを見せながら「雪乃が懸命に産んだこの赤ちゃんを、私に育てさせてほしい」と伝えると、香は「あなたに育てて貰えれば幸せになれる」とほほ笑んだ。

一方、雪乃が亡くなったことで心のバランスを崩した甲斐は、彼女が亡くなった八ヶ岳へと向かっていた。

稲垣から雪乃を守ろうとして負傷した甲斐は一時的に失明状態であったため遭難したが、なんとか救助される。

妙子は、赤ちゃんの存在を知れば、甲斐はショックから立ち直れると判断し、彼に会わせることにした。

そのおかげで、甲斐の目は再び見える様になり、また映画の脚本を執筆し始めることにした。

そして、雪乃のことを深く探るため甲斐がかつて自分が産まれた産院を訪れると、少し前に雪乃の子どもを取り上げたという産婦人科医に出会う。

雪乃が母として、壮絶なお産に耐えたことを知った甲斐は、初めて雪乃の本心に触れた気がした。

妙子は家にやってきた画家(藤井フミヤ)と、雪乃と出会ってから現在までを振り返った。

妙子は、一時は雪乃を恨んだこともあったが、彼女と姉妹であったこと、彼女が産んだ子どもを育てることになった不思議な巡り合わせに思いを馳せた。

その翌日、画家は妙子のために大作を描きあげ、何も言わずに姿を消した。

整形外科医の聖は、妙子に「君を愛していた。3年後にもっと成長した君の姿を見せてくれ。」と言い残し、海外へと旅立った。

そして妙子は、「恋の奇跡」を期待しながら、自分の可能性を信じ、女優業を続けることにした。

~エンディング~

赤ちゃんの世話をする妙子の家のチャイムがなった。

新しくやってきたベビーシッターが部屋に入ってくる。

その女性は、雪乃にそっくりだった。

ーEND-

『恋の奇跡』感想

天使のような顔をした悪魔の女性に、家族を崩壊させられた巨デブな女性が、壮絶なダイエットをして復讐するというストーリーの『恋の奇跡』。

元々ガリガリだった葉月里緒奈さんが特殊メイクをしたり、ものすごい悪女を演じた菅野美穂さんの演技はインパクトありました。

キャラのイメージ的に配役は逆のような気がしましたが、当時の制作者によると「あえて」反対の役を与えたとか。

内容は、性犯罪、不倫、いじめ、毒親など扱う衝撃作なのですが、『恋の奇跡』という当たりさわりないタイトルのせいか、忘れている方も多いのではないでしょうか。

見どころは、なんといっても自分の生い立ちに不満をもった雪乃が、妙子に逆恨みをして「私デブ大嫌〜い、見てたらデブうつっちゃいそうでイライラすんの」「ごめんね、昨日、甲斐くんと寝ちゃった(テヘペロ)」など、人を傷つける言葉を連発し、しまいには犯罪にまで手を染める姿。

まぁ元を正せば、「遠縁の親戚の子」と嘘をついて居候させ、中途半端な態度で接した妙子の父・政春がダメパパだったからんですが…。

ヒドイ女と思っていた雪乃でしたが、幼少期から母親に虐待され、同級生から壮絶ないじめを受けていたと知り、途中からは少し哀れな感じもしてきました。

誰にも愛されずに育った雪乃は、母親が違うだけで愛情をもって育てられた妙子がとても妬ましかったのでしょう。

しかし、最終回で雪乃は、好きになった甲斐との子どもを苦しみながら出産し、その大切な赤ちゃんを妙子に預けるまでに変化を見せます。

イヤミス好きには、ちょっと物足りないない結末だな~と思っていたのですが、ラストのラストに「わぁ~素敵なインテリア~」と亡くなったはずの雪乃が、ベビーシッターとして登場したので満足しました。

最後に

こんなに面白い『恋の奇跡』ですが、動画配信もなく、レンタルもされてないんですよね~。

もし気になる方は、ドラマよりも衝撃度が高い漫画でお楽しみ下さい!


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