『最後まで行く』キャスト相関図と結末を(少し)ネタバレ

映画

陰謀に巻き込まれていくマズイ刑事とそれを追う謎のヤバイ刑事が織りなす、年の瀬の96時間の攻防を描いた韓国映画『最後まで行く』が、岡田准一さん、綾野剛さん出演でリメイクされます。そこで今回は、『最後まで行く』をもっと楽しむためにキャスト相関図と見どころネタバレをご紹介いたします。

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『最後まで行く』キャスト一覧

警察

工藤祐司岡田准一

刑事。母の危篤と突然の署内内務調査の知らせを受け車を運転するなか、ある男を撥ねてしまう。その後、男をトランクに入れて隠蔽しようとするが…。

矢崎綾野剛

県警本部の監察官。工藤が撥ねた男の遺体を探している。

工藤美沙子広末涼子

工藤の別居中の妻。一人娘を育てながらも、工藤との関係に苦悩している。

尾田創磯村勇斗

工藤に撥ねられる男。

淡島幹雄杉本哲太

工藤の上司で刑事課の課長。

久我山太地駿河太郎

工藤と同じ刑事課の刑事。

松田優生黒羽麻璃央

工藤と同じ刑事課の刑事。

川上昌平駒木根隆介

工藤と同じ刑事課の刑事。

梶 征士山中崇

男をはねた後の工藤に検問所で詰め寄る警察官。

仙葉泰柄本明

工藤が関係を持っているヤクザの仙葉組組長。

植松由紀子山田真歩

矢崎の婚約者。

岸谷真由子清水くるみ

尾田の仲間。

『最後まで行く』相関図

※無断転載ご遠慮下さい。

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『最後まで行く』あらすじ

1年の終わりが近づく12月29日の夜ー。

刑事の工藤(岡田准一)は、母の危篤と内務監査が重なり焦っていたところ、車で男を轢いてしまう。

男はすでに絶命しており、工藤は隠蔽しようと男の遺体をトランクに詰め込んだ。

そして検問をすり抜け、警察署に到着すると署長に裏金の関与を必死に否定した。

その後、遺体の処理に困った工藤は、こともあろうに男の遺体を母の棺に入れて一緒に埋葬することを試みる。

そんななか、工藤のスマホに一通のメッセージが入る。

お前が男を轢いたことを知っているぞ」と言う内容に、腰を抜かすほど驚く工藤。

まさか、あの夜のことを誰かに見られていたのか?

そして、メッセージで脅迫してきた相手は、同じ警察の監察官矢崎であることが判明する。

彼もまた、工藤が轢いた男が行方不明になり、すでに亡くなっていることに動揺していた。

矢崎は「 遺体をどこにやった?言え。」と工藤に執拗に迫る。

実は矢崎には、決して周囲には知られてはいけない秘密があった。

追われる工藤と追う矢崎。

工藤は96時間の逃走劇になか、男の遺体に秘められた衝撃の事実を知ることになる。

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『最後まで行く』見どころとネタバレ!原作の結末は?

追われる男のドタバタ劇

韓国版では、追われる刑事の男の名前はゴンスと言うのですが、このゴンスめちゃくちゃ人間臭いリアクションをします。

ゴンスは、冒頭から母の危篤と内務調査でオロオロし、男を轢いたあとには警察官とは思えない雑な隠蔽を繰り返します。

例えば、男の遺体を、大切な母の棺桶に一緒に入れるときには、娘のおもちゃを使って通気口から遺体を運びこもうとしますが、おもちゃがバグって大きな音を出したこによりビクビク。

轢き逃げした事故現場の監視カメラを見る同僚が、車種やナンバーの一部を特定したときには、動揺した感情がダダ漏れ。

普通の刑事サスペンスなら、もうちょっと主人公がスマートなものですが、本作のゴンス君は笑っちゃうくらいヘタレ。

一つの嘘の上に嘘を塗り重ね、行き当たりばったりでピンチを切り抜けていく姿は、酷い状況なのについクスッとしてしまう。

またゴンスは、なんやかんやで賄賂もらったり良い警察官ではないのですが、一難去ってまた一難という不運っぷりには思わず同情。

コメディ+ノワールの緩急つけた展開が秀逸なので、ぜひ手に汗に握る展開を楽しんでみて下さい。

サイボーグ的な追う男

そんな追われる男・ゴンスと対照的なのが、追う側のパクという刑事です。

見た目は、演歌歌手・徳永ゆうきさん風のソフトな印象なのですが、喧嘩がめちゃくちゃ強い。

ゴンスの攻撃がへなちょこなのもあるのですが、いくら殴っても屈強な体にはノーダメージ。

おまけに神出鬼没で、常にゴンスを監視して彼の行動を把握し、彼の家族をも狙うなど心理的にも追い詰めてきます。

極めつけは、普通の人間なら天国行きの事故にあっても、平然と蘇る姿。

もうサスペンスというより、ゾンビ映画!

そんなヤケクソヘタレ刑事と怪物的な汚職刑事 二人の攻防戦にも注目です。

ここから先は、韓国版の原作の結末やネタバレに触れていますので、知りたくない方はご注意下さい。

矢崎の秘密とは?

矢崎が必死になって遺体を探す理由は、彼が誰にも言えない「ある秘密」に隠されています。

原作では、矢崎にあたるパクという男が登場しますが、パクは警察官でありながら違法行為を行っていました。

かつてパクは、麻薬捜査課に所属していましたが、なんと押収した薬物を水に流すフリをして精製し、売りさばいていました。

さらに、その薬物で手に入れた金でクラブを経営し、反社の人間と繋がり、裏社会を牛耳るようになっていきました。

しかしある日、部下であった男に個人金庫の鍵を持ち逃げされてしまいます。

焦ったパクがその男の行方を追っていたところ、映画で工藤にあたる刑事のゴンスが、目の前でひき逃げをして遺体を持ち去ってしまったのでした。

なぜ遺体を探す?

なぜ矢崎が、必死に工藤が轢いた男の遺体を探しているのかと言うと、それはズバリ遺体にが隠されているからです。

原作では、パクから金庫の鍵を盗んだ男は、簡単に奪われないように自分の体のなかに鍵を埋め込んでいました。

だから、矢崎は何としてでも男の遺体を見つけたいのでした。

ちなみに、韓国では土葬なので遺体のなかから鍵が発見されましたが、日本では火葬なので母親の棺桶に入れて、男を焼いてしまったら鍵はなくなってしまいます。

日本版では、この辺りの設定を少し変えてくるかもしれませんね。

なお、韓国版の詳しいネタバレと結末をもっと知りたい方は。以下の記事をご覧ください。

映画『最後まで行く』公開日

韓国版のスリリングな攻防戦はそのままに、日本独自の脚色を加えた映画『最後まで行く』は、藤井道人監督により2023年5月19日公開です。お楽しみに!

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