バンクシーが香川県にも?高松市ネズミの絵は本物か偽物か?東京と瓜二つ!

メディア

世界中で話題になっているバンクシー。

最近では、東京にもバンクシーのネズミの絵が見つかったとニュースを賑わせています。

しかしバンクシーは、なんと私の地元香川県にもネズミの絵を残していたようです!

そこで、現場まで足を運び本物か偽物か?この目で確かめてきました。

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香川県にあるバンクシーの絵を見てきた!

出典:香川観光協会

香川県でバンクシーの絵が見つかったのは、高松市の玄関口であるサンポート高松。

ここは香川観光のスタート地点で、多くの人が訪れる場所でもあります。

バンクシーらしき絵が見つかったのは、サンポート高松エリアにあるスケートパーク

香川県のバンクシーの絵はネズミ

その絵がコチラ↓

絵があった場所は、スケートのスロープ台の側面にあり、なんと他のスロープにも、ネズミはもう一匹いました!

こちらは少し薄くなっているものの同じようなネズミが傘を差し、カバンを持っている絵

バンクシーが話題になった最近に描かれたものではないような風化具合です。

この香川のバンクシーの絵は、そこそこ有名になっているらしく、この日も、カップルや家族連れ、アート女子などが

バンクシーの絵をカメラに収めていました。

では、これははたして本物なのでしょうか?

まずはバンクシーとネズミの意味について調べてみました。

バンクシーの正体とネズミに込められた意味

バンクシー(Banksy)
生年月日:1973/74年~
性別:男性
出身:イギリス ブリンドル

バンクシーは素性を明かしていないため、顔の画像などは有りません。

これは、ストリートに作品を施すため犯罪行為として逮捕されないようにするためとも言われています。

正体がばれると、制作もしにくいでしょうしね。

バンクシー(Banksy)HP

バンクシーのネズミの意味は?

出典:Wikipedia

バンクシーの作品には「Rat Stencil」というタイトルでよくネズミが登場します。

バンクシーの絵の多くは、社会への風刺が込められています。

ネズミといえば、弱い生き物の反面、ペットとして保護されていませんが、現代まで繁栄し生き残ってきたある意味強い生き物です。

都市開発が進み住むところを追われた動物が多い中で、忌嫌われながらも地下で、ひっそりと生き続けてきました。

社会的弱者であるネズミという弱い立場のものが、小さなカバンを持ち、住むところを追われながらも、生きていく。

つまり虐げられた社会的弱者にこそ強い存在という

意味が込められているのではないでしょうか?

東京のネズミと香川のネズミを比較!

東京港区に描かれていたネズミの絵が、ほぼバンクシーと確定されたことを受けて、香川のネズミと比較してみました。

この2つの共通点は

●型を使用したステンシルで描かれている。
●どちらも11年前に描かれたとされていること。
●開発が進んでいる街と海が隣接していること

 

バンクシーは、筆で絵を描くだけでなく、型(ステンシル)にスプレーして絵を描くことをします。

今回、本物と判定された東京のネズミと香川のネズミを比べると、反転はしていますが(ステンシルなので可能?)

大きさやネズミ手の角度などの細部にいたるまで瓜二つです。

バンクシーが来日した時に香川県の直島を訪れた?


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共通点の中には、どちらのネズミも10年以上前からその場所にあったということ。

2018年頃に日本で急に有名になったバンクシーの絵を2008年頃に日本で真似して描いた人がいるとは考えにくいですよね。

そして、バンクシーが来日したというのもその頃で、東京で仕事にやってきたバンクシーが、現代アートで有名になった香川県の“直島”を訪れていたということは考えられないでしょうか。

香川県は現代アートプロジェクトの力を入れており、10年前ならばベネッセアートサイト直島も、海外でも知られていた頃だと思います。

そんな美しい瀬戸内海に浮かぶ直島のアートを見にきたとも考えられます。

しかも、ネズミの絵が描かれたサンポート高松という場所は、直島へ行くフェリー乗り場も、目と鼻の先ですからね。

バンクシーがフェリーの待ち時間に、フラフラ~と寄って、ステンシルにプシューとスプレーしてネズミを残したと考えられなくもない!

また、都市開発の進んだ東京の築地と同様に、香川県高松市のこの場所は、四国で一番高いランドマークタワーやビルが立ち並んでおり、一見すると海に浮かぶ大都市に見えなくもないです。

東京とは比べものになりませんが(笑)

興味がある方は、瀬戸内国際芸術祭のついでに、その目で本物かどうか確かめてみてはいかかがでしょうか?

【サンポートスケートパーク】

追記:何者かにネズミが消された

出典:2019年3月11日、山口桂子撮影(毎日新聞)

3月10日に何者かが、このネズミを消しているのが発見されたようです。

まだ、本物かどうかも結論が出ていないので悲しいですね。

白塗りであっても、それも落書きに変わりありませんから・・・。

現在も、東京都などに問い合わせて調査しているようなので結論が待たれるところです。

まとめ

現在、施設を管理する高松市がネズミの絵を調査中とのことなので、本物は偽物かの判定が待たれるところです。

今年は、瀬戸内国際芸術祭が開催されるのでこの「サンポートスケートパーク」を訪れる方が急増しそうです。

観光の目玉にもなりえる価値を秘めていますね!

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