『お別れホスピタル』ネタバレ!終末医療のリアルを赤裸々に描く
漫画『お別れホスピタル』は、回復が見込めない患者の“終の棲家”である病院の終末期病棟を舞台に、患者、家族、医療従事者の悲しみと喜びを描いた作品です。今回はドラマ化も決定した『お別れホスピタル』のあらすじ~結末をご紹介いたします。
『お別れホスピタル』あらすじ
病気やケガ、老衰などで回復が見込めない患者の“最後の砦(とりで)”ともいえる終末期病棟。
辺見歩は、ここで働いて二年目となる看護師です。
患者のなかには苦痛のため動くこともできず、加えて認知症のため日常生活に困難をきたす者も多い。
新人としてやって来た看護師は、自分のスキルを磨けるわけでもなく、数か月から半年ほどで亡くなる患者のケアにやりがいを見いだせず辞めてしまう。
そんななかでも辺見は、患者とその家族に関わりながら苦痛を取り除くだけではなく、限りある命のなかでその人らしい“生”を求めて奮闘する。
患者やその家族と関わり、命を見届ける証人となったことで知った「死を迎える」ことと、「生きる」ことの意味とはーー。
『お別れホスピタル』の見どころ
◆終末期病棟のリアル
物語の終末期病棟は、死から一番近い病院ということで陰では“ゴミ捨て場”と呼ばれ、病院の関係者は日々「あの世への順番待ち」をしている患者さんの対応に追われています。
仮に自分がケアしていた人が亡くなっても、鑑賞に浸ることなく空いたベッドにまた新しい患者さんがやってきます。
お話のなかの病院では、患者さんが亡くなったときの看護師が遺体の担当となり、2時間もかかる死後処理という重労働を行わなければならず、同じ日に亡くなる人が出ることを「ツイてる」と言うそうです。
また、病院ではすべての治療に点数が付けられ、それにより報酬額が決まります。
なかでも人工呼吸器をつけた延命治療の点数は最も高く、病院側は儲けの多い延命治療を喜んで受け入れている現実が…。
このように作品では綺麗ごとだけではなく、ドライにならざるを得ない医療従事者のリアルな日常が描かれています。
◆様々な事情を抱える患者たち
『お別れホスピタル』では、末期ガンの患者だけでは無く、身寄りのない人、認知症の患者さんなど多種多様な人が登場します。
宗教にハマり家族に恨まれているガン患者、1日中カントリーマアムをねだる認知症女性、旦那さんの介護疲れで寝たきりなった人、アルコール依存症が原因で半身麻痺になった男性、シモ系の言葉で男性介護士にセクハラする高齢女性…。
ほんわかした画風のマンガなのでサラッと読めましたが、実際の現場は壮絶なんだろうなと思います。
しかし命尽きる日々を待つしかなくても、辛く悲しいことばかりではなく、不謹慎ながらクスッと笑えるエピソードも有って、そこに確かに「生きている人」がいるという事実を伝えてくれます。
◆医療従事者たちも悩みは尽きない
主人公の辺見をはじめとした看護師やヘルパーさんたちの人間ドラマも作品の見どころの一つです。
辺見は独身で実家には母と妹・サトコという疎遠になっている家族がいます。
妹は中学時代のいじめが原因で摂食障害を患い引きこもり中。
母は、ナースである辺見に将来的にサトコの面倒を辺見に見させようとしていています。
そんななか辺見は、今まで“かまってちゃん”だと思っていたサトコが、自分の葬式代を貯金していることを知り、自殺してしまった患者さんの気持ちが少しわかったような気がしました。
病気に蝕まれ亡くなるくらいなら、自分が自分であるうちに最期を選ぶ権利。
辺見はそんな覚悟を、サトコと末期がんの患者さんから学ぶのでした。
また辺見の他にも、ステージ4のガンを宣告される先輩看護師・赤根さん、めんどくさい患者を「消す」ことが「救い」だという九条さん、元アル中だったヘルパーさんなど、患者さんに負けない個性的な医療従事者のエピソードも沢山出てきます。
人はいつか必ず亡くなってしまう。だからこそ、この物語は誰にとっても人ごとではありません。
自宅で家族が看取るというのがベストだと思いますが、今はそれが難しいのが現実。
だからといって病院で亡くなることが不幸とは限りません。
終末期病棟で働く人々は常に完璧主義ではありませんが、多くの医療従事者たちは精神をすり減らしなながら、患者さんへの優しさや思いやり持って看取ってくれています。
暗くて重くなりがちな終末期医療ですが、ユーモアを交えて語られるリアルな現場の様子は、日常の延長として身近な問題として考えさせてくれます。
看取りのケアをしている看護師や看取られる側の細やかな感情も描かれていますので、ぜひ自分の最期、家族の最期を想像しながら読んでみて下さいね。
漫画『お別れホスピタル』が全巻読める電子書籍サイト
漫画『お別れホスピタル』を配信している電子書籍サイトを表にまとめました。
コミックシーモア> |
〇 配信中 無料会員で利用可 新規登録70%オフクーポン |
Amebaマンガ> |
〇 配信中 無料会員で利用可 100冊40%オフクーポン |
eBookJapan> |
〇 配信中 無料会員で利用可 70%OFFクーポン値引上限2,000円 |
まんが王国> |
〇 配信中 無料会員で利用可 最大50%ポイント還元 |
DMMブックス> |
〇 配信中 無料会員で利用可 対象作品70%オフクーポン |
コミック.jp> |
〇 配信中 初回30日間無料無料 無料期間に1,200円分のポイント |
U-NEXT> | 〇 配信中 初回31日間無料 無料期間に600円分のポイント |
kindleストア> |
〇 配信中 無料会員で利用可 1冊70%オフクーポン |
上の表にある電子書籍サイトを実際に利用して比較した結果、漫画『お別れホスピタル』を読むなら「コミックシーモア」がおすすめです。
◆コミックシーモアのメリット
コミックシーモアのメリットは、ズバリお得感。
新規会員登録で すぐに使える70%OFFクーポンや月額メニュー登録最大20000ポイント還元などの特典が受けられます。
また、創業から15年の国内最大級の電子書籍サイトだけあって、99万冊以上の品揃えを誇り、漫画を中心に総合的なジャンルの本が読むことができます。
●クーポン配布が多い
●毎月お得な大量キャンペーン
●月額メニューの利用で高い還元率
特に、初回の月額メニュー登録は、後日全額(100%)還元されるため、全巻まとめ読みしたい方には超オススメです。
◆読み放題は本当にお得
コミックシーモアの読み放題は以下2つのコースがあります。
●読み放題ライト…月額780円(税込)
●読み放題フル…月額1,480円(税込)
ライトとフルは、読めるジャンルの数で違います。
フルの場合は、
・BL
・TL
・オトナコミック
・ライトノベル
が読み放題ジャンルに加わります。
ライトであっても45,000冊以上、読み放題フルでは110,000冊以上の電子書籍が読み放題です。
「コミックシーモア」は、価格面、品揃え、使いやすさ と総合的に評価されている電子書籍ストアなのです。
※この配信情報は2023年10月現在のものです。会員登録特典のポイント、クーポンなども、予告なく変更・終了する場合がございますので、詳しくは公式サイトでご確認ください。
この記事へのコメントはありません。