ドラマ【肩ごしの恋人】最終話までのあらすじ・ネタバレ・名言集・感想
2007年にTBS系で放送されたドラマ「肩ごしの恋人」。女性の本音と日常をあけすけに表現し、多くの女性の共感を呼んだドラマです。萌とるり子という対照的で魅力的な女性がくりひろげる恋愛哲学ドラマ「肩ごしの恋人」の最終話までのあらすじ、ネタバレとハッとさせられる名言集をまとめてみました。
ドラマ「肩ごしの恋人」最終話までのあらすじとネタバレ
肩ごしの恋人:第一話「迷える三十路」
輸入代行会社でOLをする早坂萌 (米倉涼子) は、幼馴染・室野るり子 (高岡早紀) の3度目となる結婚式に出席しようとしていた。ところが、会場に到着するなり、るり子の結婚相手・信之 (永井大) が駆けつけ、妻が突然結婚しないと言い出したから説得して欲しいというのだ。そして、るり子がどうしても落とせなかった男・柿崎祐介(田辺誠一)と遭遇し意気投合。二人はそのままホテルへ。
肩ごしの恋人:第二話「迷える女の出世と恋」
萌(米倉涼子)は、自宅に泊めたアルバイトの家出少年・崇(佐野和真)が高校生だったと知り、唖然とする。そこへ、るり子(高岡早紀)が訪ねて来て、崇の存在が発覚してしまう。そんな中、萌の会社で新しい部門を作ることに。高野(若村麻由美)からその部門の責任者になるよう言い渡された萌だが、その部門とはアダルト系商品を専門に扱う部署で…。
肩ごしの恋人:第三話「情けなくて涙が出る」
8年間働いた会社を辞めた萌(米倉涼子)。るり子(高岡早紀)と信之(永井大)は萌を手料理でもてなすが、るり子が信之の浮気を指摘し、修羅場になってしまう。そんな中、るり子は信之の浮気相手・エリ(三津谷葉子)から、話したいことがあると呼び出された。盛り上がったるり子は、意気揚々と会いに出かけるが…。
肩ごしの恋人:第四話「お局VS結婚しない女」
萌(米倉涼子)のマンションで、萌・るり子(高岡早紀)・崇(佐野和真)の共同生活が始まった。そこへ、るり子を探しに信之(永井大)が訪ねてきた。別れるというるり子に、信之は土下座をして謝る。そんな中、派遣先が決まった萌は仕事に出かけるが、お局のような存在の恭子(夏木マリ)とぶつかり…。
肩ごしの恋人:第五話「彼の秘密私の事情」
るり子(高岡早紀)は信之(永井大)のために、マンションに帰って掃除や料理を作り置きしてきた。そして、もう一度やり直そうと決心する。そんな中、るり子は信之と食事をしようと、彼の会社近くのレストランに行く。しかし、そこには楽しそうに食事をしている信之と浮気相手のエリ(三津谷葉子)の姿が…。
肩ごしの恋人:第六話「修羅場の温泉旅行」
柿崎(田辺誠一)と萌(米倉涼子)は、るり子(高岡早紀)の後押しもあり伊豆・修善寺へ旅行することに。だが偶然にも、柿崎の妻・千佳(中山恵)が友人を伴って同じ温泉に来ていることが分かった。旅行に来たことを後悔する萌に、柿崎は「離婚になってもいいから、本当のことを話そう」と言い出す。
肩ごしの恋人:第七話「祭りのあとの告白」
崇(佐野和真)の母・志保(七瀬なつみ)から「1週間以内に崇が家に戻ってこなければ訴える」と言われた萌(米倉涼子)。一方、リョウ(要潤)を好きになってしまったるり子(高岡早紀)は、ゲイバー「キッチュ」のマスター・文ちゃん(池内博之)から夏祭りがあることを聞く。良い機会と思ったるり子は、萌に柿崎(田辺誠一)を誘うよう勧めるが…。
肩ごしの恋人:第八話「衝撃の夜別れの朝」
崇(佐野和真)との共同生活に終わりを告げ、柿崎(田辺誠一)との別れを決意した萌(米倉涼子)は、リョウ(要潤)の書店でアルバイトを始めることに。そんな中、萌は31歳の誕生日を迎えた。しかし、るり子(高岡早紀)は完全にそれを忘れている様子。はじめてひとりで過ごす誕生日が終わろうとしていたが…。
肩ごしの恋人:最終話「女のダンディズム」
萌(米倉涼子)が妊娠。それを知ったるり子(高岡早紀)は、柿崎(田辺誠一)の子供に違いないと思い込み、ふたりを引き合わせようとしていた。そんな萌に、崇(佐野和真)から「会いたい」とのメールが届く。その頃、るり子のもとには復縁を迫ろうと夫・信之(永井大)が訪ねてきて…。
肩ごしの恋人ラストネタバレ
萌(米倉涼子)の妊娠を知った るり子(高岡早紀) は、
柿崎 (田辺誠一) の子供に違いないと勝手に思い込み、
ふたりを再び引き合わせようとしていました。
ところが、ひとり大騒ぎのるり子を他所に、柿崎と会うことを拒否する萌。
それは、萌の子供が、別の相手との子供である事を意味していたのです。
別の男の子を宿したと萌から聞かされた柿崎は、妻とは離婚したのでお腹の子も含めて
三人で暮らそうと持ち掛けるが、萌は柿崎の申し出を断ります。
そんな萌に、実家に戻って以来一度も顔を合わせていない
崇 (佐野和真) から「会いたい」とのメールが届きます。
すぐに返信を送る萌でしたが、その連絡は、
崇の人生の選択を大きく変えようとしていました。
なんと萌のお腹の中の父親は、崇だったのです。
その頃、るり子の元には、復縁を迫ろうと夫・信之(永井大) 訪ねてきます。
離婚を決意していたるり子でしたが、信之の誠心誠意、
直球の言葉が心に響き復縁を意識し始めることに…。
そして、るり子は萌の決断が理解できず「一人で何でもできるほど、人生は簡単じゃない!」と言います。
しかし、萌は「私は一人なんだからしょうがないじゃない!
るり子みたいにはなれない女だっている。一人で何とかするしか…」と反論。
その言葉を聞き、るり子はある決心をします。
そしてラストシーンは、崇は10年間イギリスに留学します。
そして必ずいい男になって帰ってくると萌に宣言して萌の元から去っていきます。
新たな生命の誕生を待つ萌に「一緒に子供を育てよう」と、
最高の言葉を、最高に大切な人から言われます。それは崇でも柿崎でもなく
萌の親友である、るり子だったのです。
一度は決意した信之との復縁を翻し、それまで嫌がっていた巣鴨の青果市場で働くことを決め、
萌に対して三人で暮らすことを宣言。
「だから、もう一人だなんて言わないで…」と。
これまでのるり子にはなかった「誰かのために生きる」という選択をするのです。
ドラマ「肩ごしの恋人」名言集
「肩ごしの恋人」には、30代40代の女性が共感しハッとさせられる名言がたくさん出てきます。
その一部をご紹介しますね。
●私は鮫科の女なんだと思う 鮫って、常に泳いでいないと死んでしまうんだって。私も常に愛に翻弄されてないと生きてゆけないのよ
●若い女は嫌いじゃない。けれど若さを武器にしたり、被害者になる知恵をつけた女は大嫌いだ
●ひとりの食事は、食べ方を下品にする
●女の子に人気があって、男の子に全然モテない女の子が、世の中でいちばん不幸なの
●おたくはダンナを愛してるんじゃなくて、結婚を愛してるんだ
●攻撃するしか自分を守る方法を知らないのは馬鹿のやることだ。
●女であることで、すでに共犯者だ
いかがですか?哲学的で深い言葉がたくさん出てくるのも、このドラマの見所です。

ドラマ「肩ごしの恋人」の感想
原作は唯川恵さんで、この作品で直木賞を受賞しています。
序盤は、高岡早紀さん演じる“るり子”のキャラクターに圧倒されます。
ここまで女としての武器を利用する女は絶対に友達になりたくない(笑)。
それに対して萌(米倉涼子)は、超がつく現実主義者。仕事もまじめにこなし、男に媚びたりしない。冷静に自分を分析し、るり子を見て冷静に女というものを分析しています。
この二人を見ていると実に対照的なだけに、最初は非常識だった“るり子”の考えも、妙に納得できる部分も出てきて、女性であるがゆえの息苦しさも垣間見えます。
家出少年と3人で暮らしたり、ゲイバーに行ってマスターの紹介でバイトを始めたりこのドラマは、普通の恋愛ドラマとは違い様々な事情を抱えた人々も登場します。
そこに女性の深い友情も加わり、普通の結婚って家族って一体何だろう?幸せって何だろう?と考えさせてくれるドラマでもありました。
この感想を書いてたら、また最初から見返したくなってきました(笑)
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