『七夕の国』ネタバレ!あらすじ~最終回までの結末を相関図付きで

『寄生獣』で知られる岩明均先生の人気SF漫画『七夕の国』が、実写ドラマ化されます。そこで今回は、稀代の名作として根強いファンを獲得した『七夕の国』のあらすじ~最終回までの結末を相関図付きでご紹介いたします。
『七夕の国』あらすじ
あらゆる物に手を触れずに小さな穴をあけることが出来る南丸洋二(通称:ナン丸)は、大学4年生になっても就職活動もせず大学の超能力研究サークルに入り浸っていた。
そんななか、ナン丸は掲示板でゼミの教授・丸神正美に呼び出されて研究室に行ってみたが、丸神の姿はなく行方不明になっていることが発覚する。
残された研究員によると、どうやら丸神は故郷である東北の「丸神の里」に向かったまま連絡が取れないという。
さらに、丸神とナン丸は共通の祖先をルーツに持っていることが分かる。
ナン丸と他の研究生、講師は、丸神の足取りを追って「丸神の里」を訪れるが、そこでカントリークラブの建設計画を進めていた建設会社の社長の上半身を丸くえぐりとられた遺体が発見される。
果たして、丸神教授はどこにいったのか?
「丸神の里」と、ナン丸の穴をあける能力との関係は?
そして、この能力は一体何のために生まれたのか?
『七夕の国』登場人物&相関図
◆登場人物
◆南丸洋二・・・就職を控えた大学4年生。手を触れずに物質にごく小さな穴を空ける能力を持つ。
◆丸神正美・・・大学の民俗学教授。「丸神の里」に向かったあと行方不明となる。
◆江美早百合・・・丸神ゼミの講師。丸神教授の消息、丸神の里に伝わる超能力や七夕祭りの謎を調査する。丸神教授に想いよ寄せる。
◆多賀谷 守・・・丸神ゼミに所属する大学生。丸神から丸神山周辺の模型を作るという依頼を40万円で受ける。恩師を探すため南丸たちと「丸神の里」を訪れる。
◆東丸幸子・・・「丸神の里」の超能力を伝える東丸家の長女。兄の高志に「手が届く能力」を使った虐待を受けトラウマとなる。現在は丸川町にある喫茶店でアルバイトをしている。
◆東丸高志・・・東丸家の長男。「物体に穴を空ける」超能力で、里でのごく一部しかいない「手が届く能力」の持ち主。金儲けのために里を飛び出す。
◆東丸隆三・・・高志と幸子の大叔父。現在の「丸神の里」の長。「手が届く能力」と「窓の外を見る能力」両方を持つ。かつては神官をしていた。超能力を使いすぎたため人間離れした外見に変わりつつある。
◆丸神頼之・・・元神官。「手が届く能力」と「窓の外を見る能力」両方を持つ。「穴を空ける球体」を瞬時にいくつも出現させられ、里のなかでも能力の使い方が上手い。ただ、超能力を使いすぎたせいで宇宙人のような姿に変貌している。将来を期待されていたが、「奇妙な夢」の呪縛から逃れるため、4年前に町を出た。
◆丸神正頼・・・東北にある「丸神の里」の豪族。南丸と正美の共通の祖先。
◆相関図
※無断転載ご遠慮ください。
『七夕の国』最終回までの結末をネタバレ
ネタバレに行く前に、まずは謎を解くカギとして、物語に登場する2つの能力を解説します。
●窓の外を見る(窓をひらく)能力・・・「丸神の里」に住む人々の多くが持つ能力で、得体の知れない恐い夢を見る。怖い夢のせいで里の者たちは丸神の里に縛り付けられ、丸山の地形を守るようにしむけられている。
●手が届く能力・・・不思議な球体を対象に当て、球と同じ容積を消失させる能力。里の人々のごく一部しか備わっていない能力。使いすぎると、外見が宇宙人のように変貌する。
丸神教授は、これらの能力を里の住民に与えた者を日異種族「カササギ」と仮称しています。
また、里で祭りの儀式を執り行う神官になるには、「窓の外を見る能力」「手が届く能力」2つの能力を持ち合わせてないとなることができず、近年は「手が届く能力」を持つ者が減っています。
◆ナン丸の能力
ナン丸は喫茶店で働く東丸幸子の兄と知り合い、幸子自身が“丸神の血を継ぐ者”で、その者のみが持つ不思議な力の存在を教えられます。
そしてナン丸は、幸子の兄・高志の手ほどきにより、「手が届く能力」を進化させ、球体を生み出しそれをぶつけて消すパワーを増大させます。
野心家の高志は、ナン丸の能力を超能力セミナーの見世物として詐欺に利用しようとしますが、ナン丸は途中で気づき踏みとどまります。
そんななか、ナン丸が交通事故にあった子供を超能力で助け出した時の写真が偶然撮影され、テレビで取り上げられてしまいます。
◆窓の内と外
ナン丸の正体を知った丸神頼之は、高志を呼び出し「どうしても許せないヤツがいる」と話します。
一方、自身の能力を試すためだけに、巨大な球体で車や飛行機、ビルなどをもっていく(=消し去る)頼之の暴走を止めようと、ナン丸たちは再び「丸神の里」に向かいます。
本家の大叔父・東丸隆三の元を訪れていた頼之と高志は、突然 現れた機関銃を持った男に襲われ、隆三と高志は亡くなってしまいます。
その夜、幸子の実家に泊まらせてもらうことになったナン丸は、幸子から死後の世界つまり「窓の外」の世界の話を聞きました。
翌朝、丸神ゼミの講師・江美早百合は、「カササギ…」と言葉を漏らし、丸神の手紙にあった「毎年の祭りのスケジュールと旗については順番が逆である」という意味が分かったと話しました。
◆一触即発
いまや「九神の里」は警察に包囲され監視されていました。
ナン丸は公民館に向かい、頼之を出せという警察と里の住民の争いを防ぐため提案をしていましたが、そこに額に大きな宝石を埋め込み、宇宙人のような容姿をした丸神教授が現れます。
丸神教授は住民を説得し、頼之を逮捕するために警察へ協力することを約束しました。
そして、丸神教授は多賀谷が作った丸神の里の模型を用いながら、「カササギ」について説明を始めました。
◆「カササギ」とは?
1000年ほど昔、丸神の里の住民に干渉をして超能力を与えたのは、宇宙人でした。
宇宙人の仮称・カササギは入植するため、里の者に「手が届く能力」「窓の外が見える能力」で恐怖心を植え付け、その土地に縛りつけました。
人工物のように平らな頂上をしている丸神山など特殊な地形を守り続けたことや毎年夏至をはさんだ7日間に行われる七夕祭りは、定期的にやってくるカササギを導くためのものだったのです。
◆結末
「手が届く能力」を使い過ぎた頼之は、ほぼ「カササギ」に近づきつつありました。
そして、「手が届く能力」で作り出す球体は「窓」ではなく「玄関」であるとつたえ、自ら生み出した球体で丸神山の山頂ごともっていかれよう(=新しい世界に行こう)とします。
そんな頼之を見た幸子は、彼についていこうとしますが、ナン丸に止められこの世界に留まることにしました。
超能力を巡る騒動からしばらくたった頃、ナン丸は幸子の待つ丸川町へと向かうのでした。-END-
『七夕の国』感想
丸神教授の失踪、奇妙な殺人事件、閉鎖的な里…いくつもの謎が浮かびあがり、1巻から不穏な空気がプンプンの『七夕の国』。
私的にはSFはちょっと苦手なのですが、土着的というか民俗学的な要素がベースにあったので、めちゃくちゃ面白かったです。
岩明均先生の「寄生獣」を読んでいただけに、絶対に想像もつかない展開になるだろうと予想していましたが、さすが期待を裏切らない突拍子な設定で、完成度も高い。
また、ナン丸くんがかなりのポジティブ思考で楽観的なので、じめじめした感じになりすぎず「寄生獣」よりも万人受けする作品だなと感じました。
安易に、超能力バトルに持っていくのではなく、孤独への恐怖、自由への渇望など人間の内面に目を向けているのも味わい深いですね。
短いストーリーですが、何度も読み返したくたくなる中毒性もあり、小学生の頃に読んで未だに記憶に残っているのも納得です。
「窓の外」には一体何があるのかは、最後まで分からずじまいでしたが、その曖昧さが読む人によって様々な解釈が出来るところも、本作の魅力だと思います。
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