【美智子さま物語】永作演じる東宮女官長とは?実在モデルは牧野純子?
新元号が『令和』に変わるタイミングで、フジテレビで30日に放送される『プリンセス美智子さま物語』。主演の永作博美さんが演じるのが、“東宮女官長”。美智子さまに仕える女官のトップということですが、「どんなお仕事?」、「実在するモデルは誰?」など気になったので、“東宮女官長”について調べてみました。
「美智子さま物語」永作博美が演じる東宮女官長とは?
主演の永作博美さんが演じる“東宮女官長”とは、一体どんな仕事をする人なのか調べてみました。
では最初に、皇室での仕事にはどのような職種があるのかまとめました。
皇室のお仕事は3つ
皇室のお仕事は、大きく分けて3種類あります。
■宮内庁職員
■内廷職員
■御用掛
この中で、 東宮女官長は宮内庁職員の中に入ります。
宮内庁の職員は、各省庁から採用される人がほとんどです。
東宮女官長は宮内庁職員の中の東宮職というものに分類されます。
東宮職は、東宮大夫の統括の下に、東宮侍従長・東宮侍従・東宮女官長・東宮女官・東宮侍医長・東宮侍医などの職員がいます。
東宮女官長とは?
皇太子妃(美智子さま)の付き添い、従い、身の回りの世話などを担当し、
東宮の女官達をとりまとめ、監督することを仕事としています。
民間から皇室に嫁いだ美智子さんにとって、皇室のしきたりを教えるお妃教育係といったところでしょうか。
皇室にとってのふさわしい服装のアドバイスや、子供の学校にいたるまで様々なことに関わっていた人です。
前例のない子育てやファッションを持ち込んだ美智子さまは、東宮女官長に厳しく戒められたという話もあります。
そんな苦労をなされた美智子さまは、昔の自分と同じ立場の雅子さまに、どう接しているのでしょうか。
以下の記事にまとめてみましたので、ごらんください。
「美智子さま物語」東宮女官長とのモデルは牧野純子さん?
『プリンセス美智子さま物語』で主演の永作博美さんが演じる東宮女官のモデルは、
美智子さまが皇太子妃になられた頃から、10年間お仕えした牧野純子さんであることが濃厚です。
牧野純子さんを調べると、美智子さまをいじめていたと週刊誌に書かれることも多かった人物ですが、本当はどうだったのでしょうか?
東宮女官長の牧野純子(まきの・すみこ)さんとは?
美智子さまに仕えていた東宮女官長の牧野純子さんは、
鍋島直明男爵の娘で、薩長連合を成立させた 大久保利通の孫にあたる牧野伸顕仲通の妻です。
その純子さんの夫・牧野伸顕仲通は戦争中に亡くなりましたが、1男3女の子供がいました。
東宮女官長になったきっかけ
牧野さんの夫が華族だったこともあり、皇族や宮中に詳しいということで、
美智子妃殿下にお仕えする仕事に就いて欲しいとお願いされたようです。
その東宮女官長の選定に当たったのが、 美智子さまが皇室に入ることに反対していた東宮職参与だったようです。
(ドラマでは、藤永菊子として、若村麻由美さんが演じています。)
美智子さまが皇室に入ることを快く思わない人【東宮職参与)に選ばれて入った牧野さんも当然、美智子さまには厳しくせざるおえなかったと共に、
平民出の美智子さまの召使いになるのは、華族出身の誇りが許さなかったとも言われています。
牧野純子さんは美智子さまをいじめていた?
お若い頃の上皇と上皇后美智子さま。見るものをグッとつかむ気品とオーラ。圧巻。圧勝。 pic.twitter.com/BPfXlCBMpM
— 涼子@アプリ婚活 (@ryoko__xyz) June 5, 2022
その当時の週刊誌には、牧野さんが、美智子さまを“いじめていた”と書かれていました。
■牧野女官長が常々、「そんなことでは、妃殿下はつとまりません!」などと言っていた。
■浩宮さまが誕生したときにカメラマンが撮りやすいように車の窓を下げたことを注意。
■ご成婚後の伊勢神宮参拝時の皇后さまのお洋服が宝塚のようだと注意。
これを聞いただけでは、伝統を重んじる立場から美智子さまを注意するのは仕方がなかったかもしれません。
美智子さまにとっては、さまざまな批判にさらされ、お辛かったとは思います。
しかし、牧野純子さんは、 東宮女官長としての任務を忠実に果たしただけ。
厳格な性格であり、自分に誇りもって生きていた人のような気がします。
そんな牧野女官は、最初は美智子さまに厳しく接していましたが、
妃殿下のお人柄やご努力を近くで目の当たりにして、次第に考えを変えていったようです。
まとめ
今回のフジテレビのドラマ『プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡』で、注目された東宮女官長というお仕事。
、伝統を重んじ、お妃の教育係として時には厳しく正すお仕事でもあったようです。
民間から皇室に嫁がれた美智子さまも、相当なご苦労があったことも事実ですが、
このドラマが、東宮女官長が“美智子妃をいじめていた”だけで片付けるのではなく、
牧野純子さんという人物の目線から美智子さまを描くことで、
本当の皇室の世界が分かる良いきかっけにもなると思います。
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