お父さんは心配症のあらすじ・最終回・登場人物ちびまるこちゃんとの伝説の合作も

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1980年代に少女漫画「りぼん」に連載された、伝説のギャグ漫画「おとうさんは心配症」をご存知でしょうか?

作者は「岡田あーみん」。男性だと思われている方も多いですが、実は美人女性漫画家です。

私は小学生の頃にこの漫画を読んで、その少女漫画らしからぬインパクトと衝撃で、今でも鮮明に脳裏にこびりついている作品です。

当時、周りの友人達も、またたくまに「あーみんワールド」に惹き込まれ、その世界に震撼していました。

アラフォー世代になった現在でも、「お父さんは心配症」が時々話題になるほどです。

今から四半世紀以上も前に連載された、変態漫画「お父さんは心配症」のあらすじ・最終回・登場人物を

振り返ってみたいと思います。

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漫画「お父さんは心配症」とは

「お父さんは心配症」は、集英社「りぼん」で1984年11月号から1988年11月号まで連載されていた漫画です。

なお、「お父さんは心配」であって「お父さんは心配」ではないので、ご注意を。

作者は沖縄県出身の「岡田あーみん」。

高校生在学中に「米須(よねす)あーみん」の名で投稿した「お父さんは心配症」が第162回りぼんNEW漫画スクールの準りぼん賞を受賞。

まだ高校生の時に受賞とは・・・。恐ろしい才能ですね。

当時の「岡田あーみん」さんにキャッチフレーズは“少女漫画に咲くドクダミの花”納得です(笑)。

少女漫画を無視した設定や、女の子向けのギャグとは到底思えないものながら、ストーリーのテンポ・キャラクター設定のよさから審査員から絶賛されました。

その影響は子供からじわじわと広がり、こっそり娘の愛読誌を読む父親からも支持を得ていました。

また国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」との合作を果たした回もあります。

キラキラ少女漫画「りぼん」にあるまじき雑で単純な線で描かれた絵や文字、殴る、蹴る、流血、吐血も当たり前で、薬物系やヤ○ザ系、精神病などの話も絡んでくるのでカオスです。

ですので、面白いを通り越して危ういほど奇天烈な出来事が畳みかけるように起こり息つく暇もありません。

それから、忘れてはからないのが登場人物です。常人には理解しがたい珍妙過ぎるキャラクター達が次々と登場するのも魅力の1つです。

りぼんに掲載されていたことが不思議なくらいの、際どいブラックジョークや豪快なギャグと絵柄で、

今でもマニアの間では、伝説として語り継がれる作品です。

「お父さんは心配症」あらすじ

佐々木光太郎は、16歳高校生の娘(典子)を持つ中年のサラリーマン。妻に先立たれ、娘と父の二人暮らしの生活の中、

娘が非行に走ってしまわないかと心配するあまり、常軌を逸した行動に出てしまいます。

一方、心配症の父を持つ典子は、父の心配など必要ないほど、よくできた娘。

彼氏の北野くんも、近年まれにみる好青年であり、清い交際を続けているのですが、

父(パピィ)の心配症は、ますますエスカレートして、二人のデートを邪魔したり、恋人の北野くんを攻撃したりと

サッカー部主将の片桐や、その片桐の家の執事の福永や、光太郎憧れの安井さんなどの変態達?を巻き込み、異常な大騒動を繰りひろげることになるのです。

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「お父さんは心配症」の登場人物

佐々木 光太郎(ささき こうたろう)

主人公。典子の父。通称“パピィ”
真面目で何事にも一生懸命だが、騙されやすいおじさん。妻に先立たれ、一人娘を大事に想うあまりに異常なほどの心配症になり、常識外れの変態的な行動に出ることが多い。娘に近づく男(特に北野くん)には容赦しない。だが、北野くんに対してはどんなに痛めつけても典子を一途に愛してくれる事に感謝している部分もあるようである(作中では誤魔化していたが)。また、安井さんに惚れてからは例え患者だろうと彼女に近づく男には容赦しない。空回りもあるが、基本的には物事に一生懸命に取り組む真面目な性格。娘や亡き妻、北野くんからは慕われている。また、『ちびまる子ちゃん』との合作でまる子と出会った時には(変態的かつ強引ではあったが)優しく接し、典子の幼少時の頃を思い返していた(デパートで呼び出された時、「淀川区から来た」と言われているため、淀川区出身と思われる)。特技は変装だが、決して眼鏡をはずす事はない為、素顔は謎。説得力があり、テレビの教育討論番組に出演を依頼されたり、バレンタインデーにはPTAの特別役員として保護者達を言葉巧みに丸め込み、チョコを貰えない男子達をも扇動して北野くんやチョコを受け取った他の男子達からチョコを奪った。また、騙されやすいところがあり、幼少の頃から色々騙されてきた事から毎年4月1日には警察に必ず電話し、騙されないように警戒心を強めている。最終回では、好きな歌手は天地真理。好きな唄は舟木一夫の高校三年生。好きな食べ物はすきやき、きつねうどん、酢豚。シャンプーは牛乳石鹸を使っている。係長を目指している。北野を闇に葬るのが夢。

佐々木 典子(ささき のりこ)

本作のヒロイン。今時珍しい、とてもよくできた性格の高校生。父親の心配症ぶりに苦労しているが、心底嫌っておらず、父のことは誰よりも慕っている。北野くんとは清い関係の恋人同士。父の代わりに家事をこなしている。9月13日生まれ。身長156cm、体重は秘密。好きな俳優はスティーブ・マックイーン。ハンカチコレクションをしている。漫画はたまにコミックスを買う程度。ショートヘアにも憧れている。今欲しいものは自転車。とにかく父の心配症が治る方法が欲しい。唯一まともなキャラだったが、連載終了後の「あーみんの好き放題劇場」では、作者に「唯一まともでいられた典子が一番の変人」と言われた。

北野くん(きたのくん)

典子の彼氏。好青年だが、光太郎の嫌がらせでいつもデートの邪魔をされている。典子が財閥の御曹司(後述)とデートすることになった際に光太郎が助けを求めてきたり、窮地に立たされた場合は光太郎と絶妙のコンビベーションを発揮したりと、同じ思いを持つお父さんと北野くんの気持ちがどんどんリンクしていく。典子への愛は本物で、光太郎の心配症すら上回るレベルである。時としてその行動が異常となることがあり、光太郎ですらドン引きさせる程。いつも名字で呼ばれており、名は最後まで不明だったが、持っていた万年筆には『T.KITANO』としめされていた。好きな歌手は小林麻美。好きな音楽はサザン、ビリージョエル。漫画が好きで、少女漫画も結構好きな方。ラジオはたまに聞く。好きな食べ物は肉まん、チョコパフェ、お好み焼き。勉強は嫌いで、苦手なものは朝、テスト(テスト前はいつも典子に教えてもらってる)。

片桐(かたぎり)

典子と北野くんが所属するサッカー部のキャプテン。初登場では比較的まともな人物だったが、早い段階から変態化する。御曹司で性格が悪くワガママであり、貧乏人をバカにして育った。実力や人望でなくその性格に根負けした周囲に渋々認められてキャプテンに就任した様である。光太郎に他の部員と一緒に性犯罪者扱いされた事がある。一重とたらこ唇が特徴。母親からは「ミッシェル」と呼ばれている。終盤では2度も無免許運転を行い、その度に警察に捕まっていた(通報は主に福永が行っている)。

安井 智恵子(やすい ちえこ)

課長が紹介した光太郎のお見合い相手で、もう一人のヒロイン。職業は看護婦。天然ボケとおっとりしており、基本的控えめでしかも優しく、非の打ち所のない美人キャラ。しかし、目の前で起こる変態な出来事にも物怖じせず、時には大胆かつエキセントリックな行動に出る。例えば、中近東の踊り子の格好をして踊ってみたり、うどん打ちをするのはいいのですが、なぜかそのうどんが大蛇のように動き回り、そのうどんを調教してみたり、かき氷を100杯以上食べてお腹を壊したり…まともなようで、実は変態でもある。なので、パピィの変態にも全然動じない大きな心も持っている。

安井 守(やすい まもる)

智恵子の一人息子。素直で優しい性格で、光太郎からは時に虐待に近い扱いを受けることもあるが、話が進むごとに実の親子にも劣らない確固たる絆を築いていった。典子や北野にも懐いている。初登場時は亡くなった父が伊賀忍者の子孫で、自身は忍者の末裔だった。後に学校でいじめられているが、それを見かねた光太郎に庇ってもらったことがある。なお、忍者という設定は当時の担当編集者のアイディアである。最終回では、母が晴れて光太郎と結婚したことで「佐々木 守」となり、典子の義弟になった。

寝棺 竹子(ねかん たけこ)

光太郎のおばさんが紹介した光太郎の最初のお見合い相手。未亡人で体が病弱。よく血を吐くが本当に死にそうになった事はない。その後も息子と共に時々登場してくる。特異技はリンボーダンス。伝染しない病気だけならまだしも、なんと赤痢という伝染病にまで罹患しており、周囲に病原菌をまき散らしちゃう恐ろしい存在。

寝棺 一郎(ねかん いちろう)

寝棺さんの一人息子。中学生。最初は母親に反抗してましたが、自分のためにお見合いをする母親を見た後、改心して母想いになる。(トレードマークのリーゼントは自由自在に動き、物を掴んだりバレーボールができる等と変幻自在。

「お父さんは心配症」最終回

まさかの最終回の1話前で主人公のパピィこと佐々木光太郎が、片桐の車に轢かれて死んでしまいますが、あの世でも生きていた頃と変わらない暴走をみせ、ついには、あの世から追い出されてしまいます笑

そうして、あの世から生き返り、交際相手の安井さんに、プロポーズをし最終回では、晴れて結婚式を挙げるところで終わります。

ラストだけみると、普通の少女漫画のようなハッピーエンドですが、そこに行くまでの道のりが珍妙で交際中は、猛獣が襲ってきたり暴走車が突っ込んできたりと色々ありすぎて、最後もまたどんでん返しがあるんじゃないかとドキドキして読み終えたものです。

「ちびまる子ちゃん」と「お父さんは心配症」伝説のコラボ回

岡田あーみんさんと、さくらももこさんは同い年ということで交流もあり、「りぼん」誌上で「ちびまる子ちゃん」と「お父さんは心配症」のコラボ作品が生まれました。

ふたりとも「りぼん」で浮いている独特の作風を持った作家同士という事もあり、意気投合。合作の際には一緒に合宿をしたそうです。

ストーリーは、まる子と光太郎は知り合いという設定で物語が始まります。

夏休みの昆虫採集の宿題のためにデパートに行き、偶然出くわした光太郎と同行したために、変態ギャグ漫画の世界に迷いこんでしまいます。

まる子に直接危害は及びませんが、光太郎に置き去りにされて迷子になり、危うく家に帰れなくなって結果的に光太郎の騒動に巻き込まれるお話となっています。

 

感想

漫画「お父さんは心配症」は、ハチャメチャなストーリーなので、物語としては、あまり期待しないでください。

とにかく頭をカラッポにして、ただただ楽しんで笑う、それだけでいいんです。

とにかく悩み事があるとき、嫌な事があったとき、元気のないときに読むと、日常の嫌なことを吹き飛ばしてくれるので、私にとっては特効薬のようなものなのです。

しかし、奇抜なストーリーながら、少女漫画と感じられる部分もこの漫画にはあり、それは娘を想う父親の一途な想いとそれに対する娘の父親への想いが描かれている事で、突然泣ける話を挟んでくるところもニクいんです。

岡田あーみんさんの独特なセンスと疾走感の魅力にはまり、少女漫画規制ギリギリ感、いや完全にオーバーしている…ギャグに悶絶、終いにはアラフォーになった今でも忘れられずに定期的に読んで、お腹がよじれるほど笑ってしまう「あー民」信者になってしまいました。(小学校に読んで笑った話が、大人になっても同じように笑えるってすごい!)

一度ハマるとクセになる、ある意味で麻薬のような中毒性があるこの作品を、まだ読んだことのない方は、ぜひ一読してみて下さい!

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