麒麟がくるの色がおかしい衣装が派手すぎて目がチカチカする理由

大河ドラマ

大河ドラマ「麒麟がくる」がスタートしましたが、放送直後から「衣装がカラフル」、「極彩色で美しい」「目がチカチカ」するなど様々な意見が出ています。

そこで、「麒麟がくる」の衣装デザインは誰が担当しているのか、鮮やかにした理由を考えてみたいと思います。

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「麒麟がくる」衣装デザイナーは黒澤和子さん

「麒麟がくる」でメインキャラクターから庶民・農民の衣装まですべて手掛けるのは、日本を代表する映画監督・黒澤明さんの娘である黒澤和子さんです。

「麒麟がくる」衣装デザインは黒澤和子

黒澤和子さんが、着物の衣装を担当するのは、これが初めてではありません。

過去には「たそがれ清兵衛」「座頭市」「武士の一分」「西郷どん」などを手掛け、最近では映画「万引き家族」の衣装も担当しています。

洋服を一つ買うとなれば銀座の端から端まで歩いて探すような、おしゃれな母親から影響を受け、黒澤さんはスタイリストの学校に進学し、19歳より衣装関係の仕事に就きました。

母親が亡くなったあとしばらくして、父・黒澤明さんから「ねえ、一緒に働かないか」と誘われ、黒澤組の衣装スタッフとして働き始めたそうですよ。

今回の「麒麟がくる」の鮮やかな衣装をみて、黒澤監督の映画「乱」や「夢」を思い浮かべたのは私だけではないはず…。

監督のイメージをカタチに

黒澤和子さんが衣装デザインをするときは、まずは監督がイメージを聞き出し、それに沿ってデザインをしていきます。

「麒麟がくる」では、

「4K放送なのだから、カラフルな映像にしたい」

という要望もあり、時代考証をしながらキャラクター一人一人の性格に、色鮮やかな衣装を落とし込んでいく作業をしました。

明智光秀は青、駒はオレンジ、帰蝶は白といったように登場人物には、それぞれテーマカラーを決め鮮やかな衣装が割り当てられています。

また 帰蝶の着物の柄には、蝶をあしらったり、「松永久秀は花火のよう人」という監督の説明から、演じる吉田鋼太郎さんの衣装はそのまんまド派手な花火を、施したり遊び心が見られます。

大河ドラマ1本の衣装となると、主要人物からエキストラ一人一人の衣装を、仕立て方や縫製の方法、染めまで膨大な作業が待っています。

しかし、黒澤さんは流れ作業にならないように、丁寧に作業するように心がけているそうです。

確かに、遊んでいる子どもや町で働く人々、農民を見ると誰一人同じ衣装に人はいませんね。

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「麒麟がくる」の色や衣装が鮮やかな理由

「麒麟がくる」の野盗が明智家の陣地に襲い掛かる冒頭シーンは、カメラワークもさることながら、田畑の緑とカラフルな衣装の鮮やかさに度肝を抜かれましたね。

なぜ衣装をここまで鮮やかにしてのか、その理由について考えてみたいと思います。

4K放送だから

2020年の大河「麒麟がくる」より4Kで撮影されることになりました。

その高画質を生かすべく、色味をくっきり出す映像に仕上げています。

4Kは映像の横(水平)の解像度が約4000画素もあり、細部まで高精細な画質を実現できます。

それを、地上波で見る場合は、4KからHDRに落とし込んで放送しているので、ものすごく鮮やかに感じてしまうようです。

「麒麟がくる」では、はっきりした部分を損なわないように、コントラストと鮮やかさを重視した映像作りになっています。

半世紀以上も続いてきた大河の伝統と最新技術の融合が生み出す映像美は必見ですね。

戦国時代に好まれた色は派手だった

実は、 戦国時代は日本の歴史のなかでも派手な色が使われていた時代。

鉄砲が広まるにつれて、合戦規模が大きくなってくた戦国時代は、敵味方の識別性を高めるために、原色や異色の強烈な色が用いられました。

布を染める際は、木の根や草で染色するので、材料には困らない農民や地方に住む人々も鮮やかな着物を着ていたようです。

衣装デザインを手がけた黒澤和子さんの父・黒澤監督も『乱』という映画を撮る際に、過去の文献を調べたところ、

ナウいなんてもんじゃない。今の方が古いよ

と驚きの声をあげたそうです。

戦国武将でなく一人の青年として

明智光秀は、織田信長を裏切った謀反者というイメージがありますが、今回の「麒麟がくる」では、光秀を初めから地位のある武将ではなく、ごく普通の青年武士として登場させています。

結果的に織田信長に反旗を翻すことにはなっていきますが、そこに至る過程までの友情や恋を、青春群像劇のように描いていく予定です。

そのため、これまでの大河ドラマは、重厚感を出すためなのか抑えた色味や埃っぽさを出した演出が多かったですが、現代のドラマに慣れた若者にも受け入れやすいように映像を非常にクリアにし、カラフルな演出をしているのではないでしょうか。

これにより、主人公が特別なものではなく、現代にも通じるような人物としての親近感を持たせているのです。

「目がチカチカ」するなど批判的な意見もありますが、普段みているバラエティの方がよっぽどチカチカしますよね(笑)。

戦乱で厳しい時代ではありましたが、庶民は少なからず、小さな楽しさを見つけて日々を生きていたことが衣装からもみてとれますね。

↓『麒麟がくる』相関図・キャスト・あらすじはコチラ↓

最後に

『麒麟がくる』 の衣装をみていくと、戦国時代に詳しくなくても、明智光秀を知らなくても問題なし。

ひとりの青年の物語として楽しめるドラマになっていることが分かりました。

光秀の行く末もワクワクしますが、登場人物の衣装にもこれから注目していきたいです。

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