サザエさん歴代の声優一覧!交代した歴史や年齢をご紹介
日本人なら一度はみたことのある国民的アニメといえば『サザエさん』ですね。
半世紀以上も放送されている『サザエさん』には、魅力的なキャラクターがお馴染みの声登場しますが、どんな声優さんが演じているか気になりませんか。
そこで今回は、『サザエさん』の声優(顔写真付き)の声優と年齢、交代歴を一覧にしてみました。
サザエさん歴代の声優一覧!交代歴や年齢は?
※声優の年齢は2020年現在のものとなっております ご了承ください。
レギュラーキャラクター | |
フグ田サザエ (24歳) |
加藤みどり(83歳) 1969年から現在までサザエ役を演じている。当初はカツオ役でオーディションを受けた。そこでサザエさん専属の声優をお願いされ、この仕事1本で生活できるようにと他の声優よりギャラは高く設定されている。『大改造!!劇的ビフォーアフター』のナレーション“なんということでしょう~”のフレーズでもお馴染み。 |
フグ田マスオ (28歳) |
近石真介(89歳) (担当1969-1998) 現在も現役で活躍する声優界の重鎮。近石が演じたマスオさんは、その後の声優と比べて明るくややコミカルなキャラだった。他に『猿の惑星』コーネリアスに吹き替え、『はじめてのおつかい』のナレーションも務める。 ↓ 増岡弘(享年83歳) (担当1998-2019) マスオさんの「えぇ~!?」のセリフは増岡のアドリブから生まれた。ハスキーでやや抜けた声が特徴。高齢によりマスオ役の卒業を申し出た。他に『それいけアンパンマン』ジャムおじさん『未来少年コナン』の料理人・グッチなどを担当。2020年 83歳でガンにより亡くなった。 ↓ 田中秀幸(72歳) 優しく落ち着いた理知的な声質で人気の声優。他に『SLAM DUNK』木暮公延、『名探偵コナン』工藤優作などを担当。 |
磯野カツオ (11歳) |
大山のぶ代 (担当1969-19) 独特の声質を生かし、ドラえもんの声を26年担当。カツオ役は、2カ月で自分から降板を申し入れた。 ↓ 高橋和枝(享年70歳) (担当1976-2005) カツオ役を26年間務めた。ボーイッシュで巻き舌気味の元気な声が特徴。他に『快獣ブースカ』ブースカの声優としても知られている。 ↓ 冨永みーな(56歳) 高橋和枝が収録中に倒れたため代役を任され、その後、高橋が体調不良で降板したため正式にカツオ役を任された。伊佐坂浮江や花沢さんを担当していた時期もある。他に『それいけアンパンマン』のドキンちゃん役も務めている。 |
磯野ワカメ (9歳) |
山本嘉子(83歳) (担当1969-1976) 7年間ワカメを担当したが、フランス・パリへ行くために降板した。他に『オバQ』ドロンパ役でも知られる。 ↓ 野村道子(82歳) (担当1976-2005) ドラえもんのしずか役をも務めていたが、2005年勇退するにあたって、ワカメ役も同時期に降板。他に『さるとびエッちゃん』猿飛エツ子としても知られる。 ↓ 津村まこと(57歳) 少年役を多く演じることから男性に間違えられることが多い。他に『アストロボーイ』アトム、『デジモンテイマーズ』松田啓人の声で知られる。 |
フグ田タラオ (3歳) |
貴家堂子(87歳) サザエの加藤に続き、初期からタラオを演じている。一般的に年を重ねると声が低くなるののだが、貴家さんは87歳になっても3歳児のタラオの声を維持している。他に『ハクション大魔王』のアクビ役でも知られる。2023年に他界。享年87。 ↓ 愛河里花子(55歳) 『とっとこハム太郎』のこうしくん、『ケロロ軍曹』ダソヌ☆マリ、『ポケットモンスター』コダックやゼニガメ、『かいけつゾロリ』イシシの声優として知られる。2023年3月より担当。 |
磯野波平 (54歳) |
永井一郎(享年82歳) (担当1969-2014) 人情味や威厳あふれる老人などのキャラクターを多く演じた。44年間波平を担当し、「バッカモーン!」など名台詞を生み出した。他に『スターウォーズ』ヨーダ『天空の城ラピュタ』モウロ将軍『ゲゲゲの鬼太郎』子なき爺などで知られている。 ↓ 茶風林(61歳) 『ちびまる子ちゃん』永沢くん、『名探偵コナン』目暮警部役の声優として知られる。芸名の茶風林はチャップリンからきている。 |
磯野 舟 (50ン歳) |
麻生美代子(享年92歳) (担当1969-2015) 舟を46年間担当。お母さん役や嫌なおばさん役を演じたらピカ一の声優。他に『アルプスの少女ハイジ』ロッテンマイヤー役『和風総本家』のナレーターでも知られる。 ↓ 寺内よりえ(70歳) 舞台や洋画吹き替えメインで活躍してきた声優。何度も行われたオーディションで舟役に抜擢された。 |
サブキャラクター | |
波野ノリスケ (24~26歳) サザエ、カツオ、ワカメとはいとこ同士。 |
村越伊知郎(享年76歳) (担当1976-1998) 『超人バロム』バロム1の声を担当。病気療養のためノリスケを降板後は舞台俳優として活躍した。 ↓ 荒川太郎(享年56歳) (担当1998-2000) 2年間ノリスケを担当。他に『銀河英雄伝説』マリノ『忍たま乱太郎』松千代先生で知られている。 ↓ 松本保典(63歳) ムーミンパパ、『ドラえもん』ののび太の父・野比のび助の声でも知られている声優。荒川太郎とは生前から交流があった。 |
波野タエコ (22歳くらい) |
No Image 落合美穂 (担当1970-1974) ↓ 恵比寿まさ子(75歳) (担当1974-1979) 日テレ版『ドラえもん』で初代しずかちゃんの声を担当したこともある。他に『ジャングル黒べえ』のたかねを演じた。 ↓ 塚田恵美子(70歳) (担当1979-2013) 上品で優しい声に定評がある声優。『魔法のプリンセス ミンキーモモ』王妃様役『機動戦士ガンダムIII 』ゼナ・ザビ役 ↓ 小林さやか(52歳) 洋画吹き替えを多く担当しており舞台女優としても活動。サザエさんでは堀川君も兼任している。 |
波野イクラ (1歳半くらい) |
効果音 (1970-1971) ↓ 桂玲子(83歳) 「ハーイ、チャーン、バブー」のセリフだけで1971年からイクラを演じ続けている。他に『一休さん』さよちゃん、『新オバケのQ太郎』のO太郎役、『Dr.スランプ』チビル役で知られる。 |
カツオのクラスメイト | |
中島弘 (なかじまくん) (11歳) |
白川澄子(享年80歳) (1971-2015) 「いーそのー」の言い方を定着させた初代・中島の声優。他に『ドラえもん』の出木杉くんの声優としても知られている。 ↓ 落合るみ(49歳) 明るく朗らかな声が評価され、オーディションで中島役を勝ち取った。他に『ナルト』夕日紅役で知られている。 |
花沢花子 (はなざわさん) (11歳) |
秋元千賀子(不明) (担当1971-不明) 秋元が演じる花沢さんは、いまよりも可愛らしい声だった。『機動戦士ガンダム』シリーズなどに出演。 ↓ 山本圭子(79歳) 『ちびまる子ちゃん』山田笑太、『がんばれ!!ロボコン』ロボコン、『ゲゲゲの鬼太郎』砂かけ婆、『天才バカボン』バカボンで知られるの声優。穴子夫人を兼任。 |
早川さん (11歳) |
潘恵子(67歳) (担当 不明-1989) 出産のため早川さんを降板。『セーラームーン』ではルナとクインベリル2役演じた。娘の潘めぐみも声優をしている。 ↓ 冨永みーな(56歳) (1989-1998) ↓ 川崎恵理子(49歳) ナレーター女優としても活動。サザエさんでは、ウキエさんを兼任。ドラマでは作者の長谷川町子さん姉役を演じたこともある。 |
実写版サザエさんの歴代キャストは⇒こちら
↓『ちびまる子ちゃん』声優一覧は⇒こちら↓
『サザエさん』の声優の高齢化
『サザエさん』は50年以上続くアニメということで、声優さんの高齢化が進んでいます。
サザエさん登場人物と声優の年齢(現在)
登場人物 | 声優 |
フグ田サザエ(24歳) | 加藤みどり(83歳) |
フグ田マスオ(28歳) | 田中秀幸(72歳) |
磯野カツオ(11歳) | 冨永みーな(56歳) |
磯野ワカメ(9歳) | 津村まこと(57歳) |
フグ田タラオ(3歳) | 貴家堂子(87歳) |
磯野波平(54歳) | 茶風林(61歳) |
磯野 舟(50ン歳) | 寺内よりえ(70歳) |
波野ノリスケ(24~26歳) | 松本保典(63歳) |
波野タイ子(22歳位) | 小林さやか(52歳) |
波野イクラ(1歳半位) | 桂玲子(83歳) |
中島弘(11歳) | 落合るみ(49歳) |
花沢花子(11歳) | 山本圭子(79歳) |
早川さん(11歳) | 川崎恵理子(49歳) |
伊佐坂難物(60歳位) | 中村浩太郎(57歳) |
『サザエさん』の主要キャラクターの声優に、20代~30代の声優は1人もいませんでした。
一番若くて49歳であり、初期から出演している サザエさんの加藤みどりさんは83歳、タラちゃんの貴家堂子さんは87歳、イクラちゃんの桂玲子さんは83歳となっています。
イクラちゃん1歳半の声を83歳のおばぁちゃんが演じ、「ハーイ!」「チャーン」「バブー」の3語のみを駆使し50年以上務めてきたメンタルは凄いの一言。
しかし ここ最近、『サザエさんの』声優陣は高齢やご病気、亡くなったなどで交代が続いており、2000年以降だけでも主要キャラクターであるマスオ、ワカメ、波平、フネの4人が変わっています。
最近では、2023年2月にタラちゃん役の貴家堂子さんがお亡くなりになったことで、初代からの声優がサザエさん役の加藤みどりさんだけになってしまいました。
何気なく『サザエさん』を見ていて、「アレ?」と思った方も多いでしょうが、長寿アニメなので仕方ないことですね。
これまで、多くの声優交代があり、そのたびに「前の声優さんがよかった。」「違和感がある」と言われてきましたが、時間がたてば、新しい声優さんの声質や話し方のクセも定着していくものです。
何人もの声優さんが受け継ぎ、半世紀以上も続いていること自体が奇跡的なことですし、昭和の良さをこれからも長く伝えていって欲しいです。
最後に
『サザエさん』の声優をまとめてみると、これまで多くの交代があることがわかり、その原因は声優さんの高齢によるものだと判明しました。
今後も、キャラクターの声が突然変更になるかもしれませんが、『サザエさん』の世界そのままに、温かく見守っていきたいですね。
増岡さんのところ『未来少年コナン』のダイス船長は永井一郎さん。
ご指摘ありがとうございました。増岡さんは、グッチでしたね。